おはようございます。
医師の採用に悩む医療機関に対しても
ノウハウと情報を提供し続けている
ジーネット株式会社の小野勝広です。
二兎を追うもの一兎をも得ず…。
昔の人は本当にいい事を言ったものだなあと
つくづく感心させられます。
少し前の話しですが、
とある病院に週２～３日ご勤務できる
非常勤の先生をご紹介しました。
見学、面接もスムーズに進み、
お互いに相思相愛で、
残るは詳細の条件面を詰めるのみ…。
先方の事務長と何度かやり取りをしていて
ほぼこれでまとまるかな…という段階になって、
どうも病院側の対応がおかしくなってきました。
今までは何とかこの先生に来て頂こうと
先生の望む条件は前向きに調整してくれていたのですが、
突如、少し待って欲しいとか、
もう少し時間が掛かりそうだ…と
急に話しが進展しなくなってしまったのです。
ん？これは何かあるな…と思い、
もしかしたら他の先生とも
お話しを進めているのではないですか？と聞くと
まさに図星で、常勤希望の先生が現れたので
何とか待って欲しいという事でした。
病院としては常勤を優先せざるを得ないし、
でも、ご紹介の先生もとても良い医師なので
もし常勤の話しが進まなければ
当初の予定通り非常勤で是非お勤め頂きたい…。
まあまさに二兎を追うものは…という奴ですし、
虫のいい話しと言えばそれまでなのですが、
そう言われればそう対処する他はありません。
ですが、先生がどう思われるかは別ですね。
案の定、気分を害す事になってしまい、
それなら他の所を紹介して欲しいと
決裂してしまいました。
その上、結果的にはその常勤医の話しも…
別の紹介会社経由だったそうですが、
結局期待を持たせるだけ持たせて
面接すら行われなかったそうなんです。
確実な非常勤の先生の採用を逃し、
不確実な常勤の先生も逃してしまい
こんな事なら…と愚痴のこぼれる担当者さんでしたが、
こればかりはいかんともしがたいですね。
やはり二兎を追うものは一兎も得ないものですね…。
採用現場とは、
需要と供給のバランスで成り立っていますし、
すべて人と人…
様々な思惑が入り乱れる世界でもあります。
とは言え、常に相手のあるものであり、
人の気分を害してしまえば
望む結果は得られませんね…。
今回は求人医療機関側の不手際の話しですが、
これは逆も然り…
求職者側の駆け引きで話しが流れてしまう…という
ケースも少なくありません。
誠実さや誠意が欠けてしまえば、
思わぬ方向に話しが進んでしまいますので、
この辺りは注意しないといけませんね。
それでは、また…。
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