ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

医師の紹介会社の紹介手数料が上がりつつあるのですが…。

(公開: 2019年04月09日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを軸にして

転職・開業・経営シーンを支え続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

しばらく前までデフレを何とか脱却せねば…と

言われていたのに最近は聞かないですね。

果たしてデフレはどうなったのでしょうか?

 

本日のブログのタイトルは、

【 医師の紹介会社の紹介手数料が上がりつつあるのですが…。 】

といたしました。

 

医師年収紹介会社

 

値上げは誰の為?何の為?

紹介会社の悪口を言う時って、

チョロチョロと関わって何百万も持ってくんだから

いい商売だよな~と言うのがあります。

 

おそらく多くのエージェント諸君が

そんな簡単じゃないよ!と言いたい所でしょうが

私に言わせればここは素直に反省すべき「点」もありますし、

特に医療系紹介会社においては

猛省しなければならないと思ってます。

 

もともとビジネス系の紹介会社のフィーは

求職者の初年度年収の30%が一般的な相場でした。

 

ところが売り手市場が進む昨今では、

35%~40%が相場となりつつあります。

一部の職種では45%~50%という水準もあるそうです。

 

それだけ求職者に登録してもらうのにコストが掛かり、

内定を貰う為にたっぷりと手間を掛けているという事ですね。

 

その一方で医療系紹介会社のフィーは

一般的には20%となっています。

 

これは高いでしょうか?

まあその判断はもう少しお待ち下さい。

 

この20%を値上げしようとしている

医療系紹介会社が増えてきたというのが

今回のブログのテーマです。

 

25%とか、30%にしようとしています。

果たしてこれは妥当でしょうか?

 

それを考えるためには

紹介会社が何に、どれだけのコストを掛けていて、

どのように経営しているか?を知っておくと良いです。

 

各社多少の違いはあるでしょうが、

紹介会社にとって最も重いコストは人件費です。

労働集約型の産業ですからこれは致し方ありません。

 

その他は家賃、光熱費などの必要経費、

営業に掛かる費用、通信費、消耗品費などがありますが、

人件費の次に大きいのは宣伝広告費です。

 

この宣伝広告費は、

要は求職者を獲得する為のコストです。

 

一般的には求人ポータルサイトへの掲載費用が多く、

実に様々なサイトが紹介会社をクライアントにして

運営されています。

 

これに大手は月間数百万~数千万つぎ込むんです。

なぜか?

独自の求職者獲得ルートがないからです。

でもこれって私が常に批判している

求人主導型の転職支援の最も足るものです。

 

これでは転職は上手くいかない。

しかも紹介会社は高コスト体質ですから

利益を出す為に無茶もします。

 

よく押し込もうとする…なんて話しがありますけど

そのほとんどはこういった高コスト体質の紹介会社です。

だってそうしなきゃ潰れてしまいますから…。

経営者からはとんでもないプレッシャーを受けているでしょう。

そしてこういう会社ほどKPIマネジメントでがんじがらめ。

 

医療系の紹介会社で

こういった求人ポータルサイトを使わずに

運営できている紹介会社はほとんどありません。

つまりどこも高コスト体質なのです。

 

だから求人主導しかできず、

押し込むような事をして、

評判を下げているのですね…。

 

でも医師、看護師の皆さん、

こういう会社は避けた方が良いのです。

理由はおわかりですよね?

経営がアップアップです。

何をしでかすかわかりません。

 

エムスリー、日経メディカルキャリア、メドピアなど

これらの求人ポータルサイトに社名が出ている会社は

高コスト体質を証明しています。

 

宣伝広告費が嵩むと何をするか?

人件費を下げるしかないのです。

つまりベテランコンサルタントを切り、

若手のコンサルタントばかりとなります。

 

それを実行する為には、

知識や経験のない若手のコンサルタントでも

マッチングができるようにシステム化を進めます。

そして求人紹介しかできない紹介会社が増えていきます。

 

医療系の紹介会社が辿っている道はこれです。

ビジネス系の紹介会社の人間達に叱られますよ。

彼らは何度も面談して、

履歴書や職務経歴書を何度も添削して、

模擬面接を何度も行い、

企業の人事部とも何度もやり取りをして、

ようやく成果を作る訳ですからね。

 

会わずして、

プロフィールをあちこちに配り、

適当にシステムマッチングして、

システムにデータとしてある求人を横流しして、

面接にも顔を出さず、

医療機関からもらった条件をそのまま伝え、

それで20%をもらっていて、

最近は医師や看護師に手口がバレて、

どうせ紹介会社を使ってもいい事ないしと思われて、

登録してくれる求職者が減ってしまって、

しょうがないから値上げする。

25%、30%…。

 

こんな理屈は成り立ちませんよね。

正当性は何らありません。

儲からなくなったので値上げしますという事です。

私から見たらあり得ない話しです。

 

価格を決めるのは経営者の最重要な決断だ!

通常、値上げというのは、

需要 > 供給

この図式の際に行われます。

 

生産がニーズに追い付かず、

需要を満たす為には設備投資をせねばならず、

その為にも値上げをして

早急に需要を満たしていく。

 

ところが前述したように

医療系紹介会社の値上げはマーケットなど関係なし。

勝手な自社の理屈です。

 

医療機関の皆様、

こんな値上げに乗る必要はありません。

まだ一部の紹介会社だけですから

うちは20%じゃないと付き合わないと言って下さい。

きっとすぐに20%にしますよ。

そもそも理由が自分勝手なのですから。

 

25%にしてくれたら

優先的に医師を紹介しますなんて言う所もあるようですが、

そんなバカな理屈に医師は乗りません。

医師を道具のように扱う紹介会社など出入り禁止でいいと思います。

 

ただ民間企業においては

価格を決めるのは会社、つまり経営者の判断です。

よって値上げする権利はあるんです。

 

あとは医療機関、そして医師、看護師の皆さんが

そういう会社を良しとするか、否とするか、

これでこの会社の値上げが正当なものかどうかが

明らかとなります。

 

私は現在の医療系紹介会社において

値上げを飲んでも付き合う価値のある会社は皆無と思います。

サービスレベルの問題です。

 

値上げして許されるのは、

エムスリーキャリアか、うちでしょう(笑)。

前者は圧倒的なボリュームがある。

後者は圧倒的な質の高さがある。

 

でもうちは値上げしません。

それは経営者が医師の転職マーケットの健全な育成のために

時期尚早と判断しているからです。

 

医療機関や医師、看護師の皆さんが

サービスレベルに満足してからで充分ではないでしょうか?

まあうちは宣伝広告費がほぼゼロなので言える事ですが…。

独自のルートがありますので。

 

迷走する医療系紹介会社…。

当ブログでは時々指摘しておりますが、

医療系紹介会社には問題が多すぎると思ってます。

 

ビジネス系の紹介会社と比較して

サービスレベルが決して高いとは言えず、

むしろ低く、そこに疑問を感じている人が

どうも少ないんですよね。

 

医師や看護師さえいれば、

医療機関はほぼ採用するから

ただマッチングさえしてしまえば

後は押し込める…

その後に退職しようが関係なく、

そんなもんだろう…と考えている所が

多いように感じます。残念ですけど…。

こんなんでは淘汰されるだけです。

いや、淘汰されつつありますけど。

 

今回の値上げ騒動などもそのひとつで

自社の都合しか考えておらず、

医療系紹介業界全体の事や

医療業界の事など全く考慮に入れていません。

 

私は率直におかしいでしょ、それ!と

今回も糾弾します。

 

なんて偉そうな事を言える分際ではないのですけど(笑)、

ここ数年の医療系紹介会社の動向を見ていると

何だか迷走に迷走を重ねているようにしか見えません。

 

それはなぜか?

経営者にポリシーがないんですよね。

会社を存続させる事以外の…。

 

医師の転職支援って

そんな気軽にして良いものではないと考えます。

 

医師本人にとっても、

医療機関にとっても、

地域住民にとっても、

大きな影響がありますし、

何より医師人生の転機でもあると思うからです。

 

最近ですね…、

大手エージェントで全然上手く行かなくて、

それどころか悪質な対応をされて、

もうここは嫌だという事で

先生ご自身で調べに調べて、

その上で弊社に辿り着いて、

ここは違うかも?もっとまともかも?と期待して

ご相談を頂くケースがとても増えています。

 

有難い事です。

人の振り見て我が振り直せ。

 

これからもスペシャリストである医師を支える

ゼネラリストとして機能し、

求人主導型の安易なマッチングスタイルではなく、

医師ありき、キャリアプラン主導型の転職支援で、

オーダーメード型で取り組みます。

時間と手間をたっぷり掛けます。

微力ながら医療業界、医療従事者の皆様に貢献してまいります。

 

それでは、また…。

 

 

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