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女性医師のキャリアプランについての考察!

2018年9月27日by gnetdoctor1

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして
転職、開業、経営シーンでサポートし続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

東京医大の問題以降、
女性医師の働き方について語られる事が増えましたね。

しかしどうも私は本質とはズレている感じを受けていて、
私自身も少なくない女性医師とやり取りをしてきましたので、
ここらで1度まとめてみようと思った次第です。

本日のブログのタイトルは、
女性医師のキャリアプランについての考察! 】
といたしました。

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弊社にお声掛け頂いたドクターを分類すると?

私どもにお声掛け頂ける医師の男女別の割合は、
だいたい50:50くらいです。

時期によっては40:60とか、70:30とか
多くなったり少なくなったりはするのですが、
ここ数年のトータルですとほぼ半々に近いと思います。

それだけ女性医師もキャリアに悩んでおり、
人生のステージの変化によって
柔軟なキャリアプランを
考えざるを得ないという事なのでしょうね。

年齢層では、
男性医師は30代前半から60代後半くらいまで
満遍なくいらっしゃいまして
弊社の場合は30代後半から50代前半が
最も多い年齢層となります。

それに対して女性医師の場合は、
30代、40代に片寄っておりまして
8割はこの年代です。

考えようによっては、
結婚、出産、育児、介護など
生活の変化が大きい年代であるという事ですよね。

今まで出会った女性医師…

実際に私が関わった女性医師の相談内容は、

・旦那さんの転勤に付いていくので赴任地で職場を探したい。
・結婚したので時間を確保できる科目に転科したいのだが?
・出産後、どれくらいで働き始めるのが良いか?
・育児をしながら無理なく働ける職場はあるか?
・常勤に戻るための経験を積めるアルバイト先を探したいのだが?
・子供の保育園に近い職場を探したいのだが?
・総合病院からクリニックに転身したいのだがその職場探しのコツは?
・子供が大きくなったので常勤に戻りたいがその可能性は?
・クリニックを開業したいのだがベストなタイミングは?
・ご両親が高齢になってきたので、地元で職場を探したいのだが?

と、このようにプライベートな事情で
職場を変えざるを得ないケースは多いんですね。

でもプライベートとは関係なく、

・さらなる症例経験を積める職場は?
・ハードな職場でも良いのでキャリアアップしたいんだけど?
・バリバリ働いて給料を上げたいんだけど?
・手術件数を増やせる職場はある?
・もっと勉強になるバイト先を探したいのだが?

男性と同等、
場合によってはそれ以上に仕事に没頭して
キャリアアップを望む女性医師だって多かったです。

またトラブルから脱したい先生もいらっしゃって、

・事前に聞いていた条件と違うのでまともな病院を探したいんだけど?
・雇われ院長になったけど内情があまりにもグチャグチャなので辞めたい!
・上司のハラスメントがヒドイので新しい職場を探したいのだが?
・人間関係があまりにも悪くてストレスが溜まるので違う職場に行きたい!
・病院が買収されて経営陣が一掃されてやりにくくなったんだけど?
・まともな医業をしたいの!

など、実に様々な事例があります。

また1つの理由だけでなく、
これらの複合的なケースも多いです。

女性に不利な我が国の職場!?

別に医療業界に限った事ではなく、
ビジネス界や公務員の世界などでも
ず~っと女性に対して職場は辛く当たってきたと
私は個人的に考えています。

ちっちぇーな~男どもよ…と
正直思う場面も少なくありません。

家に帰れば奥さんの言いなりのクセに…とかね(笑)。
私もそうだけど(爆)。

社会の中で女性に辛く当たるから
家に帰ってから奥さんに辛く当たられるんじゃねーの?とも
思ってしまいます(苦笑)。

ところが少子高齢化が益々進み、
労働人口は減少する一方であり、
移民を検討しなきゃいけない所まで来てる訳ですよね?

内閣は女性に活躍してもらおう!と音頭を取りましたが、
果たして本気度はどこまでなのか?

所詮、上からの政策では下は対策を練るだけで
本当の意味での女性の活躍は
やっぱり現場レベルでやらねばならないと思うのです。

もともと医療業界は、
働く女性が多い職場です。

看護師、薬剤師など
女性が圧倒的に多い職種もありますし、
受付や医療事務なども女性が多い。

女性医師も年々増えてきていますし、
ハッキリ言ってしまえば女性がいないと
回らない職場とも言えます。

しかし当直できないとか、
力仕事はできないとか、
これまたつまんねー理由をあげつらって
ある種の女性蔑視を続けようとしていますよね。

こんなんじゃこの国は潰れますぜ。

チンケな考えしか持てない男どもの論理は
すでに完全崩壊しているクセに
ま~だわからんのか?と声を大にして言いたい。

私はもっともっと女性が社会に進出して、
女性が権力を持ち、
発言権を持った方が良いと思ってます。

特に医療業界は…。

何かあると結婚したら辞めるとか、
子供ができたら辞めるとか、
育児中は当直ができないとか、
男どもの勝手な都合で批判の矢面に立たそうとするけど、
そうさせてるのは男どもでしょう。

もう古い慣習を続けられる時代じゃないんです。

退職OK、当直なしOK、
それを前提にした人員計画を立てて、
経営的に成立させていかねばならんのです。

古いやり方を粘って続けても、
確実に破綻しますよ。

これからの職場に必要なのは、
自由な働き方と、経営陣の許容だと思います。

女性医師は特別扱い?

別に私は女性、女医さんに
ゴマをするつもりはありません。

弊社にいる女性社員を見ていても、
自由を認めるだけで
ポテンシャルはグッと花開くと思ってます。

旧態依然とした働き方を続けるなら
確かに女性は不利でしょうし、
不利な分だけ活躍の幅は狭まってしまうでしょう。

しかし女性を不利にする社会の弊害が出ていて、
なおかつ男性にとっても
旧態依然とした働き方は無理があり、
かなり限界に近づいてきていると思うんですね。

もっと女性のポテンシャルを活かす働き方を導入して、
さらに進む少子高齢化、労働力の減少に備えるとともに
本来は男女なんて関係なく、
私たち日本人全体の働き方を見直すべきと考えます。

それを矮小化して
やれ女性は妊娠、出産で退職するだの
夜間帯の仕事は任せられないだの、
そんな事を言ってるから
この国の少子化は益々進む訳で、
そもそも論として
国家に害を与えているように思えます。

東京医大の件だって、
女性の合格者が増えてしまうという事で
旧態依然とした勢力が不正を行った訳ですが、
女性の方が優秀なんだからいいんじゃないですかね?
悔しかったら女性に負けない学力を
男性が身に付ければいいだけなんですから…。

それを旧態依然とした働き方を前提にして
守旧派が既得権を保持する為に
無理な操作をしたように思えるんですよね。

もちろん私の考えが穿った見方すぎたり、
視野が狭くて
肝心な点を見逃していたりする可能性はあります。

でも数多くの民間病院とやり取りをしていると
採用が順調である病院こそ
女性医師が活躍できる体制を整えているように思います。

よって今後の医療業界、
いや医業業界だけでなく企業や行政も
女性が活躍できる体制を作り上げたところほど
男性も、女性も、優秀な人間を採用できるのではないか?
そう思えてなりません。

女性医師のキャリアプラン!

本来キャリアプランにも
男女によって何か考え方が変わるという事は
原則ないと私は考えています。

過去を棚卸して、
現在地点を客観的に把握して、
自分の望む未来を中長期的に思い描き、
1歩ずつ到達点に向かっていく。

実際に私自身が今までお会いしてきた女医さん達は、
ご自分の未来をどう切り開いていくか?
非常に真剣な眼差しで情報収集を行い、
可能性と選択肢を
懸命に探っておられた方が多かったです。

プライベートな変化に対応する為にも、
柔軟な思考回路としなやかさを持ち合わせて
まさにキャリアプランを作り上げつつありました。

キャリアプランとは
1度作って終わりではありません。

階段の踊り場で何度も振り返り、
プロセスのルートを変幻自在に変えながら、
到達点も微妙に調整していくべきものです。

置かれた環境の中で
自分のポテンシャルを最大限に発揮できるように
プライベートもしっかり意識して、
QOLの高い働き方を模索していくべきです。

だからこそオリジナリティ溢れるキャリアプランで
一向に構わない訳ですね。

その為には、
事例やノウハウといった情報を手に入れつつ
より良い未来に1歩ずつ近づいていく。

可能性と選択肢。

女性医師がキャリアプランを考える際に
とても重要なのはこの2つだと思います。

それでは、また…。

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