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2026年の身の振り方を考えるためのキャリア相談とは?

2025年2月5日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

このブログがアップされるのは
2025年2月です。

ちなみに2024年12月に書いています。

いつも申し上げますように
キャリアは中長期的な戦いです。

ですから焦って決断するのは
できるだけ避けたほうがいいですし、
そうは言ってもチャンスはパッと掴まないと
あっという間に去っていきます。

このあたりのさじ加減というか
自分ならではのバランス感覚って
とても重要ですね。

突き詰めて言うと
「備えあれば憂いなし」ではないでしょうか?

ここで大事なのは
どう備えていくか?ですね。

何をすれば備えとなるのか。
備えるために何を考えるべきなのか。

今回は2026年に新天地を探したい先生方のために
今から準備を進めましょうということで
できるだけ具体的なアプローチについて考えてまいります。

 

本日のブログのタイトルは、
【 2026年の身の振り方を考えるためのキャリア相談とは? 】
といたしました。

 

<目次>
1.医師の転職スケジュールは長期戦です!
・大学病院や自治体病院に在籍しているケース
・民間病院やクリニックに在籍しているケース
2.転職は手段であって目的ではありません!
・なぜ転職をしたいのか?
・転職をしてどうなりたいのか?
*まとめ

 

 

1.医師の転職スケジュールは長期戦です!

私は当ブログでもよく…
引退から逆算したキャリアプランが大事と述べています。

ゴールを決めて逆算するのは
別に引退に限った話しではなくて
通常の転職シーンでも
キャリアを考える際にも実に重要です。

では新天地に転職することをゴールとすれば
いつから、何をすべきでしょうか?

例えば2026年の4月を一旦ゴールと定めた場合には
今日、2025年2月の段階で
何をどう考えて、どんなアクションをすべきでしょうか。

まずはその辺りから考察してまいります。

 

・大学病院や自治体病院に在籍しているケース

最近はだいぶ改善されてきていますが
大学医局に在籍していたり
今、自治体病院にお勤めになっていると
転職のスケジュールは
どうしても長めに見ておいたほうがいいです。

ひと昔前ですと
1年前どころか、
2年前に決めないといけないこともありましたが
最近でも半年から1年は見ておくべきでしょう

できることなら事前に就業規則を確認しておきたいですが
これを確認すると転職を検討中であることが
どうしてもバレてしまうので
なかなか難しいところではありますね。

そして、これはあくまでも傾向の問題ですけど
大学病院や自治体病院で働いている先生は
わりと長期間に渡って在籍していることが多いです。

それはつまり転職マーケットについて
あまり情報を持っていないことでもあり、
特に最新情勢については
ご存知でないことも少なくないでしょうか。

多くの場合、
転職を検討し始めると
求人サイトなどで
どんな求人があるのか?
自分に合ったものはあるのか?と
いきなり求人をチェックしたりしますが
私は当ブログでも何度も述べているように
他にもっと優先すべきことがあると考えています。

詳しくは後述しますが
転職をした結果として
何を手に入れたいのか?

そして転職することによって
将来の自分の選択肢が増えるのか、減るのか、
この点を冷静に考えるのが先決です。

第一、求人サイトをチェックしたって
そこには判断に足る材料はありません。

医療機関の概要と
誰にでも当てはまる条件しか書いてありませんよね。

そんな情報をいくら集めても
判断材料としては不足かつ不適切だと考えます。

求人の情報量も、質も圧倒的に不足しており
非常に稚拙な情報であると言わざるを得ません。

まずはビジョンの確立が大事なのです。
これからどうなりたいのか?

そしてどのように実現するのかのプランが必要であり
自分のキャリアのコンセプトを明らかにすべきです。

このプロセスがあってこその
求人リサーチとなるのですが、
残念ながらこういう発信をする人は少ないですよね。

転職すれば年収がアップするとか
当直やオンコールが少なくなって楽になるとか
いわゆる手段と目的を見誤らせてしまう
短絡的で陳腐な宣伝広告のほうが圧倒的に多いです。

正しい準備をすれば結果に繋がりますけど
結果を追い求めて準備を怠れば
想定外の厳しい結果になりかねません。

大学病院や自治体病院は
3次救急の指定病院であることが多く
公的な意味合いが大変に強いので
退職するのにも時間が掛かるのが普通です。

またハードワークしている先生が多いので
転職の情報収集なんてしている暇がありませんし、
焦ってババを掴みがちなのです。

だからこそまずは自分らしいキャリアを考えた上で
無理のない転職スケジュールを立てましょう。

話しはそこからです。
宣伝広告に騙されないように気を付けましょう。

 

・民間病院やクリニックに在籍しているケース

大学病院や自治体病院と比較すると
民間病院やクリニックに在籍している場合は
転職スケジュールは短めなケースが多いです。

3か月から半年くらいが大半で
何らかの事情がある場合のみ1年と考えれば
充分であることが多いと思われます。

考えるべきことは大学病院や自治体病院の場合と
ほとんど同じと言っていいですが、
すでに転職経験がありますし
なかには豊富な経験をお持ちの先生もいらっしゃいますので
前回や前々回の転職活動の反省を活かして
新たなキャリアを築いていけるといいですね。

なかにはあまりよく考えずに転職をしてしまい
結果的には決して成功とは言えないということもありますので
なぜそうなってしまったのかの分析は大事です。

誠に残念ながら
転職エージェントにミスリードされたという
そういうケースも少なくないと思います。

それなら同じ会社は使わないほうがいいですし
他にもっといい会社があるのかのリサーチを
さらに徹底すべきですし
場合によっては転職エージェントを使わないとか
使うなら本当に良い会社に限定するとか
やはり過去の失敗を活かして
前回とは違う展開を目指すということも不可欠ですね。

大学病院や自治体病院とは違って
スケジュールが短くて済むというのは
諸刃の剣でもあります。

余裕があるとも考えられますし
焦燥感を生み出してしまうとも言えます。

本当に力のある転職エージェントならば
このあたりも適切なアドバイスをしてくれますが、
ただ営業成績だけを優先するような輩なら
間違いなく私利私欲でミスリードするでしょう。

キャリアリテラシーとともに
ヒューマンリテラシーも必要となりそうですね。

ただ何事も1度経験しているというのは
かなり大きいですよ。

求人内容についても
転職エージェントに対しても
何らかの違和感を感じたならば
その直感を信じたほうがいいでしょう。

心からの信頼が置ける人というのは
話しの信憑性や安心感が段違いですので
そういう人を諦めずに見つけるのも大事です。

 

<参考>
今さら聞けない常勤先探しの転職スケジュールについて

 

 

2.転職は手段であって目的ではありません!

結局のところ
突き詰めて考えていくとですね
何がしたいの?
どうなりたいの?を
追求するしかないと思うんですね。

いつも申し上げますように
転職はあくまでも手段であって
目的は他にあるはずなのです。

何のために転職するの?
転職してどうなりたいの?

これが不明瞭の状態では
判断基準がないのです。

すると、どうなるか?
わかりやすい指標にすがるしかありません。

それが年収であり
勤務日数であり
当直やオンコールの回数なのでしょうか。

もちろんこれらも大事なんですよ。

でもキャリアが描けないままに入職すると
思いもしない事態が待ち受けていたりするものです。

逆にキャリアを明確に描いているなら
年収などの諸条件はもれなく付いてくるものなんです。

転職は手段です。
目的を実現するために転職を実行すべきです。

後先が逆になってしまうと
失敗の可能性は高まるばかりじゃないでしょうか?

 

・なぜ転職をしたいのか?

私の経験上では
最初に転職を検討し始めた段階では
どうしてもネガティブな理由が多いです。

仕事量が多い。
給与が低い。
上司と合わない。
経営者の方針と合わない。
やりがいがない。
人間関係が悪い。
働かないベテランが多い。
部署間の風通しが悪い。
毎日が同じことの繰り返し。
当直、オンコールが多い。
新しい学びがない。
仕事がつまらない。
旧態依然とした組織風土である。
経営者がワンマン過ぎる。
約束が守られない。
退職者が多い。

こんなところでしょうか。

別にこの事態はごく普通のことですし
我慢ならない状態でストレスフルに働くのは
やはり辛いものだと思うのです。

転職はあくまでも「手段」ですが
もうひとつ言うと「選択肢」でもあります。

ここで是非とも考えていただきたいのは
上記は「退職理由」なのですね。

これを「転職理由」に転換して欲しいのです。
すると転職をした後の「目的」が見えてきます。

転職した結果
あるべき姿はどんなものなのか?

仮に漠然としていたって
面接に行けば何かに気づけるはずです。

そしてその判断は正しいものとなるでしょう。

ここいいかも?と思うにしても
あれここは違うか?と違和感を感じるにしても
それは「退職理由」を「転職理由」に上書きできたから
感じることのできるものではないでしょうか。

この過程があるのとないのでは
結果は大違いとなりますよ。

なぜ自分は転職したいのだろうか?
転職をしてどうなりたいのだろうか?
どんな職場でどう働きたいのだろうか?

この先に付いてくる条件こそが
適正でかつ意外といいケースが多いのですね。

 

・転職をしてどうなりたいのか?

未来を見据える。
そんなに簡単なものではありませんが
しないよりはしたほうが何百倍もいいです。

当ブログでは
再三に渡って述べておりますが
「キャリアプラン」を見い出すための
第1歩と言えるでしょう。

そして「キャリアプラン」の根底には
個々それぞれの「ライフプラン」があるわけで
公私をともに充実させるためには
ワークライフバランスという
ひと昔前の価値感ではなく
ワークライフインテグレーションとか
ワークインライフという
新たな価値観で考えるのが適切であると思います。

最近は自分の仕事をブルシットジョブと
蔑んでしまう方が増えているようですが、
そう考えたらそうなるでしょうね。

逆に言えばですね
どんな仕事でも
自分らしい工夫を加えて
期待通りではなく、期待以上を目指して
より良い成果を出そうと考えていたら
ブルシットジョブなんて消え去ります。

私に言わせれば
ブルシットジョブと言う人は
自分で自分の仕事をブルシットジョブにしてるんです。

そしてこういう人に限って
ワークライフバランスを求めますが
どっちも充実しないんですよ。

両方を充実させることができる人は
仕事もプライベートも大切にする人です。

キャリアも人生も自分次第で変わります。

同じ環境でも、同じ境遇でも、同じ自分でも
ビックリするくらいに変わるものなのです。

どこかにいい求人がないかなぁ?と
あちこちの転職エージェントに登録しても
様々な求人サイトをチェックしても
まず見つからないと思います。

だってそこにあるのは
多くの人に当てはまるような一般化されたものだからです。

具体的に話しを進めてみると
あれ、書いてあることと違うとなりがちなのです。

求人主導型の転職活動では
よく陥りがちな「罠」なのですね。

ですから私どもはキャリアプラン主導型の転職活動を
おススメしていますし、そういうサポートをしています。

同業他社とはまるで異なる手法なのです。
だから決定率が格段に違います。

そして、そして、
そんな私たちだから効果的なのが
「キャリア相談」です。

変に転職に導いたり
性急に結論を出そうとしたり
そういう陳腐な展開はいたしません。

私たちの「キャリア相談」は
目的を一緒に探すのですね。

そして目的によっては
今の職場で頑張ることも選択肢とします。

キャリアとは中長期的なものなのだから
5年後、10年後を見据えて
いや場合によっては20年後、30年後でもいいくらいです。

どう転職するか?よりも
なぜ転職するのか?
転職した結果
キャリアにどうプラスとなるのか?

この点を熟慮すべきです。

具体的な転職活動に入る前に
是非とも「キャリア相談」をして
「目的」を手に入れていただきたいと思います。

 

<参考>
プライベートの充実、健康、将来の収入や安定を優先するキャリアプランとは?

 

 

*まとめ

今日が2025年2月5日ですから
もし2026年の春に新天地を目指す方ならば
あと1年強ということになります。

この段階で頭の整理をして
自分ならではのビジョンを思い描けるのか?

キャリアプランや将来設計を
冷静かつ客観的に考えることができるのか?

これは「超」重要だと思いますよ。

1人で考えて悶々としてしまい
突破口が見えないのならば
第三者のプロを活用してみてはいかがでしょうか?

「相談」にハードルが高ければ
気軽な「壁打ち」でも対応しております。

備えあれば憂いなし。

何事も準備が肝心なのですが
医師の転職シーンでは
意外と見過ごしがちなのが残念です。

これはもう何年も転職エージェントが
求人、求人と求人だけで転職をさせるという
中途半端な手法を取ってきたのが理由です。

今だってWEB上で似たようなものですよね。
やれ高条件、高年収、高待遇の求人がありますって
何年前から同じ手法を繰り返すんだ?ってなものです。

結果が良くないのですから
違う手法を考えねばならないはずですが
それ以外を知らないから
いつまで経っても同じことの繰り返しです。

そして自分たちの業績が悪化しているだなんて
もう笑えないですよね。

それでは、また…。

 

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