おはようございます。
医師のキャリアプランを軸にして
転職やクリニック開業で希望を叶えるサポートをする
ジーネット株式会社の小野勝広です。
100%の満足を得ることなんて
そうはないかもしれません。
でも妥協できる範囲ってものがありますし、
まさか20~30%ではさすがに満足度は低いですよね。
本日のブログのタイトルは、
【 オファーされた条件がちょっと良くない気がする医師…。 】
といたしました。
オファーされた条件に納得がいかない…。
巷では医師は高年収と思われています。
しかしハードな勤務、長い拘束時間を考えると
果たしてどうなのか?議論はあるでしょうね。
大学病院、自治体病院、民間病院、クリニック、
医師にもその他、様々な勤め先があり、
診療科目や卒業年次、症例経験、スキルなどによって
多少の条件の差はあるものの
ある程度の相場というものは存在します。
なので私のような仕事をしていると
それなりにお話しを伺えれば
だいたいこれくらいの年収相場なのだろうな…と
予測は付きますし、
それはまあまあ合っています。
もちろん100%なんて言えませんし、
想像より高い年収の場合もあり得ます。
ただ高い分には良いと思います。
先生が満足して働いていて、
医療機関側がその先生を買っているなら
誰かが口を挟む問題ではないでしょう。
ところが時々ですが、
え!と思うくらいに
相場よりも低い年収の先生もいます。
キャリア的にも、仕事内容的にも、
え~、そんな水準ではないと思うけどなあ…と
つい思ってしまうようなケースです。
そりゃご本人がそれで満足しているなら良いのでしょうけど、
大概がこういうケースでは不満を持っていたりするのですね。
先日もある先生からご相談を頂き、
ご自身で見つけた病院からオファーされた条件が
どうも相場よりも低いと思うのだがどうかな?と…。
その先生のキャリアを考えると
確かにその条件は低かったです。
もしうちが動けば
もっと良い条件の所は見つかるだろうなと
正直思いました…。
今回の転職で優先すべきはなにか?
結論を申し上げますと、
上記の先生はその病院にお世話になる事を決断しました。
今回の転職は目的があって、
その目的を果たす為には
この病院以外ではなかなか実現できない…。
だから条件面は不満だけども
まずはこの病院でお世話になる…と。
小野さんはバイト先を探してよ…という事になったのですが、
素晴らしい決断だと思います。
転職って条件だけじゃありません。
この先生はご自身が描いたキャリアプラン上で
ここの病院がマッチすると判断した訳ですね。
これでいいと思います。
年収にこだわる転職、
働き方にこだわる転職、
キャリアアップにこだわる転職、
特殊な症例経験を身に付ける転職、
プライベート重視の転職、
人によって様々な目的があると思います。
当ブログではいつも申し上げているように
キャリアプランとは
中長期的な視点で考えるべきものですし、
オリジナルな自分らしいもので良いのです。
この先生のご決断は尊重できますし、
ご自身の優先すべきものを
よくわかっていらっしゃるのですから
私は拍手をしたくなりました。
転職はあくまでも手段です。
しかし目的を果たす為の手段なのですね。
目的が曖昧な転職は失敗しがちですから
しっかりと目的を果たすべく
転職すべきかどうかを考えるのが最善です。
入職するか?止めるか?の瀬戸際での悩み
とは言え、
年収が不満な転職って悩ましいです。
特に年収ダウンを飲むとなると
ご自身の問題だけでなく、
ご家族の事も考えなければなりません。
お子さんがこれから受験だとか、
住宅などの大きな買い物の予定があるとか、
こういったケースでは
ライフプランも慎重に検討すべきですね。
やはりキャリアプランのベースには
ライフプランが必要です。
この条件を飲むかどうか?
このまま入職するか、止めるか?を決断する為には、
ライフプラン上でマイナスにならないか?
ご家族の賛成が得られるのか?
この点は避けて通れないと思います。
ライフプランをベースにしたキャリアプラン。
今までこの点を犠牲にしてきた医師は
少なくないと思われます。
患者の為、社会の為、そして自身の成長の為…。
それはとても有難いですし、
社会的にも価値のある事だとは思います。
しかし結果的に過重労働になり
バーンアウトしてしまってはいけません。
医師の仕事は短期で燃え尽きてしまうのではなく、
長期的に無理なく診察し続ける事が肝要です。
若い内はハードさも必要かもしれません。
医師として一人前になるまでは
多くの時間を働き、多くの症例経験を積む事も大事です。
しかし中堅からベテランに差し掛かった医師は
働き方を変えていくのも検討した方が良いです。
まだまだ先生の力を必要としている患者は多いのですから
無理して燃え尽きないように
上手くセルフコントロールして頂きたいです。
残念ながら我が身を守るのは自分だけ…と
医療政策を見ていると感じますので。
それでは、また…。
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