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クリニックの集患・増患対策の悩みを誰に相談するか?

2020年6月3日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家として
常勤の転職やクリニック開業をご支援し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

患者減少…。
この1~2か月、多くのクリニックで
悩ましく思われていたのではないかと思います。

今後どのような集患対策を取るか?
今回はクリニック経営について考察します。

本日のブログのタイトルは、
【 クリニックの集患・増患対策の悩みを誰に相談するか? 】
といたしました。

<目次>
1.集患・増患対策の悩み
・税理士はどう答えるか?
・経営コンサルタントは必要か?
2.クリニック経営の基本基礎
・打てる手は何か?
・経営者同士でデフィスカッションしよう!
*まとめ

集患対策 クリニック経営 増患マーケティング ジーネット株式会社

1.集患・増患対策の悩み

開業医の悩みっていろいろありますけど、
・資金繰り
・スタッフマネジメント
・集患マーケティング
この3つが多いように感じます。

特に新型コロナ発生以降は
当然の事ながら
患者数が激減してしまっている
クリニックも少なくないようです。

その結果として
資金繰りは悪化して
スタッフとの関係性も悪くなる…なんて
魔のスパイラルに陥りがちですね。

やはり集患マーケティングって
クリニック経営の根幹であると思います。

・税理士はどう答えるか?

どこのクリニックさんでも
月に1回ほど税理士事務所の方が訪問し、
毎月の売上状況などは説明を受けている事と思います。

なかには患者数が伸びない要因や
どういう施策を打てば患者が増えるか?などを
相談する事もあるかとは思います。

ただ私の知る限り、
集患・増患対策に的確なアドバイスをする方は
決して多くないと感じています。

なかにはハッキリと
税理士さんは何もアドバイスしてくれない…と
おっしゃる開業医も少なくありません。

それはなぜか?
単純な話しです。

税理士や税理士事務所の職員は
税務のプロであって
マーケティングのプロではないという事ですね。

なかには自分で勉強して
それなりのマーケティング的なアドバイスができる方も
いらっしゃるとは思います。

しかし決して多くはないでしょう。

税務の世界も法改正など頻繁ですし、
多数の顧問先を持てば手続きの処理も膨大でしょう。

医療を専門としていたり
顧問先で多くのクリニックを持っていれば、
多少なりとも有効なアドバイスを得る事はできるでしょうけど、
やはり餅は餅屋。

税務相談をメインとして
何かヒントが得られればラッキーというくらいの
感覚でいるのが無難と考えます。

・経営コンサルタントは必要か?

集患マーケティングの相談は誰にすべきか?と悩み
経営コンサルタントに依頼するケースもあるでしょう。

ただ私は経営コンサルタントも
必ずしも適しているとは言えないと考えています。

実はあまり積極的ではありませんが、
私どもも一部経営コンサルティングを行っています。

ただあくまでも主軸の業務ではありませんし、
私自身の経営者としての経験値を
参考にして頂けそうな場合のみ
請け負っているに過ぎません。

私自身は営業としてマーケティングに従事してきましたし、
転職エージェントとして採用活動のサポートをしてきました。
またクリニックの開業支援もしていますから
それなりのアドバイスはできます。

ですが、できるのは集患・増患、
そしてスタッフ採用と経営全般と
ごく一部でしかありません。

私が信頼を置いている経営コンサルタントは
皆さん強みを持っていて、
その強みでコンサルしています。

ファイナンシャルプランナーとして
院長個人とクリニックのお金回りを中心としていたり、
スタッフ教育に特化していたり、
診療報酬のプロフェッショナルとして
点数の取り方などのアドバイスをしていたり、
専門特化しているのですね。

もちろんその中には集患マーケティングを
専門とする方もいらっしゃるでしょうが、
仕事が欲しいばかりに
何でもかんでもできます、できますと
依頼を欲しがるコンサルは避けた方が良いように思います。

<参考>
開業医必見!クリニックへの経営コンサルティングに対する私どもの姿勢!

クリニック経営 集患対策 集患マーケティング ジーネット株式会社

 

2.クリニック経営の基本基礎

私自身、経営者として
常に考えているのはキャッシュフローです。

その根幹は、
入るを量りて出ずるを為す(制す)であります。

つまり収入を計算した上で、
支出を考えるという事ですね。

収入は売上。
いかにして安定的に売上を確保するか。

支出は経費。
いかにして無駄な経費を削っていくか。

そして収入を上回る支出はしない。
もうこれだけです。

その他の事は
これを実現するために必要度を考えて
優先順位を付けて取り組めばいいと考えています。

・打てる手は何か?

ドカーンと儲けて
事業を売却して
悠々自適な生活を送る。

これを目指して経営する事を別に否定はしませんが、
おそらく開業医の多くの方々が
末永く持続可能な事業の発展を目指していると思います。

地域の患者さんに貢献する。
多くの患者さんの健康を守る。

このようにお考えの先生が
圧倒的に多いのではないでしょうか?

そして最初の開業準備をスタートしてから
現在に至るまでのプロセスを振り返ると
100医院あれば100通りの過去があるんですね。

患者が減った。
患者が増えない。

このような悩みに対して打てる手は
絶対的な正解があるものではなく、
個々のクリニックによって異なるものと考えます。

そもそものコンセプト、
ターゲットとしている患者層、
院長の専門性、
地域特性や住民層なども含めて、
開院してからの経緯や
スタッフの入れ替わり、
それらある種のヒストリーを分析して
対策を練るべきと思います。

いかにして本業回帰するか?
もしくは全く新しい今までとは異なる施策を打つか?

手法はいくらでもあるでしょう。

それを付け焼刃で選ぶのではなく、
過去、現在を振り返った上で
ビジョンに適した対策を打つべきではないでしょうか。

・経営者同士でディスカッションしよう!

おそらく集患マーケティングとして実行する手には
それほど新規性はないと考えられます。

医療って裏技を使うものではなく、
真摯に向かうべき業種ですしね。

どこかのクリニックで上手く行ったとか、
それこそ王道とも言える
基本的な策を打つのが本道だと思うのです。

ただそれだけでは不足なのも確かです。

なぜならどこのクリニックでも
似たような手は打っているでしょうし、
先にこちらが手掛けても
すぐに真似されてしまうでしょうから。

そこで私がおススメするのは、
経営者同士でディスカッションする事です。

医師会の会合などに参加すれば
開業医仲間で喧々諤々できるでしょう。
その中で良い案を手にする事もできるかもしれません。

ただ私は他業種の経営者との接点を持つ事を
おススメします。

どこの企業だって
顧客獲得は永遠の課題です。

クリニックほど潜在顧客のない業界では、
実に様々なマーケティング策を実行しています。

それをそっくり真似する事はできないでしょうけど、
アイデアのヒントはかなり落ちていると思うのです。

地元の商工会議所や商工会などに出てみるのも良いでしょうし、
異業種交流会などに参加してみるのもいいでしょう。

その他、知人の伝手を辿っていけば
なかなかの経営者と出会う事もできると思います。

経営者にはアイデアマンが多いですし、
中小企業ですと
社長が率先して現場で営業をしているケースも多いです。

トップセールスマンは社長なんて
よくあると思うんですよ。

こういう人からマーケティングを学ぶ。
私は非常に効果的ではないかと考えています。

<参考>
医療の素人である経営コンサルタントから医療を学ぶ!?

増患対策 集患 クリニック経営コンサルタント ジーネット株式会社

*まとめ

税理士や経営コンサルタントだからといって
必ずしも有効なマーケティングのアドバイスを
受けられるとは限りません。

むしろ常にマーケティングを考えている
他業種の経営者との議論の方が参考になりそうな気がします。

先生が営業対象にならない
長年経営者をしているような方。

おそらく今後コロナで業績悪化に歯止めが掛からないところと、
コロナを上手く乗り越えるところが出てきます。

後者のようなトップが人脈にいるといいですね。

開業医は経営者です。
経営者同士で悩みを分かち合えると
意外な実効策が手に入る可能性は高いと思います。

それでは、また…。

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