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テロリストの処方

(公開: 2019年05月22日)

 

おはようございます。

 

GWに断捨離してスッキリした筈なのに、
また本が増えていっている
ジーネット株式会社の梅澤晃子です。

 

スッキリした本棚を埋めたい心境が
自ずと働くのでしょうか・・・(笑)

 

気が付けば、
書店に通っている自分がおります。

 

そして、今回、ビビビッときたのは、
コチラの本でした。

 

テロリストの処方

 

【テロリストの処方】

作者は、久坂部 羊先生。

作家名は、ペンネーム。

本の作者欄には、
大阪大学医学部を卒業され、
外務省医務官として9年間海外で勤務した後、
高齢者を対応とした在宅訪問診療に従事。

 

現代の医療に問題提起する
刺激的な作品を次々に発表。
と記載されています。

 

出版社:集英社

 

<あらすじ>

医療格差が広がる日本。
医療のビジネス化がはじまり、
医療の”勝ち組””負け組”が
患者だけではなく、
医療従事者にも波及。
安泰と思われていた医師にも
その余波が。

医療破綻という言葉がよぎる中、
勝ち組医師を狙った連続テロが発生。
医事評論家がそこに巻き込まれていく話。

 

懸念事項が理解しやすい。

主人公は、医師で医事評論家。 浜川浩。

 

この小説で医療危機と指摘されている内容
4月にお目にかかったベテラン医師:B先生が
話して下さった内容とほぼほぼ同じ。

 

これ位の年齢の医師は、
皆同じ危機感を持っているんだなと、
遅まきながら、あらためて実感。

 

小説の内容は、 なかなか刺激的です。

 

あんまり書いてはいけないんでしょうが、
日本の医療を、一度ぶっ壊す!ということで、
【全日本医師機構】という団体が、
医療改革の基本案をまとめます。

 

具体的には
・医師免許の更新制
・医師および医療機関の年俸制
・無駄な医療の撤廃
・医師の再教育プログラム等

 

小説の中だけの話として、
終わらせるワケにはいかない状況に
日本の医療は、きているんだろうなと、
あらためて、思ったのが、正直な感想です。

 

医療の仕組みの別の見方。

小説の中では、
医事評論家の主人公が、
今の医療の仕組みを指摘している処があります。

 

私の中では
健診・人間ドックは、
予防医学という純粋な観点から、
受診者の健康等を考え
推奨しているんだ!と思っておりました。

 

小説の中では、
健診・人間ドックは、
既にビジネス化されていて、
健康な人にも、
医療機関に足を運んで貰い
お金を落として貰う為
病院とは異空間を演出し、
施設に関しては、綺麗にしているし、
職員の接遇などもサロン的な要素をだして、
金をかけていると。

 

ほほう~。
おお~、そんな見方が。。。

 

私、未だに、
よくボスに言われるのが、
”ヒト・モノ・カネで、世の中が成り立っている。”と。

 

一つの面をみるのではなく、
もう一方の面をみろ!!と。

 

これ、まさしくその通り!!

 

感想:果たして、そんなことありえる???

この小説。
医療業界の隅っこで、
医師を取り巻く環境などをみている
エージェントの私としては、
非常に興味深く、
勉強になった小説となりました。

 

これだけある本の中で、
縁があり、
手に取ることが出来て良かったと
心から思っています。

 

しかしながら、
この小説の中に、
医師の格差が拡がり。。。
という医師レベルのキャリアの
話がでてきます。

 

キャリアというよりも、
個人の資質が、
医師人生を生きていく上で、
どういう風に影響していくか??

 

まあ、小説の中の話ですが、
ありうる???と一瞬、
思ってしまった私がおりました。

 

この辺りは、
ここで書いてしまうと面白くないので、
あえて、ふんわり書いておきます(笑)

 

読書は、現実社会から離れ、
自分の頭の中で
世界を作れることが
楽しい面でもあります。

 

特に、自分が所属している業界なら。

 

それでは、また。