おはようございます。
医師の転職を成功させる為に情報発信する
ジーネット株式会社の小野勝広です。
昨日のブログが好評なようですので、
もう少しこの話題は続きがありますから
今日は続編を書きます。
昨日見逃した方はこちらからどうぞ ↓
ある大手医療機関の医師招聘担当者の愚痴…。
ひとしきり大手3社をぶった切った彼は、
今後紹介会社はどうあるべきか?
コンサルタントにはどうして欲しいか?
という話しをしていました。
それはやはり
採用現場の最前線で働く方の意見として
私自身もとても参考になりましたし、
かなり弊社の方針やスタンスに近かったので
やってる事が間違っていないという確信も持てました。
まあそれはいいんですけど、
その時彼の携帯電話が鳴ったのです。
ちょっとすいません…と電話を取った彼は
なぜだかニヤニヤしていました。
後からわかったのですが、
さっきまで手厳しく言っていた
業界3番手の会社の担当からです。
交わされた会話は案の定…
40代前半 消化器内科医 専門医あり
当直なし、2000万円出ます?
苦笑いしながら彼は
それは難しいですね~と言ったところ、
そうですか、じゃ他に話しを回します…と、
言われたそうです。
電話を切った後に彼は、
「どんな先生かはわかりませんが、
ここのエージェント経由だと採用する気が起きないですね。
小野さん、どう思います?」
そう尋ねられて、
もし自分だったら…
2000万円を超える仕事の内容の説明をするし、
それができるならいいけど、
できないなら相応しい仕事、
待遇をディスカッションするよね~。
当直を避けたい気持ちはわかるけど、
何かの事情があるのか?
ないなら当直をする事にどれだけの価値があるのか?
するしないでどれだけの待遇の差があるのか?
そういう事はしっかり説明するよね。
確かに当直なしで
2000万円を超える案件はあるけど、
それは普通の先生だったら
おいそれと手を出せない事情があるもんだしね。
そういう会話をきちんと交わして、
ご理解をしてもらって、
実現の可能性があって始めて医療機関と調整だよね。
そんな当たり前の話しをしましたら、彼は、
「そうなんですよ。
そういう事をしてくれるか、してくれないかで
エージェントの価値が決まるんですよ。」
「最初に聞いていた話しと面接で
先生から聞いた話しが全く違うなんてケースは
非常に多いんですよ。
これじゃエージェントが介在する意味がないですよね。
先生方もまともなエージェントに行かないと
自分の価値が下がる一方ですよ。
エージェントのせいで
その先生とのご縁がプッツリ切れますからね。」
そんな事を言ってました…。
そりゃそうですよね。
希望条件のやり取りだけならWEBだけで充分…。
しかもそれが正確に把握できていないなら
間に入る事が罪になってしまいます。
我々エージェントは
もっと努力しないといけません。
そして先生方にもWEB上の宣伝広告や
会員になっているサイトだからと
頭から信じるのではなく、
しっかり情報収集して、
自分の価値を上げてくれるエージェントと
タッグを組んで欲しいな…と強く思います。
でも、小野さんさあ、
2000万円を超える案件はあんまり…って言うけど、
今回紹介してくれた先生の希望年収は2500万円以上でしょう。
そりゃないっすよ~と言われましたが(笑)、
だって、それだけの価値があって、
その価値を病院側も認めてくれたから
今日の面接になって、しかも院長もノリノリで、
是非当院で…って話しになったじゃん。
そういう見極めができて、
受け入れ可能性のある医療機関にオファーする。
それもエージェントの仕事です。
医師の価値はお金ではありません。
そりゃお金はあって困るものではありませんが、
他に手に入れたいものがあるケースも数多くあります。
何を手に入れたくて、
その為にはどういう働き方をして、
どこの医療機関に提案するか。
日々考えて、リサーチをしています。
それがまともなエージェントです。
それでは、また…。
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