おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
日本の企業数は368万社と言われるそうです。
事業所数では516万事業所だそうで
従業者数は5795万人ということです。
これは国、地方公共団体を除く数字ですが
結構な数の会社が存在するのですね。
多いのか、少ないのか、
何とも言い難いですが
これがずっと減少傾向にあるそうで
団塊の世代の経営者が引退すると
今後10年間で80万社くらいは減るらしいです。
新たに起業、開業する法人数は
年間に13万社とのことですから
今後も少しずつ減少していくことには
変わりがなさそうですね。
栄枯盛衰。
行く川の流れは絶えずして、
しかも、もとの水にあらず。
世の中は移り変わっていくものです。
弊社は吹けば飛んでしまうような
中小零細企業の1社ですから
この厳しい時代をどう生き抜いて行くのか?
経営者である私は
大きな危機感を持って
サバイバル戦略を考えていかねば…と
強く、強く思うのです。
それがクリニックの開業支援にも
プラスとなってきますので
「超」真剣に考え続けています。
本日のブログのタイトルは、
【 医師に事前に情報を発信するジーネットの姿勢の理由とは? 】
といたしました。
<目次>
1.なぜ事前に情報を発信するのか?
・医師の時間を無駄にしない
・医師の判断を見誤らせない
2.SNSの有効活用
・文字で伝える
・写真や動画で伝える
*まとめ
1.なぜ事前に情報を発信するのか?
一般的に企業の平均寿命は
「30年」と言われることが多いようです。
大学卒で就職し
その多くは40年以上は働くでしょうから
すでに個人の働く期間のほうが
企業の平均寿命を超えているというのは
私たちビジネスパーソンは
これを前提にキャリア設計せねばなりませんね。
医療機関はどうでしょうか?
30年よりも長く存続し続けることは多そうです。
医師の皆さんのキャリア設計は
ビジネスパーソンとは少し異なりそうですね。
企業人の1人である私としては
できるだけ長く
サスティナブルな会社にしたいと考えていますし、
そのために日々悪戦苦闘しているわけですが…。
こればかりは今後どうなるかわかりませんし、
頑張ったから長く続くわけでもありません。
やはりそこには理念をベースにした
経営戦略や戦術が必要になるのだと思います。
弊社は一部で知名度が高いようですが
実態は小さな会社ですから
社員一同で少しでも長く存続できるように
努力を惜しまず取り組んでまいります。
医師の皆さんのキャリアという点でも
「今」とか「次」だけではなく
常に5年先、10年先を見据えていくのが
弊社らしさでもあります。
・医師の時間を無駄にしない
これは転職でも、
クリニックの開業でもそうなのですが
エージェントやコンサルタントを頼ろうと思って
ホームページなどをチェックして
問合せをしてみたところ
担当者と会うことになりました。
会ったらガッカリ。
転職ならひと通りの希望条件を聞かれたら
すぐに求人を案内された。
開業ならひと通りの開業プランを聞かれたら
すぐに開業物件を案内された。
聞きたいことはたくさんあって
質問をしてみるけれど
その答えはしどろもどろであり、
何だか腑に落ちない。
それどころかゴマカシているように見えるし、
嘘を付いているような感じもする。
う~ん、ダメだ。
この人は信用できない。
時間を無駄にしてしまった。
こんなケースって少なくないと思われます。
私はこれが嫌なんです。
ただでさえ多忙な医師の時間を無駄にするのは
とても罪作りなことであると考えています。
そりゃ私だって多くの医師から問合せをいただきたいですし、
たくさんの仕事を依頼されて
売上を大きくしたいという気持ちはあります。
しかしそれよりも公的な職業の代表でもある
医師の時間を奪いたくない。
だから情報発信に積極的なのです。
様々な情報に触れていただき
会うべきなのか、スルーすべきか、
その判断材料を提供することで
無駄な時間を使わないようにしたいのですね。
この人の話しを本当に聞きたい。
この人なら会う価値があるだろう。
もちろん逆の場合も含めて
お会いする「前」に
問合せをする「前」に
的確に判断を下せるようにしていただきたい。
情報が手に入れば入るほど
会ってみたけどガッカリという事態を防げると考えます。
・医師の判断を見誤らせない
転職エージェントにしても
開業コンサルタントにしても
そのサービス内容には意外と大きな差異があります。
そこを理解しての問合せならいいですが
どんな会社なのかもわからずに、
取り合えず話しを聞いてみようとは
なかなかならないと思われますし
もし話しを聞いてみても
思っていたのと全然違ったというケースは
どうしても少なくないように思うのですね。
これも医師の時間を無駄に使うことになりますし
どこもこんな感じかなと話しを進めた結果、
思うような結果に結びつかなかったとなると
これは全てを無にする行為と言わざるを得ません。
もともと頭の良い方々ですし、
適切な「判断材料」さえあれば
情報リテラシーを発揮して
判断を誤ることは相当に少なくなるでしょう。
その情報が
ただ問合せが欲しいばかりの
高条件な求人とか
開業に適した物件とか
そういう自社都合であることに
私は大いに疑問を感じているのです。
求人にしても、開業物件にしても
そのものの良し悪しよりも
「見極める目」が大切ではないでしょうか。
高条件だけど
裏事情がたっぷりで
本物のプロから見たら
決して人におススメできない求人は
意外と多いですし、
クリニックの開業には適しているけど
その先生の診療科目には合わないとか
そういうケースだって少なくないんです。
何でもかんでもビジネスに繋げるのではなく
医師のためにこういった求人、物件を見極めて
避けたほうが良いとアドバイスすることのほうが
私にはプロとして余程重要ではないかと思うのですね。
本物のプロとは
おかしな案件をおススメして
無理に繋げるのではなく、
絶対に失敗させないというポリシーを持って
おかしな案件をおススメしないことに
存在価値があるのではないでしょうか。
甘言を弄して
ビジネスにするのではなく、
常に数年後を見越した
リアルに医師の将来のために働くことのほうが
医師の判断を見誤らせないために
必要不可欠であると考えています。
これこそが「レゾンデートル」ですよね。
コンサルタントとは
売上を上げるよりも
クライアントに成功してもらう
クライアントを失敗させない。
それが仕事であると思いますし、
これが本物か偽物かの分岐点ではないでしょうか。
<参考>
多くの医療系紹介会社の中でのジーネットの位置づけ!のインタビュー記事
2.SNSの有効活用
弊社の場合は事前の判断材料を提供したいと考え
情報発信に取り組んでまいりました。
具体的に言いますと…
もう13年以上も前になりますが
まずはブログを書かなきゃならんだろうと考えて
アメブロにて医師のキャリアブログをスタートしたのです。
当ブログの前身となりますが
とにかく一生懸命に書きました。
ところがアメブロ内では
そこそこ見ていただけるのですが
もっと拡散したいと考えて
当時、少しずつ世の中に広がりつつあった
SNSでの展開を考えました。
それがfacebookとtwitter(現X)でした。
facebook https://www.facebook.com/ono.katsuhiro
twitter https://twitter.com/Ka162701
SNS勃興期と言っていいでしょうか。
いわゆるイノベーターのような方々が
次々と参入して
さらにアーリーアダプターのような方々が
それに追随していて
アーリーマジョリティがスタートしていた時期です。
私はこの段階で始めたので
今と比較すると
医師の皆さんとも繋がりやすくて
情報を届けやすくなりました。
おかげさまで今ではfacebookは常時ほぼ5000人、
twitterでも3700人以上の方々、
多くの医師の皆さんと繫がっていただいています。
医師の転職エージェントや
クリニックの開業コンサルタントの方々も
遅ればせながらSNSを始めた人もいますけど
長続きしないどころか
すぐに更新が止まってしまうケースが多いようです。
本気度が足りないというか
弊社と同じように医師の転職支援と
クリニックの開業支援をしている某社さんなど
公式アカウントと述べて
毎日求人やらを発信しているのに
数十のフォロワーしかなく
しかも医師はほとんどいないという
実に恥ずかしい状態です。
結局、どんな情報を提供するか?
それは世のため人のためになっているのか?
そこが問われるのでしょうね。
・文字で伝える
アメブロから始めた弊社のブログも
様々な経緯を経て
現在はこちらのコーポレートブログとなっています。
普通は医師紹介会社のホームページは
それこそ求人サイトとイコールになっていて
会社案内はそこそこに
いかに求人を見てもらうかに注力します。
私なんぞは随分前から
会社の方針とか、実績とか、方向性とか
社長や役員、社員紹介よりも
とにかく求人、求人と
求人が全てであるかのような姿勢に
大きな疑問を抱いており
弊社は真逆のスタンスで取り組んでいます。
当ブログでも何度か書きましたが
弊社はドクターファーストであり、
オーダーメード型であり、
受注生産型でありますので
とにかくキャリアをより良くしたいドクターに
情報をお届けしてお声を掛けていただくのです。
求人はその後で充分間に合いますし、
オーダーメードってそういうものですよね。
弊社のホームページは
ブログ型サイトと呼べばいいのでしょうか?
イチ時期は3000件を超える
キャリア、転職、クリニック開業に関する記事が
そこかしこに存在していました。
さすがに量が多すぎると
ホームページ制作会社の方にアドバイスされ
泣く泣く1000件ほどの記事を削除し、
現在は約2000件の記事が存在しています。
ホームページ内で
何らかのワードで検索を掛けると
関連記事が出てきますので
医師キャリアとか、
クリニック開業コンサルタントとか
雇われ院長とか、名義貸しとか、
クリニック承継とか、医師転職失敗とか
様々なワードでお試しして下さい。
ただいくらホームページに手を掛けても
今どきは大手企業ですら
顧客には辿り着いてもらえないのが
リアルな現実ですよね。
病院やクリニックでも
似た状況にあることも少なくないと思われますが、
ホームページの「前」が重要になってきます。
前述したように
弊社はそこでfacebookやtwitterという
SNS展開を進めてきたのですが
おかげさまでSNS経由でホームページに辿り着く方は
意外と多いですし、
そのままお問合せをいただけることが少なくありません。
facebookやtwitterでも
キャリア論とか人生論を語り続けており、
それに関心を持って下さった先生方からの
ホームページ⇒問合せというルートができています。
幸い、私自身が文章を書くのが
あまり苦ではなかったのが良かったです。
これも事前にご判断いただくための策ではありますが、
出会う先生方とは波長が合う方が多くて
社員一同で、
ホントうちに来る先生っていい人が多いですね…と言うほどで
とても有難く思っています。
ところが時代は移り変わり、
「文字」だけでは通用しなくなりつつあります。
それを感じて
私どもは次の手も打ちました。
・写真や動画で伝える
写真と言えば
やはりinstagramでしょうか。
https://www.instagram.com/katsu0416/
ところが弊社の事業の場合は
なかなか写真ではお伝えずらいことが多くて
正直、instagramは苦戦しています。
う~ん、やっぱり文字じゃないとダメか?と
悩ましく思っていた時に出てきたのが
動画、つまりyoutubeでした。
こ・これはやらんとあかん、
いや絶対やるべきでしょうと思いながらも
なかなか手が出なかったのですが、
よ~し一念発起して
ついにyoutubeデビューを果たしたわけですが
これが大正解、正直当たりました。
弊社のアカウントなんて
弱小アカウントの代表みたいなレベルですし、
どうしても編集に時間が掛かってしまいますので
現在は2週間に1本、
隔週第2、4の水曜日に更新をしています。
youtube https://www.youtube.com/@gnettv8395/videos
別にyoutubeで収益を上げようとなんて思っていませんし、
目的はあくまでも先生方が事前に判断できるようにの
情報提供であります。
チャンネル登録数は
地道に、地道にしか増えていませんし
視聴数も決して誇れるようなものでもありません。
でもなぜか先生方には
「youtube見てますよ」と声を掛けられることが多いですし
お問合せも引っ切りなしにいただいております。
それを知ってか知らずか
同業他社も続々とyoutubeを始めてますけど
まず続かない…
内容が薄い…
自社都合の発信である…
ということで
私としては全く脅威を感じません。
お金を使って
立派なものを作ってますけど
医師の心に響かないのであれば
あんまり意味がないと思うんですね。
医師の時間を使わないように
事前に情報を発信して理解してもらう。
弊社の掲げる肝心要のこの部分がないんですね。
要は登録する医師を増やしたいだけの
勝手な理屈ですから。
人のフリ見て我がフリ直せ。
弊社としては
美学を貫くように
独自路線を歩んでまいります。
<参考>
新年度最初のブログですのでジーネットの今年度の方針を語ります!
*まとめ
何のためにするのか?
何事もここが問われるのでしょうね。
先日ある先生と話していた時に
うちのyoutubeもお金を掛けて
見栄えを良くしたほうがいいですかね?と聞いたら
いやダメです、今のままがいいです。
真実を訥々と伝える今のままがいいですよ…と
おっしゃっていただきました。
ん、なるほど。
確かに本質は見栄えじゃないもんなと思ったのですが
これからも「文字」、「写真」、「動画」で
真摯な情報提供を続けてまいります。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
<ジーネットは様々な情報発信をしています!>
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