医師のキャリア支援 <転職・クリニック開業> はジーネットにご相談下さい!
ジーネットのSNSでの情報発信

キャリア設計に「掛け算」という発想を付加しましょう!

2025年5月7日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

私は職業柄、年柄年中、
キャリアとは?
仕事とは?
職業とは?
働くとは?
職場とは?
労働とは?
こんなことを考えまくっています。

だから何?と言われれば
まあ何なのでしょうね~と自分でも思いますけど
私の場合は仕事でもありますから
それなりの深みを持っておかねばならないと
自分で自分を戒めて学び続けています。

コンサルタントって
名刺に入れれば出来上がりですから
レベルが低い人も少なくありません。

どんな職業でも
有能な人もいれば
そうでない人もいる。

そうでない人では我慢ならない。
だから深く深く問い続けているわけです。

人によって評価は異なり
いいこと言うなと思って下さる方もいれば
バカのひとつ覚えのように
キャリア、キャリアと煩いと思っている方もいるでしょう。

でもそれでいいのです。
それが私のエッジです。

キャリアに悩んだ時に
何かのきっかけとしていただける方が1人でもいるなら
ずっと続けていく所存です。

だってキャリアって
人生をより良くするための
根っこみたいなものですから。

若いうちにはイキってしまい
他者をバカにしがちですけど
30代になり、40代になる頃には
意外と真剣に考えるようになるものなのです。

 

本日のブログのタイトルは、
【 キャリア設計に「掛け算」という発想を付加しましょう! 】
といたしました。

 

<目次>
1.足し算から掛け算に転換する医師のキャリア
・子供から大人へ、若手から中堅へ
・過去、現在、未来という時間軸から考えるキャリア
2.生きた証を最大限に活用するキャリア
・足し算ではキャリアに限界が来る
・掛け算という発想がキャリアの突破口
*まとめ

 

 

 

1.足し算から掛け算に転換する医師のキャリア

いつも言うことですが
キャリアとは「スキル」と「経験」です。

いいキャリアとは
多様であったり
希少価値があったり
オリジナリティが高い「スキル」を持ち
その練度とか、熟度が高い「経験」を持つことです。

それこそ日本中を探しても
できる人がいないような「スキル」があり
その「経験」値が高いのであれば
もう引く手あまたと言っていいでしょう。

まあそんな人はそういないし
そこまでになる必要もないのですけど、
世知辛い社会を生き抜いていくための
最低限の生存戦略はあったほうがいいですよね。

そりゃなくてもいいという人も
なかにはいらっしゃるでしょうけど、
ないよりはあったほうがよくないですか?

これからどんなスキルを身につけようか。

どれだけの経験を手に入れれば
社会が認めてくれるだろうか。

そう考えたほうが
毎日にハリが出てくると思うのです。

 

・子供から大人へ、若手から中堅へ

私たちの子どもの頃を思い出してみると
基本的には大人の言いなりになって、
大人にとっての
良い子どもであることを求められてきましたよね。

当時は大人の言ってることは正しい。
大人は自分の知らないことを何でも知っている。

そんなふうに思えたものですけど
実際には大人だって多くの間違いを犯すし
たくさんの知らないことがあるし
信じるに値しない人も多いことが
段々とわかってきます。

躾としては
必ず通らねばならないプロセスかもしれませんけど
今思えば、何だかな~ですよね。

でも段々と自我が芽生えてくると
こういう世の中のカラクリがわかってきて
ちょっと斜に構えてみたり
反発するようになったりしますね。

そして社会人になると
最初は緊張の日々を過ごすけれども
こちらも慣れてくるとともに
世の中の理不尽さとか、不合理に
怒りを覚えたり、失望したりするものですよね。

上司の無能さに腹を立てたり
組織の方針に幻滅したりもするでしょう。

若手から中堅に差し掛かる頃には
このままでいいのか?
こんな社会のなかでどうサバイバルするんだ?
自分には何ができるんだ?
そもそも自分は何のために存在してるんだ?
これからどうすればいいんだ?

こんな悩みを抱えるようになったりしますね。

でも私はこういうプロセスは
捉えようによっては成長のきっかけにもなるし、
生存戦略を考える契機のようにも思うのです。

世の中って自分の都合の良いようにはできていないし
むしろみんな平等に不平等だったりするものです。

私たちの人生は死ぬまでプロセスです。
仕事に限って言えば引退までがプロセスですね。

ずっと右肩上がりに向上すればベストですけど
年を取れば体力や記憶力は落ちますし
若い頃と同じとはまいりません。

だからこそライフプランやキャリアプランを持って
キャリアハイを先延ばしして
後半戦を充実させていきたいですよね。

若い頃はブイブイ言ってたのに
加齢とともに消えるのではちと寂しいですし、
最悪なのは老害となって
既得権にしがみつくことではないでしょうか。

 

・過去、現在、未来という時間軸から考えるキャリア

先日、X(旧twitter)に
こんな投稿をしました。

小野 勝広/ライフ&キャリア研究/転職・開業・キャリア相談
https://x.com/Ka162701

今までは生存戦略上
1つの仕事、1つの職業、1つの専門に
フルコミットするのが最適だった。

しかし時代は変わった。

人生100年時代、
スラッシュキャリアや
パラレルキャリアをどう自分に与えるか?

私は本業とシナジー効果のある活動が
ヒントになると思う。

角度を変えれば可能性は無限大だ。

いかがでしょうか?

単一キャリアの弱さが目立つようになり
リスキリングなどは
キャリアのスピード感に欠けますし、
むしろ停滞期間が必須となるために
これからはキャリアの基本的な考え方を持たないと
一寸先は闇のような事態に陥りかねません。

もうひとつ…
こちらはnoteブログにて書いたものです。
https://note.com/gnetonokatsuhiro

これからのキャリアは
掛け算という発想が必要でしょうか。

何かひとつのスキルや経験だけではなく
複数を掛け合わせることで
唯一無二のキャリアを手に入れる。

単線のキャリアでは
競争相手が多いですし、
そこで勝ち抜くのは至難の業です。

2番手、3番手ならまだしも
50番手とか、100番手じゃつまらない。

でも掛け算することで
競争相手がいなくなり、
いつの間にかライバルが消える。

先日、酒屋でパンを作り
カフェのように人が集まるお店を知りました。

酒屋×パン×カフェ

ワインを飲みながら
パンをつまみに
お洒落でリラックスした場を提供する。

う~ん、競合は少なそう。

こういうキャリアを築けるといいですね。

医療×キャリア×転職×開業×経営
×相談相手×駆け込み寺×サードプレイス

弊社はこんな感じなのかな?

こちらはいかがでしょうか?

再三に渡って述べていますけど
キャリアとは「スキル」と「経験」です。

自分は何ができるのか?
どの程度してきたのか?

そしてキャリアを考える際には
過去、現在、未来という時間軸が大切です。

今のスキルや経験は
過去の自分から
現在の自分への贈り物です。

そして現在の自分から
未来の自分に贈り物をするわけです。

未来の自分が
今の自分に幻滅するようでは困りますよね。

経験値の浅い若手時代は
できることを
ひとつひとつ増やしていく
つまり「足し算」の発想で
キャリアを積み重ねていくのがいいと思います。

しかし中堅やベテランになると
「足し算」の発想では
生き残りが難しくなってきます。

仕事のできる大ベテランは
なかなか席を譲ろうとしてません。

そして仕事のできる若手は
早く自分たちの席を取ろうと
遮二無二に努力をしてくるのです。

のんべんだらりんとしていると
自分の居場所がなくなるかもしれませんね。

もちろんキャリアだけが人生ではないし
仕事に重きを置かない人生もありでしょう。

そんな晴耕雨読のような日々を過ごすことには
私も多少の憧れはありますけど
今はまだ早いかなぁ。

70歳とかになったら
キャリアなんて考えずに
のんびりと暮らしたいですけど
少なくとも今はまだ向上心を持って
キャリアに磨きを掛けたいです。

誰かに喜んで欲しいし
社会や医療業界にも貢献したい。

そんなに大きな会社にするつもりはないけど
もうちょっとだけ社員も増やしたいし
みんなの給料も上げていきたいし
自分の可処分所得も増やしていきたい。

今までもシャカリキ働いてきたけど
もう1歩進めるためには
今をいかに未来に繋げるか?

そういう発想は必要不可欠と考えていますし
これは事業だけではなく
私自身のキャリアの問題でもあると思うのです。

何ができるの?
どの程度できるの?
これから何をしたいの?

これはキャリアの基本的な考え方でもあり
誰しもが持ち合わせておいたほうが良い
原理原則と言えるのではないかと考えております。

 

<参考>
パラレルキャリアやスラッシュキャリアを医師人生に活かしましょう!

 

 

2.生きた証を最大限に活用するキャリア

今サボったら
そういう未来が待ち受けているだけです。

それを許容できるのであれば
別に頑張る必要はないと思いますし
努力なんかも不要ですよね。

しかし今よりも未来を良くしたいなら
今、何を考え、どう行動するかは
とても重要になってきますよね。

右肩上がりの時代とは異なり
社会全般が厳しくなっているのは自明です。

自分なりのサバイバル戦略が
必要不可欠な時代ですよね。

それともうひとつ…
仕事って何のためにするのでしょうか?

また仕事をした証として
何を得たいのでしょうか?

きっと答えはひとつやふたつではなく
100人いれば100通りの答えがあるんだと思います。

自分にとっての仕事。
自分にとってのやりがいや生きがい。
自分にとっての証。

そういうことも考えていきたいですね。

キャリアとは
仕事のためだけにあるのではありません。

究極的には人生を豊かにするとか
家族を幸せにするとか
社会に貢献するとか
そういう領域にも踏み込むと思うのです。

人はゴールを目指して頑張るものですが、
ゴールの先にはスタートがあるものです。

むしろ毎日がスタートだ!くらいの心持ちのほうが
いいのかもしれません。

ゴールもプロセスと考えないと
長い人生では行き詰まることもあるでしょう。

毎日がスタート。

こう考えておけば
どこまでもキャリアアップできるかもしれませんね。

 

・足し算ではキャリアに限界が来る

「足し算」のキャリアは
実に真っ当で正当で間違いのないものだと思います。

基本的にはコツコツと積み重ねるしか
キャリアアップというのはできないものでもあります。

自分自身のことを振り返っても
地道に積み重ねてきたというのは
やはり間違いないものですけど
それだけでは仁義なき戦いを勝ち抜けません。

そこで必要なのが「掛け算」という発想です。

もちろん「足し算」が前提です。
ある程度のスキルと経験がなければ
掛けようにも掛けるものがありませんからね。

ゼロに何を掛けても
ゼロであるということと同じです。

しかし「足し算」のキャリアを積み重ねてきた人には
自分でも気づけないスキルや経験があるものなのです。

また直接的なものでなくとも
今あるキャリアが
化学反応を起こすということもありますね。

そこがキャリアの面白いところです。

意識的に「掛け算」をするか
無意識に「掛け算」されるか
両方のパターンがあるとは思いますが、
いずれにしても「掛け算」しないと
よほどの天才でもない限り
もしくはよほどの幸運でもない限り
大きく羽ばたくことはできないと思います。

ダラダラと生きていたら
人生とは退屈であり
嫌になるほど長いものですけど
何かをなし遂げようとすると
思いのほか人生は短いものなのです。

何を考えどう生きるか?
これはもう個人の自由ですよね。

所属している組織に従うなどはあり得るでしょうけど
その組織から離れるのも自由です。

しかし自由には責任が伴いますし
キャリアや人生においては
自己責任と向き合わねばなりません。

我が国では寄らば大樹が長く続きましたけど
誰もが知る大手企業ですら
早期退職制度を連発している現代では
もう自己責任で自らの働き場所を探すべきとも思います。

キャリアとは「スキル」と「経験」です。

コツコツと「足し算」で積み重ねないと
なかなか手に入らないものでもあります。

パッと教えて
サッとできるような仕事は
キャリアという観点で見ると
決して他者より有利とは言えませんよね。

もちろん広い社会のなかでは
それでも継続的にコツコツとやらねばならない仕事はあり
それはそれで立派なものだとは思います。

しかし今よりも少しより良い未来を手に入れようと思えば
あまりにも変化の早い現代社会において
それだけでは心許ないと思うのです。

医師の仕事においても
研修医とか専攻医のころは
コツコツと「足し算」で積み重ねて
「スキル」と「経験」を積み上げていくべきです。

しかし卒後10年とか15年を過ぎて
自分の専門領域においては
かなりのやり切った感が出てきた時には
「足し算」から「掛け算」へと
発想の転換が必要になるのではないでしょうか。

キャリアに正解なんてありませんけど
この「掛け算」というフェーズでは
その人らしさが問われてくるのは間違いありません。

ライフをベースにしたキャリアプラン。

キャリアアンカーを元にして
次のキャリアプランを検討していく。

長いキャリア人生、医師人生のなかでも
とてもワクワクする分岐点と言えないでしょうか。

と、ここで宣伝(笑)
私の最初で最後になるであろう著書ですけど
よろしければ是非ともAmazonや楽天でポチっとしてください。

 

・掛け算という発想がキャリアの突破口

キャリアの「掛け算」ですけど
ここに常套なんてものはなく、
当然正解なんてものもなく、
あるのは自己実現とか、自己表現とか、
自分らしさの追求ではないかと考えます。

もちろんその先には
他者であったり、
社会への貢献があるべきとは思いますけど
要は、誰に、どのような形で
自分を尽くしていくか?という
構図、構造の設計の問題ではないでしょうか。

単にビジネス的に成功すればいいというものではなく
いや、もちろんビジネス的な成功があってこそですけど
成功の過程や結果として
そこに何があるのかが問われていくことでしょう。

つまりレゾンデートルの問題だと思うんですね。

そんなのいるか~みたいな方もいらっしゃるでしょうし
そういう縛られた生き方は嫌だという方もいるでしょう。

それはそれでいいと思うんです。
それだって自由です。

しかし仕事に対して誇りを持って
働くことにやりがいや生きがいを持ちたいならば
ただ漫然としていては
理想に辿り着けないかもしれません。

そこで「掛け算」です。

医師の場合には
どんな「掛け算」をするのがいいでしょうか。

専門とする診療科目?
手技?
診断力?
予防医療?
自由診療?

きっと掛けることのできるものは
非常に多いと思うんですね。

それこそ医療から離れたっていいし
可能性は無限大です。

しかし考えるべきは
・それは誰のためになるの?
・自分は充実感を得ることができるの?

この両立が実現されないと
長くは続かないと思うんです。

別に短期間でパッと初めて
パッと消えるのでよければ
深く考える必要はありませんけど
それなりの成果を手に入れたいなら
何と何を掛けるのかは
かなりの熟慮が必要ではないでしょうか?

良くも悪くもですが
キャリアってシビアでリアルなものなのですよね。

自己陶酔していても
それより優れた他者が何人もいるのでは
価値は高いとは言えません。

自分は内視鏡検査を
上部下部合わせて1万件やってきたと言っても
3万件とか5万件してきたドクターが何名もいたら
そこに追い付くには時間が掛かります。

では内視鏡検査1万件に
何をかけ合わせたら価値が倍増するでしょうか?

人それぞれかもしれませんけど
掛けたら面白いスキルや経験は
いくつもあると思います。

それこそが個性であり
希少価値に繋がるのですね。

何と何を掛け合わせる?
きっとキャリアアップのきっかけとなります。

ご自分らしく
いろいろ考えてみてはいかがでしょうか?

 

<参考>
あやふやな求人情報に翻弄されて苦戦した医師、
突破口は先輩医師から紹介されたエージェント!

 

 

*まとめ

キャリアに「掛け算」をというテーマで書いてみましたが
いかがでしたでしょうか?

私は社会人になったばかりの際には
元々システムエンジニアをしていました。

あんまりセンスがなくて
4年半で転職をしました。

次に営業職に就きました。

その頃は別に意図していたわけではありませんでしたが
システムエンジニア×セールスという掛け算をしたのですね。

その後は人材紹介業に転身して
営業として出発したものの
トップセールスになることができて
支社長、執行役員、取締役、代表取締役と
出世の階段を登ることができました。

システムエンジニア×営業×人材業×マネジメント×経営

こんな掛け算ができたのですね。
実はこれ、私が開業コンサルタントをするのに
大変に役立っているんですよ。

クリニックの開業準備において
経営の経験は何より重要ですし、
システムへの理解や
人材の採用に造詣があるというスキルが
プラスαとなって
私に希少価値を与えてくれたように思います。

まあ私のことなんてどうでもいいですし
あくまでも結果論ではあるんですけど
今、振り返れば
自分らしいキャリアを築くことができました。

キャリアは意図的に
設計するという側面だけではなく、
偶然性に左右されることも確実にあります。

この両面が大事なんです。

私なんぞも経営に携わる前に
なぜか経営本を読み漁っていたんですよね。

それはただただ面白いからというだけの話しでしたが
これもひとつの偶然と言えるでしょうか。

正直、経営者になるとは夢にも思わなかったですし
今こうして経営者になった時に
あの時に勉強しておいて良かったとしみじみ思います。

若い頃のほうが
成長意欲は高いのが普通です。

中堅からベテランになると
キャリアの踊り場のようなところに辿り着いて
成長よりも守りに入ったりしますよね。

ですけど「掛け算」という発想を持てると
特別の成長意欲がなくとも
今ある「スキル」や「経験」を掛け合わせることで
自然とキャリアアップできるんです。

そこが最大のメリットであり
ある程度のキャリアを積んできた
中堅からベテランに相応しい
キャリアの考え方ではないでしょうか。

それでは、また…。

 

医師限定 無料ZOOMキャリア相談 実施中!

*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています

 

医師の転職・開業・キャリア相談はこちらから

 

<ジーネットは様々な情報発信をしています!>
ジーネット株式会社 正式コーポレートサイト
<IBIKEN>医療ビジネス健全化協議会 医師向け情報提供サイト
twitter ジーネット株式会社公式アカウント
facebookページ ジーネット株式会社公式アカウント

下記もポチっとご協力下さい!
      にほんブログ村 転職キャリアブログへ

診療圏調査バナー