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なぜ私どもにキャリア相談する医師が増えているのか?

2025年11月19日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

今回は初の試みとなりますが
弊社の「井上」と「冨澤」が
対談っぽく話し合っていたものを
ブログにてまとめてみます。

 

本日のブログのタイトルは、
【 なぜ私どもにキャリア相談する医師が増えているのか? 】
といたしました。

 

 

<ジーネット 井上 × 冨澤 対談>

井上:
今日はストレートに、
「なぜ私どもにキャリア相談する医師が増えているのか?」を
テーマに話しましょう。

まず前提ですが、
当社は創業以来ずっとキャリア相談に力を入れ続けてきました。

転職相談やクリニック開業の相談は、
その前提としてのキャリア相談があってこそ──
という姿勢は変えていません。

それどころか年々強まるばかりであり、
キャリアがあってこその
転職や開業なんだなということを痛感しますね。

冨澤:
ここは揺るぎませんよね。
しかもキャリア相談は完全無料。
相談後に営業は一切しない。
個人情報も最低限(お名前だけでも可)。

まずは5年先・10年先のための情報収集に使っていただく。
これらの方針をを徹底していることが、
ご相談のハードルを確実に下げているように感じます。

井上:
私は転職エージェントの経験が20年以上あるのですが
どうしても売上とか、ノルマとか、
早く決めなければならないという
環境が多いのが現実なのです。

うちは、決める決めないよりも
まずは今より少しより良い未来を作るために
「キャリア」を重視するというスタンス。

何百社という転職エージェントのなかでも
うちみたいな会社はそんなに多くないと思うの。

冨澤:
はい、私はクリニックで勤めていたときに
転職エージェントさんを利用していたのですが、
ただ繋ぐだけとか、そういう会社を見てきました。

うちに入社してから驚きました。
全然違うんだって。

医師にとって、どちらのエージェントが望ましいかと問えば
答えは自明だと思うんです。

今は、うちで良かったって素直に思います。

井上:
私も、こんなストレスのない転職支援は初めてだし、
こういうやり方の会社が増えればいいのにって思うな。

 

1. 「急がせない」から信頼される

井上:
相談が増えている理由を整理すると、
まずは急がせないこと。

転職ありき、開業ありきで進めない。

「今は決めなくていい」
「将来の選択肢をマップ化する」

この姿勢を持ち続けることが
信頼につながっている実感があります。

もともとが「キャリアプラン」を軸にした
オーダーメードなサポートをしていますからね。

冨澤:
同感です。
意思決定の質って、
ご本人の「納得感」で決まりますからね。

納得がないまま決めると、
小さな出来事で不安になったり、
時には定着できずに
キャリアを汚すことにつながることもあり得ます。

だから私たちは、ご相談の際には
「あくまでも私たちの申し上げることは考える『きっかけ』です」と
お伝えすることが多いですね。

営業をかけないのは、
意思決定の自由を守るためです。

井上:
うちは、相談をとても大事にしているけど
この業界では相談を営業リスト作成だと考えているところもあるの。

相談したあとには頻繁にメルマガが届いたり
時々は電話を掛けたりすることを求められたりするけど、
うちの場合は、相談は完全に相談だけ。

営業はしないけど、
何かあればいつでもお声掛けくださいという姿勢であり、
こんな会社はそうないのよね。

冨澤:
同業他社から見たら、
そんなんで売上が上がるのか?と思われるかもしれませんね。

ですけど、この姿勢って
いいなって個人的には思っていますし、
変な営業を求められないから
1人1人の医師に全力で寄り添えるのがいいですよね。

井上:
私は社長から何回も言われてるんだけど
「営業するな」って(笑)。

こんな会社ないよね?
営業担当なのに、営業するなって。

だけど、これがうちらしさなんだと思う。
営業しないのに、自然と営業になってる。

冨澤:
私は医療業界で仕事を始める前に
営業経験があったのですけど、
その頃とも全然違います。

営業しないことが営業だなんて
普通はあり得ませんもんね。

でも、それが心地よいですし、
余計なプレッシャーがないから
先生方にも真摯な対応ができますよね。

 

2. 相談の型:価値観→条件→選択肢→戦略

冨澤:
キャリア相談の進め方は、かなり型ができていますね。

・価値観の言語化(何に充足を感じるか/譲れないものは何か)
・制約条件の棚卸し(時間・場所・収入・家族・研究 等)
・選択肢のマップ化(病院内の配置転換、フィールド転換、開業の可能性など)
・意思決定基準の合意(短期より中長期/損得より善悪)
・次の一歩(試行の設定、一次情報の取りに行き方)

こんなふうに言うと
堅苦しいものに感じるかもしれませんけど、
実際のお話しのなかでは
ざっくばらんな会話をしていくなかで
いつの間にか本質に辿り着くと言いますか、
それが私たちの技術でもありますけど
あくまでも愉しい会話のなかに
これからの未来に向けた気づきが手にはいるような
そんなストーリーを描くようにしています。

井上:
ここに私たち独自のフレームを重ねます。

ひとつの例ですが、
貸借対照表(P/L)と
損益計算書(B/S)で考えてみると
意外とキャリアが整理されるんです。

P/L(今日の成果)よりB/S(積み上がる資産)。

医師のB/Sは、
信頼・健康・関係・知恵。

この4つが積み上がると
結果的にP/Lも良くなります。

キャリアって
これからどうする?だけではなくて、
やはり過去からの積み重ねであり、
今、どういう行動を取っているのかが大事です。

いろんな先生とお話しするなかで
医師というより
人として素晴らしい方ですと
とてもステキなキャリアをお持ちなのです。

その結果として、
選択の自由度が上がり
次から次へとチャンスが近づいてくるのですね。

年収の足し算より、
見えない資本の掛け算をどう増やすか?

このようにロジカルな部分と
エモーショナルな部分の両面で
一緒に設計のサポートをするのが私たちです。

冨澤:
社内でもキャリアの話をすることは多いですし、
その前提にはライフがあるということも
口を酸っぱくして言われますもんね。

ライフのためのキャリア。
キャリアの前提としてのライフ。

論理と感情。
両方を丁寧に研ぎほぐすことで
今より少しより良い未来につながるんですよね。

 

3. 「一次情報」と「現場知」の厚み

井上:
私どもは多くの医師のキャリア相談に乗り、
その後の転職や開業支援も行ってきました。

結果として、現場の一次情報と
キャリアの運用の知見が蓄積しています。

これは先生方からよく言われるのは、
同じ医療機関の求人でも
他社さん経由の内容と
弊社経由の内容では求人情報の「量」も「質」も
段違いであるということです。

これはクリニックの開業支援でも同じで
同業他社さんとの比較では
なぜか褒めていただけることが多いです。

冨澤:
目線の違いなのかな?と思います。

うちは、先生が判断しやすいように
情報収集を徹底的に行いますけど、
社長からは、断られるのもOKなんだよ
先生が正しい判断を下すための情報なんだと
私はよく言われるのですが、
そこには話を先に進めるとか、面接に進めるとか、
そういう考えは一切ないのですよね。

開業も同じで
例えば電子カルテのデモなどでも
あくまでも主人公は先生であり、
先生が判断をしやすくするために
私たちが質問して、手助けする感じですよね。

井上:
私たちは面接には立ち会うのが普通ですし、
面接後にも先生と話しますけど
そこで、ここにしましょうなんて絶対に言わない。

冨澤:
自分が違うと思ったら
先生に謝って、次の案件を探せとも言われます。

他のエージェントでは、
ここにしましょうとしつこく言われて
辟易したなんて話を先生から伺いますけど、
うちのスタンスって真逆ですよね。

井上:
ドクターファースト!って
もう何度も何度も言われてきたけど
そうだよねって
現場感覚だと素直に思うよね。

数字、数字って
面接に行ったら決めてこいみたいな風土は
うちには欠片もありません。

冨澤:
だからこそ先生と同じ目線に立てるので
何だか同志のような立場になりますよね。

そういう姿勢が伝わると
相談相手として頼ってくださるので
とってもやりがいがあります。

井上:
もちろん、相談だけで完結してもいいのですが、
その先に進む場合は、
選択肢のメリット・デメリットや
リスクとか、落とし穴をともに探ります。

たとえば転職なら定着できるか?
開業なら集患に苦労しないか?

私たちの現場感覚が先生方に重宝されるのって
本当に嬉しいですよね。

うちは社長が現場感覚が鋭いから
中途半端な姿勢だとすぐにバレちゃいます。

いかに先生と同じ立場に立てるか?を
常に求められるからこそ
私たちも現場観を大事にしてますね。

 

4. 相談者の層とテーマ

井上:
うちは小さな会社だから、
そんなに多くの先生方から
お声を掛けてもらえるわけではないけど、
独自のスタイルを貫いているから
同業他社さんと比較すると
確率が随分と高いみたいなのね。

医療系の転職エージェントって
確率が10%だと割といいほうみたいなの。

うちの場合は
悪くても50~60%、
いいときは80%を超えるじゃない。

それはうちの会社ってスゴイでしょという話ではなく、
うちのスタイルを好ましいと思って下さる先生は
どこに出ても恥ずかしくない
素晴らしい先生が多いということなのよね。

冨澤:
わかります~。

医師としてのキャリアはもちろんのこと、
人としてもリスペクトできる先生が多いですよね。

そっか、うちのスタイルに共感して下さるから
うちのやり方にマッチしているのかもしれませんね。

井上:
年代は上は60代、
下は20代後半から30代前半までと幅広いですけど
意外なことに男女比はおおむね6:4で
やや男性が多いくらいかな。

ライフステージの変化が多い
女性医師からのご相談は確実に多いですね。

幅広い層の先生からお声掛けはいただいているけど
共通点は、うちの発信する様々な情報をチェックしていただいて
共感して来てくださっていることかな。

冨澤:
はい、やはり最初からある程度の信頼があるので、
うちのやり方を普通に実行していると
安心してくださることが多いですよね。

勤務医を続けながらのバイト先探し、
常勤先を変えたいというケース、
シンプルにキャリアを見い出したいというご相談、
自分のクリニックを持ちたいという開業、
実に様々なご相談がありますけど、
その先生の年代や、方向性を踏まえて
適切なアドバイスをするようにしています。

井上:
女性医師の場合は、妊娠・出産・育児という
フェーズフェーズで働き方を変えざるを得ないですし、
最近は男性医師でも家族思いの方が増えており
やはりライフとキャリアは表裏一体だなと感じます。

冨澤:
年代に応じて、チャレンジの仕方も変わりますし、
セカンドキャリアとか、キャリアチェンジも
進め方が変わってきますよね。

オーダーメードのキャリア支援ができるように
さらにいろんな先生のお手伝いをして
私自身もキャリアアップしたいなと思っています。

 

5. 無料/営業しない/個人情報は最小限──運用ポリシー

井上:
改めて伝えておきたいのは、
キャリア相談は完全無料で、
相談後にこちらからの営業は行いません。
お名前だけでも相談可能です。

5年先・10年先のための情報収集として、
安心してご利用いただけます。

冨澤:
守秘義務は当然厳守しますし、
相談内容も転用や無断共有はいたしません。

履歴書等の書類も不要ですし
ざっくばらんにお話しをすることができます。

うちにとっては当たり前ですけど
これだけだと何のためにするの?

どんなメリットがあるの?と
疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。

井上:
それは確かに。
う~ん、何だろう。

私たちにとっては勉強になるというのはあるけれど
会社にとっては時間を掛けても営業しないのでは
あんまりメリットがないかもしれない。

でも、うちの会社ってそういうところがあって
損して得取れではないけれど
急がば回れではないけれど、
キャリア相談をして、お役に立てば、
そのうちにお声掛けがあるんじゃないかと…。

で、実際にあるのも確かです。
だから続けている。

究極的には、社長の方針ということかしら。

6. 代表・小野の方針が、私たちの基準になっている

冨澤:
いつも社長が言っていることですけど
損得よりも善悪という価値観もありますよね。

私も最初は意味がよくわからなかったけど
「善」を考えて
世のため人のために善いことをしていれば
それは返ってくる気もしてきています。

井上:
仕事とは何か?
「事に仕える」ことなんだとも
よく言われますよね。

ご相談の1件1件が「事」だとすれば
それに丁寧にお応えするだけ。

売上を上げろ、早く決めろ、という方針じゃないから
丁寧に、丁寧に、対応することができます。

冨澤:
会社を経営する立場としては
かなり怖いことだと思うんです。

でも、結局、きちんと成り立ってる。

社長が数字に強い人だというのもありますけど
私たちの方針に理解をしてくださり、
私たちに期待してくださる先生方にお応えするには
このやり方が望ましいのかもしれませんね。

井上:
相談が増えている背景には、
社長の方針が私たちにしっかり根付いているのが
もしかしたらかなり大きいんじゃないでしょうか。

「短期より中長期」というのも、
これはキャリアの考え方としてもよく言われるけど
仕事でも、この順序を守ることは強く求められます。

私たちの意思決定にもぶれがなくなってきてますね。

冨澤:
私たちの成長が早いのも、
社長の経験値とノウハウに直接触れているからです。

大きな会社ですと
社長との距離が遠くて
聞きたいことも聞けませんけど、
うちは、すぐに質問できる。

ちょっとした悩みや迷いも
聞けばすぐに解決しますもんね。

だから、思い切って行動できる。
失敗を恐れる必要もない

 

 

7. 相談の流れ

井上:
流れはとてもシンプルです。
ホームページの「キャリア相談はこちら」という欄から
お問合せをいただければ
あとはご都合のよろしい日時をいただき調整するだけ。

対面でも、オンラインでも可能です。

冨澤:
医師の皆さんからのご相談は
かなりハイレベルで、
なかには切実なケースも少なくありません。

初回のご面談は
どうしても社長を頼らざるを得ないけど
私も知識を増やし、経験値を高めて、
早く先生方のお役に立てるよう
毎日、勉強の積み重ねです。

井上:
普通の転職エージェントですと
何度かロープレをして
先輩社員の手助けを受けながら
わりと早い段階で求職者と面談することが多いです。

しかし、私どもは、医師のキャリアという
とてもセンシティブで、多様性のある領域ですので、
私自身もまだまだ自信を持って
取り組めるとはとても言えません。

うちに来るまでには、
今まで何千人という求職者と面談をしてきましたし、
うちに来てからも
キャリアの壁打ちお試し会」などで
多くの先生からのご相談を受けましたけど、
うちの社長の面談を見てると
もっと頑張らないと…と痛感する毎日です。

でも、難しいからこそ価値があるのだし、
簡単にできるようになるなら
それは希少価値にはなりませんからね。

実際に、初回面談以外では
任せてもらえることも増えてきているので、
このまま頑張っていこうと思ってます。

冨澤:
はい、私もそう思います。
難しいからこそ、面白いんですよね。

クリニックの開業支援では
電カルを中心に、予約や問診などのシステム、
セミセルフレジやオンライン資格確認など
わかることはどんどん増えてきていますし、
保健所や厚生局への手続きなども
だいぶ慣れてきました。

でも、そこに甘んじず、
もっともっとと貪欲に頑張ります。

井上:
そうね、私もスタッフ採用ではお役に立てるようになり、
わかってきたことも増えてはいるけど、
まだまだわからないことも少なくないもの。

一緒に頑張りましょうね。

8. よくある質問(要点だけ)

井上:
費用は? —— 無料です。

冨澤:
勧誘は? —— しません。
こちらからの営業連絡も行いません。

井上:
匿名は? —— お名前のみで結構です。

冨澤:
書類は? —— 初回は不要。
必要に応じて後日で構いません。

井上:
対象は? —— 勤務医・開業医を問わず。
年代は20代後半〜60代まで幅広くお受けしています。

内容によっては社長に出てもらいますし、
私たちがお受けすることもあります。

 

9. 増えている理由、改めて3つ

冨澤:
ここで、まとめてみますと、
相談が増えている理由はこの3つと言えるでしょうか?

① 急がせない
→決断を迫らず、納得感を最優先にしている。

② 中長期の設計
→5年・10年の視点で、未来の選択肢を増やすべく
キャリア設計のサポートをする。

③ 一次情報と現場知
→現場目線で、具体的な事例も交えつつ、
考える「きっかけ」を提供している。

井上:
そしてこれらを、無料・営業なし・個人情報最小で
静かに、ふんわりと実行しています。

「安心して相談できる」ことが、
最初の一歩を後押ししているのだと思います。

いきなり転職しますか、しませんか、
開業しますとか、しませんか、というのは
弊社においてはあり得ません。

あくまでも、それも選択肢のひとつです。

お話ししていて、
次のフェーズに進みたい気持ちが高まることはあっても、
一旦、持ち帰っていただいて、
冷静になって考えて、その上で…というのが
弊社の方針です。

冨澤:
こういう姿勢をうちの社長があちこちで発信しています。
社長が自ら言っていることは破るわけにはまいりません。

私どものスタンスは、社長公認どころか、
社長の強い意向でもあるので、安心できるのですね。

10. 実務の三原則とは?

井上:
ここからは、相談の場でお伝えしている
「実務の三原則」を共有します。

(1)手段と目的を混同しない
(2)目標と目的をセットで持つ
(3)未来の選択肢を多く残す決断

この三つは、どの年代・どの診療科でも
有効ではないかと考えています。

社内のミーティングでも
よく語られることなのですけど、
意外と手段と目的を混同してしまうことは多いですし、
目標を見失っていたり、目的がぶれていたり、
未来の選択肢を軽視してしまっていることは
ままあることなんですよね。

そこを冷静に、視野を広げることで
再度、思い出していただくと
急に視界が開けることは少なくありません。

冨澤:
わかります。
私自身も転職活動をしていたとき
戸惑うこともありました。

まず、転職や開業はあくまでも手段です。
目的は他にあるはずですよね。

たとえば、QOLを上げたいとか、
さらに専門性を深めたいとか、
もっと患者さんとの接点を増やしたいなど。

その実現のために、
転職や開業という手段を実行するはずなのです。

しかし、思うような求人がないとか
いい開業物件がないとか
信頼できる開業コンサルタントがいないなど
プロセス段階でつまづいてしまうと
つい、妥協したくなるのが人間というものですよね。

井上:
選択肢って実は誰にでもあるものなんです。
自分の目標を叶える
複数あるルートのひとつにすぎません。

冨澤:
それなのになぜか見失ってしまう。
本来的には、その点でこそ
コンサルタントの存在価値があるはずなのに、
案件の提案しかしない人が少なくないですね。

井上:
そこよね。
弊社では、常に先生が判断しやすい体制を作ることを
社内でも口酸っぱく言われるのですが、
コンサルタントが、これいいですよというのはおかしいです。

そういうおかしな導きをしないために
お互いを知るフェーズとしてキャリア相談を大切にしています。

特に、クリニックの開業の場合は
やはり原則として一生に一度のことでもありますので
私どもはとても慎重です。

今後、どのように開業準備を進めていくか、
まずは先生にコンセプトシートをご記載いただき、
それを元にして喧々諤々のディスカッションを行います。

話が盛り上がり過ぎて
時には2時間、3時間も掛かることがありますが、
このプロセスがあるからこそ
私たちが先生の右腕として機能できるのだと思います。

冨澤:
常勤先の転職支援でも、
定期非常勤のアルバイト先探しでも
弊社のスタンスは変わりませんね。

単に求人をご紹介するのではなく、
むしろ先生の本音を確認したかったり
視野を広げていただくための提案だったり、
早く決めて欲しいではなくて
先生が判断を誤らないように
慎重に、丁寧な仕事を求められますね。

井上:
手段と目的を混同しないということ。
目標と目的をセットで持つこと。

そういうことよね。

転職は手段であり目的は他にあるはず。
目的を果たすための転職であるべき。

開業は手段であり目的は他にあるはず。
目的を果たすための開業であるべき。

ここは私たちの価値感として重要ですし、
判断基準としての根幹と言えるかもしれません。

冨澤:
転職がゴールになるのではなく、
新天地でどんなキャリアを身につけて
その先にどんな選択肢を手に入れることができるか。

開院がゴールになるのではなく、
多くの患者さんたちにご来院いただき
経営的にどう成り立たせるのか。

私たちが常に考えているところですね。

井上:
年収なんかもそうよね。

誰だって年収は高いほうがいいし、
せっかく転職や開業をするなら
上がったほうが嬉しいに決まってます。

でも、近視眼的に
今より次は高年収と考えるだけではなく、
いかに生涯年収を上げていけるかという発想を
頭の片隅にインプットするだけで
キャリアの選択は変わってきますね。

冨澤:
それを冷静に振り返るために
3つのポイントがあると考えています。

ひとつは「数値」として換算すること。
そしてなぜそれが必要なのかを問うこと。

もうひとつは「期限」です。
いつまでにという目標設定ですね。

最後に、具体的な手法の問題、
つまり行動の選択です。

このように考えて
目的→目標→行動が一本線でつながると、
必ず迷いが減りますね。

井上:
ここよね、うちが同業他社さんと違うところは。

マッチング優先であれば
こんなことを考える必要はありません。

しかし、弊社では、社内でも、
転職後、数か月後、数年後の先生の気持ちであったり、
開院後、数か月後、数年後の経営状況が大事であると考えてます。

転職後に先生が活き活きと働いている。
開院後に先生が困らない。

このためのサポートが私たちの仕事です。

冨澤:
はい、目的と目標は常にセットですし、
目的が変われば、目標も変わるんですよね。

一度、口に出したから
こうでなければならないと決めつけることなく、
先生のエモーショナルなところまで寄り添って
いつでも柔軟に方向性を変えていけるのも
弊社ならではと言えるかもしれません。

井上:
最後に、未来の選択肢を多く残す決断ですけど
これは別にドクターだからではなく、
私たち自身にも問われているところです。

まず片道切符のリスクについて考えたいです。

キャリアや人生というのは
可逆性を大切に持っておくほうが
自分を有利にすることが多いように感じています。

いざとなったらスタート地点に戻って
リスタートできるということですね。

しかし、不可逆的な決断をする方も少なくなく、
それは将来の選択肢を狭めることにつながりかねません。

後悔先に立たずということわざがあるように、
現時点ではリスクは判明していませんから
つい条件的なメリットであったり
現状からの逃避が先行してしまうこともあります。

失敗は成功の母と言いますけど、
致命的な失敗だけは避けなければなりません。

これが不可逆的ということです。

冨澤:
まず小さく始めてみることも大事ですよね。

例えば、キャリアチェンジを目論んでいるなら
いきなり常勤で探すのではなく、
スポットや定期非常勤でお試し勤務をしてみるなど。

これだけでも選択肢は広がりますし、
リスクを減少させることになりますね。

井上:
いきなり大枠を固めず、順序を刻む。
仮説→検証のプロセスを小さく踏む。
そんなふうにも言えるかしら。

途中で、違うと気づいたときに
立ち戻れるって大事よね。

冨澤:
最適化って言われますけど、
今の最適化だけではなく
未来を最適化するという
そんな考えを持てるといいのかもしれません。

井上:
この三原則って
シンプルなわりには効果は抜群です。

頭の整理をして
方向性やビジョンが明確になると
行動力というのは高まるものなのですよね。

自分自身の価値観や判断軸を確固たるものにして
選択肢を自分に与え続けると
自分の「自由」が増えるんです。

医師という仕事は
不自由さがついてまわるだけに
キャリアという観点では
自由に思考し、行動していただきたいなと思います。

冨澤:
はい、この三原則を壁打ちしてみるのが
私たちのキャリア相談と言えるのかもしれません。

手前味噌ですけど
相談件数が増えるのもわかりますね。

井上:
私たちも、指名でご相談をいただけるように
頑張っていきましょう。

 

11. 最後に——分岐点で“自分らしく”決めるために

冨澤:
これも、社長に再三言われることですけど
キャリアに正解はありません。

A先生の求めるものと、B先生の求めるものは、
多少、似ているところがあっても
まったく同じではありません。

消化器内科の先生だからこう…
整形外科の先生ならこう…と
勝手に決めつけるのは本当に良くないと思ってます。

井上:
大事なのは正解を見つけるのではなく
常に問い続けること。

いつも言われるもんね。
もし、正解があるとしたら
それは先生の心の中の問題。

だから、オーダーメードに同じ心を持てるよう
私たちも寄り添い、並走するスタンスを持ち続けなきゃね。

冨澤:
社長の本のタイトルが
「キャリアの分岐点」ですから
この分岐点に携わる私たちは
先生方のご決断の「質」を上げていただくために
しっかり判断材料を提供していきたいですね。

そのためには、自分らしさを先生に見い出していただきこと、
そして今だけではなく、中長期的な視点を持っていただくこと。

やはりキャリア相談が大事になりそうです。

井上:
人生の二大失敗要因は「焦り」と「慢心」だとも
社長から何度も何度も言われてますけど、
私たち自身はもちろんのこと
先生にも焦らぬよう、らしさを失わぬよう、
的確な支えとなっていきたいね。

冨澤:
私自身、入社後に井上さんから
うちは大人の組織だから…って
何度も言われてきました。

大人って何だろう?から始まり、
最近は、大人ならこう判断するかなと
自分を律することができ始めている気がします。

キャリアや人生について
人様にアドバイスをするならば
やはり大人って大事ですもんね。

成熟と言ってもいいのかしら。
私自身、大人の階段をまだまだ登っていきたいです。

井上:
大丈夫、冨澤さんは立派な大人よ。
私も負けじと頑張らねば…(笑)。

 

 

まとめ

井上と、冨澤の対談。
いかがでしたでしょうか?

彼女たちは本当に優秀で
先生方に対しての向き合い方も素晴らしいし、
社会人として、しっかりしていますので、
私としても安心して見守ることができています。

今後も機会があれば
こんな企画でもブログに書いてみます。

それでは、また…。

 

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