おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
基本的に当ブログは
メインテーマを「医師のキャリア」としていますので
できるだけキャリア論を深掘りしたいと考えています。
しかしキャリアというのは
100人いれば100通りあるわけですので
個別具体的なキャリア相談をするほうが
一般化した情報発信をするよりも
よっぽど楽なものなんですよ。
その人、1人に対してのアドバイスのほうが
当然、リアルかつ実態に即したものになりますので
キャリア相談のほうが気が楽です。
とか何とか言いながら
もう15年近くブログを書いてきているわけですから
今さら何を言うって話しなんですが
我ながらよくこんなに難しいことを続けているなと思う次第です。
別に調べたわけではないので
正確な話しではありませんけど、
キャリアコンサルタントとか
転職エージェントの人で
ブログを書き始めても
その多くがすぐに更新が止まりませんか?
10年、15年という長い間に渡って
更新をし続けている人って相当に希少だと思うんです。
ま、それだけ頑張ってますよ…と言いたいだけです(笑)
ブログをずっと書き続けることで
例えば私自身が勉強になっており、
キャリアに関する書籍を1冊読むよりも
よほど自分のためになっているかもしれません。
しかしながら書いている私が勉強になっているなら
きっと他の人も多少なりとも
いやほんの少しくらいは為になっていると信じています。
そうじゃないと続かないっす。
本日のブログのタイトルは、
【 年度初めだからこそ考えたいキャリアプラン 】
といたしました。
<目次>
1.今を未来に繋げるキャリア観
・過去、現在、未来という時間軸
・スキルと経験というキャリアが将来活きる
2.キャリアプランを整理する
・キャリアプラン3か条
・キャリアの4ステップという概念
*まとめ
1.今を未来に繋げるキャリア観
今回は新年度最初のブログですので
やっぱりキャリアから始めないといけないよね…と
勝手に考えてキャリアをテーマにします。
まずは、これもどこかで書いた気もしますけど
そもそもキャリアの語源は
ラテン語で「轍」と言われているようです。
自分が今まで通ってきた道の跡なのですね。
所詮、和製英語ですので
キャリアと言って
多くの人が何となくの意味はわかっても
その定義は?と問われると
思わず「ん?」と口ごもることも多いのではないでしょうか?
ちなみに厚生労働省では
「キャリア」とは、一般に「経歴」、「経験」、「発展」
さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現され、
時間的持続性ないし継続性を持った概念として捉えられる。
こんなふうに定義しているようですけど
「で?」と聞き直したいくらいに
何を言ってるんだかわかりません。
そこで私の勝手な個人的定義として
「キャリアとは、スキルと経験である」
こう言い始めました。
万人に納得していただけるとは思っていませんけど
ズバリとわかりやすいですし
今のところはわりと好意的に受け止めて下さっているようです。
イチイチ相手にしてられっかと思われているのかもしれませんけど
少なくとも私がキャリア相談をするなかでは
「仮に」という前提付きの定義だとしても
スムーズに話しが進むことが多いです。
ここでも「仮に」キャリアとはスキルと経験であると定義して
話しを進めてまいりますね。
・過去、現在、未来という時間軸
先ほど、キャリアの語源は「轍」であるとお伝えしました。
キャリアをスキルと経験であると定義すれば
過去、自分が身につけた、積み重ねてきた
スキルと経験こそが「轍」となるのですね。
これが今、現在のキャリアです。
過去はもう変えられませんけど
未来はいくらでも変えることができます。
もし今の自分がそれなりに報われていると思えるなら
それは過去の自分のおかげです。
もし今の自分が全く報われていないと思うなら
それは過去の自分の責任です。
過去、現在、未来という時間軸は
誰にでも平等であり
そして厳然としたリアルな現実ですので
とてもシビアで厳しいものです。
今はすべて過去の結果です。
そして未来は今からの結果でもあるのですね。
長い人生のなかでは
ビギナーズラックとか
偶然の幸運の連続とか
そういうこともあり得ますけど
ずっと続くなんてことはありません。
おしなべて冷静に分析すると
過去の思考や行動、努力の結果が
今、間違いなく出ていると思われます。
キャリアについて考える際には
この過去、現在、未来という時間軸の発想は
「原点」と言っても過言ではないほどに
とても重要なのですね。
おそらく多くの人には
あーあ、あの時にこうしておけば良かったなという
反省とか後悔の念は普通にあると思います。
これはどんなに充実した日々を送っていても
多少なりともあるのが普通です。
でも、反省や後悔があろうとなかろうと
過去の結果としてすでに結果は出ているのですから
これからどうする?を考えたほうが健全ではないでしょうか。
キャリアをスキルと経験であると定義するならば
これからはキャリアプランとなります。
どうする?どうなる?をプランニングするわけです。
現状を分析したならば
未来に目を向けていくのがよろしいかと思います。
・スキルと経験というキャリアが将来活きる
世の中には優秀な人もいれば
そうではない人もいますし、
天才的な人もいれば
何をやってもダメな人もいますね。
問題は、それは「今」の姿であるということです。
そして過去の結果としての「今」なのですね。
人は満足をして
現状を維持しようとすると
なぜか堕落していきます。
これはなぜなのでしょうね?
歩みの早い遅いはあるにしても
向上心を持って
今より少し自分を成長させ続けていかないと
不思議とダメになっていくものです。
キャリア上で言うならば
キャリアアップし続けるしかないと思います。
もちろんキャリアアップの仕方には
人それぞれいろいろあるとは思いますけど
突き詰めて考えれば…
目標を設定し
目的を持って少しずつ近づいていく。
これしかないと思うんです。
でもこれがベストではないでしょうか。
まずは目標設定ですね。
これがキャリアプランとなるわけですが
あくまでも目標は目的とセットです。
なぜそうなりたいのか?を抜きにしたプランでは
なかなか目標に近づかないと思うのですね。
しかも夢物語のような
現実味のないプランではなく、
少し頑張れば手の届くようなプランを立てるためには
キャリアプランとは何ぞや?という熟慮が必要です。
当ブログでは
「キャリアの4ステップ」と題して…
まずはキャリアドリフトとして
多様な経験を積み上げていく第1フェーズ。
続いてキャリアアンカーとして
自分ならではの価値感や判断基準を見つける第2フェーズ。
そしてキャリアアンカーから導き出された
キャリアプランを確固とする第3フェーズ。
最後にキャリアプランを現実的な手法に落とし込み
より実現可能な戦術を立てるキャリアパスという第4フェーズ。
この第1フェーズから第4フェーズを
何度も行ったり来たりしながら
キャリアアップを果たしていけるといいですねと
この4ステップを私は大事に考えています。
また「キャリアプラン3か条」として…
・中長期的な展望を含んだキャリアプラン
・自分らしいオリジナリティ溢れるキャリアプラン
・ライフプランをベースにしたキャリアプラン
こう考えることもおススメしています。
このプロセスを経ることで
「スキル」と「経験」を積み上げていくことで
「キャリア」が確立されていくのですね。
すぐに手に入るキャリアは
多くの人が手にしますので
そこに希少価値はありません。
なかなか手に入らないキャリアは
多くの人が途中で挫折しますので
必然的に希少価値が生まれます。
キャリアに正解なんてものはありませんし、
同一人物でも、20代、30代、40代、50代と
フェーズフェーズで異なる決断をすることになるでしょう。
そしてプライベートな事情も鑑みると
実に多様な選択肢があることともなります。
複雑にこんがらがった糸を
いかにしてほどいていくのか?
実はとても難しい作業であると思うのですね。
だからこそ本来的には
私どものようなプロの存在が必要になるのです。
問題は本物のプロが非常に少ないということです。
相談に値しない人が多いのです。
キャリアとは「スキル」と「経験」です。
どんなスキルと経験を
いつどのように身につけていくかで
仕事人生は大きく変わっていきますね。
ただキャリアは中長期的な戦いですから
いつも気を張っていては疲れてしまいます。
時にはキャリアをキープすべきタイミングもありますし
ごく稀には戦略的に
キャリアダウンすることがあってもいいでしょう。
長い戦いなんですもん。
無理は禁物ですよ。
数年単位でキャリアアップしていれば
それで御の字ではないでしょうか。
<参考>
10年後を想像するキャリア論
2.キャリアプランを整理する
子どもの時にどんな夢を持っていましたか?
お医者さんになりたい。
この夢は叶いましたね。
でも他にもたくさんの夢を持っていたと思うんです。
全体として見れば
叶ったものもあれば
まだ叶えるために頑張っているものもあり
残念ながら叶わなかったものもある。
そんなところなのが大半でしょうし
それが人生とも言えるでしょうか。
私たちは子どもの頃から
100点満点を目指すことを義務付けられてきました。
医師になるような方は
多くの100点を取ってきたことでしょう。
ところが社会に出ると
100点に意味がないとか
100点じゃ足りないとか
そもそも数値化できるものじゃないとか
こんなシーンをたくさん味わいますよね。
子どもから大人になる。
キャリアを考えるさいには
大人とは何だ?という定義の再構築も
必要不可欠のような気がします。
・キャリアプラン3か条
ここでもう1度「キャリアプラン3か条」について
ひとつひとつを熟慮してみます。
①中長期的な展望を含んだキャリアプラン
②自分らしいオリジナリティ溢れるキャリアプラン
③ライフプランをベースにしたキャリアプラン
まず①ですが
前述したようにキャリアとは
過去、現在、未来という時間軸の発想が
嫌でも付いて回ります。
ですから「今」とか「次」しか見えていないと
だいたい事を仕損じますし
自分をミスリードすることになりかねません。
今ちょっと頑張ったらすぐに達成できるものなんて
そもそもキャリアプランとは言えないですし、
その程度のものは多くの人が手にするので
希少価値もほとんどありません。
例えば医師免許です。
確かに医師は全国に34万人もいますけど
そのすべての人が
受験競争を勝ち抜いて医学部に入学して
さらに6年間も学びに学んで
医師国家試験を突破して
ようやく医師免許を取得できるのですね。
10年くらいの長い勝負であり
その努力量はとんでもないものです。
例えばキャリアコンサルタントの資格です。
全国に7万人前後はいるらしいですけど
同じ国家資格とはいえ雲泥の差です。
よほどの人でない限りは
資格学校に1年程度通って学べば
だいたい取得できてしまうのですね。
どちらに価値があるのかは自明ですし
その根底にあるものは
「中長期的」な勉強量ではないでしょうか。
もしキャリアコンサルタントの資格が
10年頑張らないと取得できないものならば
受験する人はほとんどいなくなるでしょう。
お手軽だから受験するのです。
しかもキャリアのプロではない人たちが
せめて資格くらい欲しいよねと安易な気持ちで学ぶんです。
それどころか
自分のキャリアが見えなくて
キャリアコンサルタントの資格を取れば
少しは見えようになるかな…という人までいるんです。
しかもこういう人が資格取得後に
キャリアカウンセリングを請け負うんです。
資格がプロフェッショナルの証明にならないのでは
国家資格である必要があるでしょうか?
正直、私は資格はないけど
キャリアコンサルタントの人に
キャリアカウンセリングをして
心を震わせる自信がありますよ。
それは純粋な「スキル」と「経験」の量なのです。
20年も転職支援をしていれば
そういう領域に自ずと入ってきますよね。
中長期的な積み重ねは強いです。
圧倒的に強い。
つまりそういうことです。
もちろん短期的なキャリアプランもあってよいですけど
長期的なキャリアプランのための
短期であり、中期ではないでしょうか。
次に②ですが
自分らしいオリジナリティですね。
わが国が戦後の焼け野原から出発し
国民が一丸となって高度経済を果たす頃は
そんなことは言ってられなかったと思います。
しかし先進国の仲間入りをして
食べていくのに汲々としているような人は
ほとんどいなくなったわけです。
最近は先進国からすべり落ちそうですし
貧困に苦しむ方も増えているのが情けないところですが
少なくとも生き方、働き方は多様化して
誰しもが多くの選択肢を持つようになりました。
そんな時代に
社畜のように働くのはいかがなものでしょうか?
自分の仕事をブルシットジョブと決めつけて
モチベーションのないまま働くのは辛いものですよね。
どう働けば
自分の人生は充実するのか?
どこで働けば
自分のキャリアは伸びていくのか?
これは人それぞれですし
誰かと同じ働き方が望ましいとも思いません。
一生懸命に働かない人生もいいですけど
どうせ働くのであれば
毎日楽しく働きたいですよね?
そのためには自分らしいオリジナリティが必要です。
これがキャリアアンカーとなります。
最後に③ですが
ライフプランをベースにです。
少し前までは
家庭を犠牲にして働くとか
自分の健康など気にもしないとか
残業代なんて要らないとか
そんなふうな働き方に美学がありましたけど
今の時代には100%合いません。
おかしな権力者が昭和を懐かしがってますけど
即、引退すべきです。
時代の変化に適応できない人が
権力を握っていてはいけません。
個人に置き換えますと
「幸福論」なのだろうなと考えます。
自分や家族にとっての幸せとは何か?
人生に悪影響のあるキャリアプランなんて
百害あって一利なしです。
発想が逆であるべきですよね。
人生をより良いものとするための
キャリアプランであるべきです。
幸せの形もいろいろあれど
少なくともキャリアアップが幸せに繋がらないなんて
そんなプランは百害あって一利なしです。
この「キャリアプラン3か条」に照らし合わせてみて
自分の向かうべき方向が本当に望ましいものなのか?
時々、冷静に振り返ってみると
いいキャリアプランとなると思います。
・キャリアの4ステップという概念
次は「キャリアの4ステップ」について
多角的に熟慮してみます。
まずは第1フェーズのキャリアドリフトです。
何事もやってみないとわからないじゃないですか。
小利口になって評論家のように
上手に解説したところで
人生においてはあまり意味がありません。
100人の人がいて
99人の人が敬遠しても
なぜか自分だけは
それが大好きなんだとか
やっていて楽しいと思うというようなことは
実は世の中に意外とあると思うんですよ。
そこに確固たる自覚があるなら
この希少価値は伸ばすべきではないでしょうか?
もちろんニーズがあるならばという前提付きですけど
自分に合う、合わないというのは
本当のところはやってみないとわかりませんよね。
やれば何かがわかる。
心配だったけど
やってみたらメチャクチャ合うということは
実は多いはずなのです。
それなのに昨今では
やりもしないで
どうせ合わないさ…
やりたくもないね…
やる意味がないよ…と
なぜかやらないことを正当化する人が多いです。
実に残念です。
なぜなら第2フェーズのキャリアアンカーが
ず~っと見えないままとなるからです。
自分らしい価値観とか
自分ならではの判断基準とか
そういうものを確立できないままなんです。
様々な経験を積むということよりも
やらないという選択をすると
どうしてもそうならざるを得ないのです。
いろんな経験を積むという
第1フェーズのキャリアドリフトと
その経験から自分ならではの価値感や
判断基準を手にする第2フェーズである
キャリアアンカーの関係性とはこういうことです。
何度も何度も
キャリアドリフトとキャリアアンカーを
行ったり来たりするという
この繰り返しこそが
第3フェーズであるキャリアプランに繋がります。
こうなれたらいいなという
それこそ夢物語というのは
子どもの時分で卒業しましょう。
大人のキャリアプランは
なぜ?どうして?と問われた時には
自分はね…と明確な説明ができるべきです。
そのために第1フェーズのキャリアドリフトと
第2フェーズのキャリアアンカーがあるのです。
それを通過してのキャリアプランと
夢物語のキャリアプランでは
実現可能性に相当の差があるのではないでしょうか?
キャリアプランなんて
決して絶対的なものではありませんし
違うと思えば変えてもいいものです。
ここで大事なのは
一旦、目標を決めて
それに向かって1歩を踏み出すということなのです。
何もしないで
ただ漫然と日々を過ごすだけでは
スキルや経験は身につきません。
これでは近未来が恐ろしいことになりかねませんし
人生を棒に振ることに繋がるのではないでしょうか。
我が身を救うのはキャリアです。
自分はこれができます。
これをこの程度経験してきました。
次はこれがやりたいです。
将来的にこうなりたいのでこういう経験を積みたいのです。
こういう発言が自然と出てくる人は
キャリア思考をすでにお持ちの方です。
キャリアドリフトしない人は
ここまで来れないんです。
だから一生言い訳して
他責にして文句ばかり言って
結果的に自分が最も損している。
今だけカネだけ自分だけからは
脱却しないとリスクが大きいですよ。
さて最後の第4フェーズのキャリアパスですが
これはキャリアプランを
いつ、どこで、どのように実現するか?という
具体的な戦術と考えるといいです。
キャリアプランとキャリアパスは
どうしても混同されやすいのですが、
私の個人的見解としては
キャリアプランがあってこそのキャリアパスというのが
最もしっくり来るんです。
あの山に登ろうと決めるのがキャリアプラン。
あの山にどういうルートで登るのか?
どんな設備が必要なのか?
いわゆる準備や計画を立てるのがキャリアパス。
こう例えるとわかりやすいでしょうか。
第1フェーズ キャリアドリフト
第2フェーズ キャリアアンカー
第3フェーズ キャリアプラン
第4フェーズ キャリアパス
私は勝手に「キャリアの4ステップ」と名付けましたが
何度も行ったり来たりしていると
精度は上がる一方ですし、
それこそが良いキャリア設計となることでしょう。
ごく稀に無意識化において
このサイクルを回してしまう天才的な人はいますけど
そんなの1000人に1人、10000人に1人の割合です。
普通の方は
自分の未来のために
充分に意識してこのサイクルを回しましょう。
他にも自分のキャリアを熟成させる
有用な考え方というのはいくらでもあるとは思います。
ただキャリアシーンで20年以上生きてきた私としては
まあまあ参考になる考え方だなと思うのが
この「キャリアプラン3か条」と
「キャリアの4ステップ」です。
もし何かのきっかけになりましたら
私も嬉しく思います。
<参考>
プライベートの充実、健康、将来の収入や安定を優先するキャリアプランとは?
*まとめ
「年度初めだからこそ考えたいキャリアプラン」と題して
私なりにキャリアについて語ってみました。
まあ、いつも同じようなことを言ってるよね?と言われれば
確かにそうですねと言わざるを得ないのですけど
逆に言えば、それだけ大事だなと感じていることなので
何度でも、しつこいくらいにお伝えしますと
言い訳したいところです(笑)
キャリアに正解なんてありません。
だからこそいろんな人の考え方を知って
そこから思考を発展させて
自分なりのキャリア観を手に入れることができたら
それがいいと思います。
誰かの考えにドップリ浸かるとか
キャリアってそんなものじゃないですよね。
やはりキャリアアンカー。
自分なりの、自分ならではの、という
オリジナリティの発揮が必須であると考えます。
キャリアのベースには
ライフがあると考えれば
キャリアは一過性のものではなくて
中長期的なものであるのは自明です。
いや、それどころか、
時代は定年を許さなくなりつつあり
それこそ生きている限りは
ぶっ倒れでもしない限りは
ずっと働き続けねばならないかもしれません。
問題はそれだけの長い間を
どんなふうに働くのか?ですよね。
キャリアの有無によって
相当に違いは出てくるでしょうし、
条件、待遇などは「スキル」と「経験」によって
雲泥の差となって現われてくるかもしれません。
どれを選ぶかは自分次第ですし、
キャリアは誰のものでもなく
自分のものでしかあり得ないのですよね。
だからこそ、主導権を握って生きていくためにも
自分のキャリアをどうすべきか?
真剣に考えておいたほうがいいのではないでしょうか。
ま、そうは言っても
誰かが首根っこ捕まえて
やれ~、考えろ~なんてものではなくて
あくまでも本人の自主性とか自発的が必要です。
キャリアを考えたからと言って
誰しもがいい目に合えるものではないし、
そもそもその結果が出てくるのは
どんなに早くたって5年先、10年先ですよね。
いやひとつ間違ったら
20年先とか、30年先にならないと
どうなるかわからないというケースもあると思います。
それだけの中長期間を掛けて
勝負し続けねばならないなんて
並大抵のことではありません。
ただキャリアシーンで20年以上生きてきて
いろ~んな方を見てきて思うのは
真面目にキャリアを考えて
コツコツと積み重ねてきた人は強いです。
そういう人だって
一直線に望ましいキャリアを築いたわけではありません。
長い間、試行錯誤をしながら
これでいいのか?これで間違っていないか?と
相当に思い悩んできたことでしょう。
それでいいのだと思います。
こんなプロセスを経ないと
到達できない領域があって
苦労の連続の結果として今があるのですよね。
何度も言いますけど
キャリアに正解なんてありません。
だからこそ少しでも正解に近づくために
自分自身と何度も対話をするのもいいですし、
外部から何かちょっとしたきっかけを手に入れるのもいいです。
長いキャリア人生の中ですから
今よりも少しだけより良い世界を目指して
いいものはどんどん取り入れていきたいですね。
それでは今年度も引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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