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医師臨床研修マッチングの中間結果をどう読み取るか?

2018年10月9日by gnetdoctor

おはようございます。

医師のキャリアプランを軸にして
転職、開業、経営シーンでサポートし続ける
ジーネット株式会社の小野勝広です。

毎年の事ではありますが、
やはり研修医がどの医療機関を選ぶのか?は
医療業界のトレンドを知る為にも
抑えておきたいですよね。

本日のブログのタイトルは、
『 医師臨床研修マッチングの中間結果をどう読み取るか? 』
といたしました。

医師 臨床研修マッチング 研修医 初期研修 採用サイト 医師の働き方改革 大学病院ランキング 新専門医制度 キャリアプラン キャリア相談 転職相談 ジーネット株式会社

臨床研修マッチング中間ランキング発表!

先日、日経メディカルでニュースになってましたので、
すでにご覧になった方も多いでしょうが、
当ブログでも取り上げさせて頂きます。

毎年この時期恒例の臨床研修マッチング中間ランキング発表。
なぜかちょっとしたドラマが起きるんですよね~。

記事の概要としては、

・大学病院の1位は東京大学。
・昨年まで4年連続で首位だった東京医科歯科大学は2位。
・昨年度5位の京都大学が3位。
・初期研修医採用サイトが話題になった獨協大学が5位。昨年20位から躍進。
獨協大学初期研修医採用サイト Dの血族 (これホント面白い!)
・東京医科大学は昨年33位から53位へ。入試不正問題の影響か。

詳しくは下記をどうぞ。
「医師臨床研修マッチング2018」中間結果ランキング
マッチング中間、5年ぶりに東京大学が首位奪還

さて、やはり気になるのは獨協大学と東京医科大学。

獨協大学のサイトは斬新。
かなり医学生の間でも話題になっているようですね。

果たして来年以降、真似する大学は出るのか?
はたまたこれを超える斬新さを狙う大学はあるのか?

これだけサイトの力で獨協大学が躍進したとなると、
他大学も何かするのではないかと注目です。

それと東京医科大学…。

ああいう事件があった訳ですから
ランクダウンも致し方ないのでしょうが、
やはりちょっと寂しいですね…。

経営陣は退陣したし、
学長は女性が就任。
そもそも現場は全く関係ない話しですし、
個人的にはむしろ逆に狙い目か?なんて思ってましたけど
やはりイメージダウンは避けられないんですね。

医師の働き方改革が叫ばれる中、
医療現場で奮闘する方々に対して
モチベーションを下げるような心無い発表が
厚労省や医師会から出ていますが、
万が一大学関係者が余計なひと言を述べてしまうと
研修医がサッと逃げてしまうかもしれませんね。

大学病院ランキング!

さて、それでは下記ランキングを記します。
(1位希望人数のランキングです)

1位 東京大学
2位 東京医科歯科大学
3位 京都大学
4位 杏林大学
5位 獨協大学
6位 順天堂大学
7位 和歌山県立医科大学
7位 筑波大学
9位 東海大学
9位 関西医科大学
9位 鹿児島大学
12位 九州大学
13位 広島大学
13位 旭川医科大学
15位 兵庫医科大学
16位 大阪医科大学
16位 大阪市立大学
16位 京都府立医科大学
16位 神戸大学
20位 慶応義塾大学
20位 昭和大学
22位 長崎大学
23位 佐賀大学
24位 奈良県立医科大学
24位 岡山大学
24位 福岡大学
27位 日本医科大学
27位 金沢大学
27位 聖マリアンナ医科大学
27位 山梨大学
31位 川崎医科大学
31位 北里大学
33位 香川大学
33位 久留米大学
33位 大分大学
33位 金沢医科大学
37位 東京女子医科大学
37位 埼玉医科大学
39位 藤田保健衛生大学
40位 愛媛大学
40位 大阪大学
40位 名古屋市立大学
43位 浜松医科大学
44位 東京慈恵会医科大学
44位 愛知医科大学
46位 北海道大学
46位 東北大学
46位 三重大学
49位 自治医科大学
49位 帝京大学
49位 近畿大学
49位 山形大学
53位 千葉大学
53位 東京医科大学
53位 宮崎大学
53位 横浜市立大学
57位 信州大学
57位 札幌医科大学
59位 福井大学
59位 新潟大学
59位 岐阜大学
62位 岩手医科大学
62位 熊本大学
62位 徳島大学
62位 滋賀医科大学
66位 東邦大学
66位 富山大学
68位 日本大学
69位 琉球大学
70位 鳥取大学
71位 島根大学
72位 高知大学
73位 福島県立医科大学
73位 産業医科大学
75位 群馬大学
75位 山口大学
77位 秋田大学
77位 弘前大学
77位 国際医療福祉大学
80位 東北医科薬科大学
80位 名古屋大学

情報源はこちらです ↓
日経メディカル 大学病院ランキング

ざっくりの感想ですけど、
やはり医療は西高東低なんですかね…。
東北地方がどうしても苦戦か。

それと意外と
国公立大学の順位が高くないような気がしました。

まあこの順位が大学の本質である訳ではなく、
あくまでも臨床研修マッチングに限定した話しですからね。

市中病院はどうか?

さて市中病院の概要としましては、

・虎の門病院がついに1位。
・首位陥落とはいえ聖路加病院は強し。
・自治体系病院も健闘。
・ここ数年武蔵野赤十字病院が高い充足率。
・やはり東京都内の病院に人気が集まっている。

こんな感じですね。

東京がダントツ、そして神奈川、千葉、埼玉、
関西では大阪、兵庫、他は愛知、福岡など
やはり都心部の病院が強いのが
良くも悪くも気になります。

果たして新専門医制度の影響や、
医師の働き方改革なども関連しているのでしょうか…。

市中病院ランキング!

それでは市中病院のランキングをお知らせします。
(こちらも同様に1位希望人数のランキングです)

1位 虎の門病院
2位 聖路加国際病院
3位 武蔵野赤十字病院
4位 日本赤十字社医療センター
5位 都立多摩総合医療センター
5位 亀田総合病院
7位 国立病院機構九州医療センター
8位 さいたま赤十字病院
8位 横浜労災病院
10位 東京医療センター
11位 国立病院機構埼玉病院
11位 国立国際医療研究センター病院
13位 飯塚病院
14位 大阪市立総合医療センター
15位 神戸市立医療センター中央市民病院
15位 尼崎総合医療センター
15位 倉敷中央病院
18位 NTT東日本関東病院
19位 横浜市立市民病院
20位 愛知県厚生連安城厚生病院
20位 国立病院機構熊本医療センター
22位 加古川中央市民病院
23位 済生会横浜市南部病院
23位 東京都立墨東病院
25位 東京警察病院
25位 聖隷浜松病院
27位 上尾中央総合病院
28位 横浜市立みなと赤十字病院
28位 藤沢市民病院
30位 大阪警察病院
30位 松戸市立総合医療センター
30位 奈良県総合医療センター
30位 名古屋第一赤十字病院
34位 横浜南共済病院
34位 東京都健康長寿医療センター
34位 東京逓信病院
34位 長崎医療センター
34位 沖縄県立中部病院
34位 総合病院国保旭中央病院
40位 京都市立病院
40位 高槻病院
40位 総合病院土浦協同病院
40位 山梨県立中央病院
40位 地域医療既往推進機構徳山中央病院
40位 名古屋第二赤十字病院
46位 兵庫県立西宮病院
46位 姫路赤十字病院
46位 聖マリア病院
49位 国立病院機構京都医療センター
49位 東京北医療センター
49位 市立豊中病院
49位 石巻赤十字病院
49位 君津中央病院
49位 日本赤十字社和歌山医療センター
49位 宮崎県立宮崎病院
49位 トヨタ記念病院
49位 大阪急性期・総合医療センター
58位 住友病院
58位 一宮西病院
58位 河北総合病院
58位 東京都立駒込病院
58位 静岡赤十字病院
58位 山形県立中央病院
58位 市立四日市病院

情報源はこちらです ↓
日経メディカル 市中病院ランキング

市中病院の方が東京一極集中が目立ちますね。

それだけ人口も多いので致し方ありませんが、
関東でしたら埼玉、千葉にもどうぞと言いたいです(笑)。

研修医だってキャリアプランを!

ちょっと気になったのが、
充足率で見ると大学は
鹿児島大学、日本大学、国際医療福祉大学の3校だけが
100%以上なんですね。

一方で市中病院に関しては、
たった2病院以外は全て100%を超えていて、
200%超え、300%超えもざらにあるんです。

ん~、これをどう見るか?

当然、定員数が大学の方が圧倒的に多いから…という
厳然たる要因はあるものの
多くの医学部生が市中病院を望んでいて、
定員オーバーで致し方なく大学病院に目を向けるという
構図が透けて見えます。

あくまでもデータ上から気づいただけなんですけど、
いったい大学病院はどうなちゃうんだろう…と
若干不安になりますね。

まあそれは置いといて
国家試験に合格して晴れて医師免許を取得し、
これから医師として羽ばたく若い皆さんには
早い段階からキャリアプランを持っておいて頂きたいと思います。

それが自分自身の医師人生にプラスになりますし、
方向が定まっているからこそ、
目標が明確だからこそ、
ハードな勤務から多くの事が学べると思いますので。

そう言えば私自身も
過去何名か初期研修医や後期研修医の先生方から
ご相談を受けた事があります。

もちろんすぐの転職云々ではなく、
今後のキャリアに向けてのご相談でしたが、
真剣な眼差しで話しを聞いて下さる姿勢を見て、
非常に頼もしく思いました。

これからも医師のキャリア相談はお受けしますし、
別にすぐに転職や開業をする必要はありません。

良い意味で事例やノウハウを持つ我々を利用して頂き、
将来に向けた有用な情報収集となって
良いキャリアプランを描いて頂けたら嬉しいです。

そして何かの機会にお役に立てるなら
そりゃさらに嬉しいです(笑)。

それでは、また…。

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