ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

こころ 曇りのち青空 Dr.あやこ 精神科医の処方箋

(公開: 2019年02月10日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを中心に

転職、開業、経営シーンで支え続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

現代社会では「こころ」の問題が

クローズアップされています。

 

私たちは自らのこころをコントロールする術を

いつから失い掛けてしまったのでしょうか?

 

本日のブログのタイトルは、

【 こころ 曇りのち青空 Dr.あやこ 精神科医の処方箋 】

といたしました。

 

韮崎東ケ丘病院医師求人

 

本書をピックアップした理由

『こころ 曇りのち青空 Dr.あやこ 精神科医の処方箋』

北村 絢子 山梨日日新聞社 を読みました。

 

著者は知人です。

よっていくら素人書評と雖も

バイアスが掛かり過ぎるのは良くないと思います。

しかし本書は……。

 

私が知る精神科医は非常に真っ当で

とても真摯な方が多いと感じています。

 

世の中にはやたら薬を処方するとか、

まともな診断をしていないとか、

いろいろ精神医療を揶揄する声がありますが、

そういう方とは私はあまり出会わないようです。

ブログに書かれるから?(笑)。

 

著者は韮崎東ケ丘病院の院長です。

大学病院から始まり、

民間の総合病院、自治体系病院、

ご自身でのクリニック開業が2回と、

実に多様な経験をされてきた精神科医師です。

 

院長の人柄を知っているだけに

また院長のキャリアが面白いだけに、

興味津々で読み始めたのでした。

 

目次

・会話のボール受け取る

・愚痴上手ですっきり

・趣味と娯楽は別もの

・母と娘人生はそれぞれ

・人間関係こそ心の良薬

・「得意が面倒」過労の兆候

・第二の人生こそ本番

・朝の気分を大切にしよう

・モノの量ではない幸せ

・外の風に当たるって大事

・心のしなやかさが若さに

・若々しい脳に大切な意欲

・「枠づけ」で依存防止

・「心のアラーム」を大切に

・「子育て」の先を見つめて

        …他多数…

 

感想

本書は著者が山梨日日新聞のコラムに掲載していた内容を

加筆修正して出版したそうです。

 

はじめに…では

書き物のプロではなく、

現場重視の一精神科なので

この程度しか書けませんと

新聞社に見せたところ

「こんな感じがいいのです」と言われ始まった連載。

 

いやいやこれは新聞社の大ヒットですね。

私も素直にああこういう感じっていいなと

素直に思いました。

 

とても自然体で、

精神科医として長年診察をしてきたからか

非常に日常を大切にしている事が伝わってきます。

 

下記に私がグッときた箇所をご紹介します。

 

器質的な脳の異常が大きくても、

人生にやる気や目的があると、

大きく委縮した脳がこんなにも働くのだという事実は

時に奇跡的でさえある。

少ない脳細胞でも助け合って必死で機能すれば、

大きな力が出るのだ。

人生に何か足りないものがある、というのは必要なことだ。

また同情すべき状況にある、

というのも悪いことばかりではない。

人の心を奮い立たせる何かがあるような気がする。

今嘆いている苦労や重責こそ、

若さの秘訣だと考えを変えてみる視点もあるのだ。

恵まれて幸せなのは結構なこと。

しかし、お金があって家族がいて、

何もかもやってもらって、

自分の役割やすべきことまでなくなってしまうと、

脳はあっという間に退化する。

どうやら幸せボケは新婚さんだけの専売特許ではないようだ。

(45~46P)

 

私も含めて今の社会が、

弱さや欠点を受け入れない体質になっているので、

子どもは親にも先生にも容易に心を開いてはいけない、

弱さを見せてはいけないと思っているのかもしれない。

こうした関係は実は、師弟や親子に限らず、

上司や部下や、友人、親類など

すべての人間関係に言える。

(66P)

 

普段は、病名をつけたり薬を処方したりするのが

医者の役目である。

しかし、それをのっけから批判され、

同じことを繰り返すわけにいかなくなった。

そこで奥の手を使うことに決めた。

それは”医者を降りる”ことである。

患者さんの言うことはある意味正しい。

初対面の相手に突然心の秘密を打ち明けろというのは

無理な注文である。

私にもその気持ちが伝わり納得したので、

まずそれを伝えた。

そして短時間で彼を分かろうとすることも、

病名をつけることも、

薬を勧めることも、

治そうとすることからも降りることにした。

(78P)

 

新しい年を迎え、

「今年こそ何かを始めたい」と思う人も多いだろう。

しかし、私はあえてこう勧めたい。

「今年こそ何かをやめてはどうですか?」と。

(118P)

 

その経験から「私は嫌だ」と拒否できるのは「力」だ、

と考えるようになった。

まず、自分の気持ちにちゃんと気づいて、

ただ我慢するのではなく

相手に嫌だと主張できること。

そして拒否すれば当然起きてくる摩擦や

葛藤から逃げずに向き合うこと。

それが好き嫌いやわがままの効用だとすれば、

成長という観点から、

人生においてこの力を見過ごすわけにはいかない。

(209P)

 

人生には悩みなんてないほうがいいでしょうか。

いいえ。悩みは人生に必要です。

悩むことはとても大切な人生の出来事です。

まず、自分で悩み、自分の心を見つめ、

家族や友人に相談もし、

迷いながら行動する、決断する、

受診を決めるなどというプロセスこそが大事なのです。

私の文章に

「どんな人の人生にも課題がある。

課題はその人自身のものだから、

たとえ親と子でも相手の課題を取り上げてはいけない」

という言葉があります。

「いったい、私の課題って何?」と思うでしょうか。

たとえば、あなたは人生で何度も同じようなことで悩んだり

同じようなことでつまずいたりしていませんか。

そこに「あなたの課題」が隠れています。

(221~222P)

 

いかがでしょうか?

この柔らかな言葉の裏にある

確固足る信念を私は感じました。

 

評価

おススメ度は ★★★★★ と満点といたします。

 

別に北村院長におべっかを使うつもりもないし、

忖度などはしていません(笑)。

 

素直に本書はスゴイ!と感じました。

読後に思ったのは、

アランの幸福論に匹敵するという事です。

 

雰囲気というか、テイストというか、

とても似ているように思いました。

 

幸福って特別な事ではありません。

逆に不幸も同様と思います。

 

普段通りの日常の中に

幸福も不幸もあるのだと思うのですね。

 

だからこそセルフコントロールする事で

幸福に近づいたり、

不幸を遠ざけたりする事ができるのでしょうし、

ちょっとした心境の変化で、

幸福に気づいたり、

不幸から離れたりもできるのでしょう。

 

本書には幸福な生き方があります。

ちょっとした悩み、

どうも上手く行かないなあ。

このままでいいのかなあ。

もっと何とかしなきゃ。

 

こんな思いがある方には

絶賛、本書をおススメします。

 

必ず心にグッと刺さる文章があるでしょう。

できたらオフの日に心と落ち着けて

お読みになると良いでしょう。

良き1日になる事、間違いなしですよ。

 

ちなみに著者である北村院長がお勤めになっている

韮崎東ケ丘病院さんでは医師募集中です。

精神科病院にて精神科の医師(常勤・非常勤)の募集です!

 

それでは、また…。

 

 

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