ジーネット株式会社コンサルタント ブログ

ソフトローによる医療改革

(公開: 2019年11月10日)

 

おはようございます。

 

医師のキャリアプランを実現するために

転職やクリニック開業などのシーンで支え続ける

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

私は医療従事者ではありませんから、

医学を学ぶ事はしませんけど

医療については勉強をし続けたいと思ってます。

 

医療とは大変に守備範囲が広いので

コツコツと多角的に学んでまいります。

 

本日のブログのタイトルは、

【 ソフトローによる医療改革 】といたしました。

 

医療改革医師キャリア

 

本書をピックアップした理由

『 ソフトローによる医療改革 』

遠藤 直哉 経営者新書 を読みました。

 

ソフトロー?

柔らかい法律ってこと?

 

著者は医療に強い弁護士で

医療過誤訴訟や病院再生案件など

数多くの事件に携わってきており、

日本医療機能評価機構、

日米医学医療交流財団、

医業経営コンサルタント協会などでも

顧問や理事を務めている…と。

 

2012年発行と若干古い本ではありますけど、

これは読んでおかねば…と思い

読み始めたのでした。

 

目次

第1章 いかに医療を立て直すか

第2章 新しい第三者機関の設立へ向けて

第3章 患者の利益のための通達やガイドラインが必要

第4章 ソフトローによる生殖補助医療の改革

第5章 新しい医療の発展に向けて

 

感想

ソフトロー。soft Law。

公的機関の「通達や通知などの行政規則」。

「業界団体や会社内の取り決めやガイドライン」。

「就業規則や約款」

 

ハードローは厳格な法令。

ソフトローは柔軟な規則。

 

こう定義付けて

著者の主張は展開されます。

 

私たちが生活する社会の「法」の中で

法律よりもはるかに数が多く、

実用的で融通が効くものという考えは理解できますし、

本当の意味で私たちの生活を

さらに生きやすくしてくれる力を持つというのも

まあ確かにそうなんだろうな…と思います。

 

しかしソフトローが使いこなせているとは言えず、

特に医療分野においては

もっとソフトローを活用すべきではないか?という事を

様々な事例を挙げながら著者は主張します。

 

医療事故、医療システム、医師法21条、

様々な医療機関の不祥事、

安楽死や尊厳死

臓器移植や美容整形など

実例を挙げながら

ソフトローでの改善策を提示します。

 

そして著者のライフワークとも言えるでしょうか?

生殖補助医療、代理出産、着床前診断など。

ここにはたっぷりページ数を割いています。

 

私はこの領域は知識があまりなかったので

これらが実に興味深く、

とても勉強になりました。

 

我が国の医療業界には様々な課題がありますし、

改革すべき点は多いと思います。

 

しかしソフトローを活用する事で

ひとつの突破口になり得る事が理解できました。

 

本当は法改正を

ガンガン進めればいいのでしょうが、

既得権まみれで改正できないなら

こうしてソフトローで改革するしかありませんね…。

 

評価

おススメ度は ★★★★☆ といたします。

 

誰もがより良い社会を望んでいると思います。

でもそう簡単ではありませんし、

彼方立てれば此方が立たぬところもありますし…。

 

本書で印象に残ったのは、

アメリカの医師会倫理規定です。

 

「医師は法が正義に反すると信じるときは、

 法を改革する努力をしなければならない。

 

 正義に反する法が存在するような例外的な場面では、

 倫理的責任を法的義務に優先させなければならない。」

 

とても重要な視点ですね。

医師の価値をよくわかっていて、

リスペクトしている証拠だと思います。

 

倫理を法的義務に優先するというのも

素晴らしいですね。

 

我が国の官僚たちに聞かせてあげたいです。

頭でっかちで融通が利かないですから…。

 

医療は国家の根幹ですから

私たち国民も

医療を医療従事者任せにせず

もっと関心を持って

医師を支えていかねばならないですね。

 

それでは、また…。

 

 

医師キャリア相談

 

<ジーネットの他の情報提供サイトもご覧下さい!>

ジーネット株式会社 NEWコーポレートサイト

医師向け情報提供IBIKENサイト 医療ビジネス健全化協議会

ジーネット㈱ twitterアカウント

ジーネット㈱ facebookページ

 

いいね!と思ったら下記もポチ!

          にほんブログ村 転職キャリアブログへ

 

診療圏調査バナー