ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

医師は余るのか?足りないのか?

(公開: 2019年03月05日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを軸にして

転職・開業・経営シーンを支え続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

厚生労働省…。

いろんな意味でしっかりせえ!と

言わなきゃいけませんよね…。

 

本日のブログのタイトルは、

医師は余るのか?足りないのか? 】としました。

 

医師は余る、余らない

 

迷走する厚生労働省…

厚生労働省が将来の地域の医師数を新たに試算した結果、

医師の偏在を解消する目標年としている2036年でも

全国335地域のうち約220地域で

約2万4000人の医師不足が見込まれることが判明した。

 

ふむ…。

これだけ医師不足と言われているのに

診療科目の偏在だとか、

地域ごとの偏在だと強弁し、

医師は間違いなく余ってくるんだと

つい最近まで言ってたのに…。

 

ようやく自分たちのミスを認める気になったのかな。

統計データの改ざんと一緒で

さすがにこれ以上は誤魔化せないと白旗を上げたのかな?

 

まあいいや、

どうせ誰も何も責任を取らないエリートさんの言う事だから

どうせ国をミスリードしていくのは彼らだから、

好き勝手やればいい。

 

しかし私は2036年の医師不足

こんなもんでは済まないと断言する。

エリートさんは現場を全然わかっていないし、

言う事を聞かせりゃいいと思ってるんだろうけど

確実に聞かないよ。

 

すでに医師資格を取得しながらも

臨床、研究、教育に従事していない人は

確実に増えているし、これからも増えていくでしょう。

 

今は若い方々が中心だけど

今後は中堅やベテランも追随していくと思う。

医師として働くと言っても

週2日を臨床医として、

週3日は別な仕事…なんてケースも増えるでしょう。

 

新専門医制度を見れば明らかな通り、

大学医局に医師を戻そうとしているけど、

過重労働、いや下手したら過労死するまで

こき使われるだけじゃん。

 

専門医を放棄してしまえば

そんなバカな世界から逃れられるんだから

想定している程は戻らないと思う。

 

医師という職業の方々は

ピラミッド型組織が当然と教え込まれ、

真面目な方が多いだけにそう信じた。

 

しかし過労死と認定されずとも

早死にする同僚や先輩後輩を現場で見てきてるんだから

そう簡単には厚労省の策略には乗らない。乗れない。

 

5年後には内科医1万4千人、外科医が6千人不足するそうで、

若手医師が診療科を選んだり、

都道府県が死を確保する際の目安としてもらうそうだけど、

おそらくこれもこの程度じゃ済まないでしょうね。

 

残業上限を年2000時間にするという組織の言う事など

聞かねばならない理由がない。

 

どうせ最後は患者をダシにして

医師の良心に訴えかけるんでしょう。

 

でも医師だって、死ぬか生きるかの判断を下すなら

生きる方を選ぶ人が多いと思う。

 

麻酔科の新専門医制度への対応を見ればわかる通り、

フリーランスで働く医師を潰したかったんだろうけど

専門医を捨ててフリーランスで働く医師は

結構多いと思うんですよね。

 

厚労省のエリート君たちに助言しよう。

人は論理では動かない。

上に政策があれば下に対策がある。

100%君たちの思う通りにならない事を前提としないと

永遠に間違え続ける事でしょう。

 

すでに30年も40年も間違え続けているんだから

そろそろ気づいて下さいよ。

つまらんプライドを捨ててさ…。

 

我が身を守るのは自分だけ…。

ま、こんな感じでひと通りの厚労省批判をしたところで

いつものトーンに戻ります(笑)。

 

確かに医師という職業は公共性が高いので

国や自治体とも協力していかねばならないとは思います。

がしかし、それは国、自治体がまともであれば…ですよね。

 

ずっと医師は余ると言い続けてきて…

でも医療現場の人手不足はヒドイもので、

すでに現場で奮闘する医師の疲弊は大きいものです。

 

その結果、椅子取りゲームのような状態になり、

急性期病院から、大学病院から

医師が去り続けてますもんね。

これを無理やり戻そうとするよりも、

職場環境の適正化の方が先でしょう。

 

これをせずに戻せば…

バーンアウトする先生が増えるかもしれません。

 

これから開業する先生もいれば、

療養病院、リハビリ病院に転身したり、

訪問診療をしたり、

起業する先生もいれば、

スラッシュキャリアを目指す先生もいる。

 

ただでさえ人手が手薄な急性期の現場は

患者の非協力的もあって限界が近づいてきてます。

 

それはなぜか?

突き詰めると…

医療安全に不安があるからではないでしょうか?

 

少ないマンパワーの不安、

36時間連続勤務の不安、

自分自身の気力体力の不安、

そして健康が保てるかの不安、

医療過誤の当事者になるかもしれない不安、

この不安を解消する政策を打たない限りは

そりゃ生命の危険を感じる医師は

我が身を守らざるを得ないと思いますよ、普通。

 

医療をマーケットとして考えると

供給側のコントロールばかりに注力し過ぎて

需要側を放置し過ぎてしまったのではないでしょうか?

 

増え続ける需要と

抑え続けてきた供給。

そりゃ医療現場に無理が掛かるのも当然です。

 

一刻も早く医療現場の犠牲に頼る

無茶な政策を止めて

医師の働き方改革を断行するしかないと思います。

 

そうしないと3次救急が崩壊します。

大学病院だって研修医が減っていますし、

自治体系病院はもう持たないでしょう。

 

今までは医師の生存戦略上、

大学医局に在籍し続ける事にメリットがありました。

 

しかしすでに戦略上、

医局に残るデメリットが大きくなり過ぎています。

 

このまま行けば医師の生存戦略上、

資本力のある民間病院に行くか、

クリニックを開業した方が有利になっていきます。

 

ビジネスマインドを持っている医師は

続々と医療現場を離れていくかもしれません。

 

キャリアプランを持たねば巻き込まれてしまう?

私自身、今まで大学医局を抜けて

民間病院に転身する、開業を目指す医師から

何度もご相談を受けてきました。

 

パワハラを受けたり、

教授戦などに巻き込まれて人間関係が壊れたり、

アカハラを受けたり、

脅迫のようなヒドイ扱いを受けたり、

小さな子供がいるのに地方への異動を強引に命令されたり、

このようなケースの場合は

もう医局は嫌だ、

すぐにでも次を決めて退局したいと

強い気持ちを持たれていました。

 

ところが大学医局が好きで、

本当は辞めたくないんだけど、

もう辞めざるを得ないとか、

心身が持たないとか、

このままではいつ医療過誤などに巻き込まれるか怖いとか、

悩みに悩んで、でもまだ決断できないんだけど、

次の事も考えざるを得ない…、

このような先生だって少なくありませんでした。

 

やはり医師としての良心と

過酷な日常の葛藤があるのでしょうね。

辛そうにしている先生も多いです。

 

だけどぶっ倒れる訳には行かないですからね。

我が身はギリギリで守らねばならないのです。

患者を助けて自分は倒れる…。

これが正しい姿の訳がないですよね!

 

私はこのままの医療政策が続けば

医師が余る時代なんて永遠に来ないと思います。

医師の不足は解消されません。

 

それどころか過重労働や長時間残業に耐えられず、

働き場所を変えざるを得ない医師が増えるとも思います。

 

そして医療がどうなろうと知ったこっちゃない

心無き大手エージェントの毒牙に掛かるのです。

おかしくないですか、この構図。

すでに1兆円企業になったエムスリーを

まだ儲けさせるのですか?(笑)

 

まあ政策については

私などちっぽけな存在が何を言っても変わらないでしょうが、

個々の医師にはできる事があります。

 

何度も、何度も言い続けてますが、

先生方にはとにかくキャリアプランを持って頂きたいのです。

 

5年先、10年先、30年先を思い描き、

なりたい自分の姿を思い描く。

 

中長期的なプランに基づいて

知識を身に付け、経験値を高め、

情報を集め、人脈を作っておく。

 

誰かの敷いたレールではなく、

本当に自分が望む医師人生。

 

他にはない、先生独自の

オリジナルなキャリアプランを描いて頂きたいです。

 

場合によっては、

それはスラッシュキャリアになるかもしれませんし、

リスクマネジメントになるかもしれませんし、

いざという時の備えになると思います。

 

医師人生について、

ライフプランについて、

キャリアプランについて、

真剣に考えていきたい先生。

 

私どもが解決策を提供できる訳ではありません。

そんな図々しい事は言えませんし、

人生、キャリアの最後の選択は

自分自身でせねばなりません。

 

でも何かヒントが欲しい、

事例を知りたい、

ノウハウを身に付けたい、

自分にどんな可能性があるのか?

いったいどんな選択肢があるのか?

 

こういう先生には私どもがお役に立てると思います。

 

医師に寄り添い、並走する事を

弊社はミッションとしているのです。

 

私たちは先生方スペシャリストを支える

ゼネラリストとして機能したいのです。

 

それでは、また…。

 

 

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