おはようございます。
医師の転職や開業に多角的かつ深く関わる
ジーネット株式会社の小野勝広です。
医師の生涯年収…。
そりゃ個々の先生によって
だいぶ異なるものだと思います。
24歳~59歳の賃金構造基本統計調査によりますと、
約4億3000万円なのだそうです。
これは勤務医の収入が
ベースとなっているそうですから、
成功の度合いにもよりますが
開業医も含めるともう少し上がりそうですね。
4億6000万~4億8000万円という説もあるようです。
4億3000万円…。
これを高いと見るか、低いと見るか…。
個々の先生によって
違う感想をお持ちになるのかもしれませんね。
いや自分はもっと稼いでいるぞ!とか、
医者をお金だけで判断するな!とか、
収入よりも大事なものがあるだろう!とか、
はい、すべておっしゃる通りと思います。
でもお金も大事ですし、
知識として抑えておくことで
いざという時の判断の参考にはなりますよね。
ちなみに一部上場企業の
サラリーマンの生涯年収は、
2億5000万円~3億円なのだそうです。
年収が高いと言われる業界、
例えば総合商社、マスコミ、銀行、損保などでは
医師の生涯年収と同じくらいか、
超えるケースもあるようですが、
そうではない業界ではもう少し下がるそうです。
一部上場企業でこの程度ですから、
二部上場や、その他中堅、中小企業は
残念ながらもっと低い生涯年収となるのでしょう。
ざっと言うと一部上場企業のサラリーマンより
約1.5倍ほど医師の生涯年収は高い訳ですが、
果たしてこれを高いと見るか、低いと見るか…。
超一流のプロ野球選手などは
年俸で3億~5億などもあり得る訳ですから、
医師のプロフェッショナル性を考えると
個人的にはもう少し高くても良いのかな?とは思います。
ですが医師の年収はほとんどが1000万円オーバーですし、
1500万~2000万の方も結構多いと思います。
ましてアルバイト収入も含めると、
2000万円を超える先生も少なくないですよね。
その一方で民間給与実態統計調査によると、
日本人の平均年収は415万円となっています。
昨今では年収200万~300万円の方が
かなりの勢いで増えているとも言われますので、
そういう面では医師の年収は高いレベルで
維持されていると言えるのかもしれませんね。
さて…、お金なんてものはあればあるほど良いですね。
普通の人であれば、100万より200万の方がいいし、
1000万あれば次は2000万円欲しいと思うでしょう。
でもこういった統計に惑わされてはいけないという面も
少なからずあると思います。
上を見ればキリがなく、
下を見てもキリがありませんからね。
私はこの生涯年収という考え方は重要と考えていまして、
転職して年収は上がったけれど、
その次の転職では確実に下がる…という
キャリアを選んでしまう方だって少なくないんです。
これでは意味がないと思います。
ひと昔前の年功序列のように
毎年上がっていくのは理想ではありますが、
残念ながらそういう時代は終わりを迎えてしまって
能力に応じて…となっているのが昨今です。
また独身の時のお金の価値と、
結婚してからのお金の価値と、
子供を持ってからのお金の価値と、
子供が受験を迎えてからのお金の価値と、
子供が独立してからのお金の価値では
これまた全く異なりますよね。
フェーズによって必要な金額は違う訳で、
年収1000万円でも余る時もあれば、
年収2000万円でも足りない時もある…。
お金の世界ってのは難しいものです。
だからこそ人生設計が大事なのでしょうね…。
別にマネープランを立てましょうとか、
保険でリスクを抑えましょうとか、
節税対策を打ちましょうとか、
そういう事が言いたいのではありませんが、
(これはこれで大事ですけどね)
つくづく人生ってのは
準備と計画が大事だとは思うのです。
準備や計画の為には、
知識と情報収集が必要ですね。
医師は医療の専門家。
専門家には
益々専門的な領域で尖って頂きたいので、
専門外の領域については
時々こんな形で情報提供してまいります。
4億3000万円。
今これを全額手に入れたら
人生を誤ってしまう人も少なくないような気がします。
毎月毎月の積み重ねだからこそ
価値があるのでしょうね。
宝くじが当たって
人生壊してしまう人が多いなんて話しも聞きますし、
お金は欲を掻き立てますから、
欲にまみれてしまうのではなくて、
堅実に、着実に、計画的に考えないといけないですよね。
必要不可欠ですが、
怖い存在でもあるお金。
冷静に考えなきゃですね。
それでは、また…。
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