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キャリアの安全性を考えることでリスクを背負う?

2024年8月21日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

自分で言うのも何ですが
もう毎日、毎日、キャリアや人生について
考えに、考え抜いています。

考えたからと言って
これが正解だ!なんてものは見つかりませんし
そもそもキャリアや人生に正解なんてないと考えています。

私の場合は仕事柄、
様々な先生からキャリアや人生の悩みを伺うことが多く
必然的に考えさせられるというのもあるのですが、
きっとその先の哲学的な領域に
私自身が足を踏み出したいのだろうなとも思ってます。

 

本日のブログのタイトルは、
【 キャリアの安全性を考えることでリスクを背負う? 】
といたしました。

 

<目次>
1.キャリアに安全はあるのか?
・安全を求めると危険領域に入る?
・安全よりも大事なこと
2.キャリア戦略において最も重要な観点
・キャリアに正解はない
・常に問い続けるキャリア戦略
*まとめ

 

 

1.キャリアに安全はあるのか?

私はキャリアを「スキル」と「経験」と定義して
現状持つキャリアを冷静に分析しつつも
自分のキャリアアンカーに照らし合わせて
これからいかなるキャリアを手にしていくか?

それがキャリアプランであると考えています。

過去の結果としての今のキャリアであり、
「今」の行動が未来のキャリアを決定づけるのですね。

ごく当たり前のことですが
シビアな現実だなと思いますし、
厳格なリアルさには恐怖すら覚えます。

今、遊んでしまったり
楽をしてしまったり
サボってしまったツケは確実に未来に訪れます。

まあ、そうは言っても我々人間は
常に100%でいることなんてできませんし、
どこかで息抜きをしないと逆にテンパっちゃいますよね。

このあたりのさじ加減こそが
個性と言えるのかなと思いますけど
それが自分の未来を決めることにも繋がるんですよね。

 

・安全を求めると危険領域に入る?

キャリアに求めるものは
人それぞれで様々あるとは思うのですが、
わりと多いのが
「安定」とか「安心」や「安全」ではないでしょうか。

ただこれが難しくて
現代社会は一寸先は闇と言ったら言い過ぎかもしれませんが
寄らば大樹が通用しなくなりつつありますし、
世間的に必要とされるスキルや経験も
頻繁に変わってしまうのが特徴ですよね。

そんな時代ですから
安定を求め過ぎれば不安定になり
安心を求め過ぎれば心配が増えて
安全を求め過ぎれば危険になりかねません。

「立つ場所」も大事だけど
「立ち方」が大事なのだというところでしょうか。

個人的に思うのは
「安定」や「安心」や「安全」が欲しいならば
着実にスキルと経験を高め続けること、
そして挑戦し続けることであったり
新しい領域への関心を持ち続けるなど
実は「安定」や「安心」や「安全」から
少し遠ざかることも逆説的に必要な気がします。

キャリアを高めよう
良いキャリアを積み上げよう、
そう思うのならば
キャリアなんてクソくらえ
キャリアなんて自然と身に付くんだよ~と
ちょっと言葉は悪いですけど
心の中でこれくらいのことを考えていても
ひょっとしたらいいのかもしれませんね。
逆説的には…。

可愛い子には旅をさせよとも言いますけど
自分が可愛ければ旅をするのもいいんじゃないでしょうか。

この旅という経験値が
キャリアシーンでは
「キャリアドリフト」なのでしょう。

*キャリアドリフトとは
将来のキャリアについて、
あえて詳細な道筋を立てず節目ごとに起こる変化を楽しみ、
自然の流れに身を任せる考え方です。

キャリアは長期戦ですから
今は無駄だと思えるような経験でも
将来的に活きてくることも少なくありません。

いろいろやっておくのが無難です。

 

・安全よりも大事なこと

安定、安全、安心…。

別に考える必要がないとか
考えてはいけないというものではありません。

むしろ根底には持っておかないと
リスクが大きくなりかねませんよね。

ただそれが最重要かと問われれば
そういうタイミングもあるとは思いますけど
そういう時ばかりではないとも言えますね。

では安定、安全、安心よりも
もっと大事なのは何か?ですが、
これもいくつもありますけれど
ひとつだけ挙げろと言われれば
私は「中長期的展望」ではないかと思います。

つまり何のために?という理由にも繋がるでしょうか。

なぜキャリアを安定させたいのか?
なぜキャリアに安全を求めるのか?
なぜキャリアに安心が欲しいのか?

この理由を自分のなかで明確にして
理想像を掲げておき、
そこに向かって実現のために
今、どう考え、どんな行動を起こすのか?

準備と計画とも言えますし、
キャリアプランにもなるでしょう。

裏を返せば
こういうプロセスを経ないと
キャリアの安定、安全、安心は
なかなか手に入らないと思うんですね。

目的と目標です。

目的と目標はどちらも目指すべきものですが、
目的は物事のゴールを指し、
目標はそこへ辿り着く途中段階という点で違いがあります。

日々の活動のなかで
目標を細かく設定し、着実に達成していれば、
いつか目的に近づいてくるものではないでしょうか。

安定、安全、安心は目的です。
その実現のために
どんな目標を掲げますか?

これを中長期的展望として持ち合わせるのが
何より重要だと考えます。

 

<参考>
専門医を取得したら飛び立つ医師のキャリアへの是非とは?

 

 

2.キャリア戦略において最も重要な観点

キャリアって何だろう?
どう考えればいいんだろう?

こんな問いにペラペラと回答する人は
私はむしろ怪しげだと思っていて、
本気でキャリアと向き合って
長年熟慮している人ほど
そんなに簡単に話すことはできないと思います。

それぐらいに深いものですし、
個々それぞれで全然異なるものですし、
わかりやすい答えのないものなのですよね。

世にキャリア本は数多くありますが
実際に私もそこそこ読んでおりますけど
別に間違ったことを書いているとは思いませんけど
自分のキャリアの参考になったということはなく、
まあそういう考えもあるよね…という程度のものが多いです。

それは参考としては充分でしょうが、
本当の意味で自分のキャリアに影響するのかは
正直ちょっと微妙じゃないでしょうか?

やはりオーダーメードで
個々に寄り添ったキャリア相談が必要であると考えます。

 

<参考>
2024年度のキャリア相談について

 

・キャリアに正解はない

あなたは〇年くらい
こういう経験を積んで
次はこんな職場に転職して
こういう経験を積みましょう。

勘違いしているキャリアコンサルタントは
こんなアドバイスをしがちですけど
転職シーンで20年以上仕事をしてきた私としては
安易なアドバイスには与しません。

それはなぜか?

キャリアの根底には
人生があるわけで、
生活や家族や様々なものがベースにあるのですよね。

それをないがしろにしたキャリア設計では
大事なものを見失ってしまうのではないかと考えているのです。

そうは言っても
その人の人生観や家族構成、
あらゆるものを知った上で
キャリア上のアドバイスをするなんて
なかなか現実的ではありません。

何度も何度もお会いして
時間をたっぷり掛けられるなら別ですが
お忙しい医師の皆さんに
そんな時間を取らせるわけにもまいりません。

だからこそ私どもは当ブログであったり、
Youtube、facebook、X(旧twitter)などを通して
事前に私どもの考え方や姿勢を発信して
信頼に値するかを怖々と事前に提供しています。

こういう努力をしないと
実に表面的な転職相談になってしまい
キャリア相談とはならないと思うのですね。

キャリアを抜きにした転職相談は
いわゆる求人紹介、マッチング以外はしにくいです。

するとミスマッチが生じるのです。

希望条件だけ聞いてマッチングするのですから
その奥にある中長期的なキャリアだとか
生活や家族を考慮に入れないのが失敗要因です。

これではせっかく新しい職場に移っても
また条件や待遇が上がっても
大事な家族との時間を失ってしまったり、
自分の心の余裕がなくなったりしてしまうのですね。

熟慮すべきなのは
転職における条件や待遇ではなくて
その大元となるキャリアなのです。

どんな未来を望むのか?
どのような毎日が良いのか?

人生や生活や家族を含めて
5年先、10年先のためにキャリアを考えるべきです。

そうすると結果的に
条件や待遇も上がることが多いのです。

だってビジョンやプランが明確ならば
医療機関も採用しやすいし
定着も期待できるじゃないですか。

ただ高条件を求めてきた先生ではないんだなと。

これが私たちが求人よりも
キャリアを重視する理由のひとつです。

でも求人だけでマッチングしたほうが楽なんですよ。
ほとんどのエージェントがそっちを選んでいます。

でも我々は易きに流れず
あえて手間暇を掛けてでも
職人のようなコンサルタントとして存在することを
心から望んでこういう手法を取っています。

お陰様で多くの先生とキャリアに関する
ディスカッションを経験してきましたので、
相当のノウハウを手に入れることができました。

キャリアに正解はありません。
でも不正解はあるのです。

私たちは絶対に不正解を防いでまいります。

 

・常に問い続けるキャリア戦略

これからのキャリアは
戦略的に考えることをおススメします。

ここで言う戦略とは
「方向性」とか「ビジョン」とか
そういう大きな枠組みで考えることです。

似た言葉に戦術がありますが
戦術とは戦略を実現するための具体的実行策です。

つまり目的と手段を
混同してはいけないということに繋がります。

戦術を意識し過ぎて
戦略とは全然異なるものを実現しても
満足度は低いでしょう。

ただ考えた戦略が必ずしも正しいとは限りませんし、
時代や社会が変化したことにより
戦略を再構築しなければならないこともありますし、
ビジョンやプランが変われば
当然戦略を練り直す必要があります。

要は1度組み立てた戦略を
後生大事にするのではなく、
状況によってはいつも見直さねばならず
それこそが戦略的である所以とも言えるのですね。

答えを見つけるよりも
ずっと問い続けること。

今はこのままでいいと思えたとしても
さらにより良いものを探し続けていくこと。

キャリアをテクニカルなものと考えるのではなく
人生戦略、生存戦略、サバイバル戦略の延長上にあるものと考え、
今より少し現実を手に入れるべく努力すること。

これこそが安全、安心、安定に繋がるでしょう。

大きな組織に入るとか
今より環境が整っている職場に転職するとか
盤石な人間関係を作るとか
価値ある資格を手に入れるとか
資産形成してFIREするとか
これらはすべて手段であって目的ではないはずです。

やはり安全、安心、安定とはなりません。

この見極めこそが
キャリアも人生でも
成功のカギを握っているのではないでしょうか。

 

<参考動画>
顔の見えるコンサルティングがジーネットのこだわりです!

 

 

*まとめ

別に安全志向や
安心や安定を求めるのが
悪いということではありません。

ただ周囲を見回していても
安全志向が強い人ほど
保守的で、挑戦をせずに、
守旧派で、既得権を守ろうとばかりする。

その結果として安全から離れて
いつの間にか危険領域にハマり込んでいるのですね。

安全を手に入れたいなら
安全なんて意識せずに
スキルと経験を高めていく
つまりキャリアアップが最善ではないでしょうか。

それでは、また…。

 

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