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医師の「市場価値」の育て方——スキル×経験でキャリアを掛け算する

2026年3月4日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

これからの人生を少しでも良くしたいというのは
多くの方が望むところではないかと思います。

なかには刹那的に生きていて
将来のことなんて
どうでもいいんだという人もいるかもしれませんが、
建前上の話だと思われますし
もし本音だとしたら
ちょっと心が疲れてしまっているでしょうか。

ただ、ここで考えるべきなのは、
「より良い人生ってどういうことだ?」
「どうすればより良い人生は手に入るんだ?」

この2点ではないでしょうか。

あるべき姿が見えなければ
やはりゴールには到達できないと思います。

また、具体的な手法がわからなければ
悶々とする日々を過ごすことになりかねません。

とはいえ、そんなに簡単にできるものではないだけに
常に問い続けて、あれこれと挑戦するしかありませんね。

失敗は成功の母と言いますし、
やってみなければわからない。

やらずに何も変わらない日々を過ごすのもいいですが、
どうせだったら、仮に失敗しても、
いろいろチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

できることなら
そこにビジョンやプランがあって
戦略や戦術があるとベストです。

 

本日のブログのタイトルは、
医師の「市場価値」の育て方——スキル×経験でキャリアを掛け算する
といたしました。

 

<目次>
1.医師の市場価値とは?
・市場価値は誰がどう評価しているのか
・市場価値を意識せずに引き上げる方法
2.我が身を救うのはキャリアです
・キャリア=スキル×経験の公式を機能させる
・スキルと経験を効果的に掛け算する考え方
*まとめ

 

 

1.医師の市場価値とは?

あくまでも私の持論ですけど
ここで言う「市場価値」は、
資格や肩書ではなく、
医師人生をベースにした
「キャリア」という観点で考えてまいります。

個々の医師がキャリアを伸ばすために
選ばれ続ける可能性と、
採用側の医療機関の立場に立てば
当該医師に任せたくなる期待の総和であると捉えます。

私は医療従事者ではありません。

だからこそ、医療現場の細部よりも
キャリアという長い時間軸から、
医師人生をより良くするお手伝いを目的に語ります。

市場価値とは、派手な実績よりも、
日々のふるまい・学び・約束の積み重ねで
静かに育っていくものであると考えています。

たとえば…
「常に最新の治療法を学んでいる」
「患者への説明が端的でわかりやすい」
「患者にチーム医療で取り組み、分かち合える」
「医師としてのリーダーシップを発揮できる」
「スタッフも含めた関係者との約束を守る」

こうした小さな行動が再現性を持つことにより、
患者からは
あの先生に診て欲しいと信頼され、
コメディカルスタッフからは
あの先生は頼りになると安心され、
いつの間にかチームの中心となるような
ドクターになっていくのではないでしょうか。

大切なのは、無理に意識して背伸びすることよりも、
長く続けられる「型」を持つことです。

本稿では、医療の細かな技術論ではなく、
スキルと経験をどう設計し、
どう見える化すれば
キャリアの推進力になるのかを
「市場価値」という観点を踏まえて
一緒に考えていきます。

 

・市場価値は誰がどう評価しているのか

医師の市場価値は、
一人の評価者で決まるものではありません。

それぞれの事情を抱える
複数のステークホルダーが、
各々の物差しで個別に評価をしています。

まず採用側――
理事長・院長・採用担当者は
「再現性と将来性」を見ているように思います。

担当業務が医療安全的に問題なく回っているか、
チーム医療が機能しているか、
数か月後・数年後にどの役割を担えるか。

上層部というのは
施設によって評価基準はそれぞれですけど、
数値化するのが好きなケースが多いです。

しかし医療の本質とは
「人」が対象であり、
医療従事者もみな「人」であります。

「協働できるか」は最重視されるポイントです。

昨今ではハラスメントはご法度ですし、
医師だからと好き勝手な行動をすることは
厳に戒められるばかりです。

もちろんこれは良いことですし、
昔の医師像と、
現在の医師像が理想とするものは
大きく異なってきています。

私は常々キャリアとは
「スキル」と「経験」であると述べていますが、
意外なことに医療現場における市場価値とは
日常的なふるまいなど
エモーショナルな部分が問われることが多いです。

前職はパワハラで辞めたとか
コメディカルの方々から総スカンを喰らっていたなど
こういう裏事情は狭い世界のなかで広がりかねません。

医師としてのスキルや経験が高いのは
もちろん強みにはなりますけど、
医学的なテクニカルスキルはマストな条件ですが、
ここ数年ではむしろ「人間力」のほうが
重視される傾向が強くなっているのも事実です。

ごく当たり前のことですが、

・時間は厳守しましょう
・報告・連絡・相談はしっかり行いましょう
・トラブルには責任を持って対処しましょう
・チームメンバーを思いやりましょう
・患者さんからの信頼を得ましょう

こういうことがとても大事になっています。

上層部は確実にこの点を気にしますし、
転職エージェントである我々には…

どんな先生なの?
性格は穏やかな感じかな?
人柄はどうなの?

このように人間性が問われることが増えています。

昭和の頃は全然違ったと思いますけど
令和はこれがスタンダードです。

また上層部からの評価が高くとも
患者からのクレームが多いとか
コメディカルスタッフとの人間関係が悪かったなど
こういった点も軽視してはいけません。

学会や専門コミュニティは
アカデミアな領域や論文などで判断しますけど
臨床現場は違う観点で評価します。

どうしても市場価値なんて言うと
テクニカルな面が中心と考えられますが、
もちろんそれは大事ですけど
あくまでも前提条件のようなものです。

様々なステークホルダーの
幅広く多様な観点で総合的な評価が
市場価値には問われています

 

・市場価値を意識せずに引き上げる方法

いちばん簡単で、いちばん効くのは
「習慣」を整えることです。

市場価値を狙って上げるよりも、
勝手に上がる環境をつくるほうが早いですし、
賢明と言えます。

なぜなら「習慣」は性格や、人格につながり、
人間性や人間力の裏づけとなるからです。

具体的には、下記のような取り組みを
自分らしく言語化してみるといいと思います。

①学びの固定化

日常的に、いつ、どこで、どのように
インプットをしていて
いかにアウトプットしているかを言語化すると
医師としての研鑽の実態を説得力をもって示せます。

②仕事の見える化

日々ルーチン化している業務でも
実はレアな価値を持つものは少なくありません。

ご自身でも当たり前だろうと思う仕事も
環境が変われば希少価値になることもあり、
それが評価にもつながりますので
自分の担当業務を言語化して書き出してみましょう。

③約束の徹底

報告・連絡・相談は
社会人としてごく当然ですけど
そこに意味を持たせることは可能です。

なぜ、それを行うのか?
どのタイミングでしているのか?
いかなる手法で実践しているのか?

このような小さな意識づけは
自分に付加価値をつけることになります。

学び、仕事、約束という
この3つを回すだけで、
相対的な評価は静かに積み上がります。

ここでもうひとつ付け加えたいのは
ごく自然な振る舞いとしての
「小さな親切」を言語化するということです。

そんなの医者の仕事じゃないと言わないでください。
思っているより高い評価を得ることができますから。

カンファ前の資料を先に整えておくとか、
当直明けの申し送りを要点にまとめてわかりやすくするとか、
紹介状などの書類を統一して次工程を想定するなど
こういう「小さな親切」って
物凄い価値を生み出すんですよ。

医療業界においては
医師はピラミッドの頂点に君臨し、
周囲が医師をやりやすく支えるのが当たり前だという
そんな価値観が続いてきています。

しかしチーム医療が行われるようになり、
これからの医師はピラミッドの頂点ではなく、
遠心力を生み出す中心になるべきではないでしょうか。

もちろんケースバイケースですし、
必ずしも上記の事例のようなことが当てはまるとは思いません。

しかし、医療の質を語らずとも、
周囲の生産性を上げる人は、
結果として信頼して“頼れる人”になります。

また、フィードバックを定期化しましょう。

これは報告・連絡・相談にもつながりますが、
経営陣や、管理職はもちろんのこと、
事務方やコメディカルスタッフなど
ほんのちょっとしたことでも報告・連絡・相談しておくと
周囲はとてもやりやすくなります。

帰りがけのひと言であったり、
緊急対応やトラブル後の感謝の言葉など
こういう気遣いができると
驚くほどに周囲が変わってきます。

これはそのまま自身の仕事がやりやすくなりますので
軽視することなく、意識的に行っておくとよいです。

最後に、これも当然と言えば当然ですが、
どんな「言葉」を使うのか、
言葉選びはマナーという点だけではなく、
医師としての風格にもなるでしょう。

手術や検査の腕だけではなく、
診断力や治療計画を立てるだけではなく、
このような情緒的なスキルというのは
意識しなくても
市場価値が上がる人の特徴として有効です。

 

<参考>
キャリア設計に「掛け算」という発想を付加しましょう!

 

 

2.我が身を救うのはキャリアです

医療を取り巻く環境は変わり、
関わる人たちの評価も千差万別です。

全員から高評価を受けるのは
そう簡単な話ではありませんけど、
自分の手で積み上げることのできる
再現可能な資産として「キャリア」があります。

キャリアは、「スキル」と「経験」であると
再三に渡って申し上げておりますが、
磨いた技術と積み上げた場数は
どこに出ても恥ずかしくないものです。

外形的な肩書や資格とか
偶然のチャンスは借り物ですけど
キャリアの本質は「スキル」と「経験」です。

いざというときには選択肢を生み出し、
平時には任される範囲を広げてもくれます。

これが報酬であったり、
自由度を底上げしてくれるキャリアの力です。

ここからは、この方程式をどう機能させ、
日々の仕事の中で
いかに「掛け算」していくかを具体的に考えてまいります。

 

・キャリア=スキル×経験の公式を機能させる

「キャリア」=「スキル」×「経験」。
たったこれだけです。

スキルは、知識・技術・姿勢の組み合わせです。
経験はスキルの積み重ねの「量」と「質」となります。

ここではまず「スキル」とは何か?を考えます。

例えばですが
スキルには一般的には下記のように多様なものがあります。

・ビジネススキル
・ポータブルスキル
・コミュニケーションスキル
・マネジメントスキル
・ヒアリングスキル
・プレゼンテーションスキル
・問題解決スキル
・営業スキル
・語学スキル
・ITスキル

医療現場に照らし合わせても
診断スキルとか、対人折衝スキルなど
さまざまなスキルが考えられますね。

ここでは大きく分けて2つで考えましょう。

・テクニカルスキル
・ヒューマンスキル

技術を高める、人間力を高める。
そう捉えてくださって大丈夫です。

毎日仕事をしていれば
実にさまざまなスキルを使って
こなしていると思うのです。

なかには自分はスキルがないとか
自分のスキルに自信がないという人もいますけど
いえいえ、そんな卑下する必要はありません。

誰もが無意識に使っているのも
スキルということが言えるんです。

これを自覚的に、恣意的に
積み重ねていくのがスキルアップです。

やることは実にシンプルで…

①目標を定める
②目的を設定する
③目標と目的を果たすために必要なスキルを掲げる
④行動や思考を細分化してスキルに直結させる
⑤振り返りの時間を設けて棚卸する

結局、スキルの意味を理解しないと
せっかくの活動が無意識となってしまい
スキルを身につけたことに気づくことができません。

もう、ありとあらゆるものが
スキルになり得ると私は考えておりまして、
それを知らずにスルーしていることが多いと感じます。

それこそ医療現場では
驚くほど多くのスキルが
無意識のなかに使われており、
日常化して見えにくくなってしまっているのです。

これを意識化すること、
そして言語化すること。

小さくてもいいんです。
数字で表せて「1」のスキルでも
「2」でも、「3」でもいいのです。

得意なものは「5」とか「10」になるでしょう。

この後に述べるように
ひとつひとつのスキルは小さくとも
それを掛け算することによって
トータルでは大きな価値あるスキルになるんですよ。

 

・スキルと経験を効果的に掛け算する考え方

スキルは
レゴブロックのようなものだと思ってください。

ひとつひとつは小さくても、
組み合わせると一気に大きな形になります。

よく使われる表現で言えば、
ひとつひとつのスキルは「点」です。

レゴブロックのひとつひとつは
いろんな形状があれど、
あくまでも部品のひとつです。

それが総体的に「作品」と仕上がるのですよね。

これと同じで「点」と「点」がくっついて
いつの間にか「線」になり、
「線」と「線」が結びついて
いつの間にか「面」になるのですね。

たとえば「説明が分かりやすい」というスキルは、
【要点を抜き出す力】
【相手の反応を観る力】
【例えに言い換える力】という
小さなスキルの集合体です。

この【例えに言い換える力】に
【正確な診断力】と
【オーダーメイドの治療計画作成】という
スキルを掛け合わせたら
どのようなことができるでしょうか?

スキルとは「活かし方」が大事なんです。

具体的には、
①小さく分ける
②同時に使う
③ルーチンから外れる

特別な才能ではなくて構いませんし、
小さなピースを「掛け算」するという
意識が必要なんです。

ある意味ではキャリアの壁打ちとか、
キャリア相談というのは
自分では気づいていない「スキル」を
客観的に見つける作業と言えるかもしれませんね。

大技を一気に身につけようとせずに、
小さなスキルを掛け合わせていく。

おそらく日常的には
スキルを足し算していると思います。

もちろんこれは現場で培った経験則であり、
エビデンスのある有効なものであります。

しかし、キャリアを高めようとか
キャリア設計しよう、
キャリアプランを見い出そうというときには、
「足し算」ではなく「掛け算」の発想が大事になります。

小さなスキルに自覚的になり、
これが、日々の仕事の中で磨き上げておく。

それが、キャリアを加速させるために
大前提となるシンプルな方法です。

誰もが実感できるものではありませんが、
転職したときに大幅に年収アップできることがあります。

これは潜在化していたキャリアを
顕在化した結果として
そこに希少価値が見い出せたという結果です。

医療の場合は
複雑な構図・構造がありますから
一概には言えませんけど、
面接のあとに
高条件をオファーされたというケースでは
このパターンが多いと思われます。

スキルと経験を掛け算すると
キャリアは急に花開くものなのですよ。

 

<参考>
キャリア設計に「掛け算」という発想を付加しましょう!

 

 

*まとめ

医師の市場価値は外形的な基準だけではなく、
ヒューマンスキルの部分がとても大事になります。

日々の学び・ふるまい・約束の積み重ねが
テクニカルスキルと掛け合わせることで
実に希少な価値に育ってきて
それが高評価にもつながります。

その土台は「キャリア=スキル×経験」です。

レゴブロックのように
小さなスキルを掛け合わせれば、
驚くような自分になれます。

これが結果的に選択肢を自分に与えてくれて、
やりたいことができるチャンスが手に入ります。

キャリアは一足飛びに育つものではありませんが、
ひとつひとつの「スキル」と「経験」を掛け合わせることで
飛躍的に伸びるきっかけとなるのです。

それでは、また…。

 

 

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