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先生!仕事の辞め時を探すだけじゃもったいないです!

2020年7月10日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家として
常勤の転職やクリニック開業をご支援し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

もう辞めたい…。
こんな職場はもう嫌だ…。

お気持ちはわかります。
私自身も何度も思った事ですし(苦笑)、
今まで多くの方々の辞めたいという話しを
伺ってきましたから…。

だから辞めるな!なんて事は言いません。
辞めるなら、これからどうする!?を考えた上で
話しを進めて頂きたいのです。

本日のブログのタイトルは、
【 先生!仕事の辞め時を探すだけじゃもったいないです! 】
といたしました。

<目次>
1.転職を目的にせず、手段として下さい!
・今後大事なのは辞める事ではなく…
・何をやりたいのか?どうしたいのか?の追求
2.キャリアプランを持つと転職は手段となります!
・医師人生の転機となるよいきっかけ作り
医師の辞め時についての論考
*まとめ

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1.転職を目的にせず手段として下さい!

転職は何のためにするか?
そりゃ何か実現したいものがある訳ですよね。

・年収アップ
・職場環境の改善
・人間関係の再構築
・将来に繋がる経験値アップ
・キャリアチェンジ

実現したいもの…
いろいろありますよね。

転職を考え始めた背景には
現職場では実現したいものが実現できない…
そういう思いがあるんですよね。

でもよくあるパターンとして…
求人をいろいろ見ていく中で
本来の目的を見失ってしまって
結局、条件の良し悪しだけを
考えるようになってしまうってのがあります。

これは防止すべきです。
だって実現したいものが
実現できない可能性が高まるだけですから。

転職はあくまでも手段です。
目的を実現すべく正々堂々と動いた方が良いです。

転職が目的化してしまうと
転職しただけで満足してしまいます。

すぐにその満足は消え失せて
また実現したいものを求めるようになってしまいます。

・今後大事なのは辞める事ではなく…

私自身も今までこんな会社辞めてやる!と思った事は
何度も、何度もありました(苦笑)。

後先考えて飛び出して失敗した経験もあります。
だから同じ目に合って欲しくないのです。

もう仕事を引退するならいいんです。
その後の事を考える必要はありませんから…。

でも多くの方がそういう状況ではないですよね?
これから先の事を考えなければなりませんよね。

過重労働があまりにもヒドイとか、
パワハラ、セクハラ、アカハラが激しいとか、
公序良俗に反する医療行為を求められるとか、
こんなケースでは一刻も早く飛び出す事を考えたくなる
お気持ちは充分にわかります。

今回ばかりは辞める事が
最大の目的とならざるを得ないという
そういう事があり得るのも充分にわかります。

でも、それでもですね、
私は辞める事を最優先するのではなく、
転職を目的とするのではなく、
キャリアプランを明確にして
転職を手段として欲しいと考えます。

だってキャリアプランを構築するのに
それほど時間は掛かりませんから…。

・何をやりたいのか?どうしたいのか?の追求

当ブログでは何度も登場しておりますが、
私が考えるキャリアプランの3箇条は…

①中長期的なキャリアプラン
②ライフプランをベースにしたキャリアプラン
③自分らしいオリジナリティ溢れるキャリアプラン

この3点です。

今すぐにでも辞めたい時にでも
この3箇条に合ったキャリアプランを作りましょう。

本物のキャリアのプロであれば
1~2時間もディスカッションすれば
それなりのキャリアプランが見えてきますよ。

なぜならキャリアプランは正解があるものではなく、
しいて言うなら正解らしきものは
ご自身の内部に隠れているのです。

それを引き出すのがプロです。
偉そうにあーだこーだ語る人間は偽物ですし、
害悪としかなりません。

<参考>
人生を長期的に考えた上でのキャリアプラン!

医師キャリアプラン 医師キャリアパス 医師ライフプラン 医師ライフデザイン ジーネット株式会社

2.キャリアプランを持つと転職は手段となります!

私自身すでに10年くらい
これからは医師にもキャリアプランが必要ですと
言い続けてきてわかった事があります。

皆さんキャリアプランを堅く考え過ぎです。
もっとまるっと、ゆるっと、ふわっとあればいいものですし、
今までのキャリアプランをガラリと180度変える事もありますし、
フェーズフェーズで見直して微修正してもいいんです。

厳密に考えるべきは
キャリアプランではなくキャリアパスだと思います。

キャリアプランを大まかな方向性と定義して、
キャリアパスをそのルートと考えましょう。

ただ向かうべき方向性が決まれば
ある程度のルートが限定されますから
無目的な転職にはなりません。

条件面に翻弄される事もないでしょう。
むしろ条件面はキャリアプランを持っていた方が
自然と上がるものですしね。

とにかく転職を目的としない事です。
あくまでも転職は手段とするのが肝要です。

・医師人生の転機となるきっかけ作り

転職は人生の転機です。
せっかくの転機なのですから
その後の人生が好転するように考えたいですね。

ただベストな形は、
どうしてもやりたい事が出てきて
新たな1歩を踏み出す事です。

やむにやまれる状態まで追い込まれて
慌てふためきながら次の事を考えるのでは
冷静さが欠けてしまいますもんね。

あえてキャリア用語を連発しますと(笑)、
まずキャリアプランが重要です。
とにかくキャリアプランを持つ事からスタートです。

ただキャリアの語源は轍ですから
ある程度の今まで通ってきた道が必要です。

これはキャリドリフトしながら
何事も良き経験に繋がると考えて
若かりし頃は遮二無二挑んでいくのが良いですね。

それを持ってキャリアプランを考えるのですが、
その際にはキャリアアンカーを問うて下さい。

キャリアアンカーが見えてくれば
自ずとキャリアパスも手に入るでしょう。

このようにしてキャリアプランの根幹ができ上がると
その先に待ち受けているのは
パラレルキャリアという概念であり、
スラッシュキャリアという生き方です。

そしていずれ来る
セカンドキャリアへの備えを打っていく事になります。

う~ん、なんのこっちゃ…という話しですね。
でも実に重要な考え方なんです。
(それぞれの用語にはリンクを貼っておきましたので
ご関心ある方はそちらもご覧下さい)

上記がなるほど…と思えるようになると
キャリアに関する基礎知識は
充分に備えているので合格を差し上げます。

基礎知識があれば
医師人生の転機で判断を誤る事はなくなります。

・医師の辞め時についての論考

医師の辞め時には様々ありますね。

大学医局に所属している先生の辞め時。
自治体病院で勤務医をしている先生の辞め時。
すでに民間の医療機関で働いている先生の辞め時。

医局を出るか出ないかは、
かなり大きな医師人生の分岐点だと思います。
焦って決断するのではなく、
じっくりと考えた方が良いです。

自治体病院を出るのは
今後は必然になる気がします。
あまりにも苦労が報われなさ過ぎです。
今でも医局派遣が多いですが、
よほどの経営改革がなされない限り
選択肢として選びにくくなると思われます。

すでに民間に飛び出している先生は自由です。
高条件を選んで転々とするのではなく、
キャリアプランを持って
ご自身の意思を貫き通しましょう。

医師の退職は早くても3か月、
通常6か月、遅いと1年くらい掛かる訳です。

その意味では辞め時を設定するのは難しいですね。

教授が退任。
上司と意見が決定的に合わない。
退職者が多く業務負担が激増した。
病院がM&Aされて経営陣が変わり方針が大転換した。
当直やオンコールがキツくなってきた。
メスを置く決断を迫られている。
病院が倒産した(しそうだ)。

他にも様々な辞め時があると思われます。
自分が辞めたいと思う気持ちは抑えられませんから
それは尊重するしかないのですが、
そこまでの過程が大切です。

いつ飛び出してもいいように
キャリアプランを考えておくのがいいですね。

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*まとめ

お前はクビだ!

我が国では基本的にはこんな事は許されませんが、
出世競争に負けて遠方の関連病院に飛ばされたとか、
理不尽な理由で年収を下げられたとか、
検査や手術にノルマが課されたとか、
将来的にはこんな事も起こり得る可能性はある訳ですね。

もちろんこれらを防ぐのも必要ですが、
何があっても動じずに
粛々とキャリアプラン通りに
職場を変えるだけ…という達観が持てるのが
先行き不透明な時代では必須条件ではないでしょうか。

キャリアプランを相談できる人がいれば
必然的に辞め時も相談できるようになりますよ。

それでは、また…。

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