おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
弊社は3月決算ですので
今回のブログが2024年度最後となります。
毎年のことではありますが
やはり経営者として
ビジネスパーソンの1人として
この3月を迎えるというのは
なかなかドキドキなのです。
1年間の事業の答え合わせですから
赤字は赤点みたいなものですし、
きちんと黒字で終えたいものです。
さあ、今年度はどんな通知表になりますでしょうか。
実際には決算処理を行ってからとはなりますが
ある程度の結果は出ています。
本日のブログのタイトルは、
【 2024年度の反省と2025年度の豊富 】
といたしました。
<目次>
1.2024年度の反省
・7割を超える成約率
・転職の先を見据えるキャリア支援
2.2025年度の豊富
・激増するクリニック開業支援
・増え続ける付随サービス
*まとめ
1.2024年度の反省
あくまでも手元集計ではありますが
おかげさまで今年度も黒字で終えることができそうです。
うちはシャカリキに儲ける気はなく
「スモール・イズ・ビューティフル」な会社です。
なんてことを経営者である私が言うのはどうなんだ?とは
自分でも思うのですけど
やれ上場を目指そう!とか
〇億円企業になろう!とか
そんなことはサラサラ考えておりません。
私がやりたいのは…
・有難うと言われる仕事
・なくてはならない仕事
・心の底からやりたい仕事
・AIに置き換えられない仕事
・プライスレスでプレミアムな仕事
こういう仕事なのです。
資本主義社会のなかでは
甘ちゃんと言われても致し方ありませんが
ノルマにヒーヒー言って社員を疲弊させたり
KPIでがんじがらめにマネジメントするのは
私に言わせれば何も考えていない
バカな経営者、管理職なのですね。
KPIなんて
無能なマネージャーが
仕事をしているフリをするための
錬金術と考えています。
いいのです。
資本主義的に上手くいかなくても
毎年社員の給料を上げて
将来のために少しずつ蓄えを増やせるならば
ちょっとの黒字がちょうどいいのです。
経営者は3年でバカになる。
私が38歳の時に初めて経営者になり
大先輩にアドバイスされた言葉です。
本当にその通りだと思います。
カネ、カネ、カネ、
売上、売上、売上、
利益、利益、利益って
バカじゃないですかね?
クライアントに喜んでもらえれば
自然と手に入るものじゃないですか。
手段と目的を混同させており
後先が逆になっていると思います。
と、私は考えますので
私の価値感で弊社は運営をしているのですが
それを良し!と言ってくれる社員に今は囲まれており
否と思う人たちは去っていきました。
それでよいと思います。
私ごときが万人受けするはずがありませんし、
何より今を誇りに思えていますので
今のメンバーたちと
楽しくいい仕事をしていきます。
私たちの目的は儲けることではありません。
いい仕事をして喜んでもらうことですので
だから職人のように1件1件にこだわり抜いて
有難うの輪を広げてまいります。
シェアハピネスです。
きっと今のうちの社員たちは
そうだ!そうだ!それが私たちだ!と
共感してくれるでしょう。
ホントいい会社になってきました。
・7~9割を超える成約率
私たちの経営理念は
「enjoy contribution , enjoy justice , enjoy freedom」です。
今までは「正しく、楽しく、たくましく」でしたが
今年度から進化させました。
貢献を楽しもう。
正しさを楽しもう。
自由を楽しもう。
そんな意味を込めたのですが
楽しくなければ仕事じゃない!
クライアントに貢献すればビジネスは成立する。
常に正しくあれば医師から声が掛かる。
自由な発想で奇跡を起こす。
このように考えて
カッコつけて英語にしました(笑)
その結果としての
今年度の目標達成であったと思いますし
毎日とても良い雰囲気で仕事ができていますので
やっぱり自由で楽しいからこそ
いい仕事は生まれてくるのだろうなと思います。
弊社の転職支援に関しては
成約率が7割を優に超えます。
つまり転職のご相談を受けて
入職に至る先生が10人中7人以上ということです。
最大手の医師転職エージェントは
1人の担当者が10人のドクターを請け負っても
その中から1人決まるかどうか…
つまり10%以下の確率と言いますから
弊社の確率は圧倒的と言ってもいいでしょうか。
無理に転職に導いたり
無理に紹介先の医療機関に押し込んだり
そういうことを戒めていますので
最初から最後まで
キャリアという観点で
今より少しより良い未来を
手に入れるためのお手伝いと
社員一同がオーダーメードにこだわってくれているお陰です。
ちなみにですね
決まらなかった2~3人のドクターだって
キャリアを振り返ったら
今はまだ動くべきではないと決断したとか
本当にいい転職をするためには
今の病院でもう少しキャリアを積もうと思ったとか
もの凄いポジティブな理由で決まらなかったんです。
でもきっとこういう先生方は
数年後に戻って来てくれると思ってます。
事実、3年、5年くらい経った時に
お待たせしました…と
再度お声を掛けて下さるケースは多いんですよ。
こんな転職エージェントは
なかなかないのではないかなと勝手に思ってます。
ちなみに9割という数値に関してですが
後ほどクリニック開業については詳しく語りますが
弊社に開業相談にお越しいただいた先生のうち
そのまま弊社に開業支援をご依頼いただく確率です。
つまり10人いらっしゃったら
9人の先生がそのまま弊社にご依頼いただくのですね。
こんな開業コンサルタントは
絶対に他にはいないと断言できます。
誠に僭越ですが
同業他社とは段違いのレベルと言えるでしょうか。
弊社は「量」をさばく会社ではなく
「質」重視の会社であるという証明と思います。
・転職の先を見据えるキャリア支援
なぜこんな高確率が実現できるのか?
ぶっちゃけ社長の問題です。
別に私が優れているのではなく
私が現場をよく知り
今でも現場に顔を出し
社員のすべての行動の責任を持ち
本気で転職支援をしているだけの話しです。
だけとか言いましたけど
医師の転職エージェントの社長で
こういう人はそう多くはありません。
だいたいが…
①親会社からの出向で、いずれ戻る人
②転職支援の素人で名前だけの社長
③昔は現場に出ていたけど今は遊びが優先
どうでしょうか?
この3つに9割くらいの社長が
残念ながら当てはまるのではないでしょうか。
①、②はもう言語道断です。
素人社長なのですから
現場を一向に理解しておらず
判断を誤りまくるでしょう。
それでも権威を保つために実行するのが
ノルマやKPIなのですよ。
社員にとっては
バカバカしいにも程がある。
不適切にも程がある…「ふてほど」って奴ですね。
③も大問題です。
昔はスゴイ人でも
少し儲けたら情熱を失うなんて
だったらさっさと引退した方がいいでしょう。
えっと、話しが大きくズレました(笑)。
なぜ弊社は高確率なのか?
ひと言で申し上げれば
高確率を狙っていないからです。
私たちがブレずにやり続けているのは
その先生の5年後、10年後のキャリアが
今より良くなるか?それしか考えていません。
いつも申し上げることですが
転職はあくまでも「手段」であって
大事なのは「目的」を果たすことです。
これを私どもはキャリアアップ、
数年先にさらに良い医師人生を過ごせるように
ただこの点だけを愚直に追い掛けているのです。
もし弊社のご案内した医療機関より
他社がご案内した医療機関のほうが
先生のキャリアにプラスになるならば
素直にそちらをおススメします。
おそらくこんな会社は他にないんです。
だから我々が評価されるのかもしれません。
こういう考え方こそが
「スモール・イズ・ビューティフル」であり
弊社のレゾンデートルと言えるのかもしれません。
<参考>
最近転職エージェントの質って落ちてない?という医師の疑問
2.2025年度の豊富
おかげさまで2024年度も好業績で
2025年も事業を続けていいよというお墨付きをいただきました。
私は2040年に向けて
15年計画で頭の中に様々な展開を思い描いています。
もちろんその中には
できる、できない、やる、やらないと
いろいろあるわけですけど
経営者としてビジョンを持っておくことは大切と思います。
基本的には今まで積み重ねてきたものは
そのまま愚直に継続しますけど
変化のない毎日にはしたくありませんので
新展開はいつも模索しているのです。
医師の転職支援にしても
クリニックの開業支援にしても
ぶっちゃけすでに「レッドオーシャン」です。
しかし弊社は真っ赤かな海の中で
「ブルーオーシャン」を創りあげてきました。
どうしても私たち日本人は
100点満点を目指す傾向にあるじゃないですか?
これは教育制度の問題ですし
個々に責任があるわけではなくて
社会の課題であるのですけど
経営者は他責にするわけにはまいりません。
だから私どもは10000点を目指します。
ダメなら0点でもOKです。
そういうサービス提供を事業の「核」といたします。
・激増するクリニック開業支援
昨年は開業規制が話題になりましたが
コロナ禍が落ち着いて以降は
ご自身のクリニックを作ろうという医師が
相当に増えているように感じます。
弊社におきましても
大変有難いことに開業支援のご依頼が激増していて
嬉しい悲鳴を挙げているところです。
すでに2026年度の開業支援は手いっぱいで
2027年のご依頼をいただいているほどです。
ただ、これ、冷静に考えると
同業他社は受注できずに苦労していると思われます。
そりゃそうです。
非常に陳腐で雑な開業支援しかできないからです。
先日、SNSでボロクソに文句を言われている
開業コンサルタントがいたのですが、
まあ、あそこはしょうがないよね…と思いました。
本業が他にあり
そのための開業支援であり
全然本気じゃないからです。
抜けが多い、
全然アドバイスがないと
顔も見たくないと嘆いておられましたが
そこを選んだのは先生ですよと言いたくなりましたが
非常に質の低い開業コンサルタントが多いのは事実です。
安かろう悪かろうならまだ致し方ないですが
高かろう悪かろうのところまであり
正直、業界から離れて欲しいとすら思います。
ぶっちゃけド素人がやってるんです。
全然勉強もしていませんし、
モチベーションも決して高くありません。
グルの業者仲間で集まって
仕事を回し合って
酒を飲むだけの情けない奴らを選ばないで下さい。
初期投資も結果的に高く付きますし
私から見ればやらねばならないことをしていません。
そういう反面教師が多いだけに
私どもは本気の開業支援を続けます。
合言葉は、「そこまでやるか!」です。
そこまでやるから価値が出る。
職人コンサルタントを謳うからには
こだわりにこだわり抜く。
経営者である私が率先垂範し
社員個々の強みを発揮します。
開院後に先生が困らない。
そういう開業支援を
我々はトコトン追求します
そのために各業界で最高の業者さん達を見つけて
気持ち良く協働してまいります。
・増え続ける付随サービス
弊社の主力事業は
医師の転職支援と
クリニックの開業支援です。
しかし今年度も実に様々なお仕事をさせていただきました。
転職支援で言えば
その前の「キャリア相談」は過去最高にお受けいたしました。
すぐに転職をするわけではないけど
数年先を見越してキャリアを共に考えたいという
潜在的なニーズにお応えすることができて
我々としても感無量です。
もうひとつ増えたのが
「セカンドオピニオン」的なサポートです。
こういう話がきたけど
果たして受けて大丈夫なのだろうか?
リスクはないのか?
こんな求人はどこまで信じてよいのか?
どう交渉すればいいのか?
この雇用契約書で締結して問題はないのか?
他に書面に落とし込んでおく項目はないのか?
このようなご相談も多かったです。
なかには他の転職エージェントが絡んでいるのに
その会社は信用できないので
信用できそうな御社に聞きたかったなんて話もありました。
実はこれ、クリニックの開業も同様でして
「セカンドオピニオン」的なニーズにお応えしています。
弊社が直接お受けできる開業支援は
一都三県に限定させていただいていることから
地方での開業支援の後方支援をするケースが
複数案件出てきたのですね。
どうしても今はリアルな開業支援が増えていることから
お受けできる数を絞らざるを得ないのですが
地方には地方の特有の事情があったりして
逆に私どもも勉強になることも多かったです。
特別アピールはしていませんが
来年度もこのような活動は増える気がします。
開業というか
その先のところですね
経営コンサルティングの案件も増えました。
とても面白いのは
弊社が開業支援をしたクリニックさんは
どこも順調ですので依頼はございません。
しかし他社が開業支援をしたクリニックさんでは
一向に患者さんが増えないとか
集患マーケティングを教えて欲しいということで
経営コンサルタントとしてサポートさせていただきました。
これから開業を検討されている先生がいらっしゃいましたら
こういう事情があることを念頭に入れて
本当に力のある開業コンサルタントを選んで下さいね。
開院した後に苦労するようでは
いくら安かろうが
いくら美辞麗句を並べようが
ただの「開業させ屋」ですので
開院したら逃げまくりますよ。
正々堂々と事業を行っている会社にご依頼して下さい。
あと今年のトピックスとしては
「本を書いた」ということと
「講演が増えた」ということです。
すでに皆さんご存知の通り10月に
「医師人生の分岐点で判断を誤らないキャリア戦略」という
書籍を出版いたしました。
自費出版ではなく
商業出版ができたことは
とてもいい経験となりました。
また講演に関しては
今までも時々行わせていただいておりましたが
今期はなぜか意外なところからご依頼をいただきました。
すでに来期も数本のご依頼をいただいておりますので
私ごときでよろしければ
公序良俗に反しない限りは
引き続き協力していく所存です。
コロナ以降、
良くも悪くもオンラインでの対応が増えたおかげで
より多くの仕事をこなせるようにもなりました。
実はこれ、結構大きくてですね
移動時間などを考えたら
1件しかお受けできなかった仕事が
オンラインであれば2件お受けできるなど
同じ時間でも倍の仕事ができるようになったのは
個人的にはとても助かっています。
あとは自社でも
リアルなセミナー、オンラインセミナーを
実施することができたのも良かったです。
もう少し回数を増やしたい気持ちもありますが
お客様最優先で
そちらへのパワーを下げる訳にはまいりません。
私が目指したいのは
ゆるやかなキャリアコミュニティです。
私どもの発信する各種情報や
時々行うセミナーなど
そういうものを見ていただくことによって
何らかの将来に備えたきっかけが手に入る。
会員制とか、有料とか
メルマガを受け取るとか
そういう枝葉のところはどうでもよくて
ただキャリアに関する情報収集に活かしていただき
何か必要を感じたら
初めてその時にお声掛けをする。
そういう柔らかな「場」を作ってまいります。
おそらくその中でこういうことできないか?という
ニーズが出てくると思いますので
それに応えて、新たなサービスを作りあげてまいる所存です。
<参考>
医師に事前に情報を発信するジーネットの姿勢の理由とは?
*まとめ
2024年度も本当にお世話になりました。
そして2025年もよろしくお願いいたします。
当ブログをお読み下されば
私どもが何をして、どこへ向かおうとしているのか、
何となくご理解いただけるかと思います。
そして突き詰めて考えると
我々が最も大事にしている価値観は
「有難うと言われる仕事」をしようねということです。
これは社員一同に浸透していますし、
私自身にとっても大事な大事な「軸」の部分です。
転職にしても、開業にしても、
現場で奮闘していると
思いもよらない事態が起きたりするものですけど
それにめげずに立ち向かえるのは
こうした会社の「在り方」が重要です。
キャリアや人生と同じですけど
今よりも少しより良い未来を手に入れるために
すべきことを丁寧に進めてまいります。
売上なんて
いいことをしていれば後から付いてくる。
そういう健全なビジネス展開をいたします。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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