0代後半のY先生。
今の病院の在籍期間も長くなってきて、
そろそろ新しい職場で
キャリアアップしたいと
考えるようになってきました。
医薬品情報を収集する為に会員になっている
某サイトの求人ページを見ていると、
まさに自分の希望にピッタリ、
かなり良い条件の求人が見つかったそうです。
これ幸いと思ってサイト経由で問合せをすると
この求人はサイトの協力企業の案件との事で
ある紹介会社から連絡が入りました。
なんだ、会員になっているサイトだから安心していたのに
エージェントの案件かよ…と思いながらも
希望にピッタリの求人だっただけに
無碍にはできないと考えたそうです。
電話口で先方の担当者に
これはどこの病院ですか?と聞いたのですが、
医療機関側から内密に動いて欲しいと言われておりますので
お会いした時に
お答えさせて頂きますと言うではありませんか。
そんなもんか…と思ったY先生は
憮然としながらも
致し方ないので担当者と会う事にしました。
待合せ場所に行ってみると、
若い男性とその上司らしき人がいました。
挨拶もそこそこにY先生は、
それであの求人はどこの病院ですか?と聞いたのですが、
先方はしどろもどろになって、
Y先生の今回の転職の動機は?とか、
どんなご希望なんですか?と質問してきます。
カチンと来たY先生は、
まずこちらの質問に答えて下さいと言うと
〇〇病院ですと教えてくれました。
が、〇〇病院は今の勤め先の病院の前に
Y先生ご自身が勤めていた病院です。
それは伝えずに詳細を聞き出そうとすると…
ケッ、言ってる事は嘘じゃねーか、
そんな病院じゃないよ、あそこは…。
Y先生は話しを聞けば聞く程に腹が立ってきて、
その病院の事は良く知っているんですけど
内容が全然違いますよ…と言うと
先方はえ!と驚きました。
どういう事でしょうか?と聞くと
実は〇〇病院ではなくて…
はあ?じゃどこですか?
もうその後は何もしゃべれませんでした。
この求人はどこの病院ですか?
本当に存在するんですか?
申し訳ございません…。
ダミーの案件です。
他にいくつも良いものがございますので…。
はあ?ダ・ダミー?
そんなんありかよ…。
当然、Y先生はその場を立ち去りました。
ヒドイ話しだなあ。
こんな事ってあるんだなあ。
Y先生はサイト経由の転職支援の怖さを
まざまざと思い知らされたのでした。
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