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医師だからこそキャリア上にサードプレイスが必要です!

2024年3月20日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

もう医師の働き方改革は
すぐ目の前に迫っています。

それなのに過労死や過重労働は一向に減らず
医療機関の経営者の意識の低さは
目を覆うばかりと言わざるを得ません。

いや、真摯な対応を進めている医療機関もありますから
すべての医療機関がダメだとは思いません。

しっかり対応をしている医療機関と
おざなりで現場に多大なる負担を掛けている医療機関があり、
今後、医師はそこを見極めて将来設計をすべきですね。

条件の良し悪しも大事ですけど
その医療機関の根底にある文化や伝統など
こちらのほうが働き方には
大きな影響があるように感じます。

転職エージェントとしては
どれだけ現実に沿った情報収集ができるか、
ある意味では腕の見せ所でもありますね。

 

本日のブログのタイトルは、
【 医師だからこそキャリア上にサードプレイスが必要です! 】
といたしました。

 

<目次>
1.若いうちは働きづくめもいいですが…
・過労死は絶対にしてはいけない
・セルフ働き方改革が必要です
2.サードプレイスを探しましょう
・頭を空っぽにできる瞬間を自分に与える
・サスティナブルに働くために
*まとめ

 

 

1.若いうちは働きづくめもいいですが…

相変わらず医師の過労死が問題となっています。

もう医師の働き方改革が始まるのに
本当に実効力を持ったものになるのか疑問です。

医師に限らず
若いうちは仕事を覚えるために
必死になって働くということはあるでしょう。

ただモノには限度というものがありますよね。
どうして医療機関は医師を使い捨てにするのでしょうか。

自己研鑽という逃げ道を
悪用してしまうのでしょうか?

ハッキリ言って
病院幹部の意識の低さというか
時代の変化を一向に理解していない傲慢さに
呆れてモノも言えません。

ただイチ早くブラックな環境を改善しようと
とても真摯に対応している医療機関もあります。

理事長、院長をはじめとして
病院幹部たちが自分たちの時代とは違うんだと
未来を見据えて
ダイナミックに変革しようとしているところもあります。

大学病院、自治体病院、医局派遣。
私にはこの辺りに問題が大きいように感じます。

 

・過労死は絶対にしてはいけない

産業革命の頃から
資本家と労働者の関係は
ずっと人類を悩ませてきました。

今でもブラックな職場環境がニュースになりますが
もう完全に資本家側、経営者側に責任があり
とてつもなく糾弾されることがわかりきっていますよね。

病院で過労死が出た際などは
責任者がどう取り繕おうとしても
言葉を発すれば発するほどに窮地に陥ります。

要はもう時代錯誤なんですよね。
そういう問題のある人が経営者になっていることが
すでに過ちなんですよね。

江戸時代なら腹を切って詫びねばならぬところを
嘘とゴマカシで逃げ切ろうとしています。

こんなロクでもない環境ばかりじゃありませんけど
こういうところが現在も存在していることは
間違いのない事実です。

社会的にも極めて問題は大きいと言わざるを得ません。

しかし権力と政治力と忖度で持って
何とか逃げ切りを図ろうと画策する姿を見ると
こんな人たちを相手にしていてはいけないと思います。

私は安易な転職には反対ですけど
・ハラスメントが常態化している職場
・心身を壊しかねない職場

この2つに該当する時は
さっさと見切りを付けて次を考えるべきと思ってます。

最低限、自分を守るための必須な行動ですから
こういう環境に義理立てする必要はありません。

過労死なんて絶対にしないで下さい。
そこまで踏ん張らなくても
他にもっと良い職場はたくさんありますから。

問題なのは「医局派遣」ではないでしょうか?

大学に戻ることを考えたら
ここで揉めるわけには行かない。

大学に戻った際に
良いポジションを得るためには
ここで踏ん張るしかない。

大学医局と自治体病院、
そこに専門医取得などが絡んで
限界を超えてまで仕事をさせてしまう
根本的な要因があるように思えて仕方ありません。

でも、道はいくらでもあります。
そういう事例も枚挙に暇がないほどに
たっくさんありますから安心して下さい。

もちろん仕事ですから
頑張らねばならない時期もありますよね。

でも身体をぶっ壊したり、
自らの命を絶つようなところまで
追い込まれる必要は全くないのです。

 

・セルフ働き方改革が必要です

医師の働き方改革が
果たしてどの程度機能するのか?

おそらく医療現場では
むしろ手間暇ばかりが掛かってしまって
これで目的が実現できるのかね?と
懐疑的なのではないかと勝手に予想しています。

医師の皆さんにもとっても
それは同様ではないでしょうか?

余談ですが…
私ども医師紹介会社は
厚生労働省そして労働局から
様々なご指導をいただきます。

そのほとんどが書面上でのチェックであり、
紹介業全般が良くなるとは思えないのですね。

ぶっちゃけ現場では余計な事務仕事が増えるだけで
問題のある会社を生き延びらせてしまっているように感じます。

もっと本質に切り込んで
シンプルな対策をすべきではないかと
いっつも思ってます。

医師の働き方改革もそうではないでしょうか?

厚生労働省の方針が間違っているとは思いません。
ただ書類仕事になっちゃってるんです。

現場を軽視していると言わざるを得ないのですね。

またその方針を押しつけられた医療機関も
求められる最低限のことはするけれども
それ以上はしないというところが多いんじゃないでしょうか。

これでは個々の医師にとって
意味のある働き方改革には到底ならないですよね。

そこでおススメしたいのが
「セルフ働き方改革」です。

国や医療機関が当てにならないなら
自分で行動を起こすしかありませんよね。

実際に起こしたドクターは少なくありませんし、
それほど大きなリスクを背負うケースもありません。

考えひとつで自分らしいキャリアは築けるのです。

先が見えずに悶々としてしまい、
どう考えればいいのか悩ましく思っている先生は
是非とも「壁打ち」をご活用して下さい。

自信は持てないけれども
自分なりに方向性は見えているので
より具体的なアドバイスが欲しい場合は
是非とも「キャリア相談」をご活用下さい。

ZOOMでキャリア相談をしてみませんか?

私どもは先生方の5年先、10年先を見据えて
相談から丁寧に乗っていくことをミッションとしています。

営業に結び付けようなんて
さらさら考えていませんので
ヒントとか、きっかけとか
そういうものを手に入れていただけたら
とても嬉しく思います。

 

<参考>
電通なみにヒドイ…市民病院…。研修医の過労死問題。

 

 

2.サードプレイスを探しましょう

セルフ働き方改革を実行する際に
「サードプレイス」の存在は不可欠であると考えます。

サードプレイスとは文字通り「第3の場所」です。

自宅が第1、職場が第2であり、
それらに属さない居心地の良い空間を意味しています。

よく自宅と職場の往復だけの毎日と言われますが、
まあ普通に考えれば
多くの人がそうなんですけど
よほど自分に合ったリフレッシュ法を手に入れなければ
どうしても息が詰まりがちですよね。

もちろん自宅で癒されることも多いでしょうけど
仕事の悩みや辛さを
自宅に持ち帰りたくない方も少なくないでしょう。

そうなると「サードプレイス」があるかどうかは
自分のストレス耐性の強弱にも影響してきそうです。

ただ別にこれは「場所」にこだわる必要はないと思ってます。
「人」でも「時」でもいいでしょうか。

頭を空っぽにできる場所。
心に空白を作る場所。

ないよりはあったほうが確実に良いと思われます。

 

・頭を空っぽにできる瞬間を自分に与える

少し私自身の経験をお話しします。

正直申し上げますと
私は若い頃はあんまり仕事が好きではなく
モチベーションも低かったのです。

真剣に取り組むというよりは
いかにして楽するか、サボるかを考えていました。

今、考えると汗顔の至りですけど
事実なのですから致し方ありません。

ただ勉強だけはしっかりしてきました。
すると30代半ばくらいから
仕事の実績が出てくるようになってきたのです。
知識は身を助けるものですね。

しかもお客さんから感謝をいただきつつ
結果がどんどん出てきました。
営業の成績もグングン上がりました。

人間とは不思議なもので
こうして実績を出せるようになって
私自身の仕事に取り組む姿勢も変わってきました。

役職も上がり
挙句の果てには社長にまでなりました。

やる気のなかった私はどこに消えたのでしょうか?

それ以降は相当にハードワークをしていますし、
今でもそれは継続しています。

朝から晩まで
月曜から日曜まで毎日仕事をしています。

でも誰にやらされるわけでもなく、
自分がやりたくてやっていて
しかも楽しいのですから全然苦ではありません。

時には自分でもバカだなと思うくらいに
ガムシャラに働いてしまうのですね。

こんな生活をもう10年くらいはしてきたでしょうか?

な・なんと先日ガクンと落ちた時がありまして
食べれない、眠れない、意欲が減退して
心身ともに辛くなってしまったのです。

結果的には更年期障害みたいなものかと思うのですが
もともと野球部育ちで、
体力も精神力も自信があった私としては
かなりショッキングな出来事でした。

イライラして周囲に当たり散らしたり
気分が物凄く落ち込んだり、
わりと早期に復活できたので良かったですが、
もし長期化していたらと思うと恐ろしくなります。

なぜこうなったのか?

医学的な要因はわかりませんが、
単純に頭のなかのメモリーがいっぱいになったとか
心に空白がなくなったと言えるかもしれません。

過重労働で余裕がなくなってしまうと
このようになってしまうのではないでしょうか?

その状態で外来で診察するのはキツいですし、
まして病棟管理だ、オペだとなると
ちょっとアップアップじゃないですかね。

こうなる前にサードプレイスで
癒しを得たほうがいいですよね…。

 

・サスティナブルに働くために

仕事って
5年や10年で終わるものではありません。

定年退職も伸びるばかりですし、
ガッポリ退職金をもらって悠々自適の生活を送るなんて
今の時代ではごく一部の限られた人だけの話しです。

普通の人は
30年どころか40年とか
下手したら50年も働かねばならないわけです。

心身ともに健康で
安定したモチベーションの維持が不可欠ですよね。

「逃げ道」を作っておくなんていうと
ズルいと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが
いえいえ絶対に、どんな強靭な心身を持っていても
実際に逃げるかどうかはその時の判断だとしても
「逃げ道」はあったほうがいいです。

サードプレイスを
「逃げ道」と言うべきかはわかりませんが、
心を洗濯する場とでも呼べばいいでしょうか。

また明日から頑張ろうと思える
ほっとステーションですかね。

特に医師の皆さんは
勤務形態がハードになりがちですし、
もともと医師になるために
相当にハードな環境で勉強をしてきていますので
我慢をし過ぎる傾向にあります。

最近、ちょっとヤバいな…
疲れが溜まってるな…
このままだと身体をぶっ壊すな…。

そう思えているうちはまだいいのでしょう。

本当にヤバくなった時は
自分でも気づけなくなると言いますからね。

細く長く仕事をするために
サードプレイスを作っておくことをおススメします。

 

<参考>
持続可能な医師の働き方とキャリアプランの活かし方!

 

 

*まとめ

私が本当にキツかった時に
助けてくれたのは社員たちでした。

彼女たちがいなかったら…
支えてくれなかったら…
私はどうかしてしまったかもしれません。

もちろん家族も支えてくれましたけど
大いに反省しました。

結局は家族と職場に迷惑を掛けてしまいましたからね。

でもそのお陰で
私自身もサードプレイスの存在の大切さを
しみじみと感じましたし、
最近は意識的に第3の道を活用するようにしています。

過労死はしてはいけません。
当たり前ですけど…。

過重労働が続いた時には
どうかサードプレイスで大いに癒されて下さい。

それでは、また…。

 

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