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失敗しないクリニック開業準備 開院後に困らないチェックリスト

2026年2月18日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

人がたくさんいらっしゃるターミナル駅か何かで
「社長になりたいか?」と挙手を求めたら
どれくらいの人が手を挙げるでしょうか?

昨今では、兼業や副業が認められるようになり、
フリーランスにチャレンジする人も増えていますね。

ひと昔前と比較すれば
社長になるということ自体のハードルは
もしかしたらだいぶ下がっているかもしれません。

医療の世界で言えば
「院長になりたいか?」になりますが、
開業志向は強まっているでしょうか?

新型コロナ禍のころは
開業を取り止めるケースも多かったですが、
ある程度の落ち着きを見せるようになってから
開業希望の医師も増えてきたようには思います。

2024年9月に、Xでこんな投稿をしたことがあります。

 

ある方が…
部長になるには10年掛かるけど
社長は明日にでもなれると言っていて
確かに…と。

私ごときでも2度めの社長をやってるし、
3社めの会社も作ろうとしてる。

その気があれば社長は誰でもすぐになれる。
問題は続くかどうか?だけ。

ちなみにジーネット
今月で10周年を迎えました。

 

そうなんですよね。
社長はその気になれば誰でもなれます。
開業医も同じですよね。

問題はなることではなく、
その後に続けることができるか?です。

クリニックだって
開院して、10年、20年と続けられるのか?

患者さんが来なくて
数年で閉めるなんてことになったら困ります。

長く続けるために
的確な「準備」と「計画」が必要になるのですね。

 

本日のブログのタイトルは、
【 失敗しないクリニック開業準備 開院後に困らないチェックリスト 】
といたしました。

 

<目次>
1.開院後につまずく二大失敗要因
・患者・現場視点の欠如—-独善的になっていませんか?
・資金計画の甘さ—-予算オーバーを避けましょう
2.このチェックを押さえれば開院後に困らない
・まずは総論から(目的・目標・可逆性・中長期的視点)
・クリニック開業準備「必須10のチェックリスト」
*まとめ

 

1.開院後につまずく二大失敗要因

もうひとつ、
こちらは9月の頭にXに投稿したものです。

 

この5月6月
新規開院
したクリニックが
早くも損益分岐点を超えて
黒字転換をしたそうで、実に嬉しいです。

5件中4件がクリア。
あと1件ももう少し。

先は長いですけど
順調な立ち上がりで素晴らしい。

開業コンサルタントとしては感無量です。
9月、10月も開院が続くので頑張ります。

 

ちょうど税理士から連絡をいただきまして、
皆さん順調に立ち上がっていますとのことだったんです。

思わず、嬉しくて、
このようなポストをした次第です。

私どもが今までご支援させていただいたクリニックさんは
どこもスムーズに立ち上がり、
その後の経営状態も素晴らしく良いです。

どうだ~と自慢したいわけではなく、
院長先生の頑張りの結果ではあるのですが
勤務医から開業医への
モデルチェンジに関わった人間として
多少なりとも院長先生に影響はあったかと思います。

私自身が特に意識していることですが
開業医は経営者になることですから、
打合せついでに経営談義をするようにしています。

一応、私も経営者の端くれですし、
ご立派な経営者ではないだけに
多くの失敗体験であったり
苦労話なども豊富なので、それをお伝えしています。

そういう小さな積み重ねが
少しでもお役に立てたら非常に嬉しく思います。

ただ…世の中には
開院した後に苦戦することも少なくありません。

まずは、そのあたりから始めます。

 

・患者・現場視点の欠如—-独善的になっていませんか?

基本的にクリニックの開業というのは
一生に一度のことです。

将来的に分院展開とか
承継やM&Aなんて話が出てくるかもしれませんけど
それと最初の開業は全然違います。

まさに「痺れる」展開の連続です。

有難いことに
私どもが開業支援をさせていただいた先生方は
皆さん成功されていますので、
開院後にフォローに入ることはほとんどありません。

何かあれば、ちょっとしたアドバイスをしたり、
必要な業者さんを紹介するくらいです。

ところで、私どもは、
転職支援と開業支援が
事業の2本の柱になっておるのですが、
実は、経営コンサルティングも行っています。

ここを本業にするつもりはありませんので
大々的にアピールはしていませんし、
大きく伸ばすことも考えていません。

知人の先生からのご紹介であったり、
どこかで私どもの実績を耳にしてお問合せをいただくなど
あくまでも数カ所だけお受けしているだけなのです。

実際に経営コンサルティングに入っているクリニックさんは
正直、集患にご苦労されていたり、
スタッフの定着率に課題があったり、
資金繰りに汲々としていたりします。

でも改善のやりようはありまして
事実、私どもがサポートしてから
患者数が倍になったとか、
定着率が飛躍的に向上した事例はいくつもあります。

しかし苦戦することも
少なくないのは事実としてあります。

その要因について考えてまいります。

今まで勤務医をしてきたなかでは
意思決定に携わることがあまりなくて、
地団駄を踏むことも多かったと思うのですね。

そして開業準備を始めると
すべての決断が自分次第です。

こうなると変に力が入り過ぎてしまって
すべて自分で決めなければ…と
独善的になってしまうこともあります。

せっかく、それぞれの業者さんたちが
先生が開院後に困らないように
非常に適切で、有益なアドバイスをしても
聞く耳を持たなくなってしまうこともあるようです。

気持ちはわかります。

ネット上には、
やれ開業コンサルタントに騙されたとか
内装費用がバカ高かったとか
医療機器ディーラーにボラれたとか
そんな真偽不明の情報がぁまりにも多いです。

もちろん、その通りのこともありますから
気をつけるに越したことはないのですけど、
そんなに肩肘張らなくてもいいんです。

ロクでもない業者ばかりではありませんし、
優良業者だって少なくありません。

私に言わせれば
すべては「開業コンサルタント」選びで
決まってしまうとは思ってます。

よい開業コンサルタントならば
もれなく良質な業者さんたちがついてきます。

よろしくない開業コンサルタントならば
もれなく悪質な業者さんたちがついてきます。

ですから、開業コンサルタント次第ではあるのですが、
本業が別にある偽物開業コンサルタントを選んでしまうと
結果は残念なことになることが多いようです。

また、自分の理想とする医療にこだわるあまりに
スタッフさんたちに
過酷な勤務体制を敷いてしまうケースもあります。

例えば、土日祝にもクリニックを開ければ
地域の患者さんたちのメリットは大きいですし、
経営的にも有利になることは多いです。

しかし、このクリニックで働く
常勤スタッフさんたちにとっては
いかがなものでしょうか?

パートさんたちが土日祝に入りたがらないために
常勤スタッフが土日祝をまったく休めないというのは
経営者として正しい判断なのでしょうか?

医局の独善的な風土が嫌だったのに
院長の独善的なクリニックを作ってはいけません。

最大のポイントは
「聞く耳を持つ」ということです。

別にコンサルの言うことを聞けとか
業者の言うことを聞けという話ではないんです。

信頼できないコンサルや業者なら
付き合う人もないと思いますし、
それこそ相談する相手は他にたくさんいますよね。

もちろんコンサルや業者を信頼できて
何でも相談できる関係ができるならば
それが最善であるのは間違いありません。

誰がキーマンなのか?
誰がプロフェッショナルなのか?

そこを冷静に考えて
聞く耳を持って、
何でも聞いてみるのがいいと思いますよ。

自己中心的に、自分勝手な決断をする経営者なんて
とてもいいとは思えません。

手段と目的を見失うことなく、
しなやかで、柔軟性のある決断ができるように
柔らかな姿勢を堅持したいものですね。

 

・資金計画の甘さ—-予算オーバーを避けましょう

よくある失敗のもうひとつは
「予算オーバー」です。

内装工事費用が想定以上に掛かった。
つい医療機器を買い過ぎた。
家具や什器にお金をかけ過ぎた。

こういうケースは少なくありませんし、
頭ではわかっていても
実際に商談を受けているなかで
思わず、ま、いっかとなりがちなのかもしれません。

ただ、ここでよく考えていただきたいのは
そのオーバーしたお金はどこから来るのか?です。

だいたいが運転資金から支払うのですね。
つまり、資金繰りの悪化につながります。

スムーズに事業が立ち上がれば
そう大きな問題にはなりませんけど、
思ったように来院患者さんが増えないとなると
ちょっと悩ましいことになりかねません。

また、保険診療においては
入金が2か月後になりますから、
そのあたりも計算しておかねばなりませんね。

患者さんの居心地の良さとか
スタッフたちのために
内装をより良くしたい気持ちはわかりますし、
この検査機器があったほうが
診断が正確になるし、
患者さんも求めてくれるかもしれないという
そういう事情も理解はできます。

ただ、開業当初から必要でしょうか?

しっかりと損益分岐点を超えて
利益が出るようになってからの購入でも
いいかもしれないという発想は必要になると思います。

待合室の椅子に
そんな高額なものは必要でしょうか?
果たして患者さんはそれを求めているのでしょうか?

予算オーバーしても
順調な立ち上がりとなるケースもありますから
すべてがダメなんてことはありませんけど、
できるなら避けたいところです。

自分との約束が守れないようでは
人との約束も守れないと思うんです。

確かに事業計画を立てる段階では
どれくらいの金額が必要になるのかよくわからずに、
税理士やコンサルのアドバイス通りに
動かざるを得ないところはあるかもしれません。

しかし、それも過去の経験値や事例から編み出したものなので
いわゆる一般的な範疇に収めているはずですし、
何なら万が一のために、
少し多めに設定していることも少なくありません。

予算オーバーは
誰あろう、後々の自分が苦しむのです。

そしてクリニック全体に影響しますから
自分の一時の感情に翻弄されることなく、
着実に、地道に、取り組まれることをお勧めいたします。

 

<参考>
将来クリニックを開業するならこれは絶対にしてはいけません!

 

2.このチェックを押さえれば開院後に困らない

今回は「失敗しないクリニック開業準備」がテーマですから
できるだけ失敗をしないテクニックをお知らせしますが、
でも、失敗しない経営者なんて
日本中を探しても、まずいないと思います。

みんな多かれ少なかれの失敗をして、
それを糧にして、経営者として成長しているのです。

私自身も恥ずかしいくらいに多くの失敗をしていますし、
それは今も続いているんですよ。

ですから、必要以上に失敗を恐れなくていいのです。

要は程度問題なのですよ。
とにかく「致命的な失敗」をしないということです。

前述したような
独善的な判断とか
予算オーバーというのは
かなり痛い失敗につながりがちです。

しかし、ああしておけば良かった程度の失敗は
むしろ勉強だと思って許容するしかありません。

逆に、必要以上に失敗を恐れてしまって
誰も信用しなくなってしまうことのほうが
大失敗につながってしまうのではないでしょうか?

 

・まずは総論から(目的・目標・可逆性・中長期的視点)

では、「開院後に困らないチェックリスト」に移る前に
まずは総論を考えてまいります。

これはキャリアについて語るときにも
よく言うことではありますが…

まずは「目標」と「目的」を見誤らないということが
とても大事になると考えています。

例えば、初期投資はできるだけ下げたいという
目的を持つことは素晴らしいです。

それに基づいて
厳しい目標設定をしてしまい
変に苦しんでしまうことがあるのです。

開業コンサルタントの私から見ると
予算オーバーさえ気をつけていただければ
初期投資を下げるというのは
それほど厳格に気にする必要はありません。

そりゃ下がるなら下げたほうがいいですけど
計画通りに進むのなら
大きな問題にはなりませんからね。

これは、ランニングコストも同じです。

そりゃ下がるなら下げたほうがいいのですけど
それで必要なものを削るというのは
別のリスクを抱えることになりかねません。

医師の皆さんは高い目標を設定し、
それをクリアすることが習慣になっているので
少し頑張りすぎてしまう傾向にあるようです。

そこまで根詰めなくて大丈夫です。

経営に正解はありませんが、
明らかな間違いというものはあると考えます。

少し情緒的な物言いになりますが、
基本的には引退するまで経営者のままのことが
大半だと思うのです。

であれば、そんなに焦らなくていいです。

実際に数万円をケチったところで
それが経営を左右することにはなりません。

もちろん数万円が何十件、何百件と積み上がれば
話は別ですけど。

数万円とか、ン十万円とかに固執するのではなく、
地域の患者さんに何を、どう届けるのか?

こちらを優先するほうが
経営者の頭の使い方として有益ではないでしょうか。

ここで「可逆性」という言葉を使いますが、
要は、後戻りできるということですね。

経営者は日常的に意思決定をしますが
「不可逆性」、つまり後戻りできない決断は
できるだけ避けたほうがいいです。

もちろん、どこかで
そういう決断も必要になるときはくるでしょう。

でも、くるまでは、避けましょう。

可逆性を自分に与えることで
発想が自由になり
ユニークな意思決定ができるようになります。

ここで勝負だ!みたいなときがくるまでは
ダメだったら止めようとか
上手く行かなければ振り出しに戻ろうという
そういう姿勢も大事になるように思います。

そして、こちらもキャリアでよく使う
「中長期的な視点」です。

勤務医のあいだは
大学医局に在籍し続けるのも
退局するのも
市中病院に転職するのも
自由と言えば自由ですよね。

まあ、いろいろしがらみがあったりして
自由よりも束縛を感じることはあるかもしれませんが、
それでも開業医と比較すれば自由です。

開業して、経営者になると
閉院するか、誰かに譲るか、
そこまでいかねばやり続けるしかありません。

これを中長期的な視点を持たずに
何十年も続けるのは相当に至難の業だと思います。

経営者は引退するまで
ずっと経営者であり続けるのが普通です。

開院当初の3年、
ある程度事業が立ち上がった後の5年、
順風満帆な日々が続く先の10年、と
ここには経営戦略が必要であるはずです。

何を、どうしたいのか。
決めるのはすべて経営者自身です。

組織の重大な意思決定を行うのは経営者ですから
そこになぜ?という理由と
その先にあるものは何なのか?という
ビジョンとプランがなければ
付いてこれない職員も出てしまうかもしれません。

勤務医の自由と開業医の自由、
そして勤務医の束縛と開業医の束縛というのは
180度と言っていいくらいに別物ですが、
どちらにもあるのは間違いありません。

開院後に困らないというのは
わかりやすいテクニカルな部分だけではなく、
経営者自身の心のうちであったり
その根底にある「価値観」や「判断基準」が
ものすごく大事になるのですね。

裏返すと
それをしっかり持ち合わせないと
何をしても
どんな決断を下しても
何だかスッキリしないとか
あとあと後悔することになりかねません。

 

・クリニック開業準備「必須10のチェックリスト」

それでは最後に「失敗しない開業準備」について
10のチェックリストを考えてまいります。

ここはあくまでもテクニカル面を中心して
これから開業準備を進める先生方にも
充分に参考にしていただけるよう
「具体的な10項目」を挙げてまいります。

①クリニックのコンセプトを言語化しましょう。

どんなクリニックを作りたいのか?
ここがあやふやですと
開業準備期間中に判断に迷うことが増えてしまいますし、
判断を誤ることも多くなりかねません。

②ターゲットとなる患者層を明確化しましょう。

来院患者数は多いに越したことはありませんが、
あまりにもターゲットを広げすぎると
誰の心にも響かなくなりがちです。
優先順位をしっかり確認しておきましょう。

③開業物件の月額賃料は適正ですか?

土地・建物を購入しないかぎり、
家賃は閉院するまでずっと掛かります。
いくら立地がいいとはいえ
あまりにも高額な家賃は
経営上でも無理をかけることになります。

④建築・内装費用、医療機器の予算は妥当ですか?


クリニックの開業準備において
通常、もっとも大きな金額がかかるのが
内装と医療機器です。
予算オーバーの大半がこのいずれかもしくは両方ですから
ここは厳密な予算立てをしておきましょう。

⑤銀行からの融資の目途は立っていますか?


私の感覚値ですと
ここ2~3年で銀行の融資の状況は
相当に変化が起きていると感じます。

審査の厳格化、金利などの条件面や
資金調達できるトータルの金額など。

資金の目途がつかないままに準備を進めて
融資が受けられずに頓挫した話もありますので

先立つものは事前に準備をしておきましょう。

⑥開院までのスケジュールに余裕はありますか?


クリニックを開業するためには
非常に多くの業者さんたちが関わります。

しかし最もネックになるのは
大手企業や役所の融通の効かない対応です。

ギリギリのスケジュール感で話を進めると
結果的に開院日を伸ばすことになりかねません。

⑦地域や患者層にあったDX化はできていますか?


昨今、予約システム、問診システム、
セミセルフレジ、オンライン診療などは
標準装備となりつつありますし、
オンライン資格確認への対応など
医療DX化は避けることができません。

しかし、開院の段階でどこまで備えておくのかは
地域の事情や患者層に合わせて
柔軟な対応が必要と思います。

⑧集患マーケティングに落ち度はないですか?

ホームページを作って終わりという時代ではありません。

またホームページ業者も千差万別であり
どこでもいいわけでもありません。

開院時にしかできないマーケティングもありますので
ここはある程度予算を掛けて
ロケットスタートが切れるように準備しましょう。

⑨採用すべきスタッフの人数と人物像は明晰ですか?

人件費もランニングコストとしては重要であり、
中長期的には非常に重くなるケースもあります。

まして開院時は、
どの程度の患者さんが来院するかわからず
採用計画も立てにくいのは確かです。

実際に募集をしても
どんな人たちが応募してくれるのかもわかりません。

常勤とパートの割合も
柔軟に考えねばなりませんね。

ただ、どんなスタッフさんたちと働きたいのか?
この点だけはしっかりイメージを付けておきましょう。

⑩5年先、10年先を見据えたビジョンはありますか?

開業準備期間中は
どうしても開院を目指すことに集中しがちですし、
それは決して間違いではありません。

しかし開院の先のほうが当然長いわけですから
5年先、10年先も見据えて判断するのがいいですね。

以上です。

とても難しいのは、
当初の計画は必ずぶれるということであり、
開業準備を進めるなかで
おそらく想定外の出来事であったり、
思うように行かないことが必ず出てくるということです。

それを他責にしては
経営者とは言えません。

すべてを自分事と受け止めて
そのなかで最善と思われる判断をしていきましょう。

もう1度だけ言いますが、
ネット上の情報は必ず正しいわけではなく、
開業医の集まるオンラインサロンの情報は
発信者の先生の正解であり、
必ずしも自分に合うものではなく、
先輩開業医からのアドバイスについても同様です。

最重要なのは
自分自身の「価値感」や「判断基準」を持ち、
それに照らし合わせた決断をすることです。

ある先生がこうおっしゃってました。

あれだけ時間を掛けて熟慮して、
練りに練って内装の設計を決めたのに
開院して2~3カ月もすれば、
ああすれば良かったと反省点ばかりなんだよね。

これは別に内装に限った話ではなく、
そういうものだと達観したほうがいいです。

開業地だって、医療機器だって、
ホームページだって、税理士や社労士だって、
みんなそういうものなんです。

経営者は意思決定をするんです。

どれがいいかと吟味するのも大事ですが、
選んだほうがより良くしていくという発想こそが
経営者の思考回路であると思います。

それだけに「開業コンサルタント」選びが
もっとも大事なのです。

経営視点を持ち合わせない開業コンサルタントだと
いわゆる「開院させ屋」となってしまい、
結局、開院後に院長が苦労することになるんです。

経営の酸いも甘いも身に染みて知っている
開業コンサルタントが右腕となれば、
この10のチェックリストは当たり前のように通過できます。

 

<参考>
クリニックの開業コンサルタントの選び方!

 

*まとめ

クリニック開業の難しさは、
「オープンする」ではなく
どれくらいの長期間「続けられるか」にあります。

開院後につまずく二大要因は、
①患者・現場視点の欠如による独善的な意思決定
②初期投資・内装・機器での予算オーバー

厳しい言い方をすると
こう言わざるを得ないのですね。

これを避ける鍵は三つ。

第一に「可逆性」を意識して、
小さく試し、ダメなら戻せる設計にすること。

第二に「中長期の視点」で、
3年・5年・10年の位置づけから今日の判断を行うこと。

第三に「聞く耳」を持ち、
業者やコンサルを使い分けながら
最終判断は自分の価値観と判断基準で下すことです。

コンセプトと言語化、適正家賃と厳密な予算、
融資の早期内諾、スケジュール余裕、地域に合ったDX、
開院時の集患、採用像の明確化、将来ビジョン――

本稿の10チェックは、
そのための実務の土台。

最後に、開業コンサルタントは「開院させ屋」ではなく、
経営の酸いも甘いも知る右腕を選ぶこと。

選んだ後は、選んだ方をより良くする――
それが、開院後に困らない院長の思考法です。

それでは、また…。

 

 

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