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医療業界全般

救急車のたらい回し

おはようございます。

医師の転職、開業の情報提供をしている
医師転職相談センターの運営企業、
ジーネット株式会社の小野勝広です。

この問題はあえて一般の方の目線で考えてみたいと思います。

おそらくですね、
救急車のたらい回しについて、
世間一般の方が思うのはとんでもない出来事だ、
医者はもっと働け!だと思うのです。

ところが、日本の救急医は
1945人(2008年末現在)しかいない訳でありまして、
何とアメリカでは、
人口が約2倍ではありますが
約3万人の救急医がいるそうです。

その一方で、
救急車で運ばれた患者数は10年前と比較すると、
約100万人以上増えました。

さて、どうやって対応しましょうか?

これって、
医師の方から見たら当たり前のデータですが、
一般の方から見たら驚きのデータですよね。

医者はもっと働け!と言っていた一般の方も、
この事実を知れば何でこうなってるんだ!と憤ると思います。

では、なぜこうなっているのか?ですが、
まず救急車の受け入れを拒否する病院側の事情ですが、

・入院させるベットがない満床
・担当する医師がいない人手不足
・患者の症状に対応できる専門医がいない
専門外の理由があって受け入れができません。

私の知る限り、
受け入れたくないという医師はいません。

受け入れられないと
地団駄踏んでる医師はたくさんいます。

もし、自分が救急車で運ばれたとして、
廊下の椅子に寝かされたり
他の患者に掛かりきりになっている医師が
ついでレベルで診療したり、
内臓がおかしいのに
整形外科の先生に診て貰うなんて事を良しとするなら、
受け入れを拒否する病院側にも
何らかの責任があるのかもしれません。

しかし、大抵の方は良しとしないですよね。

では、満床、人手不足、専門外の3項目は
どうしてこうなったのか?ですが、

原因は様々あるものの、
要はベッド数を増やせない制度、
人手不足になる制度、
専門医が足りなくなる制度を
今まで国が取っていたという事なのですね。

大抵の方は、
この原因を医師、医療機関側にあると考えますが、
実は、医師や医療機関は
制度やシステムの犠牲者と言えます。

これって一般の方は本当に知らないです。
というか、
私もつい最近まで知らなかったですしね…。

土日や祝日は、
docomoのショップは混んでますよね?
1時間待ちなんてざらです。

きっとsoftbankやauのショップも
そうだと思います。

おそらくこの3社は人を増やし、
業務効率を高めて対応しているでしょう。

でもdocomoのショップで
auの案内はしません。

普通です。

医療業界もそれぞれの専門医を
増やさせねばなりません。

しかし、日本の医療は、人を増やさず、
むしろ減らす事を奨励してきた訳ですね。

しかも、高齢化社会がどんどん進み、
患者は増加している中にです。

人が足りない中で、
業務量は増える訳で、
そんな労働環境に耐えきれず
去っていく方も増えています。

完全な負のサイクルです。

様々な問題がありますので、
簡単には言えない事が多いのですが
少なくとも救急車のたらい回しをなくす為には、
国が制度を変え、
医師の絶対数を増やし、
ベッド数を増やし、
専門医を増やしていく必要があります。

また、その為には、財源が必要になります。

日本では、
蛇口をひねれば飲める水が出てきましたし、
スイッチを押せば電気が付きます。

そこには、関わる多くの人がいて、
多額のコストが掛かっています。

今回の震災でそういった当たり前の事の裏に
大きな問題がある事が浮き彫りになってきました。

医療も同じです。
病院に行けば医者に診て貰える。
今までは当たり前でした。

でも、これからはそうではなくなってしまうかもしれません。

高速道路を作るのと、
医師を増やすのはどちらが大切ですか?

空港を作るのと、
救急医を増やすのではどちらが大切ですか?

全国に数多くいる政治家に払う給料と、
病院のベッド数を増やすのではどちらが大切ですか?

こういった事を我々一般人は
考えていかねばならないと思います。

財源なんて増税しなくてもあるんです。
日本は医療現場を軽視してきました。

その結果が
救急車のたらい回しなどの問題になって
自分で自分の首を絞める事に繋がっています。

医療、介護、年金、保育、失業…。
多くの問題がありますが、
管轄官庁はすべて厚生労働省です。

改革すべきはここだと思います。

こういう難しい問題を書こうとすると、
知識不足と文才のなさを痛感します。
精進します…。

それでは、また。

 

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