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医師が転職エージェントを上手く使いこなす10の方法とは?

2024年4月17日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

私が人材ビジネス業界で仕事をするようになってから
早くも20年以上が経ちます。

最初は法律業界にて
有資格者や勉強中人材をご紹介しておりました。

そちらで7年半ほど経験を積んでから
医療業界に転身しました。

今、振り返れば
結構長い道のりだったなと感じますが
まだゴールにたどり着いたわけではありません。

賛否両論の業界ですけど
個人的には業界に風穴を開けるくらいのつもりで
さらに、もっと、多くの人の役に立てるよう
地道にコツコツと努力を積み重ねる所存です。

 

本日のブログのタイトルは、
【 医師が転職エージェントを上手く使いこなす10の方法とは? 】
といたしました。

 

<目次>
1.なぜその3社を選ぶのか?
・普通の医師はエージェントなんてどうでもいい
・医師の転職エージェントはピンキリ
2.こうすればエージェントを上手く使いこなせます!
・数年後にAIに置き換わられるエージェントは不要
・必勝の10の方法とは?
*まとめ

 

 

1.なぜその3社を選ぶのか?

先日、何かのSNSで
ある医師が転職しようと考えて
取り急ぎ
エムスリーキャリア、メディウェル、民間医局の
3社に登録をしましたと書かれていました。

普通に考えれば
名の知れた大手の紹介会社ですし
やっぱりその辺りだよねと
共感する先生も多いのだろうなと思います。

別にそれが間違いだとは思いませんが
プロの目から見たら
もっと良い他の選択肢もあるのにとは感じるのです。

今回のブログは
その辺りの問題提起のような形で書きます。

 

・普通の医師はエージェントなんてどうでもいい

ま、そうは言いましても
多くの医師にとって
転職エージェントという存在は
まだまだ身近なものではないと思われます。

定期非常勤やスポットなどの
アルバイト先を探す時に
エージェントを利用したという先生は
そこそこはいらっしゃるかもしれません。

しかし常勤での転職を依頼したというケースは
まだそれほど多くはないのではないでしょうか。

弊社の場合は
実に9割以上が常勤医師の転職支援です。

スポットはほとんどしておらず
定期非常勤は一都三県を中心に
時々行っているというのが現状です。

週1日~週3日程度の定期非常勤に関しても
もう少し増やしてもいいかなと考えておりますので
バイト先をお探しの先生は是非ご検討下さい。

すでに複数回のご依頼をいただいている先生も
何名もいらっしゃいますので。

以前に何かで見たのですが
医師の中で転職エージェントを利用した経験があるのは
約2割程度だと書かれていました。

結構、前の話しですので
今はもう少し増えているでしょうか。

そうは言ってもいいとこ3割程度かと思います。

一般のビジネスパーソンの場合でも
6~7割と伺いますので
転職エージェントの浸透度は
まだまだと言わざるを得ないのかもしれませんね。

まして医師の場合は
大学医局という人事を司る強い組織がありますし、
そうでなくても医師同士の横の繋がりで
紹介し合うということもありますから
一般のビジネスパーソンよりは
転職エージェントを頼る機会は少ないかもしれません。

とはいえ
もっと幅広い選択肢が欲しいとか
もっと深い情報が必要だとか
条件や待遇について交渉をして欲しいという
そんなご要望は多いでしょうから
少しずつ、ジワジワと、利用者が増えているのは
間違いのなさそうなところです。

しかしその一方で
転職エージェントのサービスの質の問題で
トラブルに発展することがあったり、
クレームとなることも少なくなく、
これでは高い紹介手数料を支払う意味がないという
切実な声も大きくなっています。

エージェント業界側は
決して看過することなく、
自ら襟を正して
厳正に改革すべきと個人的には思います。

しかし大きな会社ほど
改革は難しく
大きくなる過程では
こういった側面に目を瞑りがちなのですね。

このままでは医師や医療機関側の期待を裏切り、
それどころか誰も利用しなくなるのではないでしょうか?

 

・医師の転職エージェントはピンキリ

冒頭にエムスリーキャリア、メディウェル、民間医局の3社という
紹介会社に登録したドクターの話しを書きました。

いずれも大手の医師紹介会社さんですし
知名度も高く、社歴も長いです。

エムスリーキャリアさんは
親会社のエムスリーさんが圧倒的な医師会員、
30万人と伺うことが多いですが、
そりゃ医師からの問合せは抜群に多いでしょう。

メディウェルさんは
親会社がアイン薬局を運営する
アインホールディングスさんですから
こちらも超大手であり
医師にもよく知られている会社さんでしょう。

民間医局さんは
メディカルプリンシプルが正式な社名で
親会社はクリークアンドリバーという
医療以外でも様々な事業を手掛ける上場企業です。

こちらは民間医局というネーミングがヒットしましたね。
大学医局に縛られてきた先生方には
とても好意的に受け入れられてきたことと思います。

いずれの会社も立派な会社です。
しかし私の耳にはプラス面だけではなく、
むしろマイナス面のほうが多く入ってきます。

それは医師から伺うことが多いです。
いったいなぜなのでしょうか?

別に批判したいわけではないので
ここでは伺った内容は割愛しますが、
どの業界でも大手だから良いというのは
幻想じゃないかと思います。

もちろんそれでも大手のほうが
安心できるという方もいらっしゃるでしょうから
それはその人の価値感の問題です。

しかし大手と比較すれば
吹けば飛ぶような中小の医師紹介会社が
意外と健闘しており、
意外と医師からの評価が高かったりするのも事実です。

選ぶのは先生ご自身ではありますけど
長く紹介業に従事してきた私がアドバイスをするならば
大手、中堅、中小とバランスを考えて
問合せをすることをおススメします。

なぜなら大手はシステマチックなことが多く、
人材や求人案件が非常に多いことから
1件1件に手間を掛けないことが多いのです。
ま、雑な仕事をするケースもあるということですね。

いわゆる右から左に流すということです。

中小は同じことはできませんから
1件1件を丁寧にサポートする傾向があります。

だからこそのバランスです。

もうひとつ言えるのは
会社の問題よりも
担当者の問題のほうが大きいということです。

大手にでも素晴らしい担当者が
少ないながらもいると思いますし、
中小でもダメな担当者もいるでしょう。

ただ一般的には
中小の担当者は実力者が多いと言われます。

その辺りのノウハウを得るためにも
大手、中堅、中小と
それぞれやり取りをしてみるといいと思います。

 

<参考>
医師の転職エージェントが直面する近未来への警報

 

 

2.こうすればエージェントを上手く使いこなせます!

これから医師の紹介会社は
二極化すると思われます。

すでに看護師や薬剤師の紹介会社は
優勝劣敗が進みました。

焼き畑農業のような
驚くようなヒドイ営業が
蔓延ったのが理由でしょう。

医師の紹介会社は果たしてどうなるでしょうか?
同じ目に合ってはいけないと思います。

ただでさえ評判の悪い転職エージェントが
さらに悪くなり
医療業界から弾き飛ばされても
文句も言えないんじゃ困ります。

医療は国民生活のベースです。
医療従事者は国民の宝です。

真摯に医療業界に貢献できる
一部のエージェントだけ生き残ればいいと
個人的には思っていますけど
それぞれの会社がモラルと正義感を持って
レゾンデートルを発揮すべきではないでしょうか。

 

・数年後にAIに置き換わられるエージェントは不要

医療系のエージェントは
求人に無理やり価値を持たせて
医療従事者から問合せをもらい、
その後も求人案内しかしない会社が多いですね。

これ、エージェント歴が長い人間から言わせると
誠に申し訳ないですが
誰でもできる仕事なのですね。

だから医療系のエージェントは
離職率が高いのです。

そりゃそうですよね、
大したスキルや経験は身に付かず
ノルマは厳しくて
KPIでがんじがらめなのですから
仕事自体が嫌いになります。

弊社はこういった手法は取りませんが
医療系エージェントの9割は
こういうやり方をしています。

これ、冷静に考えると
別に人が関わる必要がありませんよね。

そろそろAIに置き換わられるのではないでしょうか?
そのほうが早いし、正確ですし。

ただ転職って
そんなもんじゃありません。

優秀なコンサルタントなら
人が介在しないとわからないことや
介在する意味をしっかり持たせます。

こういう丁寧な仕事のできるエージェント以外は
段々と廃れていくとすら思うのです。

 

・必勝の10の方法とは?

では医師の皆さんは
転職エージェントをどう使いこなせばいいでしょうか?

独断と偏見ではございますが
私の考える必勝の10の方法をお知らせいたします。

①大手、中堅、中小のエージェントをバランス良く。
②会社よりも担当者のスキルとモチベーションが重要。
③求人紹介しかできないところはNG
④規模や知名度よりも実力と実績で選ぶ
⑤情報発信に積極的なところが好ましい
⑥医学に精通しておらずとも医療に詳しい人が最適
⑦求人医療機関について詳細がわかってなければ失格
⑧社長や担当者の情報がWEB上に少ないところは避ける
⑨転職支援の経験が3年未満はNG
⑩担当者のモチベーションが低いならダメ

ざっと書きましたがいかがでしょうか?

かなり重要なのは②です。
会社の問題よりも担当者のほうが大きいです。

いくら立派な会社に在籍していても
その人に不安があるなら
担当の交代を申し出るか
他社に依頼し直したほうがいいです。

トラブル、クレーム、ミスは
会社というより担当者が起こします。

だいたい経験が浅く、
やる気がなく、
勉強意欲もない人間です。

せっかくアポイントを取っても
出てきたのがこういう人であれば
ここはダメだと思った方がいいです。

大手の方が求人が多いからと思われる先生も多いですが
すでに充足している求人とか
何年も状況確認をしていない求人とか
それこそダミー求人とか
こんな求人は何万件あっても意味がありません。

むしろ数は少なくとも
オーダーメードで
きっちりした仕事をしてくれるところのほうが
100倍はマシですよ。

 

<参考>
他にはない「受注生産型」の転職エージェントの秘密

 

 

*まとめ

もうひとつ申し上げますと
仕事のほとんどが定期非常勤やスポットである
転職エージェントもあります。

こういうところに常勤を依頼してはいけません。

弊社は9割が常勤医師の転職支援ですが
常勤ができれば定期非常勤やスポットもできますが
断言しますが逆は無理です。

こういうところで
エージェントのレベルが把握できるかもしれませんね。

それでは、また…。

 

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