おはようございます。
医師のライフスタイルから
キャリアプランを導き出すサポートをする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
本日のブログタイトルは
『 子供の教育を考えて都心部で働かざるを得ない…という医師! 』です。
地域医療を守りたい医師
以前に何度か当ブログでもご紹介をしましたが、
「医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査」によると
20代、30代の若手医師は地方の医療機関で
長期間働く意思を持っている事がわかったとの事でした。
その時の記事は下記をクリックしてお読み下さい。
首都圏を離れて地方・僻地・離島で勤務する!?
あくまでもアンケートの結果ですし、
私が肌で感じている実感とは正直ズレがあり、
どうなのかなあ?とは思います。
ただオフィシャルな回答として、
地域医療を守りたい!とか、
離島やへき地医療も厭わない!とか、
医師たるもの人が住んでれば…という意気込み自体は
頭が下がる思いであります。
問題は制度として
それをバックアップするものがない…
いやなくはないですね、いろいろあるのですが、
よし!それなら…というものがないと言った方が
正確でしょうか。
これは我が国の政策全般に言える事ですが、
全国一律の制度ではもう人は動かないと思うんです。
個別具体的な事案を側面支援するような政策が
求められているように思うんですよね。
巷で言われる医師の偏在問題なども
こうしたサポートなしに解決の道は難しいかと思います。
自分の家族も守りたい医師
医師も普通の人間です。
こんな当たり前の事すら
忘れられてるように思う時もあるのですが、
やっぱりごく普通の人たちですよね。
だから両親を大事に思う気持ちもあるし、
配偶者を幸せにしたいとか、
お子さんに良い教育を与えてあげたいとか、
ごくごく一般的です。
ちょっとそのレベルが高かったりするだけです(笑)。
その中で私が今まで何度か先生から伺ったのは
「子供への教育」です。
この問題はかなり大きいように思います。
ひと昔前と比較すれば、
自分の子供も医者にしたいという先生は
少なくなっているように感じますが、
それでも本人が医者になりたいと言った時に
バックアップできるようにしておきたいという
話しは良く聞きます。
やはり万が一に備えて、
しっかりとした教育を受けさせておきたい、
いざという時に適切なサポートがある環境を準備しておきたいと
そういう事なんだと思います。
その意味ではやはり地方では選択肢が少なく、
離島やへき地の場合は
教育問題はかなり頭の痛い所ですよね。
だからと言って知らない街に単身赴任ってのも
結構辛いものだと思うんですよね…。
ライフプランを元にしたキャリアプラン
医師のキャリア支援を仕事とする私としては、
やはり先生方が未来をより良いものにして頂きたいと
切に願っています。
今までお会いした先生方のお話しを聞くと、
単身赴任があまりにも長くなっていたり、
当直が月に8回、9回と多かったり、
オンコールでの呼び出しが
あまりにも頻繁でプライベートでも気が休まらなかったり、
その割には給与面で報われてなかったり、
ちょっと長く働く環境には
不適切と思う事が少なくありません。
日本の医療は現場の負担で成り立っているんだな…と
痛感させられる事が多いです。
しかし新潟の研修医が過労死した件もあり、
(ご家族の方には心からお悔やみ申し上げます。)
世はまさに電通事件以来、
働くという事に対して
ようやく適正化を求めています。
私の父親世代(70代半ば)ですと、
もうブラック企業ばりに働かされてきましたし、
それが当たり前の時代でした。
もうすぐ平成の世も終わろうとする中で、
いつまでも昭和の働き方でいいとは思えません。
医療業界も、
医療現場で奮闘する医療従事者の犠牲を前提にした
雇用環境は変えなければならないと思うんですね。
だからこそ先生方にも
意識転換をおススメします。
これからは先輩ドクターと同じ働き方ではダメなんです。
日本の医療の未来の為に変化するチャンスであります。
とは言え、現場は人員不足の中で、
患者の理解を得られずに、
自治体や行政は方向違いの施策を打ち、
まだまだしばらくは戦い続けねばならないと思います。
でも確実に医師の働き方は変わってきます。
これからはQOLを高めながら、
キャリア志向を持ち、
ご自身のライフプランを重視しつつ
キャリアプランを構築する事が必要になると思うんです。
何か良さそうな求人ないかな…という
古い転職手法ではなく、
ご自身のキャリアプランを中心にした
新たな職場探し、新たな働き方探しが
必要な時代に突入するのではないか?
いやそうならねばならないと考えております。
求人主導ではなく、
キャリアプラン主導です。
そしてキャリアプランを実現するネゴシエーションを
我々紹介会社が最初から最後まですべきなのです。
まとめ
働き方の潮目は確実に変わったと思ってます。
これを生かすも殺すも我々次第ですね。
プライベートを犠牲にした働き方は
やはり無理があると思います。
いかにしてQOLを高めて、
最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるか?
私自身にもできる事はあると思いますので、
コツコツと積み重ねてまいります。
是非とも日本の未来の医療のために、
力を合わせて取り組んでいきたいと考えております。
それでは、また…。
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