おはようございます。
医師の転職を個々に寄り添い、
オーダーメードでご支援している
ジーネット株式会社の小野勝広です。
15歳からの「仕事」の教科書①
「医者のしごと」
聖路加国際病院 院長
福井 次矢 丸善株式会社 を読みました。
先日、下記のブログを書きました。
医師になるには
こちらは中高生に向けて
医師という職業を教える本の紹介ですが、
結構自分自身が勉強になり、
やはり基本を疎かにしては
アカンね~と思ったものですから、
第二弾で本書に手を伸ばしてみました。
著者の福井次矢先生は、
聖路加国際病院の院長。
本文にもありましたが、
名誉院長である日野原重明先生から
様々な事を学んだようで、
医療に取り組む姿勢や
患者への接し方の元となるポリシーなど
さすがと思わせる真摯な考えをお持ちです。
医師としての生き方や
医療への思いなど、
非常に勉強になりましたし、
医師だから…ではなく、
すべからく仕事に取り組む姿勢として
良い学びとなりました。
目次をご紹介しますと…
1章 医者の仕事
① 医者は、患者と病気を理解する (診察/検査)
② 医者は治療方針を決めて治療する(診断/治療)
2章 医療の考え方
③ 医者は、病因を身体の「内と外」に分ける(かぜ/がん)
④ 医者は、病気を「生物、心理、社会」から見る(うつ病/動脈硬化)
3章 医者の仕事場
⑤ 医者は、様々な病気・病状の患者を診る(診察室・検査室/救急室)
⑥ 医者は、様々な医療スタッフとともに働く(病棟/医事・医療情報)
4章 医者の生き方
⑦ 医者は経験を積みながら学習を続ける(大学教育/臨床実習)
⑧ 医者は、様々な生き方を選択できる(卒後研修/進路選択)
5章 医療の問題
⑨ 医者は、時代や社会に大きな影響を受ける(医療事故/医療制度)
⑩ 医者は、科学・技術の進歩に影響を受ける(臓器移植/総合医療)
なにぶん職業をこれから選ぶ事になる
中高生向けに書かれておりますから、
医療の奥深さや
最新医療の動向までは網羅できていませんが、
非常に幅広い分野を
簡潔かつわかりやすく読めるように
工夫されている事が理解できます。
私のような医療に携わる仕事をしていますと、
正直目新しい内容はなかったですが、
医者の仕事ってこうなんだよとか、
医者になるにはこういう事を考えて、
行動できないといけないんだよとか、
これから医師を目指す若者たちには
大変に参考になるのではないでしょうか。
うちの娘もイチ時期、
お医者さんになる…と言っていた
時期もありましたが、
その後、パティシエになるとか、
看護師さんになるとか、
保育士になるとか、
アイドルになるなどの時期を経て
今ではフィギアスケートの選手になるなどと
申してますので(笑)、
本書を読ませる機会は
まずないとは思うのですが、
お子さんが医者になりたいとか、
医師を本気で目指しているとか、
そういう方は是非本書を
そっと手渡してあげて頂きたいと思います。
おススメ度は ★★★★☆ と致します。
医者という仕事は
一人前になるまでの教育期間が長く、
その後も一生の間、
勉強し続けねばなりません。
やりがいがある一方で、
責任は重く、
仕事も決して楽ではありません。
たゆむことなく進歩する
医療にきちんと付いていき、
つねに最善の医療を患者さんに提供することが
医者の役目だからです。
まえがきに書かれていた文章です。
それでも医者になる!という若者が
多く出てくる事を心から祈りますし、
陰ながら応援したいと思います。
それでは、また…。
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