おはようございます。
医師、看護師の転職支援を
個々の事情に合わせてオーダーメードで展開する
ジーネット株式会社の小野勝広です。
ずいぶん前に話題になったようですが、
私は今まで知らず、
この度たまたま知る事ができて
感じ入るものがありましたのでご紹介致します。
重い心臓病を患う
長野県箕輪町の中学1年山田倫太郎君(13)が、
「医者になってお兄ちゃんを治す」と言い始めた
4歳の弟あてに、
自身の体験をもとにした
「患者が望む理想の医者」をつづった。
良い医者の心得は、全部で8カ条からなる。
■倫太郎君の「理想の医者」8カ条
・患者さんの家族、趣味など、
患者さんの生活全体を見て接しよう。
・患者さんは、誰もが自分の受ける治療や検査などに、
不安を抱えている。
しっかり、分かりやすく説明してあげよう。
・患者さんは、いつ苦しみだすか分からない。
大事なのは、その時に、君が患者さんのために、
とっさに体が動かせるかだ。
・入院している患者さんにも、自分の生活がある。
検査や治療は出来る限り患者さんの生活に
合わせてやるべきだ。
・入院している患者さんにとって、
ベッドは我が家のようなものだ。
採血や問診に行く時は、
人の家に行くような感じで行こう。
・患者や、患者の家族は、
手術や検査の結果を心待ちにしている。
終わったらすぐに知らせてあげよう。
・患者さんとの関係は、
治療が終わればおしまいという訳ではない。
・医師はどんな状況でも諦めてはならない。
思わぬ治療法があるかもしれないし、
悪い状態は一時的なものかもしれないからだ。
医師が絶望的と思っても、患者さんや家族にとっては
違うかもしれない。
フォンタン術後症候群という難病を抱え、
何度も生死の境をさまよってきたそうで
病院での生活が長いのでしょう。
医師や看護師をずっと近くで見てきたとは言え、
13歳の少年が書いたとは思えない
素晴らしい8項目です。
実際に主治医や看護師の評判は上々らしく、
長野県立こども病院の循環器小児科部長、瀧聞浄宏さんは
「医者のことをよく見ている。ハッとさせられた。」
前の主治医で、長年倫太郎君をみてきた
長野県立こども病院循環器センター長の安河内聡さんは
「彼の文章には生きることへの感謝と真摯な姿勢が
あふれている。かみしめて読んでほしい。」
と、おっしゃっているそうです。
きっと心を打たれるドクターも多いと思いますし、
医療現場で働く方々も、
ハッとさせられるのでしょうね。
ただ、これって医者と患者、
看護師と患者の間だけでなく、
ビジネスマンとクライアントでもそうだし、
ちょっと形を変えれば、
様々な人間関係に適用する事が
できるんだろうなあと思いました。
どこかで、
「医者にとって患者はたくさんいるが、
患者にとって医者は主治医のあなたしかいない。」
なんて言葉を知りましたが、
まさにこういう事なのでしょうね。
うむ、実に唸らせられる文章です…。
きっと倫太郎君自身も、
様々な医療者と接してきて、
いろんな思いをして、
良い人、悪い人を判断する力が付いたのでしょう。
倫太郎君の回復をお祈りしつつ
弟君の医師への道を、応援したいです。
それでは、また…。
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