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医師が働き方を考えるとき。

(公開: 2019年07月10日)

 

おはようございます。

 

医師はいつまで働き詰めなのか?と思った
ジーネット株式会社の梅澤晃子です。

 

医師が働き方について考えるときって、
どんなときなのでしょうか?

 

ワークライフバランス

 

30代外科医。

以前にも登場して頂いているC先生。
→ 【C医師のキャリア】

 

要所要所で、作戦会議を設け、
今後のアルバイトの進め方を
確認しあっております。

 

医者の不養生っていう
言葉があるだけに、
お目にかかる際
気になるのは、先生の顔色。

 

どうひいき目にみても、
お疲れ気味なんです。。。

 

「先生、ちゃんと休みとれてます??」
「大丈夫ですよ。」
「なんかごめんなさいね、
 顔が疲れ気味なんで、
 心配になりますわ。」
「(苦笑)。」

 

先生の近況をお聞きしながら、
今後のスケジュールを確認していき、
仕事の話は、アッという間に終了(笑)

 

その後は、ちょっとした雑談タイム。

 

「先生の処は、
 働き方改革で制限とかできました??
 何か変わりましたか??」

 

「何も変わりません(笑)」

 

「医師の残業上限、年1860時間案
 過労死ラインの2倍(by:日本経済新聞)
とか言われてるじゃないですか?」

 

「どこの国の話??っていう感じです。」

 

うーむ(-_-)、全然ダメじゃん、
働き方改革って。。。

 

医師をはじめ、
医療従事者にも届いていない。。

 

現場の医師、既に諦めてますよ。

 

C先生の場合、
医局に属していることもあり、
C先生の意見云々よりも、
医局の意向、
教授の意向が、
何よりも優先される。

 

まさしく白い巨塔の世界。

 

C先生、
外科医としてのキャリアを考えたとき、
医局に残ることが、ベターだとお考えです。

 

症例数や手術件数を考えると、
医局から離れない方が得策。

 

ですので、
今の働き方に疑問を
差し挟む余地はなく、
馬車馬の様に働かれています。

 

医師は、休まない職種。
休まない様、研修医時代に
細胞を書き換えられるのでしょうか?

 

働ける環境を求めて。

これまた、
30代外科系医師。

 

御自身がいる環境に
疑問を持ち始めたのがきっかけで、
相談を頂きました。

 

罵詈雑言が飛び交う職場は普通なのか??

 

皆さん、どう思いますか??

 

これだけ、ハラスメントに関して、
世の中的に敏感になっているのに、
まだ、鈍感な世界があるワケです。

 

ええ、医師の世界。
医療現場です。

 

こんな状態では
働きたくても
気持ちよく働けない。

 

だったら、
自分で環境を変えてみよう!!
そう決意されたそうです。

 

この医師からの最初の質問は、
「医局にいないと、
 症例や件数は積めないものですか?」

 

そして、
「執刀医として、オペがやりたい!」

 

心の叫びですよね。。

 

医局と
匹敵する医療機関があるかというと、
私たち紹介会社が入れる医療機関には
正直、限界があります。

 

ですが、
先生の希望を叶えることが出来る
医療機関はあります。

 

そのことをお伝えし、
面接にお連れした処、
退局を決意されました。

 

医局に残れば良いのか??

女性医師の場合、
医局と上手にお付き合いされている先生が
多い印象があります。

 

でも、御本人たちは、
このまま医局に残っていて良いのか?
常に考えられている様です。

 

とある先生は、
お子様が二人いらっしゃり、
旦那さんも医師。

 

旦那さんの科目は、超バリバリ外科系。

 

とてもじゃないが、
子育てに協力してとは言えない。。。

 

ワンオペ育児で乗り切っている。

 

でも、 ちょっと子どもに
手がかからなくなる今から、
仕事を増やしてみたい。

 

医局長に相談したが、
良い返事が貰えず、
私どもに相談頂く。

 

開口一番
「医局に残る必要性ってありますか?」

 

「先生はこれから、
 どんな風に働いていきたいですか?
 そこに集約されると思いますよ。」

 

「将来的にどうしたいというよりも、
 今は、子どもの手が離れるので、
 仕事を増やしたいと思っています。」

 

「でしたら、医局に残る意味を考えるよりも、
 まずは御希望のアルバイト先をみつけましょう。
 無計画に医局を退局するのは得策ではないと思います。」

 

そうお話して、アルバイト先を御案内しました。

 

お子さんのいる複数の女性医師に伺った話ですが、
医局が、自分たちを医局に残しているのは、
後進の女性医師が安心して入局する為の仕掛けなんですってね。
(これ、お聞かせ頂いた先生の言葉そのままです。)

 

医局員を確保するため、
結婚・出産・子育てをしている女性医師がいると、
それだけで、女性医師の確保に繋がるからと、
教授から、はっきりと言われた先生もいらっしゃいます。

 

話を伺っていて思ったのですが、
なんか、もうちょっと上手く
やれないんですかね???

 

医局員の確保の為ではなく、
あなたが必要だから、
医局に残って欲しいと。

 

人間はいくつになっても
承認欲求があるのですから、
そこを伝えてあげないと、
ダメですよね。

 

お話を伺った女性医師の皆さんは、
”今は”まだ医局に残られるそうです。

 

医師が働き方を考えるとき。

今回のブログに
登場して頂いた先生方は、
全員医局に籍がある先生です。

 

理不尽なことが
自分の身に起こったり、
自分の中で疑問が生じると
現状の働き方に疑問を覚え、
私たちに相談頂いております。

 

これは、
医局に籍があるから云々は関係なく、
誰しもが考えてしまう”流れ”だと思います。

 

医局制度があるから、
日本全国津々浦々まで
医師がいる、
医師がいた。

 

でも、
今は医局に入るのが必須ではなく、
昔の様に医局に入る医師もいるが、
入らない医師もいる。

 

医師の働き方が多様になっている。

 

以前より、医師は
自分の働き方について、
考える様になっています。

 

医局からみたら、
私たち紹介会社は、
優秀な人材を流出させる
”悪”なのかもしれません。

 

しかしながら、
私たち紹介会社は、
やみくもに医局から
医師を離そうとしているワケではありません。

 

御相談頂いた医師が、
今いる環境よりも、
働きやすい環境を
御案内出来ればと思い、
仕事をしております。

 

業務に忙殺され、疑問に思っても、
その疑問をじっくり考える暇もなく、
日々に追われているのが、
日本の医師の皆さんの現状だと思います。

 

患者さんの健康を守っている医療従事者が
実は、一番不健康な状況にあるということ、
なんとかならないものでしょうか?

 

疲れ切ってしまう前に、
御自身の働き方を
見直すのもよろしいかもしれません。

 

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医師の転職開業失敗事例集

 

それでは、また。