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医師のキャリアチェンジやキャリアの中断についての本質とは?

2020年9月2日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家、
ジーネット株式会社の小野勝広です。

医師にもキャリアプランが必要です!と
言い続けてはや10年が経ちます。

キャリア設計、
キャリアパス、
キャリデザイン、
キャリアドリフト、
キャリアアンカー、
パラレルキャリア、
スラッシュキャリア、
キャリアビジョン、など
様々な用語が使われるようになりましたが、
段々とその意義は浸透しつつあると感じます。

本日のブログのタイトルは、
【 医師のキャリアチェンジやキャリアの中断についての考察! 】
といたしました。

<目次>
1.人生のフェーズで転機がきます!
・医師のキャリアチェンジとは?
・キャリアプランが大原則
2.長い職業人生、キャリアアップだけではありません。
・医師のキャリアの中断とは?
・キャリアプランはキープもダウンも許容できます。
*まとめ

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1.人生のフェーズで転機がきます!

人生100年時代。
必然的に職業人生も長くなりますね。

医師の場合は
最短で24歳で医師国家資格を取得し、
研修医からベテランドクターまで
40年とか、50年は働き続けるわけですね。
なかには60年とか70年も働く先生までいらっしゃいます。

若手医師から見たら
ゲ~って思うかもしれませんが、
他の職業を考えれば
こんなに長くひとつの仕事ができるなんて
おそらくそうはないんですね。

長期間である事を
むしろ楽しみ、
いかに充実した日々を過ごすのか?と
ポジティブに受け止めて、
自分のキャリアを大いに満喫してはいかがでしょうか?

それこそがキャリアプランを持つ
とても楽しい価値だと考えます。

・医師のキャリアチェンジとは?

医師にとってのキャリアチェンジは
いくつかのパターンがあると考えています。

1、中堅からベテラン医師のセカンドキャリア
2、若手から中堅医師の転科
3、高い専門性を持ち専門医からプライマリ医へ

他にも細かく分類すれば
実に様々な展開がありますが、
ここではこの3つを代表的なものとし、
それぞれを考察いたします。

まず1の中堅からベテラン医師の
セカンドキャリアについてですが、
① 外科系ドクターがメスを置く
② ハードな急性期病院からの脱却
③ 当直やオンコールを回避する
などがあると思われます。

私自身、いずれのケースも
サポートした事がありますが、
①外科系ドクターがメスを置くシーンは
最も難しいように感じます。

やはり元々オペが好きで、
外科医を志したというのもあるでしょうから、
それこそ片腕をもがれるような
気持ちになってしまうのでしょうね。

②、③の働き方のチェンジもそうですが、
タイミングを見計らいながら、
段階的に緩めていくのが良いと考えます。

一気に転職するのはおススメではありません。
むしろ何度か今後のキャリアについて話し合いつつ、
徐々に舵を切るくらいが最善ではないでしょうか?

2の転科についても
過去何度かお手伝いをしてきましたが、
今までのキャリアと
今後どの科に変わっていくかもありますが、
さすがに簡単ではありません。

必要なものが3つあります。

Ⅰ、断固たる決意
Ⅱ、時間とタイミング
Ⅲ、戦略

詳細はここでは省きますが、
転科は簡単ではないけれども
可能性はゼロではありません。

何科になるかにもよりますが、
決意、タイミング、戦略は
絶対に必要になりますから、
もし転科を検討される場合には
早め早めでプロに相談する事をおススメします。

3の専門医からプライマリ医は
2の転科と比較すれば
難易度はそれほど高くありません。

ただ今まで専門性を突き詰めてきた先生にとっては
総合診療医としてゼネラルに診察する事は
少し寂しい事であるかもしれません。

やり切ったという満足感は必要となりますね。

またプライマリの領域を
下に見てしまう先生も稀にいますが、
これは避けた方が無難です。

おそらくそんな姿勢でチェンジしても
上手くは行かないと思うのです。

今までやってきた医療とは異なりますが、
絶対に必要な医療でもあり、
全身全霊で取り組むくらいの
気持ちを持っておいた方が良いと思われます。

このようにキャリアチェンジと
ひと言で申し上げても
医師の場合は実に様々な変化があります。

若手医師、中堅医師、ベテラン医師によっても
必要となるキャリアチェンジは異なりますので、
慎重さと、大胆さを持ち合わせて、
その上で、中長期的なキャリア設計があるといいですね。

・キャリアプランが大原則

おそらくですね、
キャリアチェンジが不要である医師は
あんまりいらっしゃらないと思うのです。

大きなチェンジか、小さなチェンジか、
早めのチェンジか、遅めのチェンジか、
この程度の違いはあっても、
必ず来るものだと思うんですよね。

それは引退の日が
誰にでもいつか来るとの同様と感じます。

別に恐れるものではありませんし、
ある種のパッシングポイントなだけですから、
むしろ能動的に、主体的に受け止めて
より良いキャリアチェンジとなるように
戦略的に取り組めばいいだけだですよね。

ただその時になって
慌てて対処するのではなく、
キャリアプランを持って
戦略を実直に起動させるような
そんな余裕を持てるとベストですね。

何度でも書きますけど(笑)
私が考えるキャリアプラン3箇条は、
1⃣ 中長期的な視点を持つこと
2⃣ 自分らしいオリジナリティを含むこと
3⃣ ライフプランをベースに考えること
この3点です。

これを基準にして、
来たるべきキャリアチェンジに
備えを打っておけば
それこそ百戦危うからず…と言えると思います。

引退から逆算したキャリアプランなども
まさに同じであると考えます。

<もっとキャリアチェンジについて知りたい方の参考>
逃げのキャリアチェンジは危険です!
自分を成長させたい医師のキャリアチェンジ!

医師キャリアアップ 医師キャリキープ 医師キャリアダウン 医師サバイバル戦略 医師キャリアデザイン ジーネット株式会社

2.長い職業人生、キャリアアップだけではありません。

キャリアチェンジと同様に大事なのは、
キャリアをいかにしてコントロールするか?です。

キャリアチェンジをしなくとも
キャリアアップを急ぐべき時や、
敢えてキャリアキープをすべき時や、
戦略的な一時的なキャリアダウンをする時もあります。

キャリアは常にアップするものだと考えていると、
どこかでバーンアウトしがちです。

人生100年時代とすると、
職業人生は50年以上となりかねません。

上手くアーリーリタイヤできればいいですが、
そんな人は日本国中探してもごく一部です。

むしろキャリアアップ、キャリアキープ、キャリアダウンを
賢明にセルフコントロールして、
フェーズフェーズで入れ替えていくのが良いと思います。

・医師のキャリアの中断とは?

キャリアダウンどころか、
キャリアを中断しなければならない時もあります。

病気や怪我。
心の不調。
出産、育児。
ご両親の介護。
燃え尽き症候群。

他にもいろいろありますが、
これらの時は望む望まないは別にして、
一旦キャリアを中断した方が良いですね。

ただここで肝心なのは、
長い職業人生の中で
一時的なキャリアの中断は
それほどのマイナスにはならないという事なんです。

・キャリアプランはキープもダウンも許容できます。

キャリアプランって
あくまでも大きな方向性ですから、
別に一定期間キャリアダウンしようが、
キャリアキープしようが
キャリアを中断しようが、
全然構わないと私は考えています。

人生100年時代と言われる時代です。
とすれば職業人生は50年前後となるのですね。
しつこいですけど(笑)。

病院に定年はあっても、
医師人生には定年はありません。

本人が望むのであれば、
60年、70年働いてもおかしくありません。
ま、そこまでは働きたくないよ…と
思う方も多いとは思いますけど(笑)。

ここで申し上げたいのは、
医師人生は長期戦であるという事です。

目先の事に翻弄されるのではなく、
地に足を付けて
じっくりスタンスで
キャリアをセルフコントロールするのが
最善ですね。

そのアドバイスをするのが、
スペシャリストを支えるゼネラリストである
私どもジーネットなんです。

<参考>
医師のキャリアプランの正解はどこにある?

医師キャリアプラン 医師キャリアパス 医師キャリアビジョン 医師キャリアデザイン 医師キャリア設計 医師人生の転機 ジーネット株式会社

*まとめ

今回は医師のキャリアチェンジと
キャリアの中断について書きました。

私たちはどうしても「今」が大事であり、
「次」の事ばかりを考えてしまいます。

しかしキャリアに関しては、
中長期的視点が必要不可欠でありますし、
本来転職エージェントは
求人案内だけでなく、
将来設計も含めた
中長期的なアドバイスをするのが
ミッションであると考えます。

長い医師人生。

充実した毎日を過ごすためには、
ロングレンジでキャリアを考えていく術を
手に入れていけるといいと思います。

キャリアのドアにはドアノブが付いていません。
開くことができるのは、
向こう側だけなんですね。
こちら側からは開ける事ができません。

よって、自分ができるのは
ドアが開いた時に
そのチャンスを掴めるかどうか?
しっかりと準備をしておく事です。

これもキャリアプランなのですね。

それでは、また…。

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