大手総合病院で勤務するK先生。
今の病院は気に入っているそうですが、
50歳を過ぎた頃から
当直やオンコールがキツくなってきて、
近い内に考えないとな…と思っていたそうです。
そんな時バイト先の病院が
常勤医を採用したからという事で
他のバイト先を探す事になりました。
K先生は同僚や出入りの業者などに
いい求人あったら紹介してね…と
声を掛けていたそうです。
すると旧知の某MRさんより
知人のエージェントが
K先生にピッタリのバイト先があると言ってますが、
お話し聞いてみますか?との情報をもたらしました。
わざわざ会わなきゃならんの?と思ったそうですが、
他に話しがあった訳でもなく、
これは渡りに船かもと思い
診療後にお会いしてみました。
するとそのエージェントは
K先生が考えていたようなバイト先ではなく
健診バイトや、クリニックの外来、
訪問診療などの案件を
いくつもいくつも
次から次へと見せたそうです。
いや、私は
こういう仕事を求めていたのではないんだけど…と伝えると
バツが悪そうな表情でそのエージェントは
今日はこのような求人しか持ってきていないのですが、
後日ピッタリの物をお持ちしますので
もう1度だけお時間下さい…と述べたそうです。
しょうがねーなーと思いながら
3日後に再度お会いしてみると…。
今度は上司と一緒に現れたそうで、
しかもバイト案件の話しはどこに行ってしまったのか、
何とその上司はK先生に対して
常勤先を変えましょう!
アルバイトなどしなくとも
充分な収入が稼げる職場に行きましょう!と
目をキラキラさせながら提案してきたそうです。
しかし今の職場を気に入っているK先生は、
常勤先を変えるつもりはないので、
良いバイト先がないなら帰りますけど…と言ったそうですが、
先方は年収2500万円以上の求人をいくつも並べ立て、
さあどれにしますか?と
微笑みながら言ったそうです。
う~ん、この人は完全にダメだ。
まったくこちらの事を考えていない。
そう考えたK先生は、
失礼しますと席を立ったそうです。
それでも先方はなぜ?という表情で
こんないい話しを蹴るなんて
K先生、後で後悔しますよと
捨て台詞まで吐いたそうです。
後々知ったそうですが、
繋いでくれたMRの会社は
このエージェントが運営するサイトに
宣伝広告を掲載しており、
掲載場所や回数などの便宜を図ってもらっている手前上、
いい求人あったら紹介してよ…などの話しがあった際には
このエージェントを紹介せざるを得ないのだそうです。
K先生は業界の仕組みというか、
業者同士の忖度を実際に見て、
こういうところにはお願いしたくないね~。
ちょっとあちこちに声を掛け過ぎたかな…と
反省したそうです。
結果的には同僚医師がよく使っている
エージェントからいいバイト先を紹介してもらって
今はそこで働いているそうです。
同じエージェントでも天と地ほどに違うね。
こっちが何を考えているのか、
必死になって理解しようとしてくれたからね。
これからはその会社とだけお付き合いするそうです。
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