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長時間労働と過労死問題についてイチ転職コンサルタントの考察!

2016年11月5日by gnetdoctor0

おはようございます。

医師の働き方も改革すべきと考えている
ジーネット株式会社の小野勝広です。

ホワイトカラーエグゼンプションの導入が叫ばれましたが、
野党をはじめ労働者側からの猛烈な反対を受け、
しばらくは見送りとなりそうです。

長時間残業の問題はビジネス界でも、医療界でも、
一向に改善されず、
過労死まで起こるくらいなのですから、
今ここで残業時間の規制を取り外すなんてのは、
さすがに問題があると言わざるを得ませんね。

私はコンサルタントとして、
はや13年ほど採用支援、転職支援の仕事をしてきました。

求職者の方々からは、
多くの退職理由、つまり不満を伺いましたし、
求人側からは、
採用の背景やオープンにできない内部事情を伺いました。

その中で長時間労働、
多くの残業問題について
求職者からは大きな不満として、
求人側からは致し方ない理由として、
両者から話しを聞いてきました。

残業がある、ない。多い、少ない。
過労死に繋がるような企業風土がある、ない。

こういう二者択一の思考回路では
この問題は解決できないように思います。

残業なんて概念がなく、仕事に没頭して、
時間ではなく成果で仕事をしている人がいます。

何時まで仕事をしようが苦ではなく、
休日出勤も当たり前にこなし、
心身ともに健康で、家族のバックアップもあり、
むしろ仕事をしない事の方が
調子を崩すような人がいます。

その一方で可能な限り残業がない事を望んでおり、
もし残業をするなら
しっかり残業代は頂きたいという人もいます。

少し無理をすると過労で倒れそうになり、
肉体的にも、精神的にもあまり無理が効かず、
ONとOFFはしっかり付けねば
パフォーマンスが落ち、
家族との時間も大事にしたいし、
仕事だけの人生なんて送りたくない。

こういう人もいますね。

これはいいとか、悪いとか、
どっちが正しいとか、間違っているとか、
そういう問題ではないと思います。

世の中には、前者のような人も必要だし、
後者のような人も必要です。

この部分で
優劣を付けてはならないと思うのです。

実際には両者の中間層も多いでしょうし、
考え方だけの問題ではなく、
心身の調子によって考え方も変わるでしょうし、
その時の周囲の環境によっても変わるでしょう。

正社員より優秀なパート、アルバイトは少なくないですし、
正社員だから仕事に情熱を持っているという事も
最近ではあまりないような気もします。

社会は多数を活かさねばならず、
政治は声の大きい勢力、
声の強い勢力の意見を尊重せざるを得ませんが、
本来、前述の前者と後者を同じ法律で縛るなんて
明らかに無理があると思うんですね。

労働基準法自体を否定するつもりはありませんが、
これだけ価値観が多様化していて、
働き方も、雇用主も、個人個人も、
実に様々なポリシーを持って生きているのに、
何もかもを一緒くたにして無理矢理はめ込もうという
仕組み自体に無理があると思うんです。

いっその事、正社員の中にも多様な働き方を認め、
残業へのスタンスや仕事への取り組み方なども
個人が選択できるようにすればいいのではないか?と…。

労務管理や給与計算などは煩雑化されますが、
残業問題の大半は解決できるように思います。

働き方を5種類くらいに分けて、
それぞれに応じた給与を提示して、
さあどの働き方を選びますか?と
個人に決断させる。

ホワイトカラーエグゼンプションだって
望む人には導入して良いと思うんです。

でも望まない人に導入してはいけない。
多様化を促進した方が丸く収まる時代でしょう。

ただこれによって過労死もなくなればいいですが、
雇用主が労働者から搾取してきた歴史を振り返れば
どんな仕組みを作っても法の抜け穴を見つけたり、
最初から守るつもりもない人が出てくると思うんですね。

こういう人を許さないという断固たる法が必要です。

過労死を出した経営者は絶対に許さないという
国民的なコンセンサスをバックにして、
厳罰を経営者に課す法律を立案して欲しいなと思います。

過労死を出したらアウト!です。
これは許してはいけません。

過労死を出した企業の経営者が政治家に転身するとか、
のうのうと社長の椅子に居座っているとか、
こういう事は許してはいけないでしょう。

別に命まで取れとは言いませんが、
大切な従業員の命すら守れない経営者が
世の為、人の為になる事をできるとは思えません。

できるのは金儲けだけでしょう。

こういう人には厳罰主義を取らねば
大切な事を一生気づかずに
お偉いさんとして
勘違いして生きていってしまいます。

個人に選択肢を提示する事。
過労死には経営責任をしっかり取らせる事。

この2つを何らかの形で導入すれば、
もっとイキイキと働ける人が増える気がしますが…
果たして現政権の働き方改革は
どういう方向に進むのか?

私は厚労省に任せるのではなく、
政治主導で改革すべきと思うんですが、
今後の動きに注目です。

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残業問題は多様な働き方を認める事。
過労死問題は経営者の責任を追及する事。

これだけで良い方向に
変わっていくと思うんだけどな。

どうやって?という部分は難しいけど、
まずは政治が大きな方向性を示して
それに応じた政策立案を官僚がしていけば、
そこそこいいものが出来上がるようにも思うんだけど。

まあ私ごときがどうこう言ったって
何も変わらないでしょうが、
働く人間の1人として、
働くをサポートする仕事をする1人として、
何か黙ってられないっすね。

それでは、また…。

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