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医師の転職エージェントよ目覚めよ!求人をダシにし続けるな!

2020年9月14日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを研究し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

求人案内しかできないエージェント。
無害なら何にも言いませんけど、
有害なら糾弾しなければならないと考えています。

なぜ医師会や看護協会や
多くの病院が紹介会社不要論を唱えるのか?

私はその根本的な要因が、
求人を餌にしてドクターを釣るという
旧態依然とした転職エージェントの姿勢にあると
ずっと考えています。

今後、早期に脱皮しないと
退場を迫られることになるでしょうね~。

本日のブログのタイトルは、
【 医師の転職エージェントよ目覚めよ!求人をダシにし続けるな! 】
といたしました。

<目次>
1.医師の転職を求人だけでさせる罪深さ
・求人だけで商売する低レベル転職エージェント
・なぜ求人でごまかすのかを暴露します!
2.求人主導型からキャリアプラン主導型への移行
・早晩求人主導型の転職エージェントは消えます
・キャリアプラン主導型でないと転職は上手く行きません
*まとめ

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1.医師の転職を求人だけでさせる罪深さ

医師の転職におけるポータルサイトに
求人を掲載してドクターを集める。

もうこの時点で
エージェントとして2流だと思います。

だって自社の力では、
ドクターに声を掛けてもらえないという
証明ですからね。

でも残念ながら
医師の転職エージェントのほとんどが
この程度なんですよ。

だからエムスリーキャリアさんが
1人勝ちしてしまうんです。
そりゃ20万人以上の会員を抱えている訳ですから…。

求人以外に売り物がないエージェントなんて
存在価値があるんですかね?

・求人だけで商売する低レベル転職エージェント

〇万件の求人があります!
非公開求人が多数あります!
当直・オンコールなしの求人が多数あります!

こういう宣伝広告をしている転職エージェントは、
我が国の医療を崩壊させようとしているのでしょうか?

自社だけ儲けて、
病院を痛めつける。
私にはそんな風に思えて仕方ありません。

医師が移籍するというのは
そんなに簡単ではありませんよね。

地域から、医療機関から、
1人の医師が減少するということ、
逆に1人が増員するということ。

その責任を負って、
転職支援をせねばならないと思います。

そして何よりも考えるべきなのは、
転職する医師を幸せにできるかです。

求人だけで転職させて、
結果的に早期退職に繋がるのであれば
それは罪深いと思うのですよ。

求人、求人と言い続けているエージェントは
もっと医療業界全体を見るべきですし、
個人個人の医師をより良い世界に導くべきです。

求人なんて転職支援の一連の業務の中で
ごく一部でしかありませんからね。

終身雇用がオワコンとなり、
これからは働く人々が
日々充実感と社会貢献を実現すべく
より良い職場に移る時代です。

表面上の条件だけ合えばいいのではなく、
医師の転職エージェントは
自分たちの存在意義や価値を
真剣にもっと深く考えるべきではないでしょうか?

・なぜ求人でごまかすのかを暴露します!

ではなぜ医師の転職エージェントは、
その弊害が出ているにも関わらず
いつまで経っても求人、求人と宣伝広告するのでしょうか?

大きな理由は2つあります。

ひとつは医療が難しく
本気で医師と向き合って、
求人以外の領域も含めた転職支援をするのが
非常に難解であるからです。

担当するコンサルタントの育成には
時間とコストが掛かりますし、
そんな手間は掛けられないというのが
本音でしょう。

単に求人を右から左に流すだけなら、
それほど医療の知識がなくともできますからね。

誰でもマニュアル通りにできるような
簡単に仕上げて対応する。

余計なコストを掛けずに、
システム的にマッチングをして、
できるだけ簡単に成果を出すためには
求人主導型でやるのが1番です。

だからポータルサイトに求人を掲載し、
求人目当てで問い合わせてもらったドクターを
求人案内だけして、
面接にも同行せず(同行しても何もせず)、
特に条件交渉もせず、
医療機関側に丸投げして決めてしまう。

どうなんでしょうね?
私にはプロとしての矜持があるのか
疑問ですけど、
とにかく楽して稼ぎたいという腹が見えます。

もうひとつの理由は、
転職エージェントの課題となっている
「定着率」です。

よく医療機関では
エージェント経由の人材は定着しない、
つまり早期退職してしまうと言われます。

これは本当に大問題だと思うのです。
本来ならエージェント経由の人材は
即戦力で、長く活躍してくれると
言われないといけないのですね。

ところがそんなのお構いなしで、
求人主導で決めるだけ決めて後は知らないという
無責任の姿勢です。

でも彼らにとってはその方がいいのです。
転職を何回もしてくれた方が儲かるのですから。

ハッキリ言ってしまうと
エージェントとしての正義感や倫理観という
「魂」を悪魔に売っているようなものです。
でもそういう会社が少なくないのが現実です。

最近、医療業界では転職エージェント不要論が
言い出されてますけど、まあ当然でしょうね。

こんな求人を右から左に流すだけのサービス、
結果責任を負わないサービスでは
いずれ淘汰されても不思議ではありません。

ただ少ないながらも
こんな会社とは太い一線を課している
医師の転職エージェントも存在するんです。

そういう所から見たら一緒にするなと思うでしょう。
我々は求人なんでサービスのごく一部だと位置づけている。
我々は結果責任を負い、早期退職がほとんどない。
こう思ってるエージェントも確実にいるんですよ。。。

<参考>
医師転職エージェント選びの失敗事例に学ぶ成功へのコツ!

医師転職失敗 医師転職後悔 医師求人失敗 医師求人 医師転職エージェント 医師転職コンサルタント 医師キャリアアドバイザー 医師キャリアコンサルタント ジーネット株式会社

2.求人主導型からキャリアプラン主導型への移行

医療というものは
現代とは全く姿かたちは違えど
太古の昔から存在し、
医師(らしきものも含めて)も
数千年前から存在していたのですよね。

それと比較したら
人材紹介サービスごときの歴史は
まだ100年も経っていない。

それどころかいいとこ
30~40年程度ではないでしょうか?

しかもですよ、
医療業界における転職支援など
ごくごく一部で
20~30年の社歴を持つところもありますが、
こんなん片手の指で数えられるレベルであり、
ほとんどの転職エージェントは
ここ10年という新参者です。

おそらくほとんどのエージェントが
10年未満、20年未満であって
ほぼ9割くらいを占めるのではないでしょうか?

弊社もその中の1社ですし、
私自身も転職エージェント歴は18年めとなりますが、
医療に来てからはまだ10年めです。

今の常識が正しいとも言えません。
もっともっと考えて、工夫して、
新しい手法にチャレンジし、
本気で医療業界における転職マーケットをよくしようという
強い意気込みが必要なのだと感じています。
日々精進です。

・早晩求人主導型の転職エージェントは消えます

求人主導型の転職支援。
つまり右から左に流すだけのサポートです。

これでは現状の紹介手数料は高すぎますし
結果的に早期退職に繋がるケースも多く、
エージェントが介在する意味がありません。

こんなことをいつまでもしていては
医療業界から退場を迫られますし、
紹介会社不要論なんてものが出てくるのも
自然の摂理と言ってよいでしょう。

医師や看護師の転職エージェントは
相当の危機感を持って
早期の大改革をしなければならないと
私は考えています。

ただ時の流れは恐ろしいものです。
すでに現行の転職支援の手法は
医師や医療機関から否定されつつあるだけではなく、
AIというテクノロジーが
近い未来に完全駆逐すると思われます。

だって今のコンサルタントのやってること程度なら
AIの方が余程うまくやってくれますもん。

すでに業界最大手の某社などは
その方向に舵を切っているように私には思えます。

もって3年、
早ければ1~2年の中で
コンサルタントは不要となり、
エージェント社内は
エンジニアが中心となるのではないでしょうか?

その方がコストはグッと下がり、
エージェント自身のためでもありますし、
無能な担当者など
医師や医療機関だって望んでいないでしょう。

このままでは
転職エージェントは求人サイト化します。
プラットフォームだけあればいいのです。

でも転職って
そんなに浅いものではありません。

人生の転機、
中長期的なキャリアを
システムに決められるなんて…、
決定的に不足するものがあると考えています。

その不足を埋めることのできる
本物の転職エージェントが
これから生き残るのだと思います。

・キャリアプラン主導型でないと転職は上手く行きません

その不足のひとつが、
キャリアプランに対する支援です。

これは人と人が対峙し、
本音で語り合わないとできません。

データには現れない可能性が人にはありますし、
予測できない近未来を
自らの手で切り拓いていかねばなりませんからね。

最近、私が考えているのは…
まあこれも数か月から数年のうちに
ブラッシュアップされるとは思いますけど、
まずはキャリアドリフトで多様な経験を積む事です。

その中でキャリアアンカーを見つけましょう。
自分ならではの絶対に譲れないもの。
自分ならではの大きな方向性。
ここまでくるとキャリアプランが見えてきます。

別に転職を検討していなくとも
このプロセスは重要です。

キャリアプランが手に入れば、
あとはそれを実現するために
キャリアパスを見い出していけば良いのです。

ここまでくれば、
自分の人生を間違えるような
選択ミスは防げます。

つまり高条件や高待遇の求人に翻弄されたり、
よくわからずつい選んでしまって
入職したら大失敗…なんて事がなくなるのです。

右から左に流すだけのエージェントの役割はなくなります。

必要なのは医師人生や中長期的なキャリアについて
徹底的にディスカッションできる
事例やノウハウといった情報を豊富に持つ
有能なコンサルタントなのですね。

意外と早くこのような流れになると思います。
だって痛い目に合う人がいなくなりますから。
医師も、医療機関も…。

<参考>
求人だけでなく、転職ありきでない相談に力を入れるのがよいエージェントです!

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*まとめ

先日メディカル系のエージェントが集う
勉強会に参加しました。

メディカル系と言いながら
薬剤師、MRなどを対象とする会社が多く、
医師や看護師を専門とするエージェントは
なんと私だけでした。

今まで私は何度も
こういった勉強会やイベントに参加してきましたが
同業者と出会う事は非常に少ないのです。

他社から学ぶとか、
新しい知見や情報を得るという事に
同業他社さんは否定的なのですかね…。

変わらないといけない。
これはいつの世も同じではないでしょうか?

それでは、また…。

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