警察から携帯に電話が掛かってきて
メチャクチャ慌てたS先生。
事情聴取をさせて欲しいということで
警察署に来れる日を聞かれました。
な・なぜ俺が?
何か悪いことしたのか?
全然身に覚えがなかったらしいですが、
〇〇クリニックの件でと言われて
あ!とピンと来たそうです。
S先生自身も
すでに忘れかけていましたが
〇〇クリニックの某地方都市の分院で
S先生は院長になっています。
もともと〇〇クリニックの法人理事長は
S先生の昔からの知り合いでした。
急に管理医師が辞めることになり、
しばらくでいいから名前を貸して欲しいと
懇願されたらしいんです。
開設管理者ではなく
管理医師だから
まあ少しの間ということだし、
〇〇先生なら悪いようにしないだろうと思い
安請け合いしてしまったようです。
医師免許などの書類を渡し、
手続きが終わると戻ってきました。
もちろん勤務実態はありません。
ぶっちゃけどこにあるのか?
どんな診療をしているのかも
詳しくは全然知らなかったそうです。
S先生自身も事情を知らないのですから
警察に事情聴取されても
答えられることはほとんどなく、
何が何だかチンプンカンプンです。
お・オレ、まだ院長になってたんだ。
そんな認識だったそうです。
概略としては
自由診療を幅広く行っていた〇〇クリニック。
施術を受けたある患者さんが
火傷を負ったらしく
クリニックに苦情を言ってもなしのつぶて。
致し方なく警察と保健所に駆け込んだらしいです。
そこで保健所がクリニックに監査に入ると
院長がいない。
スタッフも1度も会ったことがないと言っている。
これを問題視した保健所は
警察と一緒に事情を調べ始めたそうです。
当然、最も責任を取るべきなのは
医療法人の理事長です。
しかしこの理事長…
他のクリニックでも問題が続出しており
なんと海外逃亡中だとか。
その結果として
S先生に警察から連絡が入ったようです。
取りあえず警察には
自分でわかる範囲のことはお答えしました。
今後どうなるのか…
S先生自身もわからないそうですし、
どんな処分が下るのかも全然わからないようです。
こんなことになるなら
名義貸しなんてしなければ良かった。
そう後悔するS先生ですが、
何もせずに報酬をもらっていたのですから
身から出た錆とも言えなくもないです。
毎日不安に思うS先生ですが、
すでにもうどうしようもありません。
キレイなバラには棘があるではないですが、
オイシイ話しには裏があるものですね。
名義貸しは止めましょう。
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