ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

スタッフへの魔法の言葉。ーG先生ー

(公開: 2018年11月16日)

魔法

 

おはようございます。

 

めっきり朝晩寒くなってきましたが、
医療転職業界は、
来春にむけてアツクなってきていると感じている
ジーネット株式会社の梅澤晃子です。

 

私どもジーネット株式会社は、
医師・看護師の人材紹介だけではなく、
クリニック開業支援や、
医療機関へのコンサルティング業務や、
医師を取り囲む業種の方々との勉強会に出席したり、
業者間の交流もあるので、
色々な事例をきくことができます。

 

今日は、そんな中からG先生のお話を。

 

G先生.

お父上も医師という家系のG先生。
内科系の先生です。

 

医学部卒業後、
医局派遣で幾つかの病院で勤務されながら、
ご自身の科目や、
それに付随する科目の専門医を取得し、
産業医まで取得し、
実家のクリニックを継がれました。

 

今から15年前のこと。

 

パソコンやITは、得意ではないけど、
G先生の中で、時代に先駆けて、
何か対策をうっておかないということで、
ICTの導入、中でも電子カルテの導入をお考えに。

 

勿論、ICTの導入、電子カルテ導入に際しては、
クリニックのスタッフや、お父上からも、
反対の声はあがったそうです。

 

働いているスタッフにしてみれば、
紙カルテでも、何の支障もなく、業務が回っているのに、
あえて、電子カルテにしなくてもよいでしょうに。。
という声にならない声が、態度でわかる。

 

お父上からも、
費用をかけてまでやる必要があるのか??
という疑問を投げかけられる始末。。

 

さて、皆さん、
G先生、どうされたと思いますか??

 

スタッフが気にしていること。

G先生は、不思議に思ったそうです。

 

”自分としては、
スタッフが働きやすい様に、
業務の効率化を考えて、提案したのに。。
こんなに反対にあうなんて。。。。”

 

G先生の仰る通りだと思います。

 

ですが、スタッフ側から考えてみますと、
”今までのやり方で、業務は十分にまわっている。
トラブルもないのに、なぜ、新しいことをしようとするのか?”
”あえて、やり方を変える必要はないのじゃないのか?。”
と思っているんです。

 

なぜ、そう思うのかというと、
今までのやり方は、
業務中は忙しすぎても、
頭で考えることなく、
身体が動けるレベルまで、
身に沁みついている状態。

 

考えなくても、身体が覚えている。

 

そして、いくら忙しくても
勤務時間内に終了している。

 

ここがポイントです。

 

スタッフは、
新しいことを始めた際、
新しいことに附随するルールや、
使い方を覚えることに、
時間をとられることを
恐れています。

 

業務も回っているし、特にトラブルもない。
だったら、今までのやり方、ルールで良くない??
だって、新しいこと覚えるの、面倒くさいじゃん!

 

こういう考え方ではないスタッフも中にはいるかと思いますが、
大半のスタッフは、”新しい”ことを始めると、
それに附随したルールを覚えなくてはならないと予測し、
面倒くさがるものです。

 

G先生のクリニックも御多聞に漏れず
こういった反応だったそうです。

 

さて、G先生はどうされたのでしょうか??

 

言葉を変えて伝えてみる。

”業務の効率化を考えているのに。。。”

 

G先生、スタッフとの話し合いの中で、
【効率化】という言葉を何回かだしたそうです。

 

その時のスタッフの反応をみて、
”どうやら効率化という言葉は、
あまり良い印象ではないらしい。。”

 

確かに、医療従事者は、
患者さんを良くしたいという思いがある人達が
集まっている世界。

 

効率化を意識してしまったら、
医療そのものが成り立たなくなる。

 

それに、気付いたG先生は、
言葉を変えて、スタッフに伝えたそうです。

 

「電子カルテを導入することにより、
 ペーパーレスになるし、
 今までよりも、皆がラクできると思うんだよね。」

 

「例えば、
 今80人来ている外来患者さんが、
 電子カルテとか、新しいことを導入したことにより、
 100人に増えたとしよう。

 終了時間は変わらないし、
 今までと同じ忙しさであれば、
 みんな対応できると思う。
 忙しさは変わらないけど、生産性はあがる。
 そして、給料もあがる(笑)
 どう??」

 

「新しいモノを導入することで、
 ラクも出来るし、給料もあがるなら、
 みんなでやってみない??」

 

こんなお話しをしたら、
スタッフの皆さんも、ちょっと興味津々(笑)

 

極めつけは、
「もっと皆にラクに働いて欲しいから、
 こんな風にしたら、もっとラクになると思うことがあったら、
 紙に書いてだしてみて!!」

 

皆さん、おわかりですよね??

 

じゃんじゃん
【ラクに仕事をしよう案】が
スタッフから提案されたそうです。

 

それと同時に、
新しいことに対しての、
スタッフのアレルギー反応的なモノは
薄れていったそうです( *´艸`)

 

スタッフへの魔法の言葉。

G先生、
スタッフに対する伝え方を変えただけ。

 

【効率化】を、
皆で【ラクしよう!】

 

それだけなのに、
こんなに反応が変わることに、驚いたそうです。

 

僕、魔法の言葉を話したっけ??

 

G先生が求めていた効率化と
スタッフが求めていたラクというのは、
実は、同じことだった。

 

ちょっと強引にまとめましたが(苦笑)

 

クリニック経営の中で、
大切なことって、
沢山あると思います。

 

その中の一つに、
スタッフとの関係性っていうのは、
とても大切ですよね?

 

以前にも書きましたが、
スタッフは医師の言動を
つぶさにみております。

 

【よく考えて!スタッフへの言動】

 

今回のG先生。
伝え方を変えただけで、
スタッフの気持ちもまとまり、
しかも、G先生的にいえば
外来数80人きてた処を
スタッフ10名で対応していたのが、
電子カルテや、
新しいことを導入することによって、
1名のスタッフが、
14~15名の対応が可能になったとのこと。

 

確実に生産性はあがっているワケです。

 

嬉しさとまりませんね(笑)

 

クリニック経営で大事なこと。

今回G先生の
お話しを伺っていると、
先生の方針自体は、
当初から何も変わっていません。

 

クリニックの将来を考えると、
何か対策を打っておかないといけない。

 

電子カルテや新しいことを導入して、
効率化をはかりたい。

 

スタッフの負担を増やすのでなく、
ラクして仕事を減らす様にして、
実は、生産性があがっている。

 

全部、自分の考えていたことを、
実行されています。

 

経営者だから、そんなもんじゃん!!
とお考えになる先生もいるかと思いますが、
それは違うと思います。

 

先生のクリニックではありますが、
スタッフがいてくれるからこそ、
成り立っている。

 

先生の方針を通して貰ってよいのです。

その通し方に、ちょっと工夫をするだけで、
スタッフの士気があがり、
生産性も収益もあがるということが、
実際にあるのです。

 

クリニック開業を考えている医師の皆さん、
一度、G先生のお話、一緒に聞いてみませんか??

 

それでは、また。