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クリニックの開業が上手く行かない決定的な理由とは?

2020年7月24日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家、
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

小さな失敗なら
将来の糧になるケースが多いので
失敗を恐れずに大いにチャレンジすべきと思います。

しかし大きな失敗に繋がる可能性があるなら
慎重には慎重の上で
判断しやすい情報を収集して
じっくりと検討して決断すべきですよね。

 

本日のブログのタイトルは、
【 クリニックの開業が上手く行かない決定的な理由とは? 】
といたしました。

 

<目次>
1.クリニックの開業失敗は目も当てられません
・クリニックの開業をしない方が良い医師
・クリニックの開業をする年齢の医師
2.これがクリニック開業の失敗要因だ!
・責任はすべて医師にある?
・これをするからクリニックの開業を失敗してしまう
*まとめ

 

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1.クリニックの開業失敗は目も当てられません

クリニックの開業を失敗したところで
別に医師免許に傷が付く訳ではありませんし、
勤務医に戻れば
一般的な待遇で仕事をする事ができますので
それほど大きな問題とは言えません。

最大の問題は、
借金が残る…という事なんですよね。

ですから自己資金だけで開業するなら
何ら失敗を恐れる事はないんです。

ただ通常は銀行から融資を受けて
開業準備を進める事が大半ですね。
つまりその分がリスクとなる訳です。

まあ大失敗したところで
命まで取られるような事はありません。
お金の問題だけです。

 

・クリニックの開業をしない方が良い医師

自分のクリニックを持つという事、
つまり開業医になるというのは
経営者になるという事ですね。

スタッフの雇用を守り、
患者の健康を守り、
地域社会に貢献すること。

それだけ責任が大きいのです。

もちろんその結果として儲けたい、
資産を作りたいという気持ちがあってもよいのですが、
もう医局にはいたくないとか、
当直やオンコールから逃れたいとか、
自分の専門領域の患者だけ診たいとか、
そういう考え「だけ」では
この責任と向き合い続ける事はしんどいでしょう。

あえて「だけ」と書きましたが、
きっかけはこのような事でもいいんです。

そこから自分が経営者になって
今までにないクリニックを作ってやろうとか、
日本最高のクリニックを開院しようとか、
地域の患者から圧倒的な支持を受けるクリニックにしようとか、
きっかけからいかに発展させて
自分らしいコンセプトを作るかが肝心です。

いわゆる経営方針であり、経営理念であり、
自分の生きざまでもありますね。

数千万円の銀行融資を受けて開業するのですから、
それだけの意欲と戦略、思いがない場合は
クリニックの開業は避けた方が無難だと思います。

 

・クリニックの開業をする年齢の医師

ちょっと話しは変わりますが、
よくクリニックを開業するのは
何歳くらいがベストか?という質問を受けます。

正直に言うと
私は「40代」とお答えします。

40歳と49歳ではだいぶ違いますけど
概ね40代というのがベストです。

臨床医として
どこに出ても恥ずかしくない経験を積み、
医師として威厳を持っている事、
そして銀行サイドから見た場合に
融資の返済スケジュールに余裕があるという点も
40代がベストです。

では30代は早いか?というと
そういう訳ではありません。

事実、歯科医師は
20代後半から30代で開業する先生は多いですし、
医科も30代で開業する先生も少なくありません。

逆に50代、60代は遅すぎるのか?というと
これもそんな事はありません。

30代、40代と比較すれば
自己資金が潤沢にある事も多いですし、
住宅ローンが完済してあるとか、
お子さんが社会人になっているとか、
ベテランならではの有利な点もあるからです。

いずれにしても問われるのは
クリニック開業に対する本気度であり、
成功に導くための戦略や資金力です。

個別具体的には様々なケースがありますので
可能性はいくらでもあるのですが、
一般的には40代くらいがひとつの目安となってきます。

 

<参考>
=動画= Gnet TV 質問コーナー⑤【クリニック開業本や開業セミナーよりも大事な学び】

 

クリニック開業 クリニック開院 開業失敗 開院失敗 医師失敗 ジーネット株式会社

 

2.これがクリニック開業の失敗要因だ!

〇〇クリニックは閉院した…とか、
まったく患者が来ずに物凄く苦労しているらしい…など
こんな話しを聞くと開業コンサルタントの1人として
非常に悲しい気持ちになります。

でも時々耳にするんです…。

もっと上手くやれなかったのだろうか?
担当した開業コンサルタントは何をしていたんだろうか?

しかし反面教師にはなりますね。
失敗事例を知っていれば
いくらでも対策を打つ事ができますよね。

クリニック開業においての失敗を
ここからは分析してまいります。

 

・責任はすべて医師にある?

失敗の責任って誰かに押し付けたくなるものです。

開業コンサルタントがボンクラだから…
こんな開業物件を勧めてきた不動産業者が…
税理士がまったくアドバイスしてくれないから…
医療機器ディーラーが余計な機械を売りつけるから…
内装業者が豪華な家具を勧めるから…

誰かに文句を付けたくなるのもわかります。
でもこういった業者を選んだのも先生です。

お気持ちは重々理解できますが、
ジャッジしたのは先生ですから
全責任は先生にある訳です。

コンサルタントの本質を見極められなかったのも
業者の良し悪しを見切れなかったのも先生の責任です。

開業医は経営者。
経営者はすべての責任を負わねばならないのです。
それが宿命です。

ま、開業コンサルタントのお前が言うな!というのは
当然なんですけどね…。

でも幸いうちが開業支援をお手伝いして
上手く行かなかったクリニックさんはありませんので
そこは自信を持っております。
なんでうちを選ばなかったんだろう?と…。

 

・これをするからクリニックの開業を失敗してしまう

最後に私が思う
こういう事をすると失敗に近づく10箇条を考えてみました。

① 実力、実績のある開業コンサルタントを選べなかった
② 開業地の選定を誤った
③ 表面上の条件だけで開業物件を選んでしまった
④ クリニックのコンセプト作りが甘かった
⑤ 事業計画をないがしろにした
⑥ 初期投資が大きくなり過ぎた
⑦ 集患マーケティングをおざなりにした
⑧ ケチった、投資すべき所に投資しなかった
⑨ 経営者になる意欲と責任感が薄かった
⑩ お金の魔力に負けた

本当はひとつずつの項目に詳細の解説をしたいところですが、
あまりにも長くなってしまいますので、
それは今後のブログとyoutubeの方で
時々取り上げてまいります。

どれも大切な項目ですが、
私は①がすべてを握ると思ってます。

無能な開業コンサルを付けた段階で
物凄い重荷を背負う事になりますし、
有能な開業コンサルを付けた段階で
物凄いアドバンテージになります。

是非とも無料だったとか、
安価だったとか、
大きな会社だったとか、
知ってる会社だったとか、
出入りの業者だからとか、
こんな理由で選ぶのは避けて頂きたいところです。

私の知る限り、
明らかに失敗してしまった開業は
これらの開業コンサルに依頼していますので。

 

<参考>
クリニックの開業コンサルタントの選び方!

 

クリニック開業詐欺 クリニック開業コンサルタント クリニック開業失敗 一国一城の主 ジーネット株式会社

 

*まとめ

この10項目。
我ながらいいなと思います。
参考にして下さると嬉しいです。

ただ私自身毎年数件の開業支援をしてきて、
開業支援ってのは似たようなサポートってないんです。
だから1件こなす度に経験値がグッと上がります。

これはやり方を知るというよりは、
もっと大きな構図や仕組みを知るという事なのですね。

やればやるほどに
とてつもないノウハウを手に入れますから
半年経てば、1年経てば、
さらに良い10項目を言うかもしれません。

ブラッシュアップするのは良い事ですから
時々こういった観点のブログも書いてまいります。

それでは、また…。

 

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