おはようございます。
医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
企業にとって3月末は決算月であることが多く
ある種の通信簿をいただくわけです。
赤字の決算は赤点のようなものでしょうか。
学生時代と違って再試なんてありませんし、
救済処置もありません。
だから必死こいて黒字の決算、
まあ黒字にもS、A、Bとか
いろんなランクはありますけど
赤点だけは取ってはいけないのが
企業の宿命なのですね。
本日のブログのタイトルは、
【 2024年度のスタートにあたりジーネットの経営方針を語ります! 】
といたしました。
<目次>
1.小さくともキラリと光る会社であり続ける
・魂を売らないコンサルタント
・困った時の駆け込み寺として
2.有難うと言われる仕事の追求
・転職支援よりキャリア相談を優先
・クリニックの開業支援は2025年はストップです
*まとめ
目次
1.小さくともキラリと光る会社であり続ける
お陰様で弊社は2023年度に関しては
ほんの少しの黒字で決算を迎えることができそうです。
もともと私は儲け過ぎないという方針を掲げており、
毎年、社員の給与を上げて
ほんのちょっとだけ会社に手残りのキャッシュを増やして
地味で着実な成長を望んでいます。
激烈な資本主義社会の中で
そんな甘いことを言っていていいのか?という
エクスキューズはあるとは思いますけど
私はむしろ行き過ぎた資本主義社会との戦いだと考えており
小さくてもキラリと光る会社であり続けたいと思ってます。
それが医療業界で仕事をする人間としての
「魂」ではないかとも考えているのです。
まあ振り返ってみれば
この1年間もいろいろなことがありました。
苦しいことのほうが多かったですし、
このままで大丈夫か?と不安に陥ることもありました。
でもこうして黒字を達成し、
2024年度も事業を続けていいよという
お墨付きをいただけたことは
大変に嬉しく思っています。
・魂を売らないコンサルタント
私どもの医師の転職エージェントにしても
クリニックの開業コンサルタントにしても
外部から見るほど大儲けできる業態ではありません。
医師会員を何十万人も抱えて
ほぼ独占的に事業を行える大手企業は別ですけど
それ以外の多くの中堅、中小企業は
いつ潰れるかという瀬戸際に立たされながら
必死に事業を行っているのです。
何としてでも利益を得たい。
何が何でも赤字にできない。
経営者がそう考えると
現場に負担が掛かります。
象徴的なのが「ノルマ」ですね。
社員1人1人にノルマを設定し、
クリアするまで厳しい指導を行うと…。
達成するために「KPI」を設定して
顧客をないがしろにしてでも
KPIの達成をマネジメントすると…。
その結果として
残業時間が増えて過重労働になり
心身ともに疲弊していくのです。
これは転職エージェント業界では
「あるある」な話しであり、
先日linkdinでアンケートを取ってみましたところ
実に7割の方がノルマ、KPI、残業で苦しんでおり、
1割の方はそれが原因ですでに業界を離れていました。
私自身も転職エージェント業界で
20年以上も仕事をする人間ですから
この弊害を重々承知しています。
こんなのあり得ない。
これはおかしい。
こういうマネジメントは大嫌い。
ずっとそう思ってきましたので
弊社ジーネットにおきましては
この業界では大変に珍しく、
ノルマなし、KPIなし、残業なしを実現しており、
それでも黒字を達成できているのです。
事業というのは
当初の設計、そしてその根底にある思想が
メチャクチャ大事なのだなと痛感します。
でも逆に言うとですね
私どもはつまらない管理を捨てたことにより、
顧客中心主義を貫けているのです。
医師のために。
医療業界のために。
これがすこぶる大きくて
社員一同、有難うと言われる仕事を目指し、
医師のためにならない仕事はしないという
確固たるミッションで日々取り組んでいます。
だから成約率がとても高いので
魂を売るような仕事はしなくて良いのです。
・困った時の駆け込み寺として
こういった方針は
何もここ最近の話しではなくて
私がジーネットを差配するようになった
10年ほど前から愚直に貫き通しています。
だからいつまで経っても
こんな小さな会社のままなんだと言われれば
苦笑しつつ、そうですねと言わざるを得ないのですけど
それでも着実にファンになって下さる医師は増えていますし、
私どもの姿勢を高評価して下さる医療機関も増加中です。
内部的には
これだけ個性豊かな方針を掲げているので
社員の定着に課題があったり、
潤沢なキャッシュがあるわけではありませんので
不安な日々を過ごすことも少なくないのです。
しかし私の右腕、左腕が
この4月に確立できました。
営業側、管理・マーケティング側に
それぞれ「執行役員」ができて
なおかつ新人も入社することから
いよいよ次のステージに進めるかと
楽しみな部分もあります。
私どもが欲しいのは
売上ではありません。
医師や医療機関からの感謝であり、
信用、信頼であります。
私は、感謝、信用、信頼の先にこそ
売上があると信じていますので
先義後利の精神で
どうすれば先生方に喜んでもらえるのか?
医療機関に支持されるためには何をすればいいのか?
常にこの点を考えています。
その結果として嬉しい誤算が出てきており
私どもは困った時の駆け込み寺のような
医療業界において不思議なポジションに付いているようです。
これは小野さんに相談するようなことじゃないけど…とか
ジーネットさんの本業とは違うかもしれないけど…と
実に様々なご依頼をいただくようになっています。
あくまでも私どもは医師の転職エージェントであり、
クリニックの開業コンサルタントではありますが、
周辺事業が広がりつつあり、
また新たなチャンスをいただくことが増えています。
本当に有難いことです。
「正しく、楽しく、たくましく」という
経営理念を大切にしながら
今後も、感謝、信用、信頼のために
数字は後から付いてくると信じて
正々堂々とした仕事を続けてまいります。
<参考>
医師に事前に情報を発信するジーネットの姿勢の理由とは?
2.有難うと言われる仕事の追求
私が若かりし頃に
上司に諭された言葉なのですが…
期待通りではダメだ。
期待以上の結果を残せ。
そう指導されてきました。
そんな簡単に言うなよ…と
当時は思ってましたけれど
感謝、信用、信頼をいただくためには
期待以上の動き、成果を出すのが
最も手っ取り早いと今では思うようになりました。
そこまでやってくれるの?
これこそがジーネット流でもありますし、
有難うと言われる仕事の原点であると思います。
そんなことを言いつつも
まだまだなところは少なくありませんし、
社内でも試行錯誤の連続ですが
目指すべき方向が明確だからこそ
正しい努力が続けられるのだと考えています。
・転職支援よりキャリア相談を優先
転職にしても開業にしても
医師人生の大きな転機であると私どもは考えています。
この重大な転機に携わらせていただくのですから
私どもにはそれだけ大きな責任がありますし、
期待以上の成果を出すためには
日常的な勉強や情報取集が必須となります。
これを大変なことと考えるか
楽しいことと考えるか。
長く弊社に在籍し続ける人間は
ここにやりがいを感じて
学び続けることができるように感じています。
主語を自分にせずに
医師を主語にできる人たちなのですね。
本当に頭が下がる素晴らしいメンバーです。
そんなステキな社員たちと
ずっと取り組んでいるのがキャリア相談です。
私が良く言うことなのですが
手段と目的を見誤ってはいけません。
転職はあくまでも手段であって
目的を果たすためにすべきなのですね。
だからこそ我々は目的を見い出すために
キャリア相談に力を入れているのです。
目的が明確に設定できれば
手段である転職の失敗は相当に防げます。
これを知らずして
やれ高条件求人だの、非公開求人だのと
無理に転職に導くから
思わぬ事態に巻き込まれてしまうのです。
キャリア相談をして
目的をしっかり持つことが肝要です。
これができればその先は
それほど苦労することはありません。
私どものキャリア相談は筋金入りですし、
何らかのきっかけや、
選択肢が見えてくるものと思われます。
2024年度は常勤医師の転職支援を
さらに増やしていく所存です。
でもキャリア相談の上で
今は動かないほうが良いという
アドバイスもすることはあります。
・クリニックの開業支援は2025年はストップです
ここで残念なお知らせをしなければなりません。
2024年4月現在、
実はクリニックの開業支援のご依頼を
大変に多くいただいておりまして
すでに2025年開業については
新たにお受けできない状況です。
誠に申し訳ございませんが
私どもの開業支援は手厚さがひとつのウリであり、
限られたマンパワーでは
これ以上お受けすることができません。
2026年に関してはまだお受けできますが
早くもご依頼が入り始めているのが現実です。
まさに嬉しい悲鳴ですし、
弊社としても社員を採用して
できるだけ早く
ひとり立ちできるように指導しておるのですが
まだ追い付いていないのです。
もちろん開業相談はお受けできますし、
2025年冬であれば
1~2件はお受けできるかもしれません。
これだけ弊社の開業支援を信頼して下さるのは
心より嬉しく思いますけれども
2025年春開業は新規にお受けできそうにないことを
ここでお知らせいたします。
<参考>
クリニックの開業を失敗させない10のポイントとは?
*まとめ
えっと、いつも通り
話しがあっちに行ったりこっちに行ったりしていますが
2024年度のはじめに当たって
私の考えていることを腹蔵なく語ってみました。
何のために仕事をするのか?
答えはいくつもあると思いますし、
無理にひとつに絞るようなものでもありません。
傍を楽にするのが
働くということだとも言われますけど
やっぱり私どもは
人に、医師に、幸せになっていただくことで
私どもも幸せになりたいと思ってます。
幸福創出企業として
小さくともキラリと光る会社であり続けるべく
社員一同、2024年度も奮闘いたします。
それでは、また…。
*ジーネットTV youtubeにて医師のキャリアについてお話ししています。
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