おはようございます。
医師に転職する際に参考になる
事例やノウハウを情報提供している
ジーネット株式会社の小野勝広です。
新たな職場をお探しのドクターにとって、
院内の見学というのはかなり重要ですよね。
待合室で待つ患者や入院患者の表情、
看護師をはじめとしたスタッフ達の表情、
こういったソフト面は結構大切な
チェックポイントのひとつになると思いますし、
外来や手術室の設備、医療機器の充実度など
ハード面も、もちろん事細かく把握した方がいいですよね。
また院長をはじめ経営陣が
どういうビジョンを掲げて
どういう方向に病院を導こうとしているのか、
先生方に何を求めて、何を提供できるのか、
病院見学時には
様々なチェックポイントがあると思いますし、
できれば第三者とともに、
複合的な視点でチェックした方が良いと思ってます。
ある程度面接慣れ、見学慣れしている先生は、
そういったチェックポイントに関しても
ノウハウを持っていますが、
今まで大学医局からの派遣でしか
他病院は見ていないとか、
特に見学などを重視せずに
職場を決めてきた場合には、
よくわからないままに院内見学をしてきたかもしれません。
入職してから
あの時にもっと細かくチェックしておけば…とか、
もっと院長の話しを聞いておくべきだったとか、
後々気づいても元の木阿弥ですから…。
やはり最初にしっかりとチェックするに
越したことはないですよね…。
さて病院内のチェックポイントなんて
そりゃ内部で働いている先生方の方が
よ~く知っているのが普通ではありますが、
意外と見逃しがちなのが
私は「医局」と「当直室」ではないかと思います。
病院さんによっては自慢の医局であったり、
誰に見せても恥ずかしくない当直室であったりすると
率先して見せてくれるのですが、
雑然とした医局であったり、
不便であまり清潔でない当直室であったりすると
あまり見せたがらない病院だってあります。
しかし医局と当直室は
医師にとって環境面では
かなり大事なポイントだと思うんですね。
また医局と当直室が整備されていないという事は
医師への病院の扱いが何となく予想できたりもします。
医局や当直室が整備されているのは、
病院が医師を大切に思っている証拠でもありますし、
医師のQOLを高める為に力を入れている事にも繋がります。
今どきネット環境がなかったり、
すでに退職した先生の私物がそのまま置かれていたり、
シャワーの調子が悪かったり、
プライバシーが全く守られていなかったり、
男性医師も女医も同じ部屋だったり…。
こういう時には
職場選びに慎重にならざるを得ないですよね。
医局や当直室の見学。
是非、転職の際には
頭の片隅に入れておいて頂きたいです。
逆に言うと医師の採用に悩む医療機関側は
医局や当直室を整備しておいた方が良いと思います。
せっかく他の部分で気に入って貰えたのに、
ここで敬遠されてしまうなんてもったいないですからね。
また開業医もスタッフルームをどの程度充実させるかは
看護師などの採用に関係してくるとも思います。
圧倒的な売り手市場な訳ですから、
良い医師を迎える為に過ごしやすい環境整備を
お願いしたい所であります。
ある意味では医師にとって
医局や当直室はホッとひと息つける場所。
だからこそ…ですよね。
それでは、また…。
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