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今ある求人ではなくオリジナル求人のほうが医師の転職は成功します!

2023年6月21日by gnetdoctor

 

おはようございます。

医師が転職や開業を通して
より良い未来を手にするために
キャリアプランの重要性を発信し続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

いつも言うことではありますが、
転職はあくまでも手段であって
転職を目的にしてしまうと
大事な人生の転機で失敗することになりかねません。

転職できればいいなんて
そんなことあるはずがないですよね。

だって今よりヒドイ職場だったら
転職する意味がないですから。

そうではなく、
何らかの実現したい目的があって、
その目的を果たすために転職をするわけですよね。

この目的を明確化するために
私はキャリアプランを推奨しているのです。

目的が不明瞭なまま転職活動を始めると
判断軸や判断基準がありませんから
わかりやすい指標にすがるしかなくなるんです。

これが年収をはじめとした
条件や待遇となってしまうのですね。

目的が年収アップだったらいいんですよ。
でも、その結果、
医師としての魂を売らなければならなかったり、
労働時間や当直・オンコールが激増するなら
ちょっと問題だと思うんです。

転職を成功させるためには
この「目的」を明らかにすること
つまりキャリアプランこそが
最重要であると私は声を大にして言い続けます。

 

本日のブログのタイトルは、
【 今ある求人ではなく
オリジナル求人のほうが医師の転職は成功します! 】

といたしました。

 

<目次>
1.なぜ転職エージェントは求人推しなのか?
・経験の浅いスタッフでもできるから
・責任を放棄できるから
2.本物のエージェントにとっての求人とは?
・ミスマッチなら「ない」と同じ
・無から有を創るプロフェッショナルな求人リサーチ
*まとめ

 

 

1.なぜ転職エージェントは求人推しなのか?

当ブログではもう何年も前から
求人案内しかしない転職エージェントに対して
大きな疑問を呈してきました。

残念ながらその懸念はドンピシャに当たっており
多くのエージェントが医療機関や医師から
信頼を勝ち取ることができていない…どころか、
不信感を持たれてしまっています。

そして案の定、業績も悪化させているのですね。

求人紹介はあくまでも転職支援のなかの
イチフェーズでしかありません。

いくら何万件もの求人があっても、
裏事情がたっぷりの高条件求人をかき集めても、
それが医師のためにならないなら意味を成しません。

だいたいなぜ求人推しになるかと問えば、
それがエージェントにとって「楽」だからなんです。

そんな勝手な理屈で
いつまでもビジネスができると思う方が間違いです。

今後、AIが益々浸透してくれば
その程度のサービスしか提供できないエージェントは
退場を促されることになるのではないでしょうか?

事実、開店休業状態のエージェントは
すでに少なくありませんし、
労働局の方から聞いた情報によると
1年間に1件の成約もないエージェントは
何と少なくないようなんです。

 

・経験の浅いスタッフでもできるから

なぜ転職エージェントは「求人」推しなのか?

その理由の大きな理由のひとつは、
経験の浅いスタッフでもできるから…です。

医療業界で働いたことがなく、
転職支援の経験もない人が
入社して少し研修を受けて
さあキャリアアドバイザーです!と
普通に仕事をしてしまう医師の転職エージェント業界。

経験豊富なコンサルタントが担当しますと言いながら
その会社の求人を見ると
未経験歓迎で募集を掛けている…。

医療はそんなに甘くないですよね。
別に医学を詳しく知る必要まではありませんが、
医療という大まかな知識は絶対に必要です。

でも時間が掛かります。

社員に対して研修や勉強会を何度も開いて
何年も掛けて育成するなんて
そう簡単にできることではありませんし、
しようとすらしていません。

でも売上は上げなければならない。

そこで出てきたのが「求人」です。
求人案内しかしない。
求人を選んでもらう。

これならできないことはありません。
でも、これ、誰のため?何のため?でしょうか。

少なくとも求人側である医療機関のためではなく、
求職者である医師のためでもありません。

そうなんです。
恐ろしいほどに自社都合なんです。

 

・責任を放棄できるから

本物の転職エージェントなら
入職後に責任を持つのは当然です。

でもそんなの知ったこっちゃないという
情けない転職エージェントが存在するのも確かです。

何件もの求人を案内して、
その中から先生に選んでもらう。

こうすれば選んだ求人に問題があっても
それは先生が選んだんでしょと言えるわけです。

事業としてあまりにも不誠実ではありますが、
責任を回避しつつ
売上を上げる常套手段なんですね。

こんなことをしているから
転職エージェントの地位が上がらないんだと
私などは大きな憤りを感じますが、
残念ながら大手紹介会社を中心に中堅から中小まで
どこもかしこも当たり前のように行っています。

昔はそうだった。
早くそう言いたいのですが、
求人以外に「売り物」を見つけないと
できないことでもあるんですね。

誠に微力ながら
私は業界内からより良い紹介事業のために
声を上げ続けてまいります。

是非とも医療機関の採用担当の方々にも
稚拙な紹介しか行わないエージェントは使わぬよう、
また医師の皆さまも
自社都合の求人紹介しかしないエージェントは利用せぬよう
ご協力をいただきたいところです。

 

<参考>
求人主導の誤った転職活動をしない為に医師求人サイトのカラクリを暴露します!

 

 

2.本物のエージェントにとっての求人とは?

転職活動においては
「求人」は絶対に必要です。

私が述べているのは
求人紹介「しか」しない
求人紹介「だけ」する
求人紹介に「重き」を置くということです。

別に求人なんてなくていいというわけではなく、
求人に頼り過ぎると
転職を失敗することもあり得ますよということです。

当たり前ですけど
求人は大事なんです。

でも求人「だけ」じゃないんです。
求人「だけ」にフォーカスしてしまうと
どうしても条件の良し悪しだけでしか
判断が付かないんですね。

だって求人サイトを見ても、
転職エージェントからの案内を見ても
求人の内容って概要だけじゃないですか!?

詳細まで把握できるようなものは
ほとんどありませんよね。

それで正しい判断をしろと言っても
私は無理だと思います。

私が転職エージェントとして思うのは
今ある求人ではなく
新たに求人をイチから作るような
そんな展開こそが必要なんじゃないかということなんです。

 

・ミスマッチなら「ない」と同じ

だってよく考えてみて下さい。

ある先生に教えてもらったのですが、
大手の転職エージェントに登録をしたら
頻繁に何件もの求人が送られてくるんだけど
情報量は少なく、その質も信頼に足りず、
こんなの何件送ってもらっても
どうしようもないよね…と。

つまり判断に足りない情報が
いくら手に入っても
その価値は無に等しいということなんですよね。

しかもですよ、
あ、この案件は良さそうかもと問合せをしてみたら
タッチの差で他の先生に決まってしまいましたとか、
すでに充足してしまいましたと言われ、
他にもっといい求人があるのでご面談しましょうとか、
おかしな展開になるケースは少なくありません。

あえて穿った見方をすれば、
これってそもそも先生方の気を惹くためだけの
ダミー求人なんじゃないかとすら思えるのですね。

なぜこんなことを言うかというのは
以前に私が参加した転職エージェントの集まる勉強会で
ダミー求人を掲載して求職者の気を惹け!とか
ドクターとのやり取りは女性の名前で行え!とか
こんなバカげたアドバイスを講師がしていたことがあるんです。

私は、はあ?そんな虚偽を勧めるなと
ぶっちゃけかなり頭に来ました。

ところがですよ、
周囲を見渡すと…
何となるほど!みたいな顔をして
一生懸命にメモを取っているではありませんか?

こ・こいつらバカか!
嘘を付けって言ってるんだぞ。
ふざけるなと思わないのか?

私は絶対にこんなことをしませんし、
こんなことをしている人を許しません。

でもこういうことを
先生方に問合せをもらうために
平気でする人間が一定数はいるということでもあります。

いかに「求人」というものが
信頼に値しないかの一例ですよね。

私のような専門家が見れば、
求人サイトを見ていると
あ、これはあそこの病院だなとわかります。

そして条件を見て、
ん?あそこの病院でこの条件は出ないだろうと
無理やり高年収に仕立てあげてるんじゃないか?

そんなふうに思うこともしばしばです。

そして求人「だけ」に重きを置く
最大のデメリットは
その求人は先生のためのものではなく、
多くの医師のものであるということです。

つまり個別的ではない、
オーダーメードではない、
とにかく多くの先生に目にして欲しいという
そういう一般化したものなのですね。

それを自分に当てはめるって
おそらく無理でしょう。
当てはまらないと思いますよ。

 

・無から有を創るプロフェッショナルな求人リサーチ

では、どうしたらよいのか?
いくつか策はあるんです。

その一例として
弊社の取り組みをご紹介します。

私が転職エージェントをするなかで
絶対に譲れないポリシーとして持つのが
「オーダーメード」型であるということです。

例えば同じ40代前半の先生で、
同じ消化器内科の先生で
内視鏡をバリバリしたい共通項があっても、
価値観の違いを把握すれば
ご紹介する医療機関って異なってくると思うんです。

それを消化器科内科の先生ならここ!みたいな
安易な発想では
エージェントとして2流と言わざるを得ません。

システムでマッチングをする弊害ですし、
あまりにも表層的に仕事をしている証明なんですよね。

ある先生にお声掛けをいただき、
翌日にシステムが選んだ求人を送るなんていう
そんな甘っちょろい仕事を弊社はいたしません。

オーダーメードと謳っているのですから、
先生と詳しい打合せをした後に
その先生のためだけに動きます。

イチから求人を探すのです。
時にはゼロから求人を作り上げます。

このスタイルですと
最初からその先生のためだけに動くのですから
出てきた求人もピッタリなんです。

今ある求人を提案して
お茶を濁すようなことをしてちゃ
もう通用しないと思うんですよ。

医療機関だって
高条件だけで医師に求人を薦められることは
あんまり望んでいないと思いますし、
医師の皆さんだって
確かに条件はいいけど
実際にこの医療機関に入職して
どんなことができるのか?
全く見えない求人を案内されても
心に響かないと思うんですね。

求人自体には
どこの医療機関のものでも
ごく普通の価値があります。

しかしそれを生かすも殺すも
それを仲介する転職エージェント次第なのですね。

先日、面白いことがありました。

弊社にご相談にいらした先生。
その前に数社のエージェントに登録していて
ある病院の求人を各社から提案されていたそうです。

ところがあまりにも提案の質が低くて
病院の意図するところがわからず、
スルーしていたそうなんですね。

弊社より同じ病院の求人を提案したところ
ようやくわかりました、是非受けたいですと
その後の話しもトントン拍子で進みました。

同じ病院の同じ求人なんですよ。
弊社が介在することで
一般向けの求人内容が
その先生向けに微調整されて、
なおかつ募集背景から詳細情報までお伝えすることで
先生が理解をされたわけです。

どこにでもある求人って
誰でもいいから釣りたい内容です。

それをオリジナルに変えていくのが
転職エージェントの仕事です。

この重要な業務をやってるところは少ないです。
実に情けない話しですが…。

 

<参考>
高年収求人で医師を釣った転職エージェントと医療機関側の戸惑いとは?

 

 

*まとめ

当ブログでは
求人主導型の転職は避けたほうが良いと
何度も何度も書いてきました。

その意味合いをご理解して下さる先生が
徐々に増えてきているのは嬉しいですが、
まだ求人数は多ければいいとか
非公開求人には魅力があるとか
高条件の求人を探しているとか
そういう先生も少なくありません。

転職エージェントの魔術に引っ掛からないで下さい。

これでは仲介する必要がないんです。
右から左に流すだけで
バカ高い紹介料をいただくなんて
もう通用しない状況になっています。

医療機関の医師招聘担当の方によく言われます。

エージェントによって
信頼度には相当の差があります。
正直、付き合いたくないエージェントもいます。

今後間違いなくエージェントも
事業が成り立たなくなるところが増えるでしょう。

本当の意味での価値ある転職支援ができるかどうか。

是非とも先生方には
そこを見極めていただいて
良い転職をしていただきたいです。

それでは、また…。

 

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