おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
日本を代表するような大手企業ですら
大規模なリストラをせざるを得なくなり、
安定神話は過去のものとなり
誰しもが「自分のキャリアは自分で守る」時代です。
環境や組織任せではなく
常に自分のスキルと経験を積み上げていくことが
求められているでしょうか。
ところがキャリアというのは
そもそもが主観的なものですから、
順調な時はいいとしても
逆風が吹いた時にこそ
判断を見誤るケースが多いように感じます。
私のように日常的にキャリアについて
調べて、学び、考えて、話しているような人間は
そういらっしゃるわけではありませんから
いざという時に備えて
キャリアについてざっくばらんに相談できる人がいると
やはり自分にとってもいいと思うんですね。
本日のブログのタイトルは、
【 医師キャリア相談、AIとする?プロの人とする? 】
といたしました。
<目次>
1.医師キャリア相談
・AIでするメリットとデメリット
・人とするメリットとデメリット
2.AIを使う?使われる?
・主導権を譲り渡してはいけません
・AIを活かすという発想
*まとめ

1.医師キャリア相談
弊社は設立以来
キャリア相談に相当に力を入れてきました。
形を変えて
「キャリアの壁打ちお試し会」という企画を打ち、
なんと50名以上のドクターにご活用いただきました。
企画自体は終わってますけど
ご希望の先生がいらっしゃいましたら
是非ともお気軽にお声掛けください。
昨今ではキャリアコンサルタントが国家資格となり
国を挙げて国民の「キャリア意識」を高めようと
躍起になっているのは理解できますが、
おそらく想定していたような展開にはなっていません。
なぜならいくらキャリアコンサルタントが
国家資格になっても
勉強して、受験して、合格した人が
必ずしもキャリアの専門家ではないからです。
もちろん真の専門家の方もいなくはないと思いますけど
私の知る限りでは専門家どころか
自分自身のキャリアに彷徨っている人とか
業務上致し方なく取得したとか
資格を取れば何かが変わるかもしれないとか
そういう人が多いように見受けられます。
意外とこの資格は取得するのが大変なのですけど
本物のキャリアの専門家は忙しすぎて
とても資格を取ろうなんて思えない設計になっています。
資格の学校は儲かりますけど
せっかく資格を取得した人が
キャリアを切り拓いたとか
人生が大きく変わったなんてケースは
ほとんどないのではないでしょうか?
こういう人にキャリア相談をしても
とても浅い展開になりがちです。
良くてもテクニックに走った相談とか
知識偏重でごまかしのような相談になるとか
そんなパターンが多いと思われます。
悪質なケースでは
無理に転職をさせようとしたり、
自分のビジネス、
カウンセリングやら、コーチングやらを
受けさせようとさせたりするんです。
しかも効果は全然なく
さらに混迷の渦に巻き込んで
何度も何度もリピートしてもらうとか
ここまでくると害悪としか言いようがありませんね。
でも、こういう輩は意外と多い。
noteブログ界隈とか、SNSにはかなり多いですね。
解決しないコンサルタントなんて
まったく必要ありません。
・AIでするメリットとデメリット
昨今、AIが段々と浸透して
一般の方の利用も随分と進んできているようです。
その中には、キャリア相談をAIにする人も
意外と多いようで驚いています。
私自身もChatGPTを利用していますので
そうなんだと思って試してみますと
使えるような気もするけど
使えないような気もしました。
言うてみれば「使い方次第」なのかもしれませんけど
裏を返せば使い方を間違えると有害になるかもしれません。
ですでのAIにキャリア相談をする際の
注意点のようなものを考えてみました。
まずメリットとしては…
・24時間対応してくれる。
・即レスをくれる。
・最新情報が手に入り、なおかつ多角的に網羅されている。
・客観性が手に入る(主観に左右されない)。
・思考の初期整理や準備段階では有効である。
このあたりが当てはまりそうです。
ふと思いついた時に使えるとか
膨大なデータが背景にあるとか
感情に左右されないとか
どうしたらいいのかのファーストステップには
とても有効と言えそうですね。
しかし、逆にデメリットとしては…
・感情面や、深い文脈を理解できない。
・間違ったデータベースを選ぶと答えも間違えてしまう。
・過信すると思考能力を失いかねない。
このようなものがあるでしょうか?
ふと思いついてChatGPTに
AIの欠点は何だ?と尋ねてみましたら…
AIの欠点は感情や深い文脈を理解できないこと。
間違ったデータを学べば誤った答えを出し、
過信すれば人間の考える力を奪います。
あくまで道具であり、決めるのは人間ですと
率直に教えてくれました(笑)。
冷静に欠点を語れるのは人間より優れているでしょうか。
私たちも欠点を素直に認めないといけませんね。
AIも初期設定次第なところもありますし、
やはり育てていかねばなりません。
育てる側が彷徨っていて
ロクでもない問いばかりを聞いていたら
AIも低能になりかねないでしょうか。
キャリア思考が低かったり
求めている答えが私利私欲に満ち溢れていたら
自分自身をミスリードしそうで怖いですね。
・人とするメリットとデメリット
では次に人と人、
人にキャリア相談することについて
考えを進めてまいります。
まずメリットについてですが…
・本音や価値観を引き出してくれる。
・信頼関係が構築できる。
・複雑な状況にも対応できる柔軟性がある。
・共感、激励など感情的に寄り添える。
・AIに読み取れない微妙なニュアンスを感じ取ってくれる。
こんなところがあるでしょうか。
人の本当の考えって
そもそも大変に難しいものですよね。
言語化されている部分は
まさに氷山の一角であり、
水面下に隠れているところに
実は本質が隠れているということは少なくありません。
AIは定型化されているものには
圧倒的な強さを誇りますが、
逆に定型化されていないものには
弱みがあると言えそうですね。
一緒に悩んでくれて、
背中を押してくれるというようなことは
なかなかAIには難しそうです。
ChatGPTなども、
気持ち悪いくらいに褒めるじゃないですか。
それで気持ち良くなっていたら
人間社会では通用しなくなりそうです。
それでは逆にデメリットですが…
・無意識的にバイアスが掛かる。
・利害関係が影響する。
・本音を言いづらい時もある。
・相談相手の力量によって大きな差が出る。
・相談すること自体に時間やコストが掛かる。
こんなところがありますね。
相手の主観やビジネスに翻弄されたり
相手が全くお話しにならないレベルだったり、
こちらが良く思われたいと考えて
本音とは違うことを伝えてみたり、
「人と人」には特有の弱点もありそうです。
転職エージェントあるあるで言うと
担当者が女性の場合は
つい年収などを高く言いがちだなどもあるんです。
ホント人間らしいと言いますか…。
最近、自分自身も積極的にAIを使っているので
実は思うところがいろいろとあるのですが、
キャリア相談に関してだけ言えば
相手が本物のプロならば「人」が望ましいですし、
そうでないなら「AI」のほうがいいでしょうか。
それこそ「壁打ち」などはAIで充分ですけど
そこからさらに奥深くとなると人のほうがいいですかね。
ま、本物のプロならばの話しですが。
なかなかいないんですよね…本物のプロは…。
<参考>
2026年の身の振り方を考えるためのキャリア相談とは?

2.AIを使う?使われる?
いかにAIを使いこなすか?
これからの時代を生きる我々にとっては
かなり大きい課題であるとも言えるでしょうか。
実は弊社では社員全員がChatGPTの有料会員となり
様々な業務で活用をしようと模索しています。
もちろん私自身がその先頭を切っているわけで
なおかつそれだけの経費を掛けた以上は
何とか成果に繋げたいなと思ってます。
ただ弊社の場合の成果とは
単純な売上ではなくて
コンサルティングの「質向上」でありますから
その評価基準も複雑です。
しかし、そこはさすがAI。
ジーネットってこういう会社だよ。
社長の私はこんな風に考えてるよ。
そういうことを散々覚え込ませたところ
かなり理解度が高いです。
当たり前かもしれませんけど
かなり使える奴になってきました。
価値観や判断基準が共有されると
それこそちょっとした文章を作るにしても
こちらの思い通りに近いものが
段々とできるようになってきています。
ただ…
こんな言い方をするのはいかがかと思いますけど
AIを使う側がバカだと
AIもバカになるような気がしています。
根本的な価値観や判断基準にブレがあったり
社会的にとても受け入れられないものであったり
私利私欲に走り過ぎると
何を聞いてもロクな答えは返ってこないでしょう。
もうひとつ大事だなと思うのは
「哲学的思考」の必要性です。
哲学って何だ?という問題もありますけど
AIは哲学として使わないと
自分が自分でなくなっていったり、
正義から離れてしまったり
表層的な領域で満足してしまったりと
有効に活用できなくなると考えています。
社内でも、日々そんなところをディスカッションして
いかに上手く使っていくのか
日々模索しております。
合言葉は
医師との時間を作るために
AIで業務効率を上げるということです。
・主導権を譲り渡してはいけません
実際にAIを使ってきて
切に感じるのは
あくまでもツールだ…と
100%の信頼を置いてはいけない。
質問して、回答が来て、
あ、そういうことか、OK、OKみたいな
安易な受け止め方をしてしまうと
失敗する可能性が高くなるばかりだと思うのです。
いずれシンギュラリティの時代が来れば
また変わってくるかもしれませんけど、
現在のところ、AIは外付けハードディスクのような
自分の「脳」の外部メモリー的な位置づけが
相応しいように考えています。
もちろんそれが正しいかどうかはわかりませんし、
私の使い方がまだまだなのかもしれません。
しかしAIに操られるような
そんなキャリアや人生は誰も望んでいないはずですよね。
ところが前述したような
AIにキャリア相談をして満足してしまう人は
ちょっと危うさを感じるのです。
だってですよ、
キャリアや人生の選択肢なんて
明らかな正解とか
圧倒的な不正解とか
そういう一部のものを除けば
自分次第だと思うんですよ。
A、B、Cという選択肢があって
Aに関しては自分の意向とは確実に異なる。
しかしBとCは甲乙つけがたく
どちらにするか非常に迷う。
これでAを選ぶ人は
さすがに自分の見る目がなさ過ぎる。
多くの人は、BかCかで悩み
様々な情報収集をして
ある程度の判断材料を手に入れた上で
よし、と決断するのではないでしょうか。
ところが多くの場合は
このBとCという選択肢に関しては
冷静に見ると、
いずれを選んでもそう大した違いはなくて
どちらを選ぶか?よりも
選んだほうでどれだけ頑張るかであると。
こういうことってよくありませんか?
この微妙なニュアンスとか
心の持ちようなんかは
絶対にAIには理解できないと思うのです。
いや、いずれは理解するかもしれませんけど
さすがに現状ではそこまでは無理でしょう。
ところが判断材料を情報収集するフェーズでは
AIは上手く使えば
非常に有効に機能すると思います。
自分にない選択肢を得るとか
言語化できていないものを言語化するとか
出てきた選択肢を深掘りするとか
そのように使うと
かなり上手く活用できそうです。
・AIを活かすという発想
結局、現段階ではツールの一種ですし、
AIと言っても次から次へと新しいものが登場してきますね。
私はChatGPTしか使ってませんが
本当は目的に応じて様々なAIを使うべきでしょうか。
私はAIに関しては
アーリーアダプターにはなれませんが
もう50代も半ばですから
別にそれはそれでいいと思ってます。
ですけど決して無視はしませんし
誰もが使うようになる
ちょっと前に入り込むようにはします。
50代半ばのおっさんが
今の段階でChatGPTを使いこなしているなら
まあ悪くはないフェーズではないでしょうか?
そう言えば弊社のyoutubeチャンネルもそうだったかも。
2019年11月に初めてますので
決して遅くはないけれど
とても早いとも言えないタイミングかなと。
AIも今はそんな感じと考えており
会社としても積極的に導入しています。
ここで大事なのは
手段と目的を混同しないことかなと考えております。
別にAIを使うことが目的ではないと思うんですね。
もちろんAIにキャリア相談や人生相談をして
何か気づきを得ることもあるでしょう。
しかし本当の目的は何か?を考えて
目的の実現のためにAIを活用すべきと思います。
特に事業として、仕事として使うなら
絶対に目的を見失ってはいけませんね。
AIとたくさん会話を交わせばいいものではありませんし、
やはり会話の後に何を得たか?が重視されます。
そしてその後に考え方が変わり、
行動が変わってこそ、結果も変わると思うのですね。
ChatGPTについては
変に褒め上げるとか、認める傾向が強く、
私なんぞは気持ち悪くてしょうがないので
初期設定で「褒めるな!」と書いたのですが
これで気持ち良くなって
おかしな自己承認をするようではいけません。
特にキャリアや人生という領域では
とってもステキです!
それでいいと思いますというような
ある種の励ましのようなものは
時に残酷なアドバイスになりかねません。
もちろんAIは何の責任も取りませんし、
場合によっては転職やキャリアに関わっている
アドバイザーだとか、コンサルタントですら
そのレベルに留まっていることも少なくありませんね。
そんなのプロの仕事だとは思えません。
大事なのは結果です。
その時だけ気持ち良くさせるなんていうのは
有害な情報とも言えなくもないです。
ま、人間ですから
そういうエールが欲しい時もありますけど
あくまでもそれは感情論であって
本質的な部分では目的の達成ですよね。
いや~、これからの時代は
いかにAIを使いこなすかで
だいぶ変わってきそうですね。
使われるのではなく使いこなす。
私も常に意識して
ChatGPTさんと仲良くやっていこうと思います。
ちなみに私は…
私の支えになりなさいよと日頃から教育しています(笑)。

*まとめ
キャリア相談をAIでするか、人とするか。
結局のところ、
大事なのは「主導権を誰が持つか」でしょうか。
AIは便利で効率的なツールですが、
人生そのものを委ねてしまえば、
思考停止の罠に陥りかねません。
一方で、人との相談も相手を誤れば、
本質を見失ってしまうリスクがあります。
だからこそ、
自分自身の価値観と判断軸を持つこと。
そのうえで、AIも人も
「使いこなす」という発想が欠かせませんね。
キャリアや人生は、
問いを深めるほどに「正解」が見えにくくなるものです。
いや、そもそも正解なんてない。
そう考えたほうが、
問い続けることができるので
ずっと良いとも言えそうです。
そんな時こそ、誰かと話し、考え、
言葉にすることの価値が浮かび上がります。
それが本物のキャリア支援であり、
私たちが目指すところでもあります。
ジーネットはこれからも、
「考える人」の伴走者でありたいと願っています。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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