新年、あけましておめでとうございます。
医師のキャリアや人生を
転職、開業、経営面からサポートしつつ
キャリアの価値を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
さて、本年最初のブログです。
面白いなぁと思うのは、
もうブログを書き始めてから
16年目に突入します。
自分で言うのも何ですが、
よくまあこんなに書くことがあるものですね…。
それは私どもが常に向上心を持って
新しいことにチャレンジしているから
次から次へとネタが湧いてくるということ。
勝手にそう思っていますが
はたして、いかがなものでしょうか?
こちらのコーポレートサイトだけではなく
各種のSNSや、noteブログ、はてなブログなど
あちこちで情報発信を続けています。
どこかで、何か、ご参考にしていただけたら
社員一同、大変嬉しく思います。
どうぞ本年もよろしくお付き合いをお願いいたします。
本日のブログのタイトルは、
【 ジーネット株式会社 2026年のサバイバル戦略 】
といたしました。
<目次>
1.経営者としての雑感
・そもそも経営って何だ?何のために経営するんだ?
・目的と目標をセットで持つ意義
2.2026年のサバイバル戦略
・決算期に左右されない中長期的な視点
・生活や人生をベースに置いた経営方針
*まとめ

目次
1.経営者としての雑感
新たな年の初めですから
心機一転という気持ちと
初心に返るという気持ちの両方があります。
私自身、経営者として
ジーネット株式会社を運営してきて
思うところもたくさんあります。
まずは、そのあたりから
腹蔵なく語ってまいります。
・そもそも経営って何だ?何のために経営するんだ?
国税庁の「会社標本調査」によると
我が国の法人は約291万社もあるそうです。
統計によって多少の相違はあるようですが、
少なくとも291万人の社長が存在するわけですね。
これだけの社長がいれば
素晴らしい人も、そうでない人もいることでしょう。
これに加えて
理事長とか、院長とか、
さまざまな組織のトップも含めれば
かなりの経営者がいるのですね。
このなかには
トップになりたくなかった人や
一刻も早く退任したい人とか、
トップに立って満足している人や
カネ、カネと金儲けばかり考えている人など
実にいろんなトップがいると思います。
そして、それは良くも悪くもではありますが、
組織には「長」が必要なので致し方ないことです。
それぞれのトップは
それぞれの特有の経営方針を掲げて
独自の運営をしていることでしょう。
事業のすべての責任は
経営者にあるわけですから、
信じる道を愚直に歩むしかありません。
その結果は、
クライアントや従業員が如実に示すのであって、
経営者は最後の砦のようなものです。
私自身は、自分で言うのも何ですが、
経営者としては3流だと自己評価しています。
しかし、それは能力がないからとか
結果が示せていないとかではなくて、
それを自分が望んで事業を設計したからなのです。
おかげさまで弊社は少ないながらも
ずっと黒字で経営できており、
ほんの少しの極小と言えるレベルですが
ずっと利益を出し続けています。
私が目指しているのは
「超」3流とでも言いますか。
他にはない会社をつくることであり、
それはある意味では資本主義への挑戦でもあります。
私にとって経営においての最も重要な価値観は
「サスティナブル」です。
つまり、長きにわたって「永続」すること。
そうは言ったって
どこにでもある中小零細企業ですから
別に私が死んだ後もずっと続いて欲しいとか、
そんなことを考えているわけではありません。
もちろん誰かが継いでくれて
結果的に何代も続くのであれば
それに越したことはありませんけど、
その可能性は決して高くはないと自覚しています。
であるならば、
せめて私が引退するまでは
社員とともに潰さない。
昨今では中小企業の倒産が増えており、
まさに一寸先は闇と言えるかもしれません。
だから私は会社を潰さない。
それが最終目標なのですね。
そんなことを言って潰れてしまったら
さすがに洒落になりませんけれども、
今の感じだと大丈夫な気がします。
会社を大きくしたいとか、
何億、何十億、何百億の売上を上げたいとか、
社員数を100人、1000人、1万人にしたいとか、
自分の報酬を何億円にしたいとか、
いずれ上場企業にしたいとか、
そういういわゆる資本主義の「正解」に対して
私はこれっぽっちも興味がありません。
クライアントと社員が幸せになる。
そのためだけに弊社の事業は設計されており、
これが実現できたら私は幸せなのです。
私のモットーは、
「最も人を幸せにする人が最も幸せになれる」です。
幸せの「量」ではなく
幸せの「質」を追求しています。
・目的と目標をセットで持つ意義
私の考えは普通ではありません。
それは自分でもよくわかっていますが、
私の理想とするところが
普通の経営者とは違うので
これは致し方ないと考えています。
聖徳太子が十七条憲法の第一条で
「和を以て貴しと為す」と述べましたが、
資本主義社会での成功者よりは、
歴史的な偉人の価値観のほうが
私には近いのです。
別に、私は偉人になりたいわけじゃなく
ただ「半径5メートル」の人たちを
今よりほんの少しだけ幸せにしたいだけです。
そもそも弊社の経営理念は
「正しく・楽しく・たくましく」と定めていました。
はい、「清く・正しく・美しく」から取っています。
これを残しつつも、少しだけ発展させて、
なぜかカッコをつけて英語にして
今年からはこのようにしました。
「enjoy contribution, enjoy justice, enjoy freedom」
貢献することも、正しくあることも、自由を得ることも、
すべては「楽しむ心」からという意味を込めました。
昨今では、仕事したくね~、会社行きたくね~、
やる気が起きね~、やってらんね~、みたいな
とても残念な風潮が広がっています。
最終的には自己責任ですから
別にそれでもいいのですけど、
私どもは仕事を大いに楽しみたい。
そういう会社にしたい。
私たちにとっての仕事は…
・有難うと言われる仕事
・心の底からやりたい仕事
・なくてはならない仕事
・AIに置き換えられない仕事
・プライスレスでプレミアムな仕事
こう考えていて、
仕事とは「事に仕える」のだから
会社や上司の顔色を見るのではなく、
ただクライアントの幸福のために貢献して
その結果として、
自分たちも幸せになろうと声をかけ合っています。
これが私どもの「目的」です。
この目的をぶらさずに
「目標」を設定します。
そうすると
社員を疲弊させるような
高い目標を設定するのは
ちょっと違うよなと思います。
とはいえ、全然発展しない組織も
サスティナブルであり続けるとは思えず、
かかる経費プラスαを考慮して
絶妙な目標を立てます。
そしてこのプラスαの利益の三分の一は
社員の昇給や賞与に当てます。
会社をガンガン大きくしようとしないからできる
事業の設計図と言えるでしょうか。
会社は大きくしなければならないという考えは
資本主義に毒されているように私は感じています。
弊社は社員に「自由」を与えます。
しかしこの自由をはき違えるものも少なくありませんし、
自由だから遊んでしまうものもいます。
でも、残る社員は自由を謳歌しながらも
クライアントの幸福を追求できる人たちです。
転職エージェントにしても
開業コンサルタントにしても、
売上の確保のために
人としての魂を奪われてしまっている人が
誠に残念ながら存在します。
しかし、弊社においてそれはありません。
ノルマもKPIもない会社ですし、
目標もチームで背負うので
個々へのプレッシャーは軽いものです。
私自身は、営業畑出身ですから
数字に強いと自負していますが、
その私が最前線に出ていますので
余計に「売上を立てなきゃ」という
プレッシャーを社員には与えません。
先生のために何ができるか?
何をすべきか?
うちの社員が常に心掛けているのは
これだけです。
だから真っ当な事業が実現できるのですね。
資本主義に抗い、儲け過ぎない。
永続するための売上があればいい。
そのためには「超」真っ当なビジネスをする。
それが私どもが生き残っている
最大の要因ではないかと思ってます。
下記は、我々の姿勢をざっくばらんにお話した動画です。
ご参考まで。
<自社紹介的な何か?な動画を作ってみました(笑)>
https://youtu.be/-lYyX1RzMIQ?si=BWJNakMaNfG2VBTP
<自社紹介的な何か?な動画を作ってみました(笑) パートⅡ>
https://youtu.be/hhS0nH8kc8s?si=nGcHMjo8ZV4iznKo
<参考>
医師に事前に情報を発信するジーネットの姿勢の理由とは?

2.2026年のサバイバル戦略
さて、ここからはもう少し具体的な内容に踏み込みます。
私どもの本業は医師の転職支援と
クリニックの開業支援ですが、
そこから付随して経営コンサルティングであったり、
採用コンサルティングもしています。
勤務医、開業医、病院経営者、病院幹部など
さまざまなポジションの先生方とお話ししますが、
わりと「経営」について
ディスカッションすることは多いです。
経営とは何ぞや?
それに答えなんてありません。
すべきなのは
当院の経営とは何ぞや?
当院はこれでいいのか?
当院の未来はどうすべきか?
このように問い続けることではないでしょうか?
少なくとも私は自社の経営について
これっぽっちも満足していませんし、
もっとできる、次は何をしようかと
常に新たなものを模索し続けています。
それがサスティナブルを実現するために
必要不可欠な「秘訣」であると考えているのです。
経営者1人1人、それぞれの考えがありますから
私の考えが正しいとも思いません。
しかし、経営者自身が
年頭のご挨拶として
今年はこうする、こうしたいと表明することは
とても大事なことでしょう。
もし、それを参考にして下さる先生がいらっしゃれば
それはとても嬉しく思いますし、
もし、私どもの姿勢を好ましいと思う先生がいらっしゃれば
非常に励みになります。
私どもは、常にオープンな情報発信を心掛けて
ここまでやってきました。
この姿勢は変えることなく
2026年も大いにチャレンジしてまいります。
・決算期に左右されない中長期的な視点
資本主義を疑う。
別にマルクスに被れているわけではありませんし、
私自身、そこまで強いイデオロギーがあるわけでもありません。
ただ、資本主義が万能だとは思えませんし、
むしろ昨今では資本主義の限界だとか
資本主義の欠点が見え始めているようには思います。
どこまでも拡大するのは現実的ではありませんし、
拡大以外にも企業が生き残る術はあると考えています。
拡大路線しか能がないと
虚偽のマーケティングに絡めとられてしまい、
売上至上主義とか、効率一辺倒になりかねません。
じゃ、どうするの?
ここにこそ経営者としての
「個性」が現れるのではないでしょうか?
私はキャリアの専門家として
毎日、情報発信をしています。
ある先生に言われたのですが、
「小野さんの言うことは半分は理解できる」そうです。
いや、正直、半分も理解してくださって
とても光栄に思いました。
1割でも、2割りでも十分ですけど半分なんて…
長いこと発信してきた甲斐があると言いますか、
私自身の書く内容も
ブラッシュアップしたのでしょうか。
私の「キャリア論」は
当然、経営にも役立てています。
例えば、中長期的な視点です。
どこの会社も決算期を異様に気にして
期末には何としてでも売上を上げようとしますね。
これ、資本主義に毒されているように思うのです。
もちろん私も黒字で決算を迎えたいですから
期末を意識はしますけれど、
小売業ではありませんので
数か月前に結果はすでに決まっているのです。
期末にじたばたしても遅いのです。
だから、悪あがきはしませんし、
むしろ前倒しの仕事をすることで
黒字でフィニッシュできるように常に整えています。
しかし、もし赤字で終わりそうだとしても
それが翌期の黒字につながる活動ができているなら
私はあまり気にしないと思います。
だって存続できますもん。
サスティナブルが実現できるなら
別に赤字でもいいじゃないですか。
決算期だからとゴリ押しする営業だとか、
ディスカウントして購入していただくとか、
昔からそういうの大嫌いだったんです。
商売の原則とは
そんなものだとは思えません。
大事なのは顧客でしょう。
最近ですと顧客創造価値(LTV)と言われますが
いかにして顧客が喜ぶ価値を
中長期的に提供できるかだと思うのです。
顧客が幸せになり、
社員が幸せになるなら
一時の赤字なんて気にする必要はありません。
あくまでも会計上の問題だけです。
帳簿上だけ取り繕うような邪な考えを持つと
粉飾決算とか、脱税や租税回避など
不祥事につながっていくのではないでしょうか。
上場企業は株主からの圧力が強いので
こういうことになりがちです。
だから不祥事が連発していて
政官財でグルにならざるを得ないのです。
もっと広い視野で、
5年、10年のスパンで考えて、
資金繰りだけを注視して最重視しておけば
黒字や赤字があってもいいのです。
これができるのは創業者だけです。
だから初代が率いているうちは強いのですね。
ソフトバンク然り、楽天然り、ユニクロ然り、
だいたい創業社長が引退すると
株主からのプレッシャーにより
短期的な視点しか持てなくなり
内側の論理で経営するようになります。
経営はキャッシュフローが最重要です。
転職エージェントでよくあるのが、
内定の出た求職者は
4月からの勤務開始を希望しているのに
3月決算の転職エージェントが
無理やり3月中に入職させようとしたり…などです。
こんなの言語道断だと思うのです。
顧客の希望を無視して
自社の都合を押し出すなんてのは
ビジネスパーソンとしての風上にも置けません。
私どもは顧客創造価値(LTV)を提供する会社として
自社都合ではなく、クライアントファースト、
つまりドクターファーストで事業に邁進します。
ネオ資本主義というか
ポスト資本主義というか、
旧態依然とした資本主義は
もう持たないかもしれないと考えています。
・生活や人生をベースに置いた経営方針
馬車馬のように24時間働く。
ライフワークバランスを捨てて
働いて、働いて、働くという高市さんの発言は
かなり話題になりましたね。
その後、賛否両論が湧きおこりましたが、
一国の総理であれば、
そうせざるを得ないだろうと思いますし、
経営者であれば、
実際にそういう働き方をしている人は
決して少なくないでしょう。
でも、人に求めてはいけません。
私はライフもワークも
その人の人生であり、
生活であると考えていますので
それこそ家事や子育てや介護だって
広い意味ではワークであると考えています。
高度経済成長のころから
我が国は会社(勤め先)の仕事がワークで、
それ以外がライフと捉えてきましたが、
もう、そんな時代ではありません。
医師の働き方改革なども
本当に実効性があるのかまだわかりませんし、
残念ながら医療現場は
他業界と比較して
遅れを取っていると言わざるを得ません。
弊社は女性社員ばかりですし、
そこは強く意識しています。
有給休暇の申請は2秒で印を押すとか
遅出早帰りは個々に任せるとか、
夏季休暇や年末年始休暇は他社より多く、
なおかつ一斉休暇以外にプラスαで
自由に設定できる日を与えるとか、
ワークを楽しめるように
ライフのなかにワークを組み込めるような
「自由」を制度として持つようにしています。
誰しもが
仕事のために生きているわけではなく、
生きるために仕事をするわけじゃないですか。
戦後の焼け野原からの復興とか
そういう時代は致し方ありませんが、
今はそうではないわけです。
経営者が意識転換する必要があると思います。
新たな資本主義の構築です。
経営者自身は「超」ハードワークしてもいいでしょう。
もちろん、しなくてもいいです。
意思決定は自分でするのが経営者ですから
全責任を自分が取るのであれば
何をどうしてもいいのです。
ただ、従業員に同じことを求めるのは
「昭和の悪弊」です。
それでは人が離れるだけです。
こんなふうに偉そうなことを言ってますが
弊社もこのように実現できたのは
まだここ2~3年です。
昔はできていませんでしたので、
その頃に勤めてくれていた社員には
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
だけど、まだまだよくできると思っています。
ドクターファーストを貫き通すために
社内の体制も整え続けます
<参考>
他にまともな情報提供をしているエージェントがなかったので
相談しました…という医師の有難いお言葉。

*まとめ
2026年も、私たちは「ドクターファースト」を起点に、
短期の売上や決算期に振り回されない
中長期の「価値」づくりに徹します。
正しく・楽しく・たくましく――
「超」真っ当な支援で、
医師のキャリアと医療現場の持続可能性に貢献する。
働き方は自由に、責任はまっすぐに。
情報はオープンに、改善は日々愚直に。
小さくても確かな前進を積み重ね、
関わる人の幸福を成果で示す一年にしてまいります。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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