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医療広告規制 ~ネットリテラシーを鍛えましょう~

2018年11月28日by gnetdoctor

おはようございます。

医師と医療業界の明日を拓く
ジーネット株式会社の小野勝広です。

ご存知のとおり2018年6月1日から医療法が改正されて
病院のホームページが新たに広告規制の対象となりました。

なぜこのような規制が必要なのでしょう?
そして規制によって何が変わるのでしょう?

そこで今日のタイトルは
「医療広告規制 ~ネットリテラシーを鍛えましょう~」
といたしました。

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改正の内容は…

改正の内容や注意点などは
調べるといくらでも出てきます。

でも大事なのは、
なぜそのような改正をしなければいけないのか、
改正によってどのような効果を狙っているのか、です。

そして、相変わらず
そのようなことはどこにも書いてありません。

でもそこがわからないとただ規制された、
不便になった、面倒くさくなった、で
終わってしまいます。

改正の狙いを通じて、
私たちに今何が求められているのか、
私たちはどのように考えていかなければならないのか、を
考察してみたいと思います。

今回の改正の目玉は?

今回の改正の目玉は
何といっても広告規制対象であった
「一般人が認知のできる状態にあること」という
要件がなくなったことでしょう。

つまりホームページは
自ら検索して表示させるという能動的な行動によって
初めて表示されるわけですから、
一般的な広告が受動的に認知されるのと異なるというのが
今までの考え方でした。

しかし、自由診療のクリニックを中心として
ホームページ上で積極的に集客が行われるようになるにつれて、
ホームページ上の情報を鵜呑みにしてしまう人が増えて、
苦情や訴訟が増えてしまったのでしょう。

次第にホームページ上の記載が
問題視されるようになりました。

そしてついにこれまで広告の定義とされてきた
「患者の受診等を誘引する意図があること(誘因性)」、
「医業若しくは歯科医業を提供する者の氏名若しくは名称又は
病院若しくは診療所の名称が特定っ可能であること(特定性)」、
「一般人が認知できる状態にあること(認知性)」
という3つの要件から
「認知性」が除外されてしまいました。

この要件が除外されることにより、
改正以後ホームページが「広告」として
取り扱われることになりました。

ホームページの役割

もっともホームページが
CMや看板などと同様の扱いになるというのも
適切ではありません。

なぜならホームページは
あくまで患者が能動的に情報を取りに行くという
情報提供の役割が大きいからです。

でもせっかく調べた情報が間違っていたら?
その情報から得たイメージが実情と全く異なっていたら?

それはもう情報としての価値はなく、
ただの集客のための誘導に過ぎません。

それこそ「広告」です。

医療機関のホームページは
何らか心身のトラブルを抱えて
検索することがほとんどだと思います。

ここに正しい情報がないと
助けを必要としている患者が惑わされてしまいます。

その一方で集客を目的に
ホームページを構成しているクリニックなども目立ちます。

とある美容クリニックのホームページを見てみましたが、
法律のギリギリを攻めているようですし、
これまでとあまり変化は感じられません。

これからもあれこれ試行錯誤して
集客を目指したホームページ作りに
余念がないことでしょう。

重要なのはリテラシー

某巨大掲示板の管理人が
「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」と
発言したことは有名です。

インターネットの世界は
膨大な情報で溢れています。

そして老若男女問わず簡単に
この膨大な情報にアクセスすることができます。

しかし、それら情報を吟味して
正確な「情報」だけを得ることは
非常に難しいと言わざるを得ません。

そこで、「ネットリテラシー」を自ら鍛えて
自己を防衛していくということが必要となってきます。

この「ネットリテラシー」とは、
インターネットにある情報を
正しく理解し利用できる能力のことです。

SNSをメインとして
インターネットの世界には個人情報が溢れていますし、
犯罪自慢をして「炎上」なんてニュースもよく耳にします。

「ネットリテラシー」を身に着けていないと
容易にインターネットの世界に翻弄されてしまいます。

一つの情報を鵜呑みにせず
多角的に様々な情報にあたってみるなど
インターネットを適切に利用できる能力が
こんな時代だからこそ求められるのかもしれません。

私たちの心がけ

私たちが日常扱っているのも情報そのものです。

求人情報もそうですが、
何より個人情報など細心の注意を払って取り扱っています。

情報とは適切に利用してこそ
初めて価値が生まれます。

貴重な情報を扱っているからこそ
正確さをモットーに
これからも心がけていきたいと思います。

それでは、また…。

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