おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
今回は昨年出版されました
私の著書のご紹介です。
SNSなどではアピールしたのですが
肝心要のコーポレートサイトのブログでは
ご紹介するのを失念しておりました。
遅ればせながらですけど
今回は思い切り本のご案内をいたします。
本日のブログのタイトルは、
【 医師人生の分岐点で判断を誤らないキャリア戦略 】
といたしました。
<目次>
1.医師のキャリア本を書きました!
・なぜキャリア本を書いたのか?
・たったひとつの伝えたいこと
2.ジーネットの歩むべき方向性
・あくまでもキャリア支援!
・大きくなくとも正しい会社で
*まとめ
1.医師のキャリア本を書きました!
昨年の10月18日に
医師人生の分岐点で判断を誤らないキャリア戦略
というタイトルで私の初の著書が出版されました。
当ブログも随分長く書き続けていますし
各SNSも毎日更新しています。
特別賢いわけではありませんし
世に問うような素晴らしいアイデアがあるわけでもありませんが
毎日、毎日、文章を書いていると
いつか本を出せたらいいなという
漠然とした夢のような思いがありました。
実は以前にもある出版社からお話しをいただき
タイトルや目次を打合せして
さあ、執筆に入るという段階で
その出版社の社長が病に倒れてしまい
頓挫してしまうということがありました。
それ以外にも
なぜかやたらと出版の話しはいただきましたが
そのほとんどが自費出版であり、
正直私は自費出版ならやらないというポリシーを持っていて
すべてお断りをしてきました。
ですがこの度たまたまのご縁で
日本橋出版さんから執筆のお話しをいただき
自費出版でないなら書いてみようと思い
チャレンジをした次第です。
そもそも本を出すには
どういうプロセスがあるのか?
全然知りませんでしたけど
文章を書くのは苦ではありません。
1~2週間くらいで
ガッと書き上げて
その後、諸々の調整を入れて
ようやく出版までこぎつけました。
所詮、私がこの手で書き上げたものですので
そんなに大した内容ではありませんけど
年内だけでも多くの医師の皆さんから買ったよ~とか
読んだよ~というお声をいただけて
とても嬉しく思いました。
果たして出版社さんが
損益分岐点を越えるのかどうか(苦笑)
若干不安ではありますが、
出版社の社長さんはこういう内容の本は
わりと息が長いので大丈夫でしょうとおっしゃってましたので
私が気にしなくてもいいかと勝手に安心しています。
・なぜキャリア本を書いたのか?
日常的に文章を書いていること、
そのほとんどが転職・開業の前提となる
医師のキャリアについてであること、
私自身読書が好きで
ここ30年くらいは年間70~80冊程度読んでおり
読後は書評をブログに書いていたいこと。
ある読書好き医療コンサルタントの「書評」ブログ!
こんな背景がありましたので
書くということに対しては不安はありませんでした。
そして医師紹介会社、
クリニック開業支援会社を経営していくなかで
これからの時代は医師にもキャリアプランが必要であると
もう10年以上前からずっと語り続けていて
その思いは強くなるばかりです。
すでに50代も半ばになる私ですし
なんと社会人経験は早くも30年を越えるのですね。
営業パーソンとして
実に多くのお客さんと出会ってきましたし
管理職として
多くの部下を持ってまいりました。
その後は経営者となり
それなりの経験値は積み重ねてきたつもりです。
医師の転職、クリニック開業のコンサルタントとして
最前線で活動を続けるなかでも
とても多くの学びも得てきました。
私の言うことが正しいだなんて
そんな傲慢なつもりは全くありませんし、
自分で言うのも何ですが
そんなに大層なことは書いていません。
ただキャリア支援を仕事としており
年柄年中キャリアについて考えてきた人間として
自分の考えていることを思う存分に書いてみて
少しでも参考にしていただける方がいらっしゃったら
もうそれだけでも望外の喜びであると思ってます。
・たったひとつの伝えたいこと
私が本書を通じて
たったひとつだけ伝えたかったこと。
これもまあ大した話しではありませんけど
「きっかけ」の提供なんですね。
キャリアを振り返るきっかけ。
キャリアを考えるきっかけ。
もし本書を読みながら
自分だったらどうするかな?とか
そういう未来への展望が
少しでも頭の中に思い浮かんだら
それだけで本書には価値があったと
図々しくも思ってます。
たぶん本書に関心を持つ方や
本書を手に取っていただいた方は
そもそもご自身のキャリアに対して
何らかの課題感とか
悩みをお持ちだったのではないでしょうか。
でも人って
自分だけで1人で考えていても
何だか悶々としてしまって
停滞感を味わうことになったりするんですね。
その時に、こういうことを考えてみたら?とか
こういう事例があるよ!とか
そんな第三者からの客観的な導きがあると
急に視界が拓けたりするものなんですよね。
本書の役割はそういうところです。
別に正しいことなんて書いてません。
こうすべきだなんてことも書いてません。
書いてあるのは
考える「きっかけ」となるネタだけです。
おそらくお読み下さる方は
個々それぞれが違う箇所を
「きっかけ」になさるのではないかと思います。
そういうふうに書いたというのもありますが
そもそもキャリアというものがそういうものです。
個別具体的なものだけに
変に正解に導くというのはおかしなものです。
どころか、害悪ですらないかと考えます。
100人いれば
100通りのキャリアがあるはずなんです。
万人向けのキャリアなんて
右肩上がりの経済成長をしていた頃の
懐かしき名残りでしかありません。
令和の時代では通用しません。
むしろ他者との差別化をいかに図るか?
こっちを考えるほうが
よほど自分の人生にとって有用ではないでしょうか。
良くも悪くも難しいことは何も書いてありませんので
それこそ小説を読むくらいの気軽さで
どうか本書を何かの「きっかけ」にしていただければと思います。
<参考>
40代、50代、60代の医師だからこそのキャリアプラン!
2.ジーネットの歩むべき方向性
私どもは医師の転職支援をする紹介会社であり、
クリニックの開業支援をする開業支援会社です。
でもそれだけをこなす会社にはなりたくなく
社内でも口を酸っぱくして言い続けているのは
我々は医師の「キャリア支援」の会社であるということです。
もうひとつ言いますと
例えばキャリアカウンセリングとか
コーチングとか、
ティーチングとか
メンタリングとか
そういうものがしたいのではない。
きちんと結果まで責任を持つ
コンサルティングをするのだというのを大事にしています。
転職して大成功とか
開業しておめでとうではなく、
転職して数年後も充実した日々を送っているとか
開業して多くの患者さんに恵まれて
経営的にも順調ですというところまで、
そこまでやってこその存在価値だと考えています。
私たちは金儲けのために
事業をしているのではない。
お金は結果論であって
その前によい仕事をすること。
よい仕事をすれば
お金なんて後から付いてくる。
損得ではなく善悪。
そういう方向にこの会社を導いてまいる所存です。
・あくまでもキャリア支援!
転職って何のためにするんですか?
開業って何のためにするんですか?
この問いことが
我々コンサルタントには問われます。
問われるのですが
そこまで考えている同業者は少ないでしょう。
なぜなら会社や上司にノルマを与えられて
KPIでガチガチに縛られて
まるでラットレースのように
給料をもらうためだけに仕事をしているのです。
これじゃよい仕事なんてできません。
社員は疲弊するだけではないでしょうか。
転職も開業も理由は人それぞれです。
逆に言えばその「理由」を知ることで
適切なサポートができるんです。
理由をないがしろにしてしまうと
ただのマッチンガーに落ちぶれますし、
ただの開業させ屋に落ちぶれます。
食うためにしょうがないだろう…なんて言う
バカな上司と一緒に仕事をするのは疲れますよね。
私たちは転職、開業の根底に
「キャリア」を置いています。
キャリアとは「スキル」と「経験」です。
仕事は「事に仕える」と書きますが
別に会社の言うことを妄信せよとか
上司の指示は確実に守れということではないんですよね。
大人として
最低限のコミュニケーションは
経営者や上司や同僚とも取るべきではありますが
「事」に対して誠実であるべきなのが仕事です。
希少性のあるスキルや
高い経験値を持つ人は
重宝されることが多いと思われます。
それは「事に仕える」ことが
できているからではないでしょうか。
キャリアとは
組織に埋没したり、
魂を悪魔に売り渡したり、
忖度とご機嫌取りから脱出するための
ひとつのツールです。
おかしな言い方をすれば
いつでも今の職場を辞めることのできる
自分になっておくというのは
生存戦略として重要ですよ。
スキルと経験というキャリアがあれば
これは「矛」にも「盾」にもなるわけです。
だから次の職場とか
次の経営ステージというだけでなく
もっと視野を広く
次の次、そしてその次と
中長期的な展望を考えるのがいいんですね。
キャリアの有無は
人生を左右すると言っても過言ではないと
個人的には思ってます。
だからこそのキャリア支援です。
転職や開業はあくまでも手段です。
目的はキャリアアップであり
充実した毎日を手に入れることであり
人生を豊かにすることではないでしょうか。
私たちの転職支援、開業支援は
ここからすべてを構築しています。
・大きくなくとも正しい会社で
私は仕事が「美学」が大切であると考えています。
だけどこういう考えは
資本主義社会では歓迎されないでしょう。
普通なら上場を目指して
売上を倍々に増やして
会社をどんどん大きく成長させるのが
経営者としての正しい姿勢なのだと思います。
が、私はそういう常識には捉われません。
別にそんなことがしたいわけではないんです。
ただただ真っ当な事業を続けたいだけです。
おそらくそんな人間は
この資本主義社会では経営者として失格なのでしょう。
でもそういう人にしかできないものが
世の中にはあると思いますし
そういう人もいてもいいんじゃないかと思うのですね。
みんな一緒じゃつまらないし
経営者と言ったって千差万別です。
売上がなくて
切羽詰まって
悪事に手を染めるような
そういう経営者にはなりたくないですし、
売上が上がっても
やりたくないことをするような
そんな死んでるみたいに生きたくもないです。
私が考えているのは
「今を誇れる」ということだけです。
だからこそ私らしい
ジーネットらしい
キャリア支援を愚直に貫き通す所存です。
えっと、そんなこんなで
この本を書きました。
よろしければ是非お手に取ってみて下さい。
<参考>
医師に事前に情報を発信するジーネットの姿勢の理由とは?
*まとめ
本の紹介がきちんとなされたのか
若干不安ではありますが、
まあこれも私らしいかと思います。
キャリアに正解なんてない。
だからずっと問い続けるものだ。
そう考えているからこそ
本書に書かれている内容も
これで終わりではなく
さらに刷新していかねばならないと考えています。
キャリアって
どこにヒントが隠されているかわかりませんし
「きっかけ」なんてほんの小さなものだったりします。
だからこそもっとざっくばらんに
キャリアを語り合える世の中になったらいいですね。
私どもがキャリア相談に力を入れているのは
まさにそれが理由であり目的です。
実際にキャリア相談の中から
何か「きっかけ」を得て
表情がパッと明るくなって
明日からの仕事にモチベーション高く挑めそうだとか
こんなお言葉をいただくと
私どもとしてもやって良かったとつくづく思います。
今後も弊社らしさを失わずに
しぶとく、真っ直ぐに歩んでまいります。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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