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病床数の削減、特に自治体病院は急速に進むのか?

(公開: 2019年08月08日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを軸にして

転職やクリニック開業で希望を叶えるサポートをする

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

日本は病院が多すぎる…と言われます。

その一方で医師は少なすぎる…とも。

 

適正なバランスってのは難しいと思いますけど

5年、10年先を見通して手を打たねばなりませんね…。

 

本日のブログのタイトルは、

【 病床数の削減、特に自治体病院は急速に進むのか? 】

といたしました。

 

急性期病院自治体病院再編

 

どうする、どうなる、病院のベッド数…

つい先日ですが、

下記のニュースが配信されていました。

 

公立病院統合へ10地域を指定へ 病床削減を促す 厚労省方針

過剰とされる病院のベッド(病床)数の削減をめぐり、

厚生労働省は全国を339に分けた「地域医療構想区域」のうち

10前後を「重点支援区域」に指定し、

区域内の公立・公的病院に他の病院との統合を促す方針を固めた。

今夏にも支援区域を公表するが、

身近な病院を残したい地元の反発も予想される。

 

全国の病院・診療所の病床は

精神などを除いて約125万床(2018年)で、

25年に必要と推計される約119万床を上回る。

 

国の病床適正化方針を受け、

都道府県は構想区域ごとに

将来の入院などの医療ニーズと

医療提供体制を示す「地域医療構想」を作成済みだ。

 

ただ、実際に病床を削減するかどうかは

地元自治体や医療機関の合意にゆだねられており、

ほとんど進んでいないのが実態。

 

民間病院に削減を求めるのは難しいため、

厚労省は近くの他の医療機関との競合が目立つ

公立・公的病院がある構想区域を重点支援区域に指定し、統合を促す。

 

強制力はないものの、

厚労省の職員がデータ分析などでアドバイスし、

20年9月末をめどに結論を得ることを目指す。

 

ポイントを絞ると

・病床数は過剰になる。

・削減はほとんど進んでいない。

・公立、公的病院を中心に削減を促す。

・地元の反発が予想される。

・強制力はない。

 

このような感じなのでしょう。

超高齢化社会と言われて久しいですが、

これもあと何十年も続くわけではありません。

 

日本社会はこれから人口減になっていく訳で、

今と同じ病床数が必要ではなくなるのは自明です。

 

裏付けとなるデータも出ているのですが、

そもそも国に強制力がある訳でもなく、

自治体、医療機関、地元の反発を恐れて

ほぼ手付かずになっている…と。

 

しかも民間病院に削減を促すのは難しいので

公立・公的病院を中心に削減をする予定…。

 

いろいろ突っ込みを入れたい箇所はありますが、

経営状態が赤字である自治体病院の病床数を減らすのは

致し方ないかと思います。

 

ただ3次救急をどこが担当するのか?は大きな問題ですし、

各自治体ごとに最適なバランスを見い出さねばならないでしょう。

 

一都三県だけを見ても、

相当に地域の医療事情は異なります。

 

事情を理解している自治体が

旗振り役となるべきですね。

 

欠かせない患者の協力と理解

病床数が余ってくるから

今後は減らしていきますよ~と言えば、

そりゃそうだよね、

無駄なコストはカットしなきゃ…と

誰もが理解を示すと思います。

 

ところが総論賛成各論反対という言葉があるように、

じゃ〇〇病院の病床数を100床減らしますとなると

いやいやうちの近所の〇〇病院だけはダメだ、

あっちの△△病院にしろ…なんて事になりがちです。

 

我が国の医師不足の要因のひとつに

病院が多すぎるというのもありますし、

増え続ける社会保障費を考慮すれば

削減しなきゃいけないのは明らかです。

 

私利私欲で権利を主張するのではなく、

全体最適を理解して、

国民1人1人が理解を示す必要があります。

 

医師のキャリアプランから考える急性期病院

医師にとっても

病床数が削減されること、

また自治体病院の状況は

キャリアプラン上にも影響すると思われます。

 

入院から在宅へという流れの中で

すでにある程度のキャリアシフトは進んできましたが

これがさらに加速していく訳ですからね。

 

医師は病院から在宅診療所へ、

看護師は病棟から訪問看護ステーションへ。

 

大学病院のジッツも減るかもしれません。

 

多少の意識転換は必要ですが、

患者のいる場所が変わる訳ですから

柔軟な対応が必要ですね。

 

私の勝手な想像ですが、

3次救急を担う病院は

大学病院を頂点として

その関連病院がピラミッドを形成する。

 

2次救急は大手の民間病院が中心となり、

大学病院と連携しながらも

独立色はさらに強まっていく。

大学医局に頼らない経営スタイル、

医師確保が進んで行く。

 

赤字病院は自治体、民間問わずに淘汰される。

経営の問題もあるでしょうが、

基本的には患者のニーズが少ないと判断されるでしょう。

 

大学病院も東京近郊のように

いくつもある所では再編が進むかもしれません。

 

早稲田大学と〇〇医大と〇〇医大が

合併するなんて噂もありましたが、

あながち噂だけではないかもしれません。

 

医師のキャリアプランとして考えるなら

大学病院と民間病院のどちらを望むか?

救急は2次、3次のいずれが良いか?

救急病院か、それ以外の病院か、診療所か、

様々な分岐点が出てきますね。

 

沈む船に乗るのはどうかと思いますけど、

基本的には自分が何をやりたいか?

どんな患者を診たいのか?

自分をどのステージで働かせたいのか?

 

それこそフローチャート的に

自分の進路を考えていく必要が

さらに高まっていくと思われます。

 

まさにキャリアプランですね。

中長期的なキャリアプラン

オリジナリティ溢れるキャリアプラン

 

医療というマーケット全体を見ながら

ある程度の想定外も含みながら

ご自分のキャリアを作り上げていく必要があると考えます。

 

それでは、また…。

 

 

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