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医師のキャリアプランの正解はどこにある?

2020年7月13日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランの専門家として
常勤の転職やクリニック開業をご支援し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

日進月歩の現代社会。

常識があっという間に古くなり、
新しい常識が生まれてきます。

私たちのキャリア、そして人生は
今までと同じでよいのでしょうか?

本日のブログのタイトルは、
【 医師のキャリアプランの正解はどこにある? 】
といたしました。

<目次>
1.キャリアの正解って何でしょうか?
・医師のキャリアの鉄則
・医師のキャリアの多様化
2.キャリアの正解はどこにある?
・徹底的な自分との対話
・プロからの情報収集
*まとめ

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1.キャリアの正解って何でしょうか?

キャリアの語源は轍です。
つまり今まで通ってきた道なのですね。

これからも今と同じ道を歩んでいけばよいものでしょうか?

少なくともコロナ前とアフターコロナだけを比較しても
社会の様々なところで変化が起きています。

やはり変化の波には抗えません。
波に乗るか?避けるか?しか選択肢がないかもしれません。

医師のキャリアに関しての絶対的正解。
果たしてこれからどうなるでしょうか?


・医師のキャリアの鉄則

臨床研修を出身大学で受けて、
後期研修、若手医師時代は引き続き医局で経験を積み、
そのまま10年、20年を過ごした上で
粘り強く教授を目指して
医局長、講師、准教授と出世の階段を上っていく…。

もしくは出世競争の勝ち目が薄くなってきた段階で
開業を志したり、
出向していた関連病院にそのまま就職したり…。

良くも悪くもですけど、
今の若手医師にこのキャリアプランを見せたら
昭和ですよね?とでも言われちゃいそうです。

すでに臨床研修の人気は大学離れと言えますし、
出身大学にこだわる事もなくなり、
民間のブランド病院も含めて
選択肢は多様になってきていますね。

大学医局に入局しないケースも増えていますし、
仮に大学医局に入局しても、
10年単位で在籍し続ける医師は
ひと昔前と比較すれば激減しているかもしれません。

教授を中心としたピラミッド型組織が
地域医療も含めて機能する時代は
終わりを告げている言っても過言ではないでしょう。

臨床研修制度が変わってから、
これが医師のキャリアのスタンダードだね…という
確固としたものは
まだ見えていないように感じでいます。

いやそもそもキャリアの鉄則は
今後現れないかもしれませんね。

高度経済成長期のように
国家、国民が一丸となる時代ではありませんし。

個々のドクターが
自分らしさを追求して
模索している段階でしょうか。

・医師のキャリアの多様化

キャリアも多様化されてきているのでしょうね。
先進国になったという事でもあるでしょう。

「患者」とひと括りにするのが
難しくもなっていますね。
マクロで見ると間違えそうです。
きちんとミクロで見ていかねばなりませんね。

ビッグデータも大事ですけど、
ミクロなデータを軽視してしまうと
個別的には間違いを起こしそうです。

患者が変われば
当然、医療機関にも影響しますね。
患者に支持されるところ、
患者が離れているところ。

そしてそれぞれの医療機関が
採用したい医師像も変わっていく事でしょう。

このように考えていくと
医師のキャリアについては
これが正解!という
普遍的なものがあるとは思えないのです。

国試に合格し、
研修をスタートし始めた頃から
個々のドクターによって
きっとそれぞれの望む未来像のようなものが
段々と異なっていく事でしょう。

多様化とも言えますし、
細分化と言っても良いかもしれません。

大多数の医師が望む姿かたちというよりは、
個々の医師がそれぞれ望む形がある。

これからの医師のキャリアは
パラレルキャリアであり、
スラッシュキャリアになっていくと思われます。

考えてみればこういう流れは
別に医師に限った話しではなく、
ビジネス界でも同じですね。

右肩上がりの時代が終焉し、
大量生産大量消費も終わった訳です。

働く我々のキャリアも同様です。
みんな同じ…を目指すのではなく、
個々が自己実現を目指しているのですね。

<参考>
パラレルキャリアとスラッシュキャリアが未来を切り拓く!

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2.キャリアの正解はどこにある?

このように潮目が変わった訳ですから、
私たちもキャリアや人生に対する考え方を
修正していった方が良いと思います。

人生設計、将来設計、ライフプラン…の中で
すべてを犠牲にして仕事に専念するような生き方は
もう古くさいものとなっています。

キャリア設計、キャリアプラン…の中で
年功序列でいつか来るチャンスを待つような
キャリアの考え方はすでに通用しないでしょう。

ではどう考えていけばよいでしょうか?

・徹底的な自分との対話

キャリアの正解はどこにあるか?ですが、
ひと昔前は慣例として
ごく当然の決まりのようなものがあったんですよね。

今でもごく一部では若干残されていますし、
ある意味では大学医局や自治体病院では
いまだに色濃く残っていると言えるかもしれません。

しかし年々薄れていっているのは
現実的に間違いないと思われます。

私はこれから手に入れるべきキャリアの正解は
自分の内側にあると考えているのです。

自分の実現したいもの。
自分が望む生活。
自分が欲する条件面。

でもこれらが明確であるケースは多くなく、
むしろ自分の事ですから
曖昧なままに放置してあったり、
ふわっとした浅い考えであったり、
大事な家族とのコミュニケーションも取れておらず
相互理解ができていないケースだってあります。

まして将来の事なんて
何ら確約が取れる話しではありませんから、
これが正解だという確信が持てる訳でもなく、
いくつも正解があったり、
逆に正解が全く見えなかったり…。

テストで100点を取るようなものと
全く違うのですよね。
まさに暗中模索です…。
脱・真面目も必要かもしれません。

ただ私はそれで良いと思ってます。
これからの人生をどうする?
今後のキャリアプランをどう考える?

答えはあるようで、ないようで…
見えてきたようで、見えていないようで…
これが普通なんです。

本当に大切なのは、
答えを簡単に見い出すのではなく、
いつも問い続ける事であると考えます。

自分との対話を何度も何度も繰り返し、
時には家族とも話し合い、
時には微修正を加えながら
より良いものを探し続ける。

これが将来への備えとして
最重要な考え方であると思うのですね。

・プロからの情報収集

でも、正解が見えないって辛いものです。

こんなんでいいのか?あんなのはどうかな?と
悶々とする日々を過ごすのはできれば避けたいですよね。

突破口を拓きたい。
脱却したい。

こう思われたらプロへの相談が必要です。

膝が痛いんだけど、
湿布を貼っても効かないようだし、
数日経っても痛みが引かない。
→整形外科医に診てもらいなさい。

眼が真っ赤で少し痛みを感じる。
目薬をしてみたけど一向に治らない。
それどころか朝起きると目やにが出てきて
何だか怖くなってきた。
→眼科医に診てもらいなさい。

同じです。
自分で対処できないなら
プロに相談するのが1番です。

ただキャリアに関して難しいのは、
転職のプロはキャリアのプロではなく、
キャリアコンサルタントの資格もプロの証明ではなく、
本物のプロはどこにいるんだ?という事なのです。

医療系の転職エージェントは
そのほとんどが求人案内しかできません。
医師のキャリアに関してはド素人も多いです。

キャリアコンサルタントの有資格者は
机上の勉強をしただけに過ぎません。
その証拠に成功している人がいない。

そもそもよく考えてみると
キャリアなんて数十年単位で考えるべきですし、
その前提としてより良い人生とは何か?と考えるのであれば
そんじょそこらの経験値や知識では
歯が立たないと思うのです。

人の人生に携わる訳です。
人のキャリアに影響があるのです。

本物のプロでないとダメなんです。
キャリアの専門家は
医師と違って、
プロとしての養成をされてる訳じゃないんです。

もっと言えばプロと言えるようになるには
個人の努力と資質が重要です。

所属している会社とか、
その規模とか、知名度とか、
一切無視しないといけないのです。

担当者、ただその人を見て、
人間性と正義感を観察して、
その上でこの人なら…と思う人にのみ
相談をするようにして下さい。

 

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*まとめ

この道を歩んでいれば間違いはない…。
そういう道がなくなりつつある時代です。

医療機関だって倒産しますし、
M&Aされますし、
急性期病院だって集約化されようとしてましたよね。

個々の医師のキャリアも
こういった世の中の動きに応じて
相当に変わってくるものと思われます。

どんな医師人生を送りたいのか?
医師としての中長期的なキャリアをどう考えるか?

ウィズコロナという事もあり、
今後益々医師もキャリアプランを持っておく
必要性が高まっていくと思われます。

正真正銘のキャリアのプロの力を上手く活用して、
より良い未来を手に入れて下さい。

それでは、また…。

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