おはようございます。
医師のキャリアプランを中心に
転職、開業、経営シーンで支え続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。
ゼロサムゲームのような争いは
本来的には望ましくないと思います。
弱肉強食は動物界では自然ですが、
私たち人類が取るべき選択肢とも思えないんです。
しかしグローバリズムが進み
世界と戦っていく為には
わが国固有の文化や伝統に固執し過ぎてはいけませんよね。
本日のブログのタイトルは、
【 医師として生存戦略上有利な決断とは? 】 といたしました。
これからの医療業界はどうなるのか?
不確定要素が多い時は
未来の予測がつきにくいです。
そして現状の我が国の医療業界は
まさにこの状況であると言えますよね。
いろんな先生方と意見交換をしたり、
現場の状況を伺ったりしていると
本当に予測不能な時代だなと痛感します。
課題は山積みなれど
抜本的な解決先はなかなか見えてこず、
小手先の対応に汲々としていますからね。
まあ医療業界全体としての流れに関しては
私にもどうしようもありませんので、
やはり私は仕事柄、個々の医師たちがどうなるのか?
またどうすべきかについての方が関心が高いです。
そしてその意味では、
長く続く医師不足をどう解消するのか?が
最大の課題になると思います。
これが結果的に過重労働の根本的な要因となり、
バーンアウトや、
臨床からの逃避、
急性期からの離脱、
最悪の場合には
過労死などに繋がっている訳ですからね。
働き方改革も医師は数年先に延期となりました。
厚労省は医師は
過労死水準と言われる残業時間でも良いと
驚くような議論をしています。
医師を増員するか?
患者の受診機会を抑制するか?
医療機関の統廃合を進めて集約化するか?
いずれかをせねば
医療現場は疲弊するばかりです。
しかし現状の議論を見ていると
決して良い方向に変化するとは思えません。
自分の身は自分で守られねばなりませんね…。
変化に医師はどう対応すべきか?
望む望まないは別にして、
今後も今までと同じように変化は
必ずやってくると思われます。
変化の度に翻弄される医療現場としては
効果的でない変化など勘弁してくれと思うでしょうが、
国も財政再建の為には必死でしょうから
増え続ける医療費を何とかしようと
例え小手先だろうが変化をさせずにはおれません。
そんな変化に対して
医師はどのように対処すべきでしょうか?
突き詰めて考えると、
結局のところは
次の2つのいずれかを選ばざるを得ないと思います。
ひとつはどんな変化が起ころうと
マイペースに我が道を歩むという
「達観」での対応。
適度に対応し適度に無視する。
もうひとつは変化の先鞭に立ち、
イチ早く対応してしまう「トップランナー」での対応。
変化の波に乗っていく。
おそらく前者の方が容易です。
後者は特別な人脈や情報ソースが必要であり、
そして器用さや勘の良さなどもないといけません。
よって前者のマイペース型、
変化を達観して己の道を歩むのが良さそうです。
ふむ、やはりキャリアプランが重要になります。
準備、計画があれば、
変化に適応する事は
そう難しくないと思うのです。
複数の生き残り策を持って生存戦略を立てましょう!
生存戦略…。
生物が生存するために、
自然環境に適応しようとする戦略。
遺伝的行動、学習的行動なども含む。
人間が生存するために、
社会環境に適応しようとする戦略。
我が国の職業の中でも
医師の資格は最強であると私は考えています。
ところが最強だからこそのやっかみや僻み、
足を引っ張ろうとする人は少なくないんです。
しかし医療業界の変化は今後避けられず、
医師も生存戦略を持っておいた方が無難そうです。
では生存戦略とは具体的に何を差すのか?
私が医師の生存戦略として
重要になるのではないかと考えるのは、
① 心身を労わりましょう。
医者の不養生なんて言葉がありますが、
ご自身が倒れてしまっては元も子もありません。
② いざという時に備えてキャリアプランを練っておきましょう。
備えあれば患いなしという言葉がありますが、
備えがないと変化に慌てて対応せねばならず、
焦っての決断は失敗の要因となります。
③ 人脈を作っておきましょう。
情報収集が容易な時代ですが、
誰にでも手に入るネット上の情報に価値はありません。
本当に有益な情報は
人を介して入手できるケースが多いです。
同業者も、非同業者も、
良い情報を持っている人、
事例やノウハウを持っている人とは
ネットワークを持っておくのが最善です。
サバイバルの仕方は
ひとつやふたつではありません。
しかしこの①~③は
どんな手法を取るにしても、
良い準備に繋がるのではないかと思います。
決断とは「決めて断つ」と書きますね。
決める事ができないのは情報不足です。
断つ事ができないのは準備不足です。
生存戦略とは
事前にどれだけ「準備」をしておくか?
ここに尽きるのではないかと考えます。
それでは、また…。
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