おはようございます。
医師の転職をライフプランも含めてアドバイスする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
これだけ頑張ってるんだから
もっといい給料を貰ってもいいだろう…。
この仕事量で今の給料では割が合わないなあ…。
転職シーンではよく伺う悩みでありますし、
収入面は転職理由の代表的なひとつであります。
私自身も適正な給与は当然欲しいですし、
正直今よりもあと少し…という
思いがなくはありません。
それが健全でもあるとも思うのです。
ところが…、
先日とある本の中に、
「努力と報酬の非対称性」という言葉が
書かれていました。
ふむ…、
関心を持ってじっくり読み込んでみますと、
要は頑張ったから報われるという幻想を
日本人は大好きだけれど、
そのような考えは自分を堕落させると…。
努力は必ず報われるものではなく、
報酬は努力に対して支払われるのではない。
そもそも努力と報酬に相関関係があっては
人間はやる気が出ない。
人間が自分の限界を超えるような働きをするのは
夢中になっている時だけだ。
何が起きるか予測がつかないけれど、
何かとてつもなく面白そうなことが起こりそうだという
ワクワク感にドライブされて能力を発揮する。
努力と報酬の相関表があらかじめ開示してあって、
それに基づいて努力するという事になったら
人間は努力をしなくなる…。
まあざっとですが、
こんな内容が書かれておりました。
確かに新渡戸稲造の武士道でも、
武士の心得として、
努力と報酬のあいだに相関を求めるのは
武士ではない。
そんな事が書いてあった記憶もあります。
なるほど。
私はそう思う部分が大きかったです。
ですが、いろんな考え方があって良いとも思います。
上記を読んで、
私のようになるほどと思う人もいれば、
それは違う、
そんな事があってはならないと
思う人がいてもいいと思うのです。
なぜなら報酬の考え方もひとつではありませんし、
その与えられ方もいろいろあります。
これはもう合う合わないとか、
好き嫌いで判断するしかないようにも思います。
であるならば、
絶対的な正解がない訳ですから、
努力は報われると信じで努力をする人もいいし、
努力と報酬は非対称だと考えて
シビアに生きるのもいいでしょう。
個性なんだろうなと思います。
与える方も、与えられる方も、
努力に対する考え方も、
それぞれの個性を表すものではないかと感じます。
自分自身を客観視して、
自分の個性にあったフィールドで働くというのが
正解のない中でも割と正解に近いのではないでしょうか。
だからこそ自分のプランニングが
大事になってくるのでしょうね。
人と同じプランニングなんてあり得ません…。
確かに努力と報酬に相関関係があったら
つまらないかもしれませんね。
社会主義が崩壊したように、
結果がわかっている仕組みでは
人は努力をしなくなってしまうのでしょう。
人類学って深いなあ…とつくづく思います。
それでは、また…。
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