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医師の退職理由の中で「教授」に問題あるケースはかなり多いです!

2018年8月21日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを
事例、ノウハウを提供しながら
転職、開業、経営シーンでサポートし続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

我が国の医療は転換期に来ていると思います。

今まで上手く行っていたシステムにも
様々な部分で限界が露呈しており、
早晩大きな改革をせざるを得ないと感じます。

そのひとつが「教授」を頂点とした
ピラミッドではないでしょうか?

本日のブログのタイトルは、
【 医師の退職理由の中で「教授」に問題あるケースはかなり多いです! 】
といたしました。

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大学教授だって大変だ!?

別にこの記事で大学教授を批判したい訳ではありません。

むしろひと昔前と比較すると
大学教授って全然おいしくないんですよね。

大学から出る給料は決して高くないし、
ちょっと前までは製薬会社などに協力して
講演したり、レポートを書けば
結構なお金が入ってきたのに
最近では機会も減ったし、金額も減ったし…。

退官後も今まではどこかの病院が
院長、副院長などで高待遇で迎えてくれたのに
最近はそんなポストも減ってきている。

主任教授と平教授のいさかいもあれば、
他科の教授との争いもあり、
准教授や講師、医局長、医局員からの突き上げも
年々厳しくなるばかり。

早く教授を辞めたいなんて先生もいるし、
絶対に教授になんてなりたくないという先生もいますよね。

白い巨塔のように、
絶対的な権力を持っている教授なんて
今では夢みたいなもんで、
意外と大学教授も大変な仕事なんですよね。

ただし一部の地方では、
いまだにとんでもない権力を持っている所もあり、
大学によってかなり異なるようですけど…。

大学教授の転職支援!

実は私自身、
今まで何度か大学教授の転職支援に
携わった事があります。

いずれも大学教授だから
それを活かした転職を…ではなく、
自分は町医者になるつもりだったのに
いつの間にか大学に居続けてしまった。

医師としての最後は町医者として
本来やりたかったプライマリの領域で診療したいんだ。

概ねこのような感じの
非常に健全な転職でありました。

またこういう教授たちは
ホントに良い先生でした。

別に偉ぶるところもないし、
残り短いキャリアを全うしようと真摯だし、
医師として、人として、
素直に尊敬できる方々でした。

ですから私は大学教授に
ネガティブなイメージなんて全くないんです。

転職をお手伝いさせてもらって
とても楽しかったし、勉強にもなったし、
教授に喜んで頂けて私も嬉しかったですしね。

逆に大学教授に
医局員を紹介して欲しいと頼まれた事もあります。

正規のフィーは支払えないけど、
ポケットマネーで多少出すから…と
かなり切実なお話しだったのですが…。

転職理由は教授です!

ところが…です。

世の中にはいい教授ばかりではなく、
とんでもない教授も存在するんですよね…。

パワハラ。
アカハラ。
セクハラ。

何度となく伺いました。

こんな教授には天罰が落ちて欲しいところですが、
権力を欲しいままにして
悪代官のように生き残っていますね。

まあ昨今では教授に限らず、
政治家だって、理事長だって、会長だって、
お偉いさんの倫理観を疑うような出来事は多く、
社会全体の中でリーダー層の問題が
クローズアップされてますよね…。

だいたいが医師の転職理由って
まあ弊社にご相談頂ける医師は
相当にレベルが高くて良い先生が多いのですが、
7割くらいはポジティブです。

キャリアアップ。
症例経験をさらに積みたい。
夢を叶える事のできる環境に移りたい。

ところが3割くらいはネガティブな理由もあって、
このほとんどに教授が関わっています。

派遣先の病院を変えて欲しい希望を伝えると
この県で働けなくしてやろうかと脅された…。

退職の申し出をすると
もう医者を辞めるのか?
医者として働きたいなら許さないと言われた。

妊娠の報告をすると
今の状態で子供を産めるなんて
いい身分だな…と呆れられた。

毎日細かいミスを指摘され続けて
ノイローゼになりそうだ…。

休む事が許されない。
深夜も、土日も病院に来ないと
やる気がないと決めつけられる…。

教授回診でいつも暴言を吐かれる。
君などいらないと言われるが、
辞めるというとさらに叱られる。

この論文は私の名前で出さないかと言われた。

医局員の好き嫌いが激しく、
嫌いな人間とはコミュニケーションを取らない。

まあいくつもこのような話しは聞いてきましたが、
正直、世間一般では許されないと思う事ばかりです。

そりゃ辞めるという選択肢を
意識せざるを得ませんよ。

前述したように、
人としても、医師としても、管理職としても、
素晴らしい先生方も多いだけに、
ごく一部の事と思いたいですが、
あまりにも頻繁に耳にするのも事実なんですよね…。

教授というシステム

どんな組織だって
ヒエラルキーは存在すると思います。

イチ時期フラット型の組織が叫ばれましたが、
それほどには広まらず、
やはりヒエラルキー自体はある程度あった方が
組織は上手く動く側面もあるのでしょう。

そもそもどんな組織だって
ある程度の期間で新陳代謝されるべきですし、
そうあらねば権力というものは腐敗するのでしょうね…。

旧態依然とした組織の馴れの果てと言いますか
すでに今までのヒエラルキーを含めたシステム自体が
消化不良を起こしているのかもしれません。

臨床研修制度が改革されて
大学医局の力は弱まりましたが、
東京医大の件などを見ても
いまだ残っている旧態依然のこの状況は許されず、
おそらくさらなる改革が行われるのではないかと思われます。

自浄能力が作用するか?

問われているのはこれだと思います。
すでに良い方向に向かっている医局もある訳ですし、
退局しても良き思い出となっている
模範となるべき組織だってありますからね。

教授自身が変わるか?
他の人が教授になるか?

これは理事長、学長の問題でもあるのでしょうが、
大学自体が自ら変わらねば
大きな波が来るような気がします。

医療って
お上から見ると
口出ししたくなりますからね…。
良くも悪くもですが。

トップは3年でバカになる!

私が以前38歳で某社の社長になった時に
経営者の大先輩から言われたのが
トップは3年でバカになる!でした。

それを防ぐ為には
トップ自身の謙虚さが大事であり、
権力は腐敗する事を前提に
倫理や道徳を学びなさいと教わりました。

その後、いろいろありましたんで、
私自身どの程度の理解ができているのか何とも言えませんが、
これは格言だなあと思い、
頭に叩き込みました。

日大アメフト部、ボクシング連盟、東京医大、
きっと他にもたくさんあると思います。
まだ話題になっていないだけで…。

組織のトップは自らを振り返らないと
これから相当痛い目に合うでしょう。

時代は変わったのです。

いつまでも変わらない自分のままでは
許されなくなるでしょう。

大学教授も同様です。
権力は腐敗するものなのです。
トップが謙虚さを失うと…。

それでは、また…。

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