おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
私の知る限りでも
どの業界でも「恥部」というのはあるものです。
真っ当な組織の裏で
ロクでもない組織も存在しますよね。
もちろん真面目な個人もいれば
とんでもない個人もいます。
これは医療業界でも同様ですが、
私どもの転職支援業界は本当にヒドイもので
そんなことよくできるな?というレベルの
実に恥ずかしい営業手法が取られることも
どうやら少なくないようです。
特に中堅から大手企業ほどヒドイのは
いったいどういうことなのでしょうか?
私はドクターから直接話しを聞くのですが
いつも出てくる会社は同じです。
経営者をはじめ幹部、社員は
売上がデカければ
すべて許されるとでも思っているのでしょうか?
どれだけ自社を貶めているのか…
どれだけ業界全体に悪影響を及ぼしているのか…
企業の社会的責任をどう考えているのでしょうか?
ついでに言えば
クリニックの開業支援業界もヒドイものです。
虚偽情報がまかり通っていますし、
その虚偽情報を信じてしまったドクターが
ドクターしか入会できないオンラインサロンなどで
真偽を知らずに拡散してしまっていることもあるようです。
すべては売上に魂を奪われて
資本主義に毒されて
自分の頭で考えることを放棄して
善悪よりも損得勘定で物事を進める
一部の悪質極まりない企業の罠です。
私はこういう会社に戦いを挑んでいるわけですが
正直、象と蟻の戦いですよ。
ところが面白いことに
小さな小さな蟻のような存在の弊社が
巨象をなぎ倒すケースは意外と多いのです。
正義は必ず勝つもんだ…なんて
そんなピュアではないですけど、
でも正義は毎回ではないけど意外と勝つもんだということは
胸を張って主張することができるんです。
今回はあるドクターとの雑談のなかで出てきた
業界の恥部を赤裸々に発信して
私の思うところも含めてブログに書いてまいります。
本日のブログのタイトルは、
【 強引な手法を取る転職エージェントからは離れましょう! 】
といたしました。
<目次>
1.医師の嘆き
・面接後に強引に入職させようとするエージェント
・医師の取り合いをするエージェント
2.自分のやってること、恥ずかしくない?
・KPIとノルマに魂を売るコンサルタント
・物事の善悪よりも売上を取るコンサルタント
*まとめ
目次
1.医師の嘆き
転職支援業界全体で見れば
医師や看護師、薬剤師など
医療業界を主戦場とする転職エージェントは
後発組と言えます。
そもそも競合がほとんどなく
圧倒的な売り手市場であったため
医療従事者さえ獲得できれば
ほぼほぼ内定が出るという
他業界から見ると
まるで夢のような世界であったため
あっという間に
医療業界に紹介会社が流れ込んできました。
他業界で人材紹介をしている企業も
次々と参入をしましたし、
医療業界で別事業を行う企業や
事務長出身の方の起業だとか
実に様々な人が新規参入してきたのですね。
でもその根底にあるのは
「儲けたい」という邪な考えなわけです。
もちろん「儲ける」のは悪いことではなく
社会の発展のためであるなら
とても良いこととも言えると思います。
ただ「医療業界」において
「儲けたい」だけの人が参入するのは
いかがなものでしょうか?
そしてその結果として
他業界の人材紹介と比較して
医療業界の人材紹介の質は低レベルなままですし、
悪質と言わざるを得ないケースも少なくありません。
同業者として私は腹を立てることも多く、
たまたまここ数日にお話しさせてもらったドクターから
具体的な事例を伺いましたので
おかしな転職エージェントに騙されぬよう
ここで共有させていただきます。
・面接後に強引に入職させようとするエージェント
先方の理事長や院長、事務長などと面接をして
う~ん、どうも今ひとつだな…
ここはちょっと違うかなと感じていたのに
医療機関を出たらエージェントが
センセ、センセ、ここすんごくいいです!
ここに行きましょ!
ここしかないですよ!と
強引に入職させようとするという話しを
耳にしたことがあるドクターは多いでしょうか?
ある看護師さんなどは
あなたにはここしかありません!
ここを断るならもう紹介できません!
断ったらブラックリストに乗りますよ!と
脅された話しを聞いたことがあります。
そんなの嘘ですよ!と言うと
涙をボロボロ流して泣いてました。
辛かったのでしょうね…。
先日あるドクターと話していた時に
面接に行った後が怖いんですよ。
エージェントさんに断れない雰囲気を作られて
入職しなきゃいけないように思わされるのが…と
おっしゃってました。
自分の周囲のドクターは
これが理由でエージェントの利用を
ためらっている人が多いですし、
犠牲者は驚くほど多いですとのことでした。
こんなクソエージェントは潰れて良いどころか
潰すべきだと思います。
害しかありませんし、
会社として存在価値がありません。
医療系の転職エージェントは
労働局も問題視しており、
毎年のように監査をしたりしてますけど、
いくら帳簿が整っていても
現場でこんなことが行われていたら
その監査は全く意味がないと言わざるを得ませんよね。
真っ当な事業を行っているところほど負担になり
このような汚い売上を作るところほど
監査には引っ掛からないなんて愚の骨頂ではないですか?
しかもですよ…
こういうことをしでかすところほど
大手や中堅なんですよ。
裏を返すと
ずっとこういうことをしてきて
大きくなったということでもあります。
私は会社名まで知ってますので
ホント何とかしたいですけれど、
医師の皆さんがよ~く知っている会社ほど
こんな実態なんですよ。
もし面接後にこんなことを言われたら
もうそのエージェントからは離れたほうが無難です。
要はですね
ノルマが厳しいんですよ。
KPIで雁字搦めにされてるんですよ。
売上、決定数、面接数、求人提案数など
事細かく管理されて
現場の人たちは
こういう行動を強制させられてるんです。
ここまでしないと
KPIは守れないし、
できないとガン詰めされるんです。
だからこういう悪事がまかり通るわけですし、
管理職がそれをさせているのですね。
当然、経営者は見て見ぬふりで
売上さえ上がればいいんです。
本当の悪人は経営者であり管理職です。
現場の人はこんなことしたくないんです。
でもしないと叱責されて
営業会議で詰められるんです。
他の方がどう思おうが
私はこんな転職エージェントは不要と思います。
そんな転職エージェントで魂を売って
善悪の判断ができなくなる担当者たちは
一刻も早く辞めるべきではないでしょうか?
ちなみにうちの社員たちは
自分で判断するな、
先生が適切な判断を下せるように
判断材料を集めることに専念しなさいと
常日頃から指導をされています。
それどころか、先生の希望と合わないと思ったら
その場で詫びて、次のもっと良い職場を探せとも
厳しく言われております。
営業数字のためだけの転職支援なら
それはハッキリ言って悪事です。
表面上だけきれいごとを言って
現場ではこんなことをするようでは
いつか鉄槌が下るのではないですか?
というか天罰が下って欲しいですけど。
・医師の取り合いをするエージェント
あと最近多いのが
医師から依頼をされているわけでないのに
匿名のプロフィールを
あちこちの医療機関にバラまいてしまう
バカエージェントです。
医療機関だって
先生のプロフィールが送られてきたら
真剣に検討するじゃないですか。
でも医師はその会社に対して
話しを進めてくださいなんて
一切言ってないんですよ。
ただ問合せをしただけとか
ただ求人に興味を持っただけとか
そんな段階なのに
あっという間に話しを進めて
既成事実を作ってしまう。
もう先方の医療機関は
先生が面接に来るものと思ってますよ。
それを裏切っていいんですか?って
無理矢理に面接に行ってもらおうとさせる…
こんなことを言うエージェントこそが
ホントお前バカだろうという話しです。
これも完全に労働局案件です。
転職エージェントとして絶対にしてはいけない行為です。
数字が欲しいんですよ。
だから強引に進めるんですよ。
でもこんな転職エージェントが
信頼を勝ち得ることはできませんし、
業績が上がるわけがありません。
よく医療機関の採用担当者の方が
エージェントさんから問合せは結構あるんだけど
面接に進めてと言った後に
パッタリ連絡が来なくなるんだよねとおっしゃいますが、
これが理由です。
エージェント都合で勝手に動いているだけなので
話しが進まないのは当たり前です。
うちの場合は
元々オーダーメード型でご支援していますし、
受注生産型に近い転職支援をしています。
よって医師から依頼があって
初めて動き出すのですね。
ところが動き出した後に
医療機関の採用担当者から、
あれ、その先生と同一人物と思われる先生が
別のエージェントから紹介されてますよという
シーンに直面することがよくあります。
先生に確認してみると
その会社には問合せはしましたけど
取り止めていますよというお返事。
御社にしか依頼はしていませんから
御社で動いてくださいと言われることも度々です。
依頼を受けていないのに
個人情報をバラまくとはいったいどういうことでしょうか?
転職エージェントとして失格どころか
社会人としても、ビジネスパーソンとしても
それこそ人として大問題ではないですか?
先日はさらにヒドイことが置きまして
弊社に依頼して数か月動いていたある先生。
一応大手の会社にも声を掛けておいたほうがいいかなと
ある転職エージェントに連絡したのだそうです。
すると単独でないとやらない。
他の転職エージェントには断りを入れてくださいと
強引に、強硬に、自社だけにさせたらしいです。
うちから提案していた医療機関も
その会社からにさせてくれと
勝手に取っていってしまいました。
弱り果てた先生は
私に困り顔で謝ってきましたけど
先生が悪いわけではありませんので、
別にうちはいいですよ~と言ってあげました。
これ以上先生を困らせたくはないので
こういう判断をしましたが、
そのエージェントに対しては腹を立てています。
そのとんでもエージェントは
上場企業ですし、テレビCMまで流している
大手と言える会社です。
コンプライアンスはどうなってるんですか?
社長に直接連絡するか
コンプライアンス担当に苦情を入れるかとか
いや、やはり労働局に連絡しようかなどと
つい考えちゃいましたけど
もちろんそんなことはいたしません。
ただその医療機関さんの理事長と私は
かなり仲が良いのです。
そのうち〇〇社は気をつけてくださいねと
そっと伝えておきます。
ビジネスシーンなんて戦場に例えられるように
まあ仁義なき戦いが行われているわけです。
それにしても医師の転職エージェントは
レベルが低いどころか
モラルが低すぎます。
私も本当は切磋琢磨できる
よいライバル関係を築きたいのですけど、
ぶっちゃけそれどころじゃないですよ。
このまま行ったら
数年後には医師の転職エージェントは
法規制がなされることでしょうし、
不埒なエージェントは消えてなくなることでしょう。
どんな志をしてるんでしょうか?
すべてはトップである社長の責任です。
<参考>
どこまで落ちぶれるのか?医師転職エージェントの近未来…。
2.自分のやってること、恥ずかしくない?
バカ社長が蔓延るから
バカ社員が増える。
まあどこの業界でもある話しですけど
医療系の転職エージェント業界はホントに情けない。
まずですね
社長がど素人であるケースがほとんどなのです。
現場を知らない社長が
現場のために有効な策なんて打てるわけがありません。
よくトリッキーな策を打つエージェントがいますが
だいたいが自画自賛するわりには
採用現場では受けません。
一部の好意的な意見を
何百倍にもしてアピールしますけど
もともとがズレているのです。
いいものであれば
追随するエージェントもいるはずですけど
誰も追随しないのが
その証明と言えるでしょうか。
コンサルタントの存在価値って
私はクライアントの事業を発展させて
それこそ儲けてもらうところにあると思ってます。
それをないがしろにして
自分が儲けようとするというのは
後先が逆だと思うんですね。
それどころか罪悪のようにすら感じます。
私たちコンサルタント会社が率先して
襟を正していかねばなりませんし、
個々のコンサルタントも
売上よりも正義感を前面に押し出して
損得より善悪を判断基準としていかねばなりません。
そういう思いに共感できる同志が
増えるといいなと心から思っています。
・KPIとノルマに魂を売るコンサルタント
経営者としては
いかに社員に働いてもらって
ハイパフォーマンスを出してもらうのは
永遠の課題であるとは思います。
資本主義が勃興した頃は
資本家は労働者に対して
とんでもなく過酷な労働をさせていたわけですが
マルクスのような人が出てきて
少しずつではありますが、
働き方は適正化してきてはいますね。
まだ一部のブラック企業が蔓延り
昭和を引きずった働き方を強制するところもありますが
こんな組織は潰れていいですし
社長の責任を追及すべきとも考えます。
医師の働き方改革も
多少なりとも改善はしていそうですが
まだまだ遅々として進んでおりませんし、
抜本的な改革とまでは言えないでしょう。
さて、そこで転職エージェントです。
今だにKPIとノルマに縛られ
疲弊する社員が少なくありません。
あくまでも私の個人的な見解ですが
社員にKPIとノルマを課す経営者などは
害悪な存在であると考えています。
特に私が問題視しているのは
KPIというマネジメント手法です。
ちなみに弊社は転職エージェントでは珍しく
KPIとノルマのない会社です。
小さな組織ではありますが
それでも会社は年々成長をしていますし、
ずっと黒字の経営を続けています。
やろうと思えば
できないことはないと思うんです。
KPIを課す組織は
まるで金科玉条のように
当然あるべきマネジメント手法と考えていますが
それに大きなマイナス点があるのは見ようとしません。
よくある転職エージェントのKPIの項目は…
・内定承諾数・内定承諾率
・内定数・内定率
・面接数・面接通過率
・書類通過数・書類通過率
・応募件数
・エントリー数
・スカウトメール配信数・返信率
このようなものがあるのですが
こんな管理しかできないマネージャーなんて
私には何も考えていない能力不足に写ります。
だって誰にでもできませんか?
そしてパワハラの元になると思いませんか?
できないと営業会議で詰めたりするわけで、
それを何とか避けたい社員たちは
無理にでも数合せをするんです。
その結果がドクターへのしわ寄せとなります。
前述したような
面接後に無理に押し込もうとする輩や
あちこちの医療機関に提案をする輩は
ハッキリ言うとKPIの数合せしか考えていません。
ノルマに汲々としているのです。
医師にとっては迷惑極まりないですよね。
医師の世界で言えば
先生、CTの検査をもっと増やしてくださいとか
適応しなくてもオペしましょうとか
そういうことを平気でやってるんですよ。
私に言わせれば
こんなマネジメントしかできないから
ノルマが達成できないんだよと思いますけど
自分の頭で考えない経営者やマネージャーは
他のマネジメント手法は検討すらしないようです。
KPIの犠牲になる
社員たちが不憫でなりませんし、
実際に退職者が多いのも自明でしょう。
なかにはもう2度と転職エージェントは嫌だと
業界全体への不信感を持って辞める人も多いです。
うちに来れば
KPIもノルマもないのに
こんなエージェントしか知らずに
業界全体にマイナスを感じてしまうのは
かなり残念なことであると言わざるを得ません。
転職エージェントを志す人って
基本的にはとてもいい人が多いんですよ。
誰かのために役に立ちたいとか
キャリアに悩む人を救いたいとか
そういう考えを持っているんです。
でもこのKPIがそれをぶち壊すんです。
来る日も来る日もマッチングして
スカウトメールを送って…
なのにKPIは達成できずに
段々と心は荒んでいく。
KPIの達成のためなら
医療機関や医師に迷惑を掛けても
平気になってしまうのです。
実に罪深いですよね。
悪いのは経営者であり
マネージャーなのですけど、
こいつらは当たり前と思っているので
何ら改善策は打てないんです。
ホント存在が罪悪です。
KPIやノルマを課すエージェントなんて
すべからく潰れてもいいとすら
私は思っていますけどね…。
・物事の善悪よりも売上を取るコンサルタント
洗脳なのだろうなと思います。
自社が生き残るためだけのために
社員を洗脳していく。
経営者としては実に罪深く
こういう人に経営をさせてはいけないと考えます。
で、ですね、
KPIやノルマを課す会社の経営者というのは
その多くが社長が現場を知らないんです。
親会社から降りてきた社長とか
未経験で起業した社長とか
他の事業から手を広げた社長とか
そういうケースが大半なんですね。
現場を知らない社長ってのは
いかがなものでしょうか?
でも医療系の転職エージェントでは
非常に多いパターンです。
大手はどこも親会社がありますから
そちらから数年だけ降りてきます。
こういう人が現場に出るとも思えず
KPIマネジメントが蔓延る要因のひとつです。
そりゃ現場で奮闘している人も
モチベーションは下がりますよね。
この状況で…
売上が作れてないのはなぜだ!
内定承諾率が悪いのはなぜだ!
面接が組めていないのはなぜだ!
こんなふうにマネージャーから詰められるのです。
そりゃ無理矢理押し込もうとしたり
見学だけだからと嘘を付いて面接に行かせたりする
悪事に手を染めるわけですね。
もちろん本人も決して褒められるものではなく
突っぱねるぐらいの勇気と実力を持って欲しいですけど
あくまでも経営者の問題、
会社の構造的な問題であることは
よくおわかりになるかと思います。
医師の転職支援業界の1人として
私はこんなエージェントを看過することはできませんし
そんな環境で真面目に取り組むコンサルタントには
もっといい会社があるよと言いたいですけど
もう何年もずっとこんなことが続いているんですよ。
そりゃ紹介会社の評判が下がり続けるわけです。
大手は何億円とか、何十億円という
立派な売上を上げていますけど
こういうことの結果で上げているのです。
社員から見たら
絶望しかないですよね。
医師の皆さんから見たって
ノルマの厳しい会社は止めとこうとか
KPIで管理している会社は止めようと思うはずです。
でもそんなの見えないじゃないですか。
なかなか把握はできないんですよ。
高条件求人とか、レア求人とか、
高収入求人とか、当直・オンコールなしとか
結局、そういう冠言葉を載せた求人でしかアピールできない
質の低いエージェントが量産されてしまったのは
現場を知らない経営者に責任があります。
中小の転職エージェントには
現場を良く知り
社長になっても最前線に出て
酸いも甘いも嚙み分けることのできる
良質な経営者がそこそこはいますよ。
私もその1人ですけど
転職シーンで全てが人の世界ですから
そんな経営層が思うほどに
簡単な世界じゃないんですよ。
ましてKPIで管理すれば
売上が上がるような甘いものでもありません。
まあこんなことをしているから
業績を悪化させてしまった
エージェントが多いと聞きますし、
間違いなく右肩下がりになるでしょう。
儲かると思って新規参入した会社が
結局何もできずに退場していくのと同じです。
現場を知らない経営者が率いるエージェント。
こういうところは無理矢理売上を作る以外に
脳がないと言っても過言ではないのです。
どこのエージェントに問合せをするか?
それによって受けるサービスの質は差がありますし
ヒドイことをされることもあり得るのです。
是非ともドクターの皆さまにも
知っていただきたい業界の内情です。
私どもは我が道を行きますが
KPIやノルマは絶対に課しません。
する必要がないんです。
社長が転職支援の経験を20年以上持ってますから。
*まとめ
今回の内容は
医師の転職エージェント業界に
一石を投じるものですし、
実際に現在経営者である方や
マネージャー、社員の皆さまにも
相当に痛いところを突くものであるでしょう。
でも事実ですし
事業の核心部分でもあると思うのですね。
残念なのは
おそらくそういう方々は
このブログを読まないし
存在すら知らないケースが多いということでしょうか?
それは私の力不足でもありますが
このブログの目的は
医師の皆さんが判断を見誤らないための
情報提供であります。
今回書いたような
不埒なエージェントは嫌だよねと思って下さるなら
そういうところへの問合せを控えていただければ
悪質な転職エージェントも減ると思います。
随分前のことなんですけど
医師の転職エージェントではトップ3に入る
大手の社長とお会いしたことがあります。
すごく横柄で偉そうにしていました。
でも現場のことは何も知りませんでしたし、
人間的にも、経営者としても
尊敬できるところはゼロでした。
こんな奴が大手で社長をやるようじゃ
この会社は終わるな…と思っていたのですが、
案の定、業績は下がり続けて
その人は社長を退いていました。
親会社から見たら
実験的に社長をやらせてみて
結果を出せないから
出世街道からすべり落ちただけの話しです。
実にくだらない話しですし
日本の悪しき会社慣習ですけど
現場にとって
医療機関にとって
医師にとって
迷惑極まりないと言わざるを得ません。
そして現場で奮闘する社員の皆さんにとっても
こういう構図こそが仕事をやりにくくさせていますね。
とても美しい思いを持って
転職エージェントの扉を叩いたのに
その魂を売って
KPI合わせとノルマ達成のために
ヒーヒー言いながら日々の業務に当たるなんてことは
本当に残念なことだと思います。
ハッキリ言って
医療業界のなかで転職エージェントの存在は
「必要悪」のようになってますし
できれば消え失せて欲しいと思われてるじゃないですか。
とんでもエージェントの責任ですよ。
とんでもコンサルタントが要因ですよ。
しかし人材紹介事業自体は
やりようによっては
いくらでも「必要善」になりますし、
スタートラインが低すぎるおかげで
改善の余地はゴマンとあるのですね。
そもそもの構造上、
ひとつ間違えればただの中抜き産業になりかねませんが
いかに付加価値を付けるか?
問われているのは「価値」です。
「価値」を提供できない会社は潰れて良し。
社会悪になりかねませんからね。
だからこそ経営者の「志」が重要なのです。
弊社ではKPI、ノルマはありませんが
それはそう簡単にできることではありません。
大きな経営理念や、ビジョンはもちろんのこと、
事業設計、営業方針を刷新する必要もありますし、
今後、医師の採用マーケットがどう変わるか?
医師の働き方改革はどのように進むか?
様々なことを念頭に入れて
自社の業務改革が前提になって
実現できるものです。
それを現場を知らない経営者が
できるわけがないじゃないですか?
中小でも、ただ儲けたいだけの経営者が
できるわけがないじゃないですか?
ま、私ごときにできることは
それほどあるわけではありませんが、
少なくとも半径5メートルの範囲では
必死こいて活動していく所存です。
私どもとご縁のあった医師のために
医師のキャリアを伸ばしてくれる医療機関のために
そして社員のためにも
これが正しい人材紹介だ!という姿を作り上げます。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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